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第3章:”グリード・マモン”世界一裕福な国。

足跡。

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「「ぎゃああぁァァあああああああ!!!!」」
「よっ・・ほっ・・・クルンっと」
なんか聞こえて来るが風がうるさいのでよく聞こえない。
今二人を抱え森の中を疾走していた。
フェネルは既に自分の中に戻ってもらってる。
頭の上にミニサイズになったのが乗ってるけど、
「「止まってエエェェぇええええええ!!!」」
「あ、見えて来た。牙氷達は元気にしてるかなっと。」ザッザザッザザザザザ
「とーちゃく」
「「死ぬかと思った・・・・」」
ザワザワ
いきなり村の入り口に土埃が起きたのだ、しかもなかなかのサイズのが、ざわつくのは仕方ない。
「んじゃちょっと元倉庫の方に行ってるね。」
「え?あ、ちょ・・・えぇ~」





「変わってないな。んじゃ必要な物と・・・あれ?スタックしてた錠剤が切れてる。使い切った?毎日3人大怪我しないと使えきれない量だったけど。」バンッ!!
「「「サーイ!!!!!!」」」
「あ、皆さん。ここにあった錠剤って全部使い切ったんですか?。ってどうしたんですか?!」
「お前よ~一人でよ~戦いに行ってよ~帰ってこなかったら死んだと思うじゃねぇか!!」
「・・・・・あぁ!!」
「「「・・・・・今更気付いたのかよ!!」」」
「まぁ色々ありましたし。強くなる事で精一杯だったんで。」
「はぁ・・・まぁ無事で戻ってきたならそれでいい。しかし・・・」
「「「女みたいになったな~」」」
「ウグッゥ」グッサリ
「顔隠して声変えたら女じゃね?」
「しかも結構スタイル良い方の」
「・・・大丈夫か?」
「だいびょうぶ。グスン『折れぬ心』」
(まさか、ここまで精神が削られ、いや削ってない。砕いてる。)
「そ、そうか・・・・サーイ。牙氷達だが・・」
「狩りに行ってるんですか?」
「今はここにいない。」
「・・・っというと?」
「サーイがいなくなって相当落ち込んでな、ショックだったらしい。みるみる生気を失ってたんだが、牙氷だけが数日で元に戻ったんだ。それを堺に元気を取り戻してな、街に行ったんだ。強くなるってな。今なら分かるが牙氷は、サーイが生きてると確信してたんだな。」
「街に・・・へぇあの人が言ってたのはこの事か、」ボソッ
「あの人?」
「・・・まぁ時が来たら分かると思うよ。その前に防げれば良いけど。」
「どうゆう事だ?」
「今言っても混乱するだけ、それより自分も行く。」
「もうか?・・・・だったらすべてあの子らに一言言ってから行け。」
「リーフさんにリュウ君?」
「そうだ、お前の敵を撃つって相当無理してたんだ。」
「分かった。それじゃ」
「おう・・・・・・・あいつ、とんだ化物になってねーか?。」
「手汗が止まらなかったぞ。」
「心配損だったな。」



「リーフさん、リュウ、」
「サーイ君!!」「兄貴!!」
「頑張ったんだって?自分なんかの為に」
「当たり前だ!!」
「ありがとな、これからは君らはどうする?」
「俺は、兄貴についていく!!」
「私はーー」
「先に言っとくが自分もここを出るけど?」
「えっ?」
「やらないと行けないことがあるんだ。まぁ恩返しみたいな?。」
「それじゃぁ」
「それを踏まえて聞こう。これからは君らはどうする?。」
「・・・・強くなる。」
「・・・へ~それじゃぁ頑張れよ。」
「それだけ?。」
「助言できないし、リーフさんはどうする?」
「・・・決まってない。」
「・・ならこれ」
「これは?」
「彩永特製、薬品レシピ。それでリュウとか支えてやったら?」
「やってみる。」
「頑張れよ、特にリュウ。攻めろ。」
「え?どうゆう意味?」
「・・・自覚なしみたいだね?」
「苦労してる。」
「まぁ努力だ、もし強く、っと言うより変わった友達が欲しいなら君ら次第だけど北西の洞窟に行ったらいいよ。フェネル。」
その言葉とともに剥がれるように出てくる。
「「え?」」
「村長とかによろしくな。行くよ。」
『ヤッフーーーイ!!』
彩永は宙をかけるように木々を伝い直ぐに見えなくなった。
「「何それ?」」
疑問と混乱を残して。
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