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第9話 寝言は嘘をつけない
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保健室のベッドの上にクレアは寝かされていた。
白衣を着たカラフルな色のロングヘアーの男性がそっとクレアに布団をかけた。
「過労からくる熱ね。命にかかわるものじゃないわ。錬金物を使わずとも、一日寝ていれば治るわよ」
女性口調で喋る彼は養護教諭のピーンレック。
医療錬金術に精通した錬金術師である。
「だからそんな顔しないの。患者に不安が伝染るでしょ」
「……」
「側にいてあげなさい」
ピーンレックはカーテンを閉め、クレアとヴィンセントを2人にする。
ヴィンセントはベッドの側の椅子に座るも、そわそわと膝を揺らす。カタカタカタ、とヴィンセントの踵の音が響く。
「ったく、体調管理ぐらいしっかりしろっつーの……」
ヴィンセントはクレアの寝顔を見て、膝を揺らすのをやめた。
(寝顔も色気ねーな。ホント、同い年とは思えね~)
と心の内で呟きつつも、彼女の寝顔に釘付けになってるヴィンセント。
クレアの目にかかった髪を、ヴィンセントが指で逸らす。
(それにしても……女に説教くらうなんざ、母上以来だな)
クレアの顔に、自身の母の影を重ねるヴィンセント。
「ん……」
「だ、大丈夫かよ」
苦しそうに表情を曇らせるクレアに、ヴィンセントはソワソワが止まらない。
「ろ……ん」
クレアがなにか言葉を発した。
「ど、どうした!?」
ヴィンセントは立ち上がり、右往左往した後、クレアの口元に耳を寄せる。
そして、ハッキリとクレアの言葉を聞き取る。
「……ろ、あん……」
助けを求めるように絞り出された名前は、自分の名前ではなかった。
「……」
ヴィンセントは諦めたように薄く笑った後、カーテンから外に出た。
「ちょっと、側にいてあげなさいって――」
「俺よりも相応しい奴がいる。そいつを呼んでくるさ」
ピーンレックはヴィンセントの憂いに満ちた横顔を見て、それ以上なにも言わなかった。
---
「ん……」
クレアが目を覚ましたのは昼過ぎだった。
まだ視界は不明瞭で、水晶越しに見ているようだ。すぐ側に男性が座っていることだけはわかる。
「ヴィンセント様……?」
男性は不機嫌そうにため息を漏らす。
「残念だったな、ロアンだ」
クレアは気を失う直前までヴィンセントと共にいたのでヴィンセントの名を口にしたに過ぎないのだが、ヴィンセントの名を呼んだことがロアンの気に障ってしまったらしい。
まだ脳内がぼやけているクレアは、そんなロアンの機微には一切気づかない。
「そっか……ロアン、私、どれくらい寝てたのかな?」
「ざっと3時間といったところか。試験前に根を詰めすぎたな。側に居ながら、お前に無理をさせた俺にも責任がある」
段々と意識がハッキリしてきたクレアは、一番気になっていることを問う。
「……エヴァリーと、話したのよね?」
「ああ」
「それで……また、組み直すの?」
もしロアンが再びエヴァリーと組みたいと言ったなら……クレアは止めようとはしないだろう。ロアンには確固とした目標がある、その目標を目指すにあたってエヴァリーと組むことがベストだと判断したのなら到底止められない。つい先日、試験で足を引っ張ったばかりの自分に止める権利はない。
そんなクレアの意思を感じ取ったロアンは、呆れた顔をする。
「そう何度もパートナーを組み直してたまるか。ハッキリと断ってやったさ」
クレアは布団で口元を隠し、
「ふーん。ま、断るって信じてたけどね」
「どうだかな」
ロアンは小さく笑った後、不意に真顔になった。
「……エヴァリーは吹っ切れた顔をしていたよ」
「ヴィンセント様もよ」
「ふん、厄介なライバルになるかもしれないな」
「ええ」
クレアも、そしてヴィンセントもあんな別れ方とはいえ元パートナーについては気がかりだった。吹っ切れたのはこの2人も同様である。
「ひょっとして、外、雨降ってる?」
雨音を耳で拾ったクレアは聞く。
「ああ。土砂降りだな」
「……雨の音、落ち着く。お兄ちゃんを思い出すから……」
「兄が居たのか?」
「うん。雨が降るとね、絶対外に散歩に行くの。雨が傘を打つ音が好きなんだってさ」
「……変わった奴だな」
「ホントにね。でも優しくて、大好きだった」
『だった』、と過去形で言うクレアの表情は寂し気だった。
「……どこ行っちゃったんだろ。アルレインお兄ちゃん……」
ロアンが兄について追及する前に、クレアはスースーと寝息を上げて眠りについた。
ロアンは「やれやれ」と一息ついて、クレアの頭に乗ったタオルを替えた。その後も、ロアンは小説を片手にクレアの側に居続けた。
―――――――
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白衣を着たカラフルな色のロングヘアーの男性がそっとクレアに布団をかけた。
「過労からくる熱ね。命にかかわるものじゃないわ。錬金物を使わずとも、一日寝ていれば治るわよ」
女性口調で喋る彼は養護教諭のピーンレック。
医療錬金術に精通した錬金術師である。
「だからそんな顔しないの。患者に不安が伝染るでしょ」
「……」
「側にいてあげなさい」
ピーンレックはカーテンを閉め、クレアとヴィンセントを2人にする。
ヴィンセントはベッドの側の椅子に座るも、そわそわと膝を揺らす。カタカタカタ、とヴィンセントの踵の音が響く。
「ったく、体調管理ぐらいしっかりしろっつーの……」
ヴィンセントはクレアの寝顔を見て、膝を揺らすのをやめた。
(寝顔も色気ねーな。ホント、同い年とは思えね~)
と心の内で呟きつつも、彼女の寝顔に釘付けになってるヴィンセント。
クレアの目にかかった髪を、ヴィンセントが指で逸らす。
(それにしても……女に説教くらうなんざ、母上以来だな)
クレアの顔に、自身の母の影を重ねるヴィンセント。
「ん……」
「だ、大丈夫かよ」
苦しそうに表情を曇らせるクレアに、ヴィンセントはソワソワが止まらない。
「ろ……ん」
クレアがなにか言葉を発した。
「ど、どうした!?」
ヴィンセントは立ち上がり、右往左往した後、クレアの口元に耳を寄せる。
そして、ハッキリとクレアの言葉を聞き取る。
「……ろ、あん……」
助けを求めるように絞り出された名前は、自分の名前ではなかった。
「……」
ヴィンセントは諦めたように薄く笑った後、カーテンから外に出た。
「ちょっと、側にいてあげなさいって――」
「俺よりも相応しい奴がいる。そいつを呼んでくるさ」
ピーンレックはヴィンセントの憂いに満ちた横顔を見て、それ以上なにも言わなかった。
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「ん……」
クレアが目を覚ましたのは昼過ぎだった。
まだ視界は不明瞭で、水晶越しに見ているようだ。すぐ側に男性が座っていることだけはわかる。
「ヴィンセント様……?」
男性は不機嫌そうにため息を漏らす。
「残念だったな、ロアンだ」
クレアは気を失う直前までヴィンセントと共にいたのでヴィンセントの名を口にしたに過ぎないのだが、ヴィンセントの名を呼んだことがロアンの気に障ってしまったらしい。
まだ脳内がぼやけているクレアは、そんなロアンの機微には一切気づかない。
「そっか……ロアン、私、どれくらい寝てたのかな?」
「ざっと3時間といったところか。試験前に根を詰めすぎたな。側に居ながら、お前に無理をさせた俺にも責任がある」
段々と意識がハッキリしてきたクレアは、一番気になっていることを問う。
「……エヴァリーと、話したのよね?」
「ああ」
「それで……また、組み直すの?」
もしロアンが再びエヴァリーと組みたいと言ったなら……クレアは止めようとはしないだろう。ロアンには確固とした目標がある、その目標を目指すにあたってエヴァリーと組むことがベストだと判断したのなら到底止められない。つい先日、試験で足を引っ張ったばかりの自分に止める権利はない。
そんなクレアの意思を感じ取ったロアンは、呆れた顔をする。
「そう何度もパートナーを組み直してたまるか。ハッキリと断ってやったさ」
クレアは布団で口元を隠し、
「ふーん。ま、断るって信じてたけどね」
「どうだかな」
ロアンは小さく笑った後、不意に真顔になった。
「……エヴァリーは吹っ切れた顔をしていたよ」
「ヴィンセント様もよ」
「ふん、厄介なライバルになるかもしれないな」
「ええ」
クレアも、そしてヴィンセントもあんな別れ方とはいえ元パートナーについては気がかりだった。吹っ切れたのはこの2人も同様である。
「ひょっとして、外、雨降ってる?」
雨音を耳で拾ったクレアは聞く。
「ああ。土砂降りだな」
「……雨の音、落ち着く。お兄ちゃんを思い出すから……」
「兄が居たのか?」
「うん。雨が降るとね、絶対外に散歩に行くの。雨が傘を打つ音が好きなんだってさ」
「……変わった奴だな」
「ホントにね。でも優しくて、大好きだった」
『だった』、と過去形で言うクレアの表情は寂し気だった。
「……どこ行っちゃったんだろ。アルレインお兄ちゃん……」
ロアンが兄について追及する前に、クレアはスースーと寝息を上げて眠りについた。
ロアンは「やれやれ」と一息ついて、クレアの頭に乗ったタオルを替えた。その後も、ロアンは小説を片手にクレアの側に居続けた。
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