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鬼頭先生まで……?!

玲央さんの恥ずかしい話

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「恥ずかしいから言いたくなかったんですけど、自分、してませんから」
 正座した膝の上で、拳がぎゅっと握られている。真っすぐ俺を見る玲央さんの瞳に、迷いも嘘も感じられない。いつもの飄々とした様子すらない。
「……じゃあ、俺の勘違いって事?」
「不安にさせたのは自分のせいです。でも、冤罪で間宮さんにもってかれるのは嫌です!」
「でもオレが渚くんに一途なのは事実だからね!渚くん、オレは君を不安になんかさせないよ?!」
 俺の気持ちはまだふわふわしている。こんな状態で何も決められなくて、誰かに助けを求めたくなった。
「よし、じゃあ私が良い案を授けよう」
 まさに天の声と、俺たちは紀藤さんの方を向いた。この場を収めようとするなんてさすが年長者、仕事の出来る上司!
「やっぱりお付き合いって精神性も大切だけど、肉体も大切だと思うんだよねだから、今日は今日は仲良く三人でセックスすればいいんじゃないかな。で、気持ち良かった方と付き合うっていうのはどう?」
 前言撤回である。
 しかし、紀藤さんの言葉に乗り気になった二人は、俺のシーツを剥ぎ取って来た。
「実は、ずっとくっ付いてたらオレ我慢ならなくて……」
「それは自分も同意します」
 気付いてはいたが、これだけ長々と話をしていたというのに、二人の陰茎はずっと元気だ。これが謎の薬の効果と言う事だろうか。
「渚くん、ごめんね、ちょっとオレを受け入れてくれる?」
「へっ!?あ、み、耳元でしゃべんないでっ」
 大きな枕に座った穂高くんが、俺を後ろから抱き抱えながら耳を食んだ。
「玲央くん、オレが先だからね」
 後ろだから穂高くんの顔は見えないが、玲央さんはしぶしぶ頷いた。
「可愛い、耳好きなんだもんね」
 ちゅ、ちゅ、と耳に口付け、そしてぱくりと噛まれた。
「ン……っ」
 ぴく、と俺の陰茎が反応するのを見て穂高は耳を食みながら乳首も弄り出す。
「ちょっ、穂高くん……っ、あ、ンっ」
「体もおちんちんもピクピクなってるよ――もう、挿れるね」
 腰を持ち上げれ、落とされたのは穂高くんの熱くなったそれの上だ。
「ンっ、あ、あぁあ……っ」
「しっかり解れてるから大丈夫だと思うけど、痛くない?」
「い、痛くは、ないっ……けどっ」
「ああ、これが夢にまで見た渚くんの中か……感激で、もうイきそうだよ」
 穂高くんの可愛い言葉に、きゅんとなんる。言葉の通り、背面座位の姿勢で、直腸の奥まで感じる穂高くんの陰茎は入った動かない。
「このまま、少しだけこのままでいさせて……?」
 後ろからぎゅっと抱きしめられ、穂高くんの体温を感じる。俺に入れるだけでこんなになってくれるイケメンがいるだろうか。
「……そのままじゃ、渚さん気持ち良くないでしょう?」
「へ……?わあ?!」
 玲央さんが穂高くんの足をひっぱり、寝転ばされた。
「ちょっと?!オレのターンでしょ!?」
「このまま間宮さんに気持ちよくさせられる渚さんなんか見ちゃったら、自分キレちゃいそうなんで」
「言い訳になってない!」
 なんとか抜けなかった陰茎だが、そこに違和感を感じた。
「え……?ちょ、ちょっと玲央さん!?」
「……挿れますね」
「お、おい?!ま、まさか?!」
 覆いかぶさってくる玲央さんの顔は、こんな状況なのにカッコイイ。
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