コンビニの先輩上司は気が強くて、うるさいが、美しいドン

15話

あけみ5

それから、同棲して1年経った頃に、あけみが体調がわるいと言い出して、急に病院に行く事になった。
「どうしたの？大丈夫？俺も行くよと」
あけみを乗せて、バイクで向かった。
そうすると、産婦人科についた。
そして、あけみを病室に送り、僕は、待合室であけみを心配しながら、待っていた。
待って30分ぐらい待ってから、あけみが、真っ青な顔で、出てきて、僕に、「未来！赤ちゃん出来ちゃった！どうしようかな....私どうすればよいか分からない。。」と言い出した。
僕も正直かなり、びっくりしたが、いつかは、この日が来るとは、思ってたし、あけみとの子供が欲しいと思ってたから、あけみに「あけみ！産んで欲しい！俺父親になりたい！」と言ったら、あけみは、泣きながら笑みを浮かべて、抱きついてきた。。
僕も一緒にその場で泣いてしまった。
ただ、僕らは、まだ16歳だったから、籍は入れれないため、結婚は、できない。。
でも18になれば、籍をいれれる。
それも踏まえて、あけみの親さんに挨拶に向かった。あけみの親さんは、めちゃくちゃ良い人で、「いつかは、できると思ってたからさ、産んで、育てなと」言ってくれた。本当に嬉しかった。。
僕は、頑張るぞと思い、ひたすら仕事に励んだ、ちなみに、会社には、話していなかった。同棲しているのは、話していたが、籍を入れれないから、産まれてから話そうと思っていた。。
今思えば出来た時に話すだろうと思う。

そこから、あけみは、産休に入り、僕は、仕事に明けくれていた。
そんなある日、今日は、定期検診と買い物に行ってくると言われて、僕は心配だったから、「あけみ、俺今日会社休んで一緒に行こうか？心配でさ！」と伝えたが、あけみは、「未来は本当に心配性なんだから、私とお腹の赤ちゃんは、大丈夫だから、未来は未来らしく、頑張ってね！」と言われた。
まさかこの言葉が最後の言葉になるとは、思わなかった。
その言葉を信じて僕は会社に向かった。。
そして、会社に着いて昼まで仕事をして、昼休憩になり休憩してたら、携帯から1通の電話がなり、電話にでたら、

「〇〇病院ですが、浅野さんの携帯で間違いなかったでしょうか？」と言われた。しかもかなり声が震えていた。
僕は、その時嫌な予感がした。。。

そして、病院から、「大変申し上げにくいのですが、奥様とお腹のお子さんが交通事故にあい、亡くなりました。。。」

その話を聞いた瞬間僕は、携帯を落として、全てに絶望を感じて、世の中全てを恨み、その場で倒れて、息が出来なくなり、呼吸が出来なくなり、近くにいた従業員が僕を見つけて、僕は救急搬送された。。