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八月

まばゆい

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まばゆい光が差し込む部屋の中。
ずっと雨だったからこんなことは久しぶりだと微笑む。
おかげでいい目覚めだ、李仁に機嫌良く接することができると湊音。
ゆっくりと両手を上げて足をピンと伸ばして大きなあくびをする。
だがしかし部屋からは出ることはできない。
こういう時こそ外に出て散歩したいのに。
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