憧れの神絵師に迫られて、しかもイケメンだったら拒めるはずがないよね！？ね！？

マホ先生が登場

下着の上から

唇の先が今にも触れあいそうなその刹那。
「ちょっと、キスはダメですよ。渚さんファーストキスまだなんですから」
「え？！そうなの？ご、ごめん渚くん！」
　玲央さんが片手を下ろし、俺の唇を死守してくれた。少しほっとする。
「じゃあこっちね」
　眉を下げた穂高くんは胸の突起へと視線をずらした。円を描くように柔らかな舌が刺激を初め、徐々に円を狭めていく。同時に彼の右手が、俺のベルトを外し始める。
　その様子を、玲央さんが近くで見つめている。玲央さんの目は俺の全てを見通すようで、どうしても気になってしまう。
「もう、Leoさんばっか見て！オレに夢中になってよ！」
「ひンっ……！あ、ほ、穂高くん？！」
　乳首を甘噛みされ、変な声が出てしまった俺の陰部へと穂高くんの口は移動した。ボクサーパンツの上からまだ熱くなっていない陰部を食まれてしまう。
「んんー？ほのままするねー」
「このままするって？！いやそんな所でしゃべらないでっ……？！ン、あ、そ、そンな……っま、待って、え！？玲央さん？！」
　股間に顔を埋め、下着の上からしゃぶり始めた穂高くんを引きはがそうと伸ばした手。それは穂高くんに触れることなく、玲央さんに掴まれ後ろで固定されてしまう。
「ちょっとだけ協力しますね、間宮さん」
「――それはドーモ」
　イケメンの余裕かよ、と吐き捨てながらも、穂高くんの口内へと入れられた俺の陰茎は徐々に熱くなっていく。時々胸の突起も弾かれて、そのたびに腰に甘い刺激が走った。
　逃れたくて身をよじるが、両手を玲央さんに掴まれているので思うように動けない。逃しきれない快感に、息が甘くなっていってしまう。
「硬くなってきたよ、渚くん……すごい、良い顔してる」
　そう言って見上げてきた穂高君くんの表情がエロくて、オレは一気に勃起してしまった。
「ふふ、言葉で言われるのが良いの？さすが字書きだね」
「ち、ちがっ……ンっあ、アっ」
　否定したいが口から漏れ出る吐息を止めたくて、必死に口を噤む。本当は手で塞いでしまいたいのに。
「ああっ、な、何す……っんぐっ……！っ」
　塞いだ口を玲央さんの長い指がこじ開けてきた。いつの間にか俺を拘束していた手は玲央さんの片手に束ねられている。前から穂高くんが、後ろには玲央さんに挟まれて、俺は情けない声を上げる事しかできない。
「あっ、やっ、……よだれでちゃ……っ」
「ちょっと、Leoさん手を出し過ぎじゃないですか？」
「だって我慢できませんよ。それにほら、この渚さんすごくヨくないですか？」
「……それには同意するけどあくまで今はオレのターンですからね！」
「もちろんですよ」
　後ろにいる玲央さんの表情は見えないが、多分笑っている気がする。ふふと、という吐息を時々感じるからだ。
「じゃあそろそろ、本気で味わっちゃうね、渚くん」