シノノメナギの恋わずらい
35歳の図書館司書、東雲梛(シノノメナギ)。生まれは男、見た目は女。
女として生きていきたい梛。
そんな梛が35歳時にいきなりモテ期が!
そしていつかこの世界が見えなくなるかもしれない梛の年下彼氏、常田くんとのラブラブ生活。
アルファポリスオリジナルで少しエッチな補足話を追加しております❤️
(R15ですのでご注意を)
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*21話 完結
【全体の見どころ】
主人公は妄想はするものの、現実の恋に踏み出すことはなかなかできない。それは心と体の不一致の部分に対して、乗り越えなければならないものがあるからだと感じた。心が異性であっても、身体が同性となる場合は、どんなに互いに惹かれ合ったとしても、簡単には進めないものだ。同性愛者と、自認の性別が身体と違う人の恋愛観はそもそも違うものだと思う。
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備考*16話まで拝読
★どんなことをテーマにした作品なのか?
主人公の妄想をテーマにした作品
【妄想とは?】
妄想の意味
とらわれの心によって、真実でないものを真実であると、誤って意識すること。 また、そのような迷った考え。 邪念。(web調べ)
恐らく、この物語での妄想は空想にふけるという意味合いだと思われる。
空想とは?
現実にはあり得ない事、現実とは何ら関係のない事を、頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。
【どんな物語なのか?】
図書館司書として市の図書館に10年務める、トランス女性が主人公。本が好きで、新刊をいち早く手に取りたい彼女にとって、図書館で仕事するのは夢だったようである。トランスジェンダーである彼女は、身体は男ではあるが見た目や心は女性。そして恋愛対象は男性。周りの友人は結婚や子育てをしているようだが、主人公は35になるが恋人はいない。しかし職場の環境は良いらしく、多様性が理解されているようだ。
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【好きな所や印象に残ったところなど】
・主人公の妄想は、まず相手がどんな人物なのか推理するところから始まっていく。何故図書館にやって来るのか? など。なので、どんな人物なのか分かりやすい。(想像しやすい)
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・利用者の借りた本から、人生を垣間見ることができる。
・主人公がとても乙女である。
・進展はゆっくりだが、心と体の不一致による乗り越えなければならない部分に関しても描かれている。
続く
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