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08 アネモネと怪物

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「へぇっ!?」

ードンッ
思わぬ出来事に、僕の重心は後ろに倒れてしまった。

「君、俺の事よう見てくるから
   てっきり嫌われとると思っとったで。」

きっと今の僕は間抜けな顔をしているんだろう。
それもそうだ、考えることが多すぎる。

まなぶくん、、、
一体どこまで知っているのだろう
そもそもずっと起きてたのか?

見ていたことも、
触れようとしていたことも気がついているとしたら?
では さっきの言葉も、、、?

自らの席で頬杖を着きながら、僕を見下ろす。
なんだか少し楽しんでいるようにさえ見えた。

「まさか、俺のことが好きとは、」

「ちっ、違う!」

「何が違うん?」

やっぱり、聞かれていた、聞かれてしまった…
あぁ…なんてことをしてしまったんだ……

そもそも なんであんな言葉を出してしまったのだ、
僕が誰かを好きになるなんて、
絶対にありえない、

誤魔化さなければ、

「これは、勝手に口にでていただけで…!」

「つまり、ふと口に出てしまったん?
  心が無防備な状態で無意識に出たなら、
  尚更それは天乃くんの本心やないん?」

分からない、
だって、好きってことは
相手に好意を持つことだろ?
仲良くなりたいとか、近づきたいって
思うことじゃないのか?

僕は当てはまらなくていいんだ、
いや、当てはめてはだめなのだ、
遠くからでいいんだ、
ただ見てるだけで、
なのに、

なんで、




彼を独り占めした優越感に浸ってしまったのだろうか





「でも、君ひどいやっちゃね」

「え…?」

「彼女がいるのに他の しかも “おとこ” が好きとか」

「彼女…?」

「ん?朝や昼休み毎日一緒におる子彼女じゃないん?」

「いや、あの子は…友達 だよ」

「…へぇ、なら君尚更酷いやっちゃな」

「?」

「だって彼女 君のこと 好き なのに」

蛍ちゃんが僕を 好き?

「そんなわけない。
  蛍ちゃんはただ僕のことを
  心配してくれてるだけで…
  別にそういうのじゃ…ない……」

「ふーん」

「…なに、」

「相手がどう思とるか分からんまま、
 君は勝手に相手の気持ちを決めつけ、
 否定すんねや。」

だってそうじゃないか。
誰も僕を愛さない。
こんな呪われた人間なんて。

「まぁ、ええけど。どーでも。」


さっきまで微笑んでいた君の顔が
一瞬つまらなそうな顔をした気がした。
なんだかいつもと少し雰囲気が違う様な、、、
けれど、直ぐに元の表情に戻った。


「なぁ、俺にどうしてほしん?」

「どうって?」

「君 俺の事好きなんやろ、キスして欲しいん?
   それとも俺と セックス したいん?」

「セッ!?」

まさか 君(偶像)からそんな言葉が出るなんて
想像もできなかった。

「男同士で、そんなこと…出来るわけないだろ!!!」

「………天乃くんってさ、童貞?」

「!?」

顔から火が出そうな程、熱が集まるのがわかる。

「まぁ、反応を見るからに図星やね。
 あと、男同士で セックス はできるで。」

ニッコリ笑顔を貼り付けた君は、
両手を使って文字通りの仕草を表現する。


「なんで、そんなことを聞くの…?」

「だって、俺のことが好きなんやろ?
 それって俺とどうなりたいか欲望があることやん。
 気持ちを伝えるってそーゆことやろ。」

「……」


僕は俯いてしまった。

つまり、
僕は君とどうにかなりたいって
思っていたということか?
だから あの言葉が出てしまったということか?
君を遠くから見てるだけでいいと思っていた僕が?


みんなの偶像である君を、

僕みたいな呪いでできた塊が
近づいていいわけが無いんだ。
隣に並ぶことさえおこがましい。


頭では分かっているはずなのに、

やめなければいけないのに、


なのに、
毎日君のことが知りたくて、知りたくて、
たまらない感情がどこかにあったことを
僕は知っている。


現時点、君とこうして話せて喜んでいる自分がいる。

君のことになると、
身体が 脳が 言うことを聞かなくなるんだ。


「はっきりせん、男やね。
 キスもセックスもちゃうなら






 “愛”を囁いて欲しい?」




“愛”
僕の人生から一番遠いい言葉、
なのに何故か、その言葉を聞いた時、
僕の心は揺れてしまった。

「…あぁ、なるほどね。」

何かに納得したように
君の顔はニタニタとしだした。
まるで別人と化のように。

まとわりつくように、
沼にハマるかのように、

「ええよ、
君が望むんやったら。
どんな事を言って欲しい?
言ってくれたらいくらでも囁いてあげるよ。」

君の声が僕に絡みつき、引きずり込む。
甘い言葉をかけながら、
上から見下ろしていたはずの君が、
今度は同じ目線で顔を近づける。





あぁ、綺麗だな





君はいつも相手が欲しい言葉や行動をくれる。
まるで何もかも分かってしまうかのように。

きっと君の中で、僕が特別になることはない。
君はみんなのものだから。
そして、君は誰にでも平等に接する。
まるで自分を作り出した存在のように、
みんなを 「愛して」あげる。




けれど
わかっているんだ





「君は誰も“愛さない”よ」




 


いや、
もしかしたら
全て君の手の平の上なのかもしれない。

僕達は操り人形で、
君の生きていく長い人生の中の
ほんの一部の記憶にも残らない程の駒でしかないのかもしれない、


それ以前に、駒にもならないのかもしれない。




けれど、
それでも



僕はきっと



君の記憶に残らなかったとしても


今君の目に写っているだけで



僕の短い人生の財産になることには変わらない。



「……どうしてそう思うの?」


「 なぜ?
僕がどれだけ君を見てきたと思っているだ」

なんだか笑いが込み上げてくるんだ。
考えてる事はぐちゃぐちゃなのに、
面白くてしょうがない。

夕日のせいだろうか、
視界が真っ赤に染まっていく。

君を見続けちゃいけない気がする、
そう思った僕は急いで目を手でおおった。

けれど
もう間に合わなかった。

あの言葉を否定しなくてはいけないのに、
頭ではわかっているのに、
溢れ出てくるものはそれとは真逆のもの、


「僕の人生 愛や恋 なんてもの僕の短い人生とは
 無縁な物と思って生きてきた。
 けれど、君が転校してたあの日
 僕の中の何かが変わった。」


そう、全てはあの日から始まったんだ_



「君は神に愛された存在で、みんなの偶像だ。
  最初は 妬ましくて、妬ましくて
  仕方がなかったはずだったのに……
  気がつけば君を目で追ってしまっているんだ。
  なんで……こんな…」

君が現れたあの日、
君は中性的な顔立ちをしていて、
教室に入るまでの姿ですら目が離せなく、

とても綺麗で、

僕の、いや 僕ら全員の視線を物にした。

こんなのが同じ世界で生きている事実すら、
受け止められない。
受け入れてたまるものか。


神様はなんて、不平等なんだろう。


僕からは奪うばかりなのに、
自分が愛する存在を僕の目の前に晒すなんて。


憎くて
憎くて
憎くて


けれど、目を離せない。


きっと
僕の中は器のようなものでできていて、
何の変哲も個性もないただの水が注がれている。

けれど、
君が現れたことにより何かが変わった。

まるで様々な色で僕の中を掻き回すように_
僕を無理やり別の色で埋めるように__


色んな感情が混ざって言葉にするのも喉につまる。
上手く吐きだけない、


この小さな水槽のような世界で
僕の考えを持った人は何人いるんだろう_


出会ってたったの数秒で
世の中の理不尽な出来事に
10代で気づいてしまった僕らは
彼の存在を素直に受け入れられるだろうか、


無理だ


たとえ全員でなくても、
何がなんでも受け入れたくないやつはいる。



なのに、君はみんなから愛される偶像となった。









あぁ…








いいな……













僕も君みたいな“偶像”になりたい。


















ー君が欲しい。
















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君を僕の物にしたら、
僕の運命も変わるんだろうか?







この呪われた運命から、








ードンッ
あれ、おかしいな。
さっきまで君が僕を見下ろしていたはずなのに、
今は君が僕の下にいる。



まただ、
同じような感情が僕の身体を支配する。


気がつけば僕の両手は彼の手を押さえつけていた。

逃れないように、
強く









ハァ




ハァ






真っ白な君の顔に
赤黒い点が君の頬を伝う_


けれど、
それは君のものではなく
僕から出ているものだった。



「あぁ……そうやんな。


  分かっとったで、
       

天野くんが本当は欲望にまみれた 
俺と同じ“同種”だってこと。」




君は嫌な顔なんてしなかった。
他人である鮮血を浴びせられ、
今の僕を見ても なお、
何ひとつ表情を変えたりしなかった。


「最後の質問、
天野くんは『9月の雨』の結末どう思ったん?」

「えっ、」

まさかの言葉だった。

「君がもっとる小説、カバーされとるけど、
全部 ション・ジェネリーの小説やろ」

支配されていた思考が突然クリアに戻る。

ショーン・ジェネリーの小説は有名であるが、
それは映画化の影響やリメイク版が出版されてから
知名度が広がった。
しかし、彼の原作である本は
質素な絵に題名が記載されているものばかり。
現に朝の会話ででてきた映画のタイトルも万人受けを狙った『愛する殺人鬼』と変更されている。

僕の傍にあるものは『9月の雨』

つまり、
この本があの映画と知っていることは、
君も僕と同じ
ショーン・ジェネリーの
真の読者であることを証明する。


「なんで……それに、映画は見てないんじゃ」



「ああ、映画は見てないで、
 俺は人間が動いてるだけのやつより、
 文字の方が好きやから。


 それで?君はどう思った?」




「僕は……ジャックは“愛していた”んだと思う。」


「なんで?」


「だって彼は、
 彼にとっての最大の愛し方で
 アリサを手にかけたから。」


そう、



ジャックにとっての愛は、“殺人”だったのだ。




「ション・ジェネリーの小説は、全てが繋がっている。
一つ前に出された小説、『アネモネの丘で』で虐待をされてた子供が、大人になるに連れ、やがて愛するものに手を上げてしまう。主人公は母親と同じになった事にショックを覚えたのと同時に、喜びを感じてた。

それはきっと、
痛みこそが“愛”だったのだ と考えたから。

ジャックは生まれつき、
ああ(殺人鬼)だったんじゃないと思う。
きっと『アネモネの丘で』の主人公同等、
いや、もしかしたら、あの話はジャックの昔を描いていたのかもしれない。

ジャックは“痛み”こそが“愛”と
そう教えられたのかもしれない。」


アリサは最後に『愛してる』とジャックに告げた。
だから、ジャックはアリサの愛に応えんだ。
心から愛する者として_





本当はずっと君とこんな話がしたかったんだ。



君だったら




「天乃……幸佑 だっけ」



もしかしたら 僕と



「俺と“同じ”だね」




同じ考えを持っているんじゃないかって。



こんな僕を見ても、君は逃げない。
そう分かると、僕は手を緩めた。

君はゆっくりと身体を起こし手首を触る。
彼の手首を見ると、
白く綺麗だった肌が青へと色を変えてしまった。


「あっ、ごめ_!!!」


「虐待された子が なぜ 
 愛する者に暴力を振るうことを辞めないのか
 分かるか?」


僕の言葉を遮るように、
君はもう一度僕に質問をした。



「人は貰ったものでした愛を返せないから。」




そう言いながら 
君は再び顔を近づけ、僕の人中を舐めた。
彼の口元を見ると、薄いピンクの色をしていた唇は僕の血液によって色を変え、



ーゴクッ



呪われている僕の一部を
君はなんの躊躇もなく体内へと飲み込んだ。



「なぁ こーすけ、






試しに俺と







 “恋愛”してみる ?」



2023.5/12


熱い果実のような君の唇が僕の唇が重なった。


別世界が広がっていたはずの教室は
夕暮れから夜へと姿を変えるのと同時に、

僕らの“関係”も変えた。









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