31 / 56
第31話 サポーター組vs???
しおりを挟む
お互いの実力が知れた所で、俺は昨日作成した美亜・飯塚の戦闘能力についてまとめたファイルを2人のスマホに送った。
「成瀬美亜のオーパーツはイナヅチ。簡単に言うと雷を操る剣だ。薙ぎ払いと共に半円の雷撃を飛ばす【雷刃】、突きと共に雷撃のビームを飛ばす【雷槍】、剣を上に向けて、雷を落とす【雷砲】。この3つが主な技だ」
主な、というかアイツは多分この3つの技しか使えない。
「【雷刃】は出が速いが威力は低い。【雷砲】は威力・範囲共に強力だが剣を上に向けてから3秒程タイムラグがあり、その間は隙だらけだ。剣先を天から逸らせば攻撃も止まる。気をつけるべきは【雷槍】。出もそこそこ速い上に威力も高い」
「雷ビームか。何か対策はあるのか?」
「美亜は突きを放つ際に膝と肘を曲げる癖がある。そんで突きは必ず体の正面に放つ。そこに注視すれば避けられる」
凛空は律儀にメモ帳にメモを書き込む。
「オーパーツ自体はかなり強力。癖が無く、技のバリエーションもいくらでも増やせそう」
一色さんが言う。
その通り。イナヅチ自体はかなり強力だ。雷は足が速く威力が高く、更に攻撃を受けた相手を麻痺らせる効果がある。その雷を簡単に操ることができ、攻撃範囲もかなり広いイナヅチは優秀なオーパーツと言える。磨けばかなりのモノになる。
「宝の持ち腐れだな。動画を見たが、剣術はお粗末だ。いくらでも隙はある」
凛空は予習までしてきたようだ。根は意外に真面目だな。
「次に飯塚。コイツのオーパーツ“グランマ”は自由に大きさを変化させることができる斧だ。斧の柄を伸ばして間合いを伸ばしたり、斧をデカくして敵を圧し潰したりできる。飯塚自身もパワーがあって、巨大化した斧を振り回すことができる」
「動画を見る限り、こっちは隙らしい隙がねぇな。斧の扱いもまぁまぁだ」
「斧を伸ばせると言っても最長で6メートル。その外から魔法を撃てば安全に崩せる。三文字魔法以下しか使えないから遠距離戦ならまず勝てる」
しかし大きな問題が1つ。
「ただ、凛空と一色さんはオーパーツの補助が無いから7メートル以上の間合いを維持できないだろう。だからコイツは俺がやる。飯塚と接敵した場合は魔法を駆使して逃げてくれ」
「それは構わない。けれど、飯塚と成瀬が一緒にいたらどうするの? 遠・中・近距離、全てに対応できるバランスの良いコンビでしょ」
一色さんの言うことはもっともだ。だが、
「アイツらはすこぶるコンビネーションが悪い。一緒に居たならむしろラッキーだ」
「いやいや、さすがにコンビネーションの練習ぐらいしてくるだろ」
「それも無い。アイツらはプライドが高いからな。『相手がサポーターだけなのに、特訓なんてしたら恥』……って考えるだろう」
「けっ。舐めやがって」
「もし奴らが油断せず、ちゃんと準備してきたとしても、俺ならあの2人を確実に崩せる自信がある。嫌と言うほどアイツらの動きは見てきた。小さな癖から大きな癖まで網羅している」
さすがに俺の知っている癖全てをこの短期間に修正するのは不可能だ。
「……あなたは卓越した観察眼を持っている。そのあなたに常に観察され続けた成瀬美亜はあなたに絶対に勝てない」
「え? あ、はい。ありがとうございます一色さん、そこまで言っていただいて……」
「べ、別に。普通のこと」
「なんだおめぇ、さっきから歯切れが悪いっつーか、いつもと様子が違くねぇか? 女の子の日か?」
「【月華雷】!!」
凛空は一色さんが放った雷に焼かれた。
「ノンデリセクハラ男処すべし」
「み、味方に魔法使うんじゃねぇよ……!」
今のは凛空が100悪い。
「情報共有はこの辺りでいいだろ。コンビネーションの練習に入ろう。フィールドバトルは最初にクリスタルでランダムにステージのどこかに飛ばされる。転移位置によって3人すぐに集まることもできれば、戦いが終わるまで単独で動くことも、2人で戦うこともあるだろう。その全てに対応できるように、それぞれのペア3パターンの連携訓練とトリオの連携訓練をやる」
「異論はねぇが、相手はどうする?」
練習相手、か。
「……どうしよう。そういえば考えて無かったな。仮想敵……相手がシーカーだから、オッドキャットのシーカーに頼めたらいいんだけど」
カツン。と、背後で靴音が鳴る。
「その役目、僕がやろうじゃないか」
ニッコリ笑顔でそう言ったのはアビスだ。
俺達サポーター3人はその提案に激震を走らせる。
「アビス様!?」
「……さすがにお前はアイツらの代役にしては強すぎやしないか?」
アビスは1人でフェンリル全体を相手にできる。それぐらい別格だと練習にならない気もする。
「大丈夫さ。君達なら僕相手でも十二分に立ち回れるよ」
「面白れぇ! S級シーカーと戦う機会なんざ滅多にねぇぜ!」
テンションを上げる凛空。怯え気味の一色さん。
俺は2人のテンションのちょうど狭間だな。アビスと手合わせできるのは嬉しいってのが半分、練習になるか心配な気持ちがもう半分だ。
「僕に傷1つでもつけることができれば、君達はフェンリルに勝てるだろう」
アビスは撃った相手を重くする銃、罪と……そして対象が重い程威力を増す剣、罰を構える。
前回戦った時と違って、オーパーツ有りの全開の唯我阿弥数だ。その威圧感はあの直情型の凛空の足を竦ませるほど。
「……アビスが相手となると1ミリの連携のズレも許されない。凛空、一色さん、俺の指示をちゃんと聞いてくれ」
「わかってら!」
「了解」
「準備はいいかい? 始めるよ~」
アビスとの演習が始まる。
―――――――
面白かったらお気に入り登録&ハートの付与お願いします!
「成瀬美亜のオーパーツはイナヅチ。簡単に言うと雷を操る剣だ。薙ぎ払いと共に半円の雷撃を飛ばす【雷刃】、突きと共に雷撃のビームを飛ばす【雷槍】、剣を上に向けて、雷を落とす【雷砲】。この3つが主な技だ」
主な、というかアイツは多分この3つの技しか使えない。
「【雷刃】は出が速いが威力は低い。【雷砲】は威力・範囲共に強力だが剣を上に向けてから3秒程タイムラグがあり、その間は隙だらけだ。剣先を天から逸らせば攻撃も止まる。気をつけるべきは【雷槍】。出もそこそこ速い上に威力も高い」
「雷ビームか。何か対策はあるのか?」
「美亜は突きを放つ際に膝と肘を曲げる癖がある。そんで突きは必ず体の正面に放つ。そこに注視すれば避けられる」
凛空は律儀にメモ帳にメモを書き込む。
「オーパーツ自体はかなり強力。癖が無く、技のバリエーションもいくらでも増やせそう」
一色さんが言う。
その通り。イナヅチ自体はかなり強力だ。雷は足が速く威力が高く、更に攻撃を受けた相手を麻痺らせる効果がある。その雷を簡単に操ることができ、攻撃範囲もかなり広いイナヅチは優秀なオーパーツと言える。磨けばかなりのモノになる。
「宝の持ち腐れだな。動画を見たが、剣術はお粗末だ。いくらでも隙はある」
凛空は予習までしてきたようだ。根は意外に真面目だな。
「次に飯塚。コイツのオーパーツ“グランマ”は自由に大きさを変化させることができる斧だ。斧の柄を伸ばして間合いを伸ばしたり、斧をデカくして敵を圧し潰したりできる。飯塚自身もパワーがあって、巨大化した斧を振り回すことができる」
「動画を見る限り、こっちは隙らしい隙がねぇな。斧の扱いもまぁまぁだ」
「斧を伸ばせると言っても最長で6メートル。その外から魔法を撃てば安全に崩せる。三文字魔法以下しか使えないから遠距離戦ならまず勝てる」
しかし大きな問題が1つ。
「ただ、凛空と一色さんはオーパーツの補助が無いから7メートル以上の間合いを維持できないだろう。だからコイツは俺がやる。飯塚と接敵した場合は魔法を駆使して逃げてくれ」
「それは構わない。けれど、飯塚と成瀬が一緒にいたらどうするの? 遠・中・近距離、全てに対応できるバランスの良いコンビでしょ」
一色さんの言うことはもっともだ。だが、
「アイツらはすこぶるコンビネーションが悪い。一緒に居たならむしろラッキーだ」
「いやいや、さすがにコンビネーションの練習ぐらいしてくるだろ」
「それも無い。アイツらはプライドが高いからな。『相手がサポーターだけなのに、特訓なんてしたら恥』……って考えるだろう」
「けっ。舐めやがって」
「もし奴らが油断せず、ちゃんと準備してきたとしても、俺ならあの2人を確実に崩せる自信がある。嫌と言うほどアイツらの動きは見てきた。小さな癖から大きな癖まで網羅している」
さすがに俺の知っている癖全てをこの短期間に修正するのは不可能だ。
「……あなたは卓越した観察眼を持っている。そのあなたに常に観察され続けた成瀬美亜はあなたに絶対に勝てない」
「え? あ、はい。ありがとうございます一色さん、そこまで言っていただいて……」
「べ、別に。普通のこと」
「なんだおめぇ、さっきから歯切れが悪いっつーか、いつもと様子が違くねぇか? 女の子の日か?」
「【月華雷】!!」
凛空は一色さんが放った雷に焼かれた。
「ノンデリセクハラ男処すべし」
「み、味方に魔法使うんじゃねぇよ……!」
今のは凛空が100悪い。
「情報共有はこの辺りでいいだろ。コンビネーションの練習に入ろう。フィールドバトルは最初にクリスタルでランダムにステージのどこかに飛ばされる。転移位置によって3人すぐに集まることもできれば、戦いが終わるまで単独で動くことも、2人で戦うこともあるだろう。その全てに対応できるように、それぞれのペア3パターンの連携訓練とトリオの連携訓練をやる」
「異論はねぇが、相手はどうする?」
練習相手、か。
「……どうしよう。そういえば考えて無かったな。仮想敵……相手がシーカーだから、オッドキャットのシーカーに頼めたらいいんだけど」
カツン。と、背後で靴音が鳴る。
「その役目、僕がやろうじゃないか」
ニッコリ笑顔でそう言ったのはアビスだ。
俺達サポーター3人はその提案に激震を走らせる。
「アビス様!?」
「……さすがにお前はアイツらの代役にしては強すぎやしないか?」
アビスは1人でフェンリル全体を相手にできる。それぐらい別格だと練習にならない気もする。
「大丈夫さ。君達なら僕相手でも十二分に立ち回れるよ」
「面白れぇ! S級シーカーと戦う機会なんざ滅多にねぇぜ!」
テンションを上げる凛空。怯え気味の一色さん。
俺は2人のテンションのちょうど狭間だな。アビスと手合わせできるのは嬉しいってのが半分、練習になるか心配な気持ちがもう半分だ。
「僕に傷1つでもつけることができれば、君達はフェンリルに勝てるだろう」
アビスは撃った相手を重くする銃、罪と……そして対象が重い程威力を増す剣、罰を構える。
前回戦った時と違って、オーパーツ有りの全開の唯我阿弥数だ。その威圧感はあの直情型の凛空の足を竦ませるほど。
「……アビスが相手となると1ミリの連携のズレも許されない。凛空、一色さん、俺の指示をちゃんと聞いてくれ」
「わかってら!」
「了解」
「準備はいいかい? 始めるよ~」
アビスとの演習が始まる。
―――――――
面白かったらお気に入り登録&ハートの付与お願いします!
61
お気に入りに追加
127
あなたにおすすめの小説

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる