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2021
火の用心
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湊音はベッドの上で横たわる。下着姿で。体を触り、自分の身体が火照っていくのがわかる……。
李仁は今仕事である。こんな姿を見られてはと思いながらも湊音は1人悶える。息も荒く、だんだん激しくなる。手の動きを激しくして自分一人で気持ち良くなる。
ここ最近こんな感じである。この間久しぶりに来た、シバからのメールが来てからだ。
シバは元刑事で、李仁と湊音の共通の友人であり、高校教師だったころには剣道部を共に支えてきた仲間でもあった。
そしてその頃から湊音とシバは身体の関係を持っていた。最初はいけないと思いながらもシバの野蛮で男らしい性格が李仁は無い魅力で、熱烈なアプローチに湊音は落ちていった。
しかしシバは剣道部の指導員を突如辞めて湊音の前から姿を消したかと思えば、大雨の時に出くわしたがいなくなり、そして三度、プールの清掃員として再び学校に現れまた消えた。
あれから一年以上過ぎて再び湊音のスマホに連絡をしに来たのだ。
電話番号は変わっていたようだが、本人の写真と共にメールが送られてきた。
湊音は電話番号に電話するものの一向に出ない。だがメールはちゃんと返してくれる。
今は県外の剣道場で子供相手の指導員をしているようだ。また昔の警察OGから紹介してもらったと。
たまに送られてくる穏やかな表情をするシバの写真。それを見るたび湊音はシバに愛された日々を思い出すのだ。
気づけば果て、虚しくなる。汚れた下着と手、そして止まらぬ鼓動。
「シャワー……浴びなきゃ」
ベッドから湊音は降りてふらふらと浴室に行こうと部屋を出たと共に湊音は思い出した。
台所から焦げた臭い。そして自分は料理中で、その最中にシバからのメールでついムラムラして耐えきれなく……。
慌てて台所に向かうと、そこには人の気配があった。
「ミナくん! シチューが焦げてるよ」
李仁であった。髪を乱し、シチューの入ってた鍋にに水をかけていた。
そして部屋中焦げた臭いが蔓延していた。
「李仁……仕事は……20時に帰ってくる予定じゃ無かったの?」
「ごめん、連絡し忘れたわ……今日営業先から直帰で。てかミナくん、その格好は?」
湊音は下着の汚れを隠したが、料理中に肌着とボクサーパンツ姿であるのはおかしい。
「暑くってさ……ベッドでうとうとしちゃった」
もじもじと言い訳をする。まさか李仁では無い、過去の男のことを耽っていたなんて話せない湊音。
「よかった、よかった……ミナくんに怪我なくて……倒れて火傷しちゃったらって。慌ててさ」
李仁が湊音に近づこうとするが、
「こないでっ」
湊音は浴室に入っていった。慌ただしく下着を脱ぎ頭からシャワーを浴びた。
「ミナくん?」
李仁は脱ぎ捨てられた下着の汚れを見た。
「……」
そのままベッドルームに向かい、李仁はベッドの上に置いてある湊音のスマホを見た。
「……」
李仁は手慣れたようにロックを解除する。とても単純なロックで前から知っていたようである。
そしてはじめの画面に載っていたのはシバの写真であった。
その写真が添付されたメールの文字を読み上げる。
「『この間の雨は大丈夫だったかな、大雨が降ると俺のことを思い出すって言ってたから。なんで俺のことを思い出すんだ?大雨で……。そんなこというから俺も大雨どころか小雨でも湊音のことを思い出す。』……」
李仁は閉じてベッドの上にスマホを置いた。そこに湊音がやってきた。服をとりに。
「李仁、ごめん……お腹空いてるよね? 何か冷蔵庫のもので作り直す……」
李仁は湊音の腕を引っ張り、ベッドに押し倒した。なにも言わせないように舌を絡ませ塞ぐ。
「んぐっ……」
「んんんっ!!」
李仁は舌をほどき口づけをして下に下にと降りて行き、湊音のモノを口に入れる。
「あああああああんっ!!!!」
湊音が我慢しきれずに大きな声で叫ぶ。口を塞ぎ、これ以上声が出てはいけないと思いつつも、次第に激しい舌の絡まりに何度も震え、ビクビクっと自分の意思とは裏腹に動き、たくさんの白いものが噴き出た。
李仁は出終わった後も舐めに舐め、すぐ2回目の絶頂を味合わせてまた放出させたのだ。
「や、やめてぇえええ」
自由を奪われた湊音、嫉妬狂う李仁。二時間後……お腹空いた二人はベッドの上で宅配で頼んだ麻婆丼を食べたのであった。
李仁は今仕事である。こんな姿を見られてはと思いながらも湊音は1人悶える。息も荒く、だんだん激しくなる。手の動きを激しくして自分一人で気持ち良くなる。
ここ最近こんな感じである。この間久しぶりに来た、シバからのメールが来てからだ。
シバは元刑事で、李仁と湊音の共通の友人であり、高校教師だったころには剣道部を共に支えてきた仲間でもあった。
そしてその頃から湊音とシバは身体の関係を持っていた。最初はいけないと思いながらもシバの野蛮で男らしい性格が李仁は無い魅力で、熱烈なアプローチに湊音は落ちていった。
しかしシバは剣道部の指導員を突如辞めて湊音の前から姿を消したかと思えば、大雨の時に出くわしたがいなくなり、そして三度、プールの清掃員として再び学校に現れまた消えた。
あれから一年以上過ぎて再び湊音のスマホに連絡をしに来たのだ。
電話番号は変わっていたようだが、本人の写真と共にメールが送られてきた。
湊音は電話番号に電話するものの一向に出ない。だがメールはちゃんと返してくれる。
今は県外の剣道場で子供相手の指導員をしているようだ。また昔の警察OGから紹介してもらったと。
たまに送られてくる穏やかな表情をするシバの写真。それを見るたび湊音はシバに愛された日々を思い出すのだ。
気づけば果て、虚しくなる。汚れた下着と手、そして止まらぬ鼓動。
「シャワー……浴びなきゃ」
ベッドから湊音は降りてふらふらと浴室に行こうと部屋を出たと共に湊音は思い出した。
台所から焦げた臭い。そして自分は料理中で、その最中にシバからのメールでついムラムラして耐えきれなく……。
慌てて台所に向かうと、そこには人の気配があった。
「ミナくん! シチューが焦げてるよ」
李仁であった。髪を乱し、シチューの入ってた鍋にに水をかけていた。
そして部屋中焦げた臭いが蔓延していた。
「李仁……仕事は……20時に帰ってくる予定じゃ無かったの?」
「ごめん、連絡し忘れたわ……今日営業先から直帰で。てかミナくん、その格好は?」
湊音は下着の汚れを隠したが、料理中に肌着とボクサーパンツ姿であるのはおかしい。
「暑くってさ……ベッドでうとうとしちゃった」
もじもじと言い訳をする。まさか李仁では無い、過去の男のことを耽っていたなんて話せない湊音。
「よかった、よかった……ミナくんに怪我なくて……倒れて火傷しちゃったらって。慌ててさ」
李仁が湊音に近づこうとするが、
「こないでっ」
湊音は浴室に入っていった。慌ただしく下着を脱ぎ頭からシャワーを浴びた。
「ミナくん?」
李仁は脱ぎ捨てられた下着の汚れを見た。
「……」
そのままベッドルームに向かい、李仁はベッドの上に置いてある湊音のスマホを見た。
「……」
李仁は手慣れたようにロックを解除する。とても単純なロックで前から知っていたようである。
そしてはじめの画面に載っていたのはシバの写真であった。
その写真が添付されたメールの文字を読み上げる。
「『この間の雨は大丈夫だったかな、大雨が降ると俺のことを思い出すって言ってたから。なんで俺のことを思い出すんだ?大雨で……。そんなこというから俺も大雨どころか小雨でも湊音のことを思い出す。』……」
李仁は閉じてベッドの上にスマホを置いた。そこに湊音がやってきた。服をとりに。
「李仁、ごめん……お腹空いてるよね? 何か冷蔵庫のもので作り直す……」
李仁は湊音の腕を引っ張り、ベッドに押し倒した。なにも言わせないように舌を絡ませ塞ぐ。
「んぐっ……」
「んんんっ!!」
李仁は舌をほどき口づけをして下に下にと降りて行き、湊音のモノを口に入れる。
「あああああああんっ!!!!」
湊音が我慢しきれずに大きな声で叫ぶ。口を塞ぎ、これ以上声が出てはいけないと思いつつも、次第に激しい舌の絡まりに何度も震え、ビクビクっと自分の意思とは裏腹に動き、たくさんの白いものが噴き出た。
李仁は出終わった後も舐めに舐め、すぐ2回目の絶頂を味合わせてまた放出させたのだ。
「や、やめてぇえええ」
自由を奪われた湊音、嫉妬狂う李仁。二時間後……お腹空いた二人はベッドの上で宅配で頼んだ麻婆丼を食べたのであった。
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