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第16話 葉村志吹、英雄への序章
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【望遠】で見えた。距離は500メートル先。
洞窟の中でも開けた空間にいる。松明で照らされた大部屋だ。あそこがアイツの巣か。
「マジであの時の……俺の腕を奪ったミノタウロスじゃねぇか……!」
赤い瞳、黒の肌、武器を持たない大木のような腕……間違いない。
足が竦む。
あの日の恐怖が背筋で蘇る。
如月はどこだ? ぱっと見、見当たらない……。
「!?」
赤眼のミノタウロスの背中に如月を見つけた。
まるで母親におんぶされる赤子のように、木の紐で括り付けられている。
まだ息はある。荒く呼吸しているのがわかる。が、抵抗できないぐらいには嬲られている様子だ。四肢欠損が無いのが幸いか。
なぜ如月を生かしているか。それは簡単な話、人質だ。
如月を壁にしているのだ。他のシーカーやサポーターと接敵した際、如月を盾にできるようにわざと生かして背負っている。あのミノタウロス、知恵がある上にあくどい。しかしそのあくどさのおかげで如月は生きている。
これなら今すぐ殺されることはない。アビスの到着を待って、それから仕掛けよう。
――本当にそれでいいのか?
「……黙れ」
分不相応な正義を抱いたもう1人の自分が問いかけてくる。
今すぐ助けなくていいのか? 彼女は誰に助けを求めた? ――と。
うるさい。自分勝手なことをして痛い目を見ただろうが。
俺の右腕はオーパーツの性質を持っているかもしれないが、あくまでかもしれないだけ。俺はこの義手の実態について何も知らない。もしオーパーツの性質を持っていると仮定しても、通常のオーパーツに比べて性能は遥かに見劣りする。
勝てるはずがない。
「……待ってろ如月、もうすぐアビスが――」
待ちの選択肢を選択しようとした俺の瞳に、如月の……紫色に変色した頬が映る。
痣じゃない。痣よりももっと濃い紫……アレは魔障か!
「くそ……なんつーことだ!」
魔障は魔物と長時間接触することで発症する病。魔物は常に瘴気を纏っており、それを吸い続けたり触れ続けるとああなる。
とは言え、薬1本で治るし、迷宮から出れば症状は止まり自然回復する。
だが今はまずい。薬を摂取するのも脱出するのも不可能。しかも現在進行形で瘴気を浴び続けている状態。
現状、いつ死んでもおかしくない! 早く薬を飲ませないと……!
俺は反射的に走り出す。しかし、赤眼のミノタウロスとの距離が51メートルまで近づくと反射的に動きを止めた。
赤眼のミノタウロスの魔境の範囲は50メートル。あと1歩で魔境に入る。そうなったらアイツに俺のことはバレるし、逃げるのも不可能になる。
あと1歩、あと1歩踏み込めば……その先は地獄だ。
前にアイツと会った時はたまたま上の階へのゲートが近くにあり飛び込むことができた。でも今はそんな奇跡は期待できない。なぜならあの大部屋から繋がる道はいま俺のいる通路のみ。確実にゲートはない。
――『自分の攻撃の効かない魔物の巣窟に置き去りにされることがどれだけ恐怖か! 危険か! わからねぇのか!!!』
飯塚に言った言葉がフラッシュバックする。
「……自分で言ったんじゃねぇか」
如月の息はある。だからこそ、如月は今、凄い恐怖と苦しみの中にいる。化物に背負われ、病に侵されるなんて……身の毛もよだつ程の絶望に違いない。
それでも彼女は生きることを辞めず、必死に呼吸している。
誰かの助けを待っている。
誰かの――
「動け……動け動け動けっ!!」
何を求めた? 何のためにこの街へ来たんだ!
英雄になりに来たんだろ!
ここで動けない奴が、そんな大層なモンになれるはずがない!
ここで動けなきゃ、唯我阿弥数には一生追いつけないっ!!
俺は選ばれし者じゃない。勇者じゃない。ただの一般人Aの臆病者だ。
それでも俺は、子供じみたこの夢に死ぬまで縋りつきたい!!!
「ああああああああああああああああああっっっ!!!」
俺は震える膝を何度も殴り、震えを止め走り出す。
魔境に足を踏み入れる。すると一瞬で赤眼のミノタウロスはこっちに視線を向けた。
「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」
地鳴りを起こすほどの咆哮。だが俺は意に介さず接近する。
ここまで来たらもう逃走は不可能。やるしかないっ!!
「【虚動幻影】……!」
大部屋に入り、すぐさま分身を生成。分身をミノタウロスに突っ込ませる。
ミノタウロスはまんまと分身に釣られ、分身に拳を叩きつけた。テーブルから落とされ割れたコップのように分身は散る。俺はその隙にミノタウロスの背後に回り、無詠唱の【風巻】で木の紐を裂いた。
ミノタウロスの背中から落下する如月をキャッチし、大きく後ろへ飛ぶ。
「……葉村……さん……!」
如月が、涙を浮かべた瞳で俺を見上げる。
俺は心の内の不安を覆い隠し、精一杯の笑顔を浮かべる。
「助けに来たぞ。如月」
絶望的な現実。それでも俺はまだ、夢の中にいる。
悪くないね……。
―――――――
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足が竦む。
あの日の恐怖が背筋で蘇る。
如月はどこだ? ぱっと見、見当たらない……。
「!?」
赤眼のミノタウロスの背中に如月を見つけた。
まるで母親におんぶされる赤子のように、木の紐で括り付けられている。
まだ息はある。荒く呼吸しているのがわかる。が、抵抗できないぐらいには嬲られている様子だ。四肢欠損が無いのが幸いか。
なぜ如月を生かしているか。それは簡単な話、人質だ。
如月を壁にしているのだ。他のシーカーやサポーターと接敵した際、如月を盾にできるようにわざと生かして背負っている。あのミノタウロス、知恵がある上にあくどい。しかしそのあくどさのおかげで如月は生きている。
これなら今すぐ殺されることはない。アビスの到着を待って、それから仕掛けよう。
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分不相応な正義を抱いたもう1人の自分が問いかけてくる。
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うるさい。自分勝手なことをして痛い目を見ただろうが。
俺の右腕はオーパーツの性質を持っているかもしれないが、あくまでかもしれないだけ。俺はこの義手の実態について何も知らない。もしオーパーツの性質を持っていると仮定しても、通常のオーパーツに比べて性能は遥かに見劣りする。
勝てるはずがない。
「……待ってろ如月、もうすぐアビスが――」
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痣じゃない。痣よりももっと濃い紫……アレは魔障か!
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それでも彼女は生きることを辞めず、必死に呼吸している。
誰かの助けを待っている。
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「動け……動け動け動けっ!!」
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それでも俺は、子供じみたこの夢に死ぬまで縋りつきたい!!!
「ああああああああああああああああああっっっ!!!」
俺は震える膝を何度も殴り、震えを止め走り出す。
魔境に足を踏み入れる。すると一瞬で赤眼のミノタウロスはこっちに視線を向けた。
「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」
地鳴りを起こすほどの咆哮。だが俺は意に介さず接近する。
ここまで来たらもう逃走は不可能。やるしかないっ!!
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「……葉村……さん……!」
如月が、涙を浮かべた瞳で俺を見上げる。
俺は心の内の不安を覆い隠し、精一杯の笑顔を浮かべる。
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