憧れの神絵師に迫られて、しかもイケメンだったら拒めるはずがないよね!?ね!?

花田トギ

文字の大きさ
上 下
30 / 67
マホ先生が登場

色素の薄い瞳が近づいてきて

しおりを挟む
「ていうか渚くんほんと体綺麗だね。肌もきめ細かいし滑らかだし。化粧水とか使ってないんだよね?……オレちょっと今感動してる」
「な、何に?肌に?」
 イケメンリア充穂高くんに褒められるのは単純に嬉しい。だって人に褒められる経験をほぼせず大人になったから仕方ないだろう?
「それもあるけど……ずっと見てた渚くんの肌に、こうやって触れられる日がやっと来たかと思うと……ほら、オレの手触って?」
 差し出された手に俺は手を重ねた。その手は僅かに震えている。
「ね?嬉しさと緊張で震えてる。どうしよ、上手くできるかな……」
 年下の童顔イケメンが、不安げに睫毛を下げている。そんな状況に、無意識に重ねていた手を俺は握った。
「大丈夫だよ、穂高くんなら」
「渚くん……っありがとう。オレ、絶対渚くんをイかせまくるからね!」
「えっ?えっ?そ、そういう事!?そういう事かあ?!」
 自分が思わぬ墓穴を掘ってしまった事に気が付いたが、もう遅いようだ。穂高くんの腕が俺の首にまわり、裸の上半身を密着させてきた。
「渚くんもドキドキしてくれてるんだ」
「そりゃするでしょ!?」
 嬉しそうに語尾を上げた穂高くんの唇が、俺の首筋に落ちた。わざとリップ音を響かせながら、首筋全てにキスされる。
 くすぐったさに身をよじりながらも、柔らかな唇は止まらない。
「……ンっ」
「ふふ、安心してね、見えるところに痕はつけないから」
 鎖骨の下あたりにかぶり付かれ、俺は思わず声を上げた。
「――っうぁっ」
「はは、白い肌に良く映えるよ。後で写真撮らせて」
「な、……なっ?!」
「ね、口開けて?」
「へ?!」
「渚くんにキス、もっとしたい」
 穂高くんは俺の背中に手を回し抱き寄せてきた。色素の薄い瞳が近づいて、吐息が触れる。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

陛下の失われしイチモツをみつけた者を妃とする!………え、ヤバいどうしよう!?

ミクリ21
BL
主人公がヤバいことしてしまいました。

水泳部合宿

RIKUTO
BL
とある田舎の高校にかよう目立たない男子高校生は、快活な水泳部員に半ば強引に合宿に参加する。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

処理中です...