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ふーふになるまで
第17話 濃厚な時間
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そのあと李仁が車で湊音を一旦家まで送って行き、そのあと夕方前ともあったので二人で李仁の家へ。
湊音の父、広見が誰かの車に息子が乗って出かけたのをベランダから見て志津子に
「おい、湊音が高級車に乗って出かけたけど」
「あらー、今度の彼女さんかしら。もうあの子ったら部活動の引率に疲れたのに恋人と今からデートなんでタフね」
「ここ最近夜遅くてルンルンだったと思ったらドヨーンとしててなんか変な感じだったのにさっきまたニコニコしてでてったからおかしいと思ったらさ」
志津子は広見の腕を握る。
「あなたもなんだかんだで心配してたのね。多分今度も相手にコロコロ転がされているのよ。今楽しければいいじゃ無いの」
「ああ、明日もきっと彼女の家から出勤か。若いっていいなぁ」
「なぁに、私たちも若いじゃない……」
二人は見つめあって笑う。
「今夜どうだ」
「いやよ」
志津子は広見の誘いをサラッとかわした。広見はうなだれた。
湊音はドキドキしながら李仁と車中で話をしながら向かった先は李仁の家。
中層マンションの上の方の階だという。エレベーターの中では李仁に寄り添い、李仁は湊音の腰に手を回していた。
部屋に着くと玄関、廊下、部屋の広さに湊音は驚き、更に居間から見える景色にも感動する。
「今から晩ご飯用意してあげる、と言っても実は用意してたの」
「えっ……李仁さんの手作り?!」
「美味しいんだから」
BARでも李仁が目の前で作る姿を見ていた湊音は嬉しくなった。
「でももし今日僕をここに連れて来れなかったら……」
「ん? 絶対見つけて食べさせてやるって思ってたんだからね」
とダイニングの椅子に掛けてあった黄色のエプロンを身につけた李仁。湊音はソファーに座った。そこからカウンターキッチンも見ることができて李仁が用意している姿が見える。
「いつものように見にきてくれてもいいよ」
湊音の気持ちはもう李仁にはバレていた。
「いいよ、ここで待ってる」
少し照れ臭い湊音であった。
温められたビーフシチューは赤ワインが効いていてとても濃厚。自分のために用意してくれたんだと湊音はうれしくなる。
そして食後はソファーでテレビを見ながらリラックス。身体を寄り添い、時折見つめ合う。
「ねぇ、湊音くん……じゃなくてさ……ミナくんって呼んでいい?」
湊音は自分の母親から呼ばれてる愛称で呼ばれてどきっとしたが、まぁ……とうなずいた。
「じゃあ……李仁って呼ぶね」
「その方がいい。……ミナくん」
「李仁」
「私は好きよ、あなたのこと」
李仁に見つめられる。かなり近距離。湊音もドキドキしながら、普段視線を合わせるのが苦手な彼だが勇気を持って視線を合わせた。
「僕も好き、李仁が好き」
その言葉の後、二人はキスをした。さらに湊音からも。
「ミナくん……」
「キス、しちゃった」
「嬉しい」
「……恥ずかしい」
また李仁からキス。さらにキス。そして舌を恐る恐る湊音は絡ませると李仁から激しく舌を絡まされる。
「んんんんっ!」
キスがどんどん濃厚になる。抱きしめ合い、脚も絡み合う。湊音は戸惑いながらも受け止める。李仁は湊音のアレをズボンの上から触る。大きくなっていた。
「ミナくんってさ、チビちゃんのわりには大きい……」
「チビは余計だっ……んあっ!」
「欲しいっ、欲しいっ」
李仁が湊音をソファーに押し倒す。さらにキスキス……。
『李仁っ! 欲しいって……まさか僕たちっ……ええええっ?!』
湊音の父、広見が誰かの車に息子が乗って出かけたのをベランダから見て志津子に
「おい、湊音が高級車に乗って出かけたけど」
「あらー、今度の彼女さんかしら。もうあの子ったら部活動の引率に疲れたのに恋人と今からデートなんでタフね」
「ここ最近夜遅くてルンルンだったと思ったらドヨーンとしててなんか変な感じだったのにさっきまたニコニコしてでてったからおかしいと思ったらさ」
志津子は広見の腕を握る。
「あなたもなんだかんだで心配してたのね。多分今度も相手にコロコロ転がされているのよ。今楽しければいいじゃ無いの」
「ああ、明日もきっと彼女の家から出勤か。若いっていいなぁ」
「なぁに、私たちも若いじゃない……」
二人は見つめあって笑う。
「今夜どうだ」
「いやよ」
志津子は広見の誘いをサラッとかわした。広見はうなだれた。
湊音はドキドキしながら李仁と車中で話をしながら向かった先は李仁の家。
中層マンションの上の方の階だという。エレベーターの中では李仁に寄り添い、李仁は湊音の腰に手を回していた。
部屋に着くと玄関、廊下、部屋の広さに湊音は驚き、更に居間から見える景色にも感動する。
「今から晩ご飯用意してあげる、と言っても実は用意してたの」
「えっ……李仁さんの手作り?!」
「美味しいんだから」
BARでも李仁が目の前で作る姿を見ていた湊音は嬉しくなった。
「でももし今日僕をここに連れて来れなかったら……」
「ん? 絶対見つけて食べさせてやるって思ってたんだからね」
とダイニングの椅子に掛けてあった黄色のエプロンを身につけた李仁。湊音はソファーに座った。そこからカウンターキッチンも見ることができて李仁が用意している姿が見える。
「いつものように見にきてくれてもいいよ」
湊音の気持ちはもう李仁にはバレていた。
「いいよ、ここで待ってる」
少し照れ臭い湊音であった。
温められたビーフシチューは赤ワインが効いていてとても濃厚。自分のために用意してくれたんだと湊音はうれしくなる。
そして食後はソファーでテレビを見ながらリラックス。身体を寄り添い、時折見つめ合う。
「ねぇ、湊音くん……じゃなくてさ……ミナくんって呼んでいい?」
湊音は自分の母親から呼ばれてる愛称で呼ばれてどきっとしたが、まぁ……とうなずいた。
「じゃあ……李仁って呼ぶね」
「その方がいい。……ミナくん」
「李仁」
「私は好きよ、あなたのこと」
李仁に見つめられる。かなり近距離。湊音もドキドキしながら、普段視線を合わせるのが苦手な彼だが勇気を持って視線を合わせた。
「僕も好き、李仁が好き」
その言葉の後、二人はキスをした。さらに湊音からも。
「ミナくん……」
「キス、しちゃった」
「嬉しい」
「……恥ずかしい」
また李仁からキス。さらにキス。そして舌を恐る恐る湊音は絡ませると李仁から激しく舌を絡まされる。
「んんんんっ!」
キスがどんどん濃厚になる。抱きしめ合い、脚も絡み合う。湊音は戸惑いながらも受け止める。李仁は湊音のアレをズボンの上から触る。大きくなっていた。
「ミナくんってさ、チビちゃんのわりには大きい……」
「チビは余計だっ……んあっ!」
「欲しいっ、欲しいっ」
李仁が湊音をソファーに押し倒す。さらにキスキス……。
『李仁っ! 欲しいって……まさか僕たちっ……ええええっ?!』
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