風俗からの脱出 - 男から見た女 -

第3章

性器ヘルペスってやつ

さて年が明けて、去年の2月。
追加で3百万円貸したので、首都圏に行ったついでに、彼女に会い借用書にサインを貰った。

店の男が車で駅まで送ってきて、駅前のデパートの入り口で待ち合わせた。

そのまま部屋が広いインターネットカフェに行き、そこで話してご飯を奢って借用書にサインして貰った。

2時間くらい会っただけで、また彼女は電車で都心からかなり離れた街のデリヘル店に帰って行った。


その数日後、彼女からのメールで、女性器の縁に発疹が出来て、痛痒いと。
翌日、痛みが強く　おしっこするのも辛いと。

とにかく医者に行けと諭して婦人科に行かせた。

結果は、性器ヘルペス
お客に移されたんだなあ…
はい、性病です。

普通のヘルペス　口の周りとかにできるやつは、第一種ヘルペスで、水疱瘡をやってる人は必ず持っている。

このウィルスは、神経叢に潜んでて、死ぬまでその人に居ついていて消えない。
体が弱り、免疫力が落ちたら出てくる。

歳とると免疫力落ちて、このヘルペスが出てきて、帯状疱疹になる老人が多いよな。
うちの母親も亡くなる3年前くらいから帯状疱疹で痛い痛いと苦しんでた。
このヘルペスな罹患者は世界中で5割以上の人が罹患しているらしい。

で、彼女が移されたのは、それじゃなくて、第二種の性器ヘルペス。

性行為や粘膜感染で移る性病。
これも治らない。
罹患者は、15%くらい。

デリヘルで、毎日何人もの男とキスして、パニスを舐めて、自分のあそこも舐められてるから、まあ移るわな　いつかは。

で、やはりこれも体が弱ると性器周辺やお尻に発疹が出来て痛く、潰れて瘡蓋になるまで良くならない。

薬は痛み止めや増殖を抑えるくらい。

ウィルスが活発な時にキスやエッチをしたら、まず移る。
やっかいな病だ。

で、彼女は性器ヘルペスに罹患してその後も繰り返すことになった。

これは、一生付き合うことになる。

まあ、性病の検査は毎月6万円も払って全ての性病検査をしてたらしいけど、
その一月の間に移されたんだろな。

で、それは誰から移されたのかさえわからない。

常にリスクと隣り合わせの仕事をしている。
そのことさえ、物事を何も知らないバカな女はわからない。

一生治らないと聞いて悲しむだけ。

風俗というのは、楽な仕事では決してない。
エイズやいろんな性病の危険があり、命がけの仕事とも言える。

これが起こったのが、昨年の2月。


で、事件はまだまだ続く。