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第十四話 リラとルラ

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「ただいま~」
「おかえり~」
「お、今日もあの子達と遊んできたのか~?」
「あ、はい……」
「仲いいな、将来の嫁さんはあの子達だったりしてな!」
「そうね、あの子達ならいいかもね~」
「まだ早いですって~」
「はは、いいじゃないか……あの子達は将来美人になるぞ!!」
「あはは~お風呂行ってきま~す」
「おう、行って来い!」

 風呂に入り、夕食を食べる。
 その後自室に入り、本を開く。
 読んでいる本は魔法の本だ。
 この世界は前の世界の異世界転生物の小説と同じく魔法が存在する。
 ただ違うのはこの世界は魔法の種類が多いのだ。
 それぞれ得意な魔法の特性がありそれによって威力が変わってくる。
 大まかに分けると、この世界の魔法は自然魔法・錬成魔法・治療魔法・特殊魔法の四大魔法に分けられる。
 そこから自然魔法は火・水・雷・風・聖・陰の6つに分かれ、錬成魔法は錬金・投影・錬成・魔術の4つ等分けられ、さらに固有の名称で分れる。
 魔法を使う際には適性があるらしく、それによって魔力消費や扱いは異なってくるのだ。
 魔法適性は六歳で冒険者ギルドで測るそうだ。
 後一年で適正魔法がわかるまでは無理せず、魔法の知識を勉強するのだった。


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