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第三十五話 ラーメン
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『……』
互いに無言でラーメンをすすり……たかったのだが、あまり麺類を啜るのが上手くないのと、熱いので蓮華の上で小さいラーメンを作って、吹いてから食べる。
えへへ、美味しい。
多分魚介系のスープなのだろう。
あっさりとしているが、決して手を抜いていたり、出汁をケチっているわけではない。
魚の風味が鼻をくすぐり、舌の上でうまみが主張した後、くどくなりすぎる前に喉奥へ消えていく。 細めの麺ではあるがしっかりもちもちとしていて、スープとよく絡んでいる。
メンマも歯ごたえが良いし、ふとすれば物足りなく感じてしまうスープを、とろとろのチャーシューが補っていて言うことがない。
いい店だ、おいしい。
設置されていた胡椒を振りかけてみれば、また一味変わる。
華やかで刺激的な風味、ちょっとピリッとした辛さが食欲をあおり、次へ、また次へと箸が進む。
『ご馳走様』
気が付けばスープまで飲み干していて、隣のウニとほぼ同時に丼を返していた。
「なに?」
「別に、何でもねえよ」
こちらをじっと見つめ、何か言いたげなウニ。
目つきが元々悪いので、まるで私を殺そうとしているようにも見える。
もう少し柔和な表情を浮かべられないのか。
何か切り出してくるかと思って少し待っていたのだが、何も言ってこない。
こいつは苦手だ。
何も用がないのなら帰らせてもらおう。
「あっ、ちょ、ちょっと待てって!」
「なに?」
「う……あ、アイスでも食いに行かね? 奢るからさ」
「えぇ……」
去ろうとした瞬間、右手をグイっと引っ張られ止められる。
ようやく口を開いたと思えば、この寒空の下アイスを食わないかという提案。
話に誘うにしたってもう少し何かあるだろう、まあ乗るんだけど。
◇
「ほら」
「ありがと」
コンビニの端、全面ガラス張りの席に座り待っていると、横からウニが真っ白なソフトクリームを差し出してきた。
受け取り、ぺろりと舐める。
ひんやりとして甘い。
店内は空調が効いていて暖かく、ラーメンで火照った体にアイスの冷たさが染み、案外心地よかった。
「なあ、協会の職員にならないか?」
行きかう車のテールランプを目で追い、ウニが口を開いた。
「やだ」
「やだ、じゃねえよ! ……お前も聞いてんだろ、探索者は一年で三割は死ぬんだよ。特にお前みたいなソロはな。お前がどんどん強くなっていってるのは分かる、向いてるんだろうな。それでも……」
筋肉にも一度誘われているが、断ったのをウニは知らないのだろう。
いや、それだけじゃない。
私がダンジョンで使い捨てられたことも、きっと筋肉はほかの人に教えていないのだろう。
ムキムキピクピクな見た目に反して律儀な奴だ、やっぱりあいつは信用できる。
しばしアイスを揺らし、逡巡するように口をパクパクするウニ。
そういえばウニはキャベツを食べさせると、身が詰まって美味しくなるらしい。昨日見たネットニュースにそう書いてあった。
果たして目の前のウニの口にキャベツを突っ込めば、もう少し目つきと態度が丸くなるのだろうか。
「俺さ、15の頃探索者になったんだよ」
「ふーん」
「興味なさそうだな……まあそれでな、色々あったんだがダチが死んでさ、俺だけが生き残ったんだよ。昔から力だけは強くてな」
中肉中背な見た目のウニだが、見た目に反して筋力があるらしい。
がむしゃらに武器を振って友人を殺した敵を倒して、そのまま逃げるようにその場を離れてから探索者をやめたと。
それからダンジョンに入ろうとは思わないが、お前は死に急ぐみたいで見ていられないと。
……妙に最初からとげとげしかった理由は分かった。 一応私を心配して、やめさせようと画策していたらしい。
へたくそか。もう少しかける言葉というものがあるだろうと指摘すると、ウニは眉をしかめて顔をそむけた。
危ないからやめろ。
安定した協会の仕事を仲介するし、それでいいじゃないか。
言いたいことはわかる。でも……
「でも私は、ダンジョンを回るのが好きだから」
「……っ」
未知のものと遭遇して、少し走っただけで疲れていた身体が強くなって、楽しかった。
いつも何かに怯えていた私には、ダンジョンで命を燃やして戦うということが……でもほんとうに、それだけなんだろうか。
ウニへ言い切ったはずの私の言葉なのに、それに強い確信は持てないでいた。
私には今、私がどうしてダンジョンで戦っているのかわからなかった、
私がダンジョンに潜るのは、現実逃避に近いのかもしれない。
戦って、けがをして、普通の人として社会の歯車に上手く嵌まれなかった自分自身を、どこかゴミ屑のように扱うことで許されようとしているのかもしれない。
いったい誰に許されようとしているのか、それは分からないけれど。
「はぁ……なんでそうなるかなぁ……」
「だめ?」
「ダメだけど俺が何言っても聞くつもりないだろお前……」
コーンの先を口に放り込み、ガシガシと髪をかき回すウニ。
長々とため息を吐き
「……死ぬなよ」
「忠告のつもり?」
「当たり前だろ!」
一度死んでいる私には、あまりに今更な話だ。
互いに無言でラーメンをすすり……たかったのだが、あまり麺類を啜るのが上手くないのと、熱いので蓮華の上で小さいラーメンを作って、吹いてから食べる。
えへへ、美味しい。
多分魚介系のスープなのだろう。
あっさりとしているが、決して手を抜いていたり、出汁をケチっているわけではない。
魚の風味が鼻をくすぐり、舌の上でうまみが主張した後、くどくなりすぎる前に喉奥へ消えていく。 細めの麺ではあるがしっかりもちもちとしていて、スープとよく絡んでいる。
メンマも歯ごたえが良いし、ふとすれば物足りなく感じてしまうスープを、とろとろのチャーシューが補っていて言うことがない。
いい店だ、おいしい。
設置されていた胡椒を振りかけてみれば、また一味変わる。
華やかで刺激的な風味、ちょっとピリッとした辛さが食欲をあおり、次へ、また次へと箸が進む。
『ご馳走様』
気が付けばスープまで飲み干していて、隣のウニとほぼ同時に丼を返していた。
「なに?」
「別に、何でもねえよ」
こちらをじっと見つめ、何か言いたげなウニ。
目つきが元々悪いので、まるで私を殺そうとしているようにも見える。
もう少し柔和な表情を浮かべられないのか。
何か切り出してくるかと思って少し待っていたのだが、何も言ってこない。
こいつは苦手だ。
何も用がないのなら帰らせてもらおう。
「あっ、ちょ、ちょっと待てって!」
「なに?」
「う……あ、アイスでも食いに行かね? 奢るからさ」
「えぇ……」
去ろうとした瞬間、右手をグイっと引っ張られ止められる。
ようやく口を開いたと思えば、この寒空の下アイスを食わないかという提案。
話に誘うにしたってもう少し何かあるだろう、まあ乗るんだけど。
◇
「ほら」
「ありがと」
コンビニの端、全面ガラス張りの席に座り待っていると、横からウニが真っ白なソフトクリームを差し出してきた。
受け取り、ぺろりと舐める。
ひんやりとして甘い。
店内は空調が効いていて暖かく、ラーメンで火照った体にアイスの冷たさが染み、案外心地よかった。
「なあ、協会の職員にならないか?」
行きかう車のテールランプを目で追い、ウニが口を開いた。
「やだ」
「やだ、じゃねえよ! ……お前も聞いてんだろ、探索者は一年で三割は死ぬんだよ。特にお前みたいなソロはな。お前がどんどん強くなっていってるのは分かる、向いてるんだろうな。それでも……」
筋肉にも一度誘われているが、断ったのをウニは知らないのだろう。
いや、それだけじゃない。
私がダンジョンで使い捨てられたことも、きっと筋肉はほかの人に教えていないのだろう。
ムキムキピクピクな見た目に反して律儀な奴だ、やっぱりあいつは信用できる。
しばしアイスを揺らし、逡巡するように口をパクパクするウニ。
そういえばウニはキャベツを食べさせると、身が詰まって美味しくなるらしい。昨日見たネットニュースにそう書いてあった。
果たして目の前のウニの口にキャベツを突っ込めば、もう少し目つきと態度が丸くなるのだろうか。
「俺さ、15の頃探索者になったんだよ」
「ふーん」
「興味なさそうだな……まあそれでな、色々あったんだがダチが死んでさ、俺だけが生き残ったんだよ。昔から力だけは強くてな」
中肉中背な見た目のウニだが、見た目に反して筋力があるらしい。
がむしゃらに武器を振って友人を殺した敵を倒して、そのまま逃げるようにその場を離れてから探索者をやめたと。
それからダンジョンに入ろうとは思わないが、お前は死に急ぐみたいで見ていられないと。
……妙に最初からとげとげしかった理由は分かった。 一応私を心配して、やめさせようと画策していたらしい。
へたくそか。もう少しかける言葉というものがあるだろうと指摘すると、ウニは眉をしかめて顔をそむけた。
危ないからやめろ。
安定した協会の仕事を仲介するし、それでいいじゃないか。
言いたいことはわかる。でも……
「でも私は、ダンジョンを回るのが好きだから」
「……っ」
未知のものと遭遇して、少し走っただけで疲れていた身体が強くなって、楽しかった。
いつも何かに怯えていた私には、ダンジョンで命を燃やして戦うということが……でもほんとうに、それだけなんだろうか。
ウニへ言い切ったはずの私の言葉なのに、それに強い確信は持てないでいた。
私には今、私がどうしてダンジョンで戦っているのかわからなかった、
私がダンジョンに潜るのは、現実逃避に近いのかもしれない。
戦って、けがをして、普通の人として社会の歯車に上手く嵌まれなかった自分自身を、どこかゴミ屑のように扱うことで許されようとしているのかもしれない。
いったい誰に許されようとしているのか、それは分からないけれど。
「はぁ……なんでそうなるかなぁ……」
「だめ?」
「ダメだけど俺が何言っても聞くつもりないだろお前……」
コーンの先を口に放り込み、ガシガシと髪をかき回すウニ。
長々とため息を吐き
「……死ぬなよ」
「忠告のつもり?」
「当たり前だろ!」
一度死んでいる私には、あまりに今更な話だ。
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