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第7章
女難の相
しおりを挟む昔から俺は、手相 人相 四柱推命とか星占いとかタロットとか いろんな占いをやったり、香港では有名な寺で有名な占い師にも将来を占って貰った。
そこで必ず言われてきたのが、女難の相
高明な占い師には、笑われた。
お盛んですなあ 笑 みたいな。
今回の出来事に関しても実は身に痛い話がある。
一昨年の秋 ちょうど美穂とネットで知り合った頃 まさに最初のお金を貸して欲しいという話があった時のこと。
仕事で昔から静岡県の各地に行くことがあり、たまたま行った昔馴染みの小國神社へ参拝した。
そして、お神籤を引くと、
女難の相 女は金難 とあった。
な、なんと!
まさに、金策の依頼をされた直後であった。
神様は こんなことまでわかるのか…
それもあり、最初彼女に100万円貸す時にはかなり迷った。
結局彼女のしつこさに押し切られてしまったが、その後のこれまでのことを考えると、神様の御言葉はまさに当たっていたというしかない。
今は、神様の御言葉を無視して金を貸してしまった報いがきているのだ。
昔から女難の相は度々言われて、その度に ああこのことかと思い当たる節があるのだから、俺も全く懲り無いやつだと自分でも思う。
しかし、これまでで一番の女難は、今になって考えると、これしかない。
今の嫁と結婚したことだ。
これは、本当に運気を下げた。
まさに、下げマン。
このおかげで、金儲けも出世も台無しになったと思っている。
病気にもなった。
まあ、この物語の中では嫁の話しは本題ではないので、ここでは詳しくは述べないが、本当にそう思っているのは確かである。
さて、まさに金難の彼女と付き合うことになり、女難をやはり嫌というほど味わっている。
まず、株がダメ。
彼女と知り合ってから、またしても信用で破産。
追証支払いのためにまたしても遺産を売却。
あと、ギャンブルはパチスロとかパチンコは毎日のようにやってたが、何故かそれはもう1年以上前にやめてしまった。
女遊びも盛んだったけど、たまに会っていたセフレ? 2人も切ってしまった。
よくわからないが、どちらも楽しくなくなった。
飲む方も以前は週2回くらいは飲みに行ってたのが、最近はぜんぜん。
まして、今は新型ウィルスの影響もあって、全く夜の世界とは無縁になってしまった。
まあ、女難とは関係ないが、世の中生活様式が変わってしまったもんだ。
以前遊んでいた頃は、月に小遣いとして100万円以上使ってしまう月が年に何回かあったことを考えると、ここ最近では全く使ってないに等しい。
セフレとかじゃないけど、ランチや飲み友達の女性が何人かいて、その彼女たちと会う時は奢っているので、それらを入れると同年代の男性よりは小遣いを使ってる方かもしれないが。
美穂は金難ではあったが、これからの状況によっては、まだ女難とまでは言えないかもしれない。
かもだけど。
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