君と臓器とそれから愛を

桜崎 零(サクラザキ レイ)

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00. プロローグ

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ー 愛とは一体なんなのでしょうか。

相手を思いやることが愛でしょうか、
見返りを求めない関係を愛と呼ぶのでしょうか、 
はたまたどちらでもないのでしょうか、


もしこれらが愛とするならば


僕らの間に“愛”はなかった。


“愛”なんて生易しいものじゃなかった。


ならば、僕らの間にあったものは一体何なのでしょう


同い年で、クラスメイトで、恋人で、




ー“同性”で



君は言った、

「人は貰った愛でしか愛を表現できない。」

「殺人鬼は恋人を殺すことは愛だと言った。」

「“愛”は自由だから、不自由なんだ。」


僕が好きだった君は、
何もかもが完璧で、
みんなから愛されていて、


誰からも愛されていなかった



けれど、そんな君も僕はとても“愛していた”よ。




ー貴方たちの“愛”と名ずけたそれは

    本当に“愛”でしたか?



僕の恋人は、とてもいい人でしたよ。

何せ、

“自分の臓器を僕にくれたのだから_”














これは、

僕と彼が幸せになるまでの物語。
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