21 / 40
STAGE2
第21話 女神への感謝
しおりを挟む
「俺は狭間(はざま) 巡(めぐる)。あんたの名前は?」
「あ、し、失礼! 名乗るが遅くなりました」
俺が名乗ると、男はその場で立ち止まり自身の胸に右手を置いた。
見た目は山賊だがやはり立ち振る舞いは騎士のそれだ。
「オレは騎士見習いのルンド・アスラントだ!」
「見習い?」
「はっ!?」
聞き返すと、ルンドは慌てて自身の口を塞ぐ。
どうやら嘘を吐き通せない男らしい。
俺は咎めることなく止めていた足を進めながら、
「騎士じゃなかったんだな」
「そ、それは……すまない。咄嗟に騎士と言ってしまったことは謝る」
「別にいいさ。正体不明の男を前に見習いじゃ牽制にもならないからな」
「本当にすまない。二度とあなたを偽るような真似はしないと誓う。我が王に誓って」
ルンドは真摯な眼差しを俺に向けた。
どうやら根は非常に真面目な男らしい。
恐らく騎士という言葉も、俺に対する警戒心から出てしまったのだろう。
見習いだろうと騎士だろうと俺にとっては何ら支障はない。
「早速だが質問がある。長嶺美悠(ながみねみゆ)という女を知ってるか?」
「ながみね、みゆ……? ……いや、聞いたことがないな」
「ちなみに転移者や転生者の存在は?」
「いや、聞き覚えがない」
ルンドの顔を見る。
今までの態度から考えると、誤魔化そうとするば何か動揺を見せるだろう。
だが、目を合わせても泳ぐことはなく、全く嘘を吐いてるような素振りはない。
つまり――この世界では転移者や転生者の存在は、公(おおやけ)になってはいないのだろう。
(……どうしたものかな)
ユグド大陸の時は転移者は勇者として召喚される。
だからこそ直ぐに恋を見つけることができた。
だが今回は町に行って情報を得るということは困難だろう。
『いきなり手詰まりだな』
『ああ……』
事前にアルから聞いた話では、長嶺の転移からは一週間を経過した程度らしい。
恋の時は数ヵ月ほど経過していたが、異世界によって時間の流れは異なる。
転移者は異世界でどれだけの時間を過ごそうと、使命を全うして元の世界に送還されれば転移前の状況に戻るらしい。
その為、異世界時間経過はそれほど気にする必要はないそうだ。
唯一……異世界で死んでしまった場合は……いや、その可能性は今は考えないでおこう。
(……長嶺も転移者である以上、何か特別な力を持っているはずなんだよな)
その固有技能(ユニークスキル)を使う瞬間があれば――異転移者特有の力の波動を感じられるかもしれない。
今はそれを待つしかないか。
「難しい顔をしているな。その人は、ハザマがここにいることと関係があるのか?」
黙って歩いて行く俺を見て、ルンドはそんな疑問を向けた。
「そうだな。俺がここに来たのは人探しをする為だ」
「ナガミネ、だな。わかった。――今回の件が片付いたら、オレもできることは協力しよう! 父や母に尋ねられば何かわかるかもしれない!」
「助かる。その時はよろしく頼む」
もしかしたら何か情報を得られるかもしれない。
期待はせずに頼らせてもらうとしよう。
「あ、ハザマ――こっちだ!」
そう言ってルンドは右に曲がった。
入ったのは人が並んでギリギリ通れそうなくらいの道だ。
マグマが沸々と音を鳴らしていた場所から、少しずつ遠ざかっている。
それに応じて徐々に熱も引けて、気温も変化していた。
この辺りであればもう人が問題なく過ごせるだろう。
「そこだ! その扉の中に娘たちが閉じ込められてる」
環境が生み出した溶岩洞の先に、明らかに人が手を加えたとわかる石の扉があった。
扉の中央には鍵穴らしきものがある。
「なら救出するとしよう」
「鍵は山賊たちが管理しているんだ。まずはなんとかして鍵を奪わないと……」
「その必要はない」
俺は扉に右手で触れた。
瞬間――音もなく重厚な石の扉が消滅する。
「え……えええええええええええええええっ!?」
「そんな大声を出すな」
「ななななな何をしたんだ!?」
「消し飛ばした」
「触れただけだったろ!?」
「まあな」
だが、この程度の扉を消滅させるのならそれで十分だ。
『この程度のことで何を驚いているのだ?』
『まあ、普通じゃないってことだろうな……』
俺自身、少しずつでも『普通』を取り戻せなくてはと思う。
そうでなければ現代で生きることに問題が出てしまいそうだ。
だからおいおいとやっていこう。
「とりあえず山賊に攫われた娘たちを助けるとしよう」
「あ、ああ……そうだった! そうだ! 驚いてる場合じゃないな――みんな、助けにきたぞ!」
ルンドが扉の中に入った。
この見習い騎士の情報の通り多くの娘が拘束されている。
しかもその多くが年若い娘ばかりだった。
「あ、あなたは……」
「オレは騎士学校の見習いルンドだ。山賊の被害が多発しているという話を町の人々に聞いて、ここに潜入して……」
「わ、わたしたち……助かるの?」
疲弊しきって輝きすら消えていた少女たちの瞳に光が宿る。
今の彼女たちにとっては、俺たちの救助は信じられないほどの幸運であり、希望だったのだろう。
「……うん?」
その中の少女の一人。
薄汚れているが明らかに浮いた服装をしている少女がいた。
あれはまるで学校の制服のような――。
「ぇ……狭間(はざま)、くん……?」
確かに俺の名を呼んだ少女を見て、霞んでいた記憶が一気に蘇っていく。
長くてもふもふした癖っ毛。
優しく可愛らしく、そして利発的な印象を与える大きな瞳。
「長嶺か!?」
「うん――うん! 同じクラスの、長嶺美悠だよ。……良かったぁ、やっと知ってる人に会えた」
ずっと心細かったのだろう。
長嶺は涙を溢れさせた。
思いがけぬ邂逅。
俺はここに来て初めて、女神たちに感謝することになったのだった。
「あ、し、失礼! 名乗るが遅くなりました」
俺が名乗ると、男はその場で立ち止まり自身の胸に右手を置いた。
見た目は山賊だがやはり立ち振る舞いは騎士のそれだ。
「オレは騎士見習いのルンド・アスラントだ!」
「見習い?」
「はっ!?」
聞き返すと、ルンドは慌てて自身の口を塞ぐ。
どうやら嘘を吐き通せない男らしい。
俺は咎めることなく止めていた足を進めながら、
「騎士じゃなかったんだな」
「そ、それは……すまない。咄嗟に騎士と言ってしまったことは謝る」
「別にいいさ。正体不明の男を前に見習いじゃ牽制にもならないからな」
「本当にすまない。二度とあなたを偽るような真似はしないと誓う。我が王に誓って」
ルンドは真摯な眼差しを俺に向けた。
どうやら根は非常に真面目な男らしい。
恐らく騎士という言葉も、俺に対する警戒心から出てしまったのだろう。
見習いだろうと騎士だろうと俺にとっては何ら支障はない。
「早速だが質問がある。長嶺美悠(ながみねみゆ)という女を知ってるか?」
「ながみね、みゆ……? ……いや、聞いたことがないな」
「ちなみに転移者や転生者の存在は?」
「いや、聞き覚えがない」
ルンドの顔を見る。
今までの態度から考えると、誤魔化そうとするば何か動揺を見せるだろう。
だが、目を合わせても泳ぐことはなく、全く嘘を吐いてるような素振りはない。
つまり――この世界では転移者や転生者の存在は、公(おおやけ)になってはいないのだろう。
(……どうしたものかな)
ユグド大陸の時は転移者は勇者として召喚される。
だからこそ直ぐに恋を見つけることができた。
だが今回は町に行って情報を得るということは困難だろう。
『いきなり手詰まりだな』
『ああ……』
事前にアルから聞いた話では、長嶺の転移からは一週間を経過した程度らしい。
恋の時は数ヵ月ほど経過していたが、異世界によって時間の流れは異なる。
転移者は異世界でどれだけの時間を過ごそうと、使命を全うして元の世界に送還されれば転移前の状況に戻るらしい。
その為、異世界時間経過はそれほど気にする必要はないそうだ。
唯一……異世界で死んでしまった場合は……いや、その可能性は今は考えないでおこう。
(……長嶺も転移者である以上、何か特別な力を持っているはずなんだよな)
その固有技能(ユニークスキル)を使う瞬間があれば――異転移者特有の力の波動を感じられるかもしれない。
今はそれを待つしかないか。
「難しい顔をしているな。その人は、ハザマがここにいることと関係があるのか?」
黙って歩いて行く俺を見て、ルンドはそんな疑問を向けた。
「そうだな。俺がここに来たのは人探しをする為だ」
「ナガミネ、だな。わかった。――今回の件が片付いたら、オレもできることは協力しよう! 父や母に尋ねられば何かわかるかもしれない!」
「助かる。その時はよろしく頼む」
もしかしたら何か情報を得られるかもしれない。
期待はせずに頼らせてもらうとしよう。
「あ、ハザマ――こっちだ!」
そう言ってルンドは右に曲がった。
入ったのは人が並んでギリギリ通れそうなくらいの道だ。
マグマが沸々と音を鳴らしていた場所から、少しずつ遠ざかっている。
それに応じて徐々に熱も引けて、気温も変化していた。
この辺りであればもう人が問題なく過ごせるだろう。
「そこだ! その扉の中に娘たちが閉じ込められてる」
環境が生み出した溶岩洞の先に、明らかに人が手を加えたとわかる石の扉があった。
扉の中央には鍵穴らしきものがある。
「なら救出するとしよう」
「鍵は山賊たちが管理しているんだ。まずはなんとかして鍵を奪わないと……」
「その必要はない」
俺は扉に右手で触れた。
瞬間――音もなく重厚な石の扉が消滅する。
「え……えええええええええええええええっ!?」
「そんな大声を出すな」
「ななななな何をしたんだ!?」
「消し飛ばした」
「触れただけだったろ!?」
「まあな」
だが、この程度の扉を消滅させるのならそれで十分だ。
『この程度のことで何を驚いているのだ?』
『まあ、普通じゃないってことだろうな……』
俺自身、少しずつでも『普通』を取り戻せなくてはと思う。
そうでなければ現代で生きることに問題が出てしまいそうだ。
だからおいおいとやっていこう。
「とりあえず山賊に攫われた娘たちを助けるとしよう」
「あ、ああ……そうだった! そうだ! 驚いてる場合じゃないな――みんな、助けにきたぞ!」
ルンドが扉の中に入った。
この見習い騎士の情報の通り多くの娘が拘束されている。
しかもその多くが年若い娘ばかりだった。
「あ、あなたは……」
「オレは騎士学校の見習いルンドだ。山賊の被害が多発しているという話を町の人々に聞いて、ここに潜入して……」
「わ、わたしたち……助かるの?」
疲弊しきって輝きすら消えていた少女たちの瞳に光が宿る。
今の彼女たちにとっては、俺たちの救助は信じられないほどの幸運であり、希望だったのだろう。
「……うん?」
その中の少女の一人。
薄汚れているが明らかに浮いた服装をしている少女がいた。
あれはまるで学校の制服のような――。
「ぇ……狭間(はざま)、くん……?」
確かに俺の名を呼んだ少女を見て、霞んでいた記憶が一気に蘇っていく。
長くてもふもふした癖っ毛。
優しく可愛らしく、そして利発的な印象を与える大きな瞳。
「長嶺か!?」
「うん――うん! 同じクラスの、長嶺美悠だよ。……良かったぁ、やっと知ってる人に会えた」
ずっと心細かったのだろう。
長嶺は涙を溢れさせた。
思いがけぬ邂逅。
俺はここに来て初めて、女神たちに感謝することになったのだった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
異世界のおっさんフリー冒険者は固有スキル「傘を刺す」で最強無双だった
中七七三
ファンタジー
なんの恥ずかしげもないテンプレ展開。
超ブラック企業に務めるおっさん、サラリーマンはトッラク(以下略
んで、異世界に転生。
転生したのは、異世界有数の名門貴族。
そして、5歳になると「固有スキル」を与えられるのだ。
降臨の儀式で、天より魔具を授かり、それと一体となるこで「固有スキル」を発揮できる。
異世界に転生したおっさんも、儀式で魔具を授かる。
それは、彼を「異世界最強・無双」にするものだった。
余りに希少な能力に、周囲は騒然、盛り上がる。
しかし――
「いらねーよこんな魔具(もん)!」
転生した元おっさんは、そんなものは要らなかった。
魔具も「異世界最強・無双」の固有スキルもいらない。
めざすのは、まったりゆっくりのスローライフだ。
しかし、付与された魔具と固有スキルはもう切り離せない。
「なにが、高貴なる物の義務だ。クソか! アホウか!」
彼は家を飛び出し気ままな冒険者生活に入った。
それも、楽ちんな採取専門のフリー冒険者。
冒険者ギルドにすら所属していない。
「Sランク? なにそれ。いいよ適当で……」
しかし、彼の「異世界最強・無双」の力は魅力的すぎた。
実家からは、彼の「すご腕の婚約者」たちが、追手として放たれた。
3人の美少女達――
「もうね、彼の子をなせば、名門貴族の正妻確約なのよぉ!」
「あら、そう簡単にいくかしら?」
「愛してます…… 愛しています…… 愛しているのです……」
元おっさん、逃げ切れるのか?
気楽に、ゆったり生活できればそれで十分――
元おっさんサラリーマンにして、転生フリー冒険者に安息の日はやってくるのか?
(表紙は「英雄キャラクタージェネレータ|サクセス」様で作成したものです)
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
ゲームのモブに転生したと思ったら、チートスキルガン積みのバグキャラに!? 最強の勇者? 最凶の魔王? こっちは最驚の裸族だ、道を開けろ
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
どこにでもいる平凡なサラリーマン「俺」は、長年勤めていたブラック企業をある日突然辞めた。
心は晴れやかだ。なんといってもその日は、昔から遊んでいる本格的ファンタジーRPGシリーズの新作、『レジェンドオブインフィニティ』の発売日であるからだ。
「俺」はゲームをプレイしようとするが、急に頭がふらついてゲーミングチェアから転げ落ちてしまう。目覚めた「俺」は驚く。自室の床ではなく、ゲームの世界の砂浜に倒れ込んでいたからである、全裸で。
「俺」のゲームの世界での快進撃が始まる……のだろうか⁉
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
前世の記憶で異世界を発展させます!~のんびり開発で世界最強~
櫻木零
ファンタジー
20XX年。特にこれといった長所もない主人公『朝比奈陽翔』は二人の幼なじみと充実した毎日をおくっていた。しかしある日、朝起きてみるとそこは異世界だった!?異世界アリストタパスでは陽翔はグランと名付けられ、生活をおくっていた。陽翔として住んでいた日本より生活水準が低く、人々は充実した生活をおくっていたが元の日本の暮らしを知っている陽翔は耐えられなかった。「生活水準が低いなら前世の知識で発展させよう!」グランは異世界にはなかったものをチートともいえる能力をつかい世に送り出していく。そんなこの物語はまあまあ地頭のいい少年グランの異世界建国?冒険譚である。小説家になろう様、カクヨム様、ノベマ様、ツギクル様でも掲載させていただいております。そちらもよろしくお願いします。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる