上 下
3 / 5

非日常の兆候

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしたちの楽園

栗須帳(くりす・とばり)
ホラー
就職を機に都会に越してきた楓。彼女が住むのはマンション「楽園」。 「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」集会場に大きく掲げられた言葉通り、ここの住人は皆優しく親切で、何も分からない楓に親身になって接してくれた。不安だった新生活に希望を見出した楓は、ここから新しい人生をスタートするんだ、そう決意するのだった。しかし…… 全12話です。

【連作ホラー】伍横町幻想 —Until the day we meet again—

至堂文斗
ホラー
――その幻想から、逃れられるか。 降霊術。それは死者を呼び出す禁忌の術式。 歴史を遡れば幾つも逸話はあれど、現実に死者を呼ぶことが出来たかは定かでない。 だがあるとき、長い実験の果てに、一人の男がその術式を生み出した。 降霊術は決して公に出ることはなかったものの、書物として世に残り続けた。 伍横町。そこは古くから気の流れが集まる場所と言われている小さな町。 そして、全ての始まりの町。 男が生み出した術式は、この町で幾つもの悲劇をもたらしていく。 運命を狂わされた者たちは、生と死の狭間で幾つもの涙を零す。 これは、四つの悲劇。 【魂】を巡る物語の始まりを飾る、四つの幻想曲――。 【霧夏邸幻想 ―Primal prayer-】 「――霧夏邸って知ってる?」 事故により最愛の娘を喪い、 降霊術に狂った男が住んでいた邸宅。 霊に会ってみたいと、邸内に忍び込んだ少年少女たちを待ち受けるものとは。 【三神院幻想 ―Dawn comes to the girl―】 「どうか、目を覚ましてはくれないだろうか」 眠りについたままの少女のために、 少年はただ祈り続ける。 その呼び声に呼応するかのように、 少女は記憶の世界に覚醒する。 【流刻園幻想 ―Omnia fert aetas―】 「……だから、違っていたんだ。沢山のことが」 七不思議の噂で有名な流刻園。夕暮れ時、教室には二人の少年少女がいた。 少年は、一通の便箋で呼び出され、少女と別れて屋上へと向かう。それが、悲劇の始まりであるとも知らずに。 【伍横町幻想 ―Until the day we meet again―】 「……ようやく、時が来た」 伍横町で降霊術の実験を繰り返してきた仮面の男。 最愛の女性のため、彼は最後の計画を始動する。 その計画を食い止めるべく、悲劇に巻き込まれた少年少女たちは苛酷な戦いに挑む。 伍横町の命運は、子どもたちの手に委ねられた。

風の傷 6nx 短編5

同じ名前
ホラー
自殺チルドレンの 筋書き part2 の話。

タクシー運転手の夜話

華岡光
ホラー
世の中の全てを知るタクシー運転手。そのタクシー運転手が知ったこの世のものではない話しとは・・

冀望島

クランキー
ホラー
この世の楽園とされるものの、良い噂と悪い噂が混在する正体不明の島「冀望島(きぼうじま)」。 そんな奇異な存在に興味を持った新人記者が、冀望島の正体を探るために潜入取材を試みるが・・・。

普通に見えるんだけど?

魔茶来
ホラー
幽霊は夜に現れるので昼間現れないと思っていませんか? その上、幽霊は特別な人しか見えないと思っていませんか? そう言うあなたに質問です。 あなたが昼間見ている人たちは本当に生きている人間なんでしょうか? えっ「人間に決まっている」って? そう答えた「あなた」実は騙されていますよ・・・・ 実は私も最近までそう思っていました。 そう最近師匠に出会うまでは、私も騙されていましたよ。 ほんと「あほ」でした。 真実を知った私、朝霧 翔子(あさぎり しょうこ)師匠と共にこの世の不思議事件を解決して参りますのでよろしゅうお願いしますわ。

脱獄は死者とともに

柚稀
ホラー
カーラは近くの大学の帰りに全身黒い服を着た男を見つける。その男の近くには血を流して倒れている女性がいた。カーラを見つけた男はカーラにぶつかって、逃げて行った。 通報を受けた警察がパトカーのサイレンを大きく鳴らしてカーラの近くに止まった。 パトカーから降りた警官は事情聴取のためとカーラを警察署に連れて行った。 事情聴取だけで済むはずだった警察署で、カーラは身に覚えの無い罪を次々と持ち出される――。 刑務所で出会った囚人の協力を仰ぎ、脱獄を計画する。 だがそこは”何かがおかしい“ことにカーラは気づく。 カーラ達は異変の中、脱獄を成功させることが出来るのか――。

オニが出るよ

つぐみもり
ホラー
僕は喘息の治療のため、夏休み中は田舎の祖父母の家に泊まることになっていた。 山道で出会った、狐面をした虹色の髪の少年が警告する。 「帰れ、お前のような奴が来る所じゃない」 遠くで、甲高い悲鳴のような鳴き声が響いた。

処理中です...