死んでもお前の恋人にならない！！！

03 絶対お前に俺の精子🍼はやらない

始業式が始まる中、
俺は前の校長(クソハゲ親父)に
まんまと騙され、
そのままの流れで体育館に整列させられていた。

くっそマジであのハゲ頭。
この俺を騙しやがって💢💢
ふぅ…落ち着け、ここで顔にしてはいけない。
鬼○の女剣士も言っていた。
感情の整理ができないのは未熟者がやることだと。

「大丈夫ですか？緊張してます？」

誰だ、この俺が瞑想をしているってのに
邪魔してきた野郎は。
声の主へ目を向けると
話しかけてきたのは俺と同じ教室を引き継ぐ
2組の副担任、川名愛(ｶﾜﾅｱｲ)という人物だ。

スタイルもよく、色っぽい。
そして、おっぱいがでかい。
恐らくEはあるだろう。

今までにどれだけの男を
この胸でたぶらかしてきたのだろうか。

「初めてなことで緊張すると思いますけど、
  困ったことがあったら
  遠慮なく言ってくださいね♡」

谷間が丸見えだ…
やべぇ鳥肌が……:( ;˙꒳˙;):ﾌﾞﾙ。

実際この容姿やぶりっ子の性格のせいか
教師や生徒達からも人気があるようだ。

馬鹿な奴らだ、みんな騙されやがって！
この女のどこがいいんだ？
ただ人より脂肪をぶら下げてるだけの
尻軽雌豚じゃねぇーか。

「大丈夫ですよ。こういうのは慣れてるので。」

残念だったな！
例え困ってもお前に頼ったりしねぇーよ！！！

実はさっき職員室でイケメンそうな
男を見つけたのだ。

さっきは予定外なことがあって
話しかけられなかったが、
お前に話す暇があったらそっちに時間使うっての！

とはいえ、同じ仕事仲間なので多少の我慢はする。


「さすがですね♡ 
  でもでも、同じクラスを担当する訳ですし、
  一緒に頑張っていきましょうね♡
  あっ、仕事以外の事で仲良くしても
  いいんですよ？♡」

「ありがとうございます。」

「一緒に、『仕事』頑張っていきましょうね。｣

絶対お前に俺の精子🍼はやらない。

『では、五十嵐先生お願いします。』

「はい。」

おっと、もう俺の番か。
気持ちを切り替えなくては。

ここのハゲ校長に呼ばれた通り、
俺はステージへ出る。

偏差値が高い学校だし、
さぞかし顔が整ってるのかと思えば、
見るからにバカそうな猿共(生徒達)が
俺に視線を向けてるな。

「皆さんこんにちは！
  今日から皆さんと一緒に過ごす五十嵐恋です。」

どうだ、この完璧な挨拶と姿。
まさに高嶺の花だろ？
お前ら猿が一生関わることがない
この俺がお前らに話しているんだ。
耳の穴かっぽじってありかがたく聞くんだな！

みなが俺に見とれてる中、
一部のガキ共からヒソヒソ聞こえ始める。

まぁ、これも予想通りなんだけどな！

ﾋｿ「え！？なにあの先生、めっちゃカッコいい！」

ﾋｿ「あんなイケメンって存在するだ…」

「＿なので、皆さんと楽しい一年を
 送りたいと思います。以上です。」

「ありがとうございます。
  五十嵐先生には3年2組の担任をしてもらいます。」

「うそ？！うちらのクラスじゃん！」

「彼女とかいるのかな？」

「マジかよw絶対女子の奴らうるさくなるじゃん‪w」

「でも、俺あの教師とならやれるかも‪w」

「マジかよwお前ホモだったのか‪w」

「違ぇよ‪w」

「でも分からなくもない‪w」

「だろ？なぁ、テツは？」

「さぁ....どうだろうね。その場になんねぇと。」

「さすが、モテる男は違うね‪w」

「まぁね。‪」



ーこうして始業式は無事終えた。