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マホ先生が登場
BSSは何の略?
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穂高くんが俺の肩を抱き、引き寄せられた。
「え?ええ?!どういう事?」
「入社式で一目ぼれして、SNSで探したんだよ!」
「え?どうやって?!本名じゃないのに無理じゃない!?」
「……オレが本気出したら無理じゃないの!」
言うつもり無かったのに!と憤慨する穂高くんと俺とのやりとりに、玲央さんが声を上げて笑い出す。あまりに爽やかな笑い声にきょとんとしている俺たちに向かって拍手までしてきた。
「最高ですね。BSS……僕の方が先に好きだったのにじゃないですか。良いなぁ、渚さん、これ以上萌え属性盛らないで下さいよ」
「はい!?」
「あーもう、無理。我慢できません。今日は前みたいに優しくできないかも」
「え?!ちょ、れ、玲央さん!?」
するするとシャツを脱ぎ始める玲央さんの腹筋が見え、その美しさに頬が赤くなる。
「はあ?!オレの前で渚くん抱く気かお前?!」
「ん-……不満ですか?」
「不満に決まってるだろ?!」
「じゃあ、入れずに渚さんをたくさんイかせた方が挿入するのはどうです?」
勝手に提案しだす玲央さんを止める間もなく、
「その勝負、乗った!」
穂高くんは了承してしまった。
「ええ?!」
鼻息荒く勝負を受けた間宮くんはネクタイを緩め始めた。こんな状況ではあるが、イケメンのネクタイ緩めは中々クるものがある。脱いでいくうちに、普段見る事の無い腕の筋肉や、無駄のない腹筋が目に入った。同僚をエロい目で見てしまう背徳感も相まってなのか心臓がうるさくなってくるのを止められない。
上半身裸のイケメン二人に挟まれて、俺はただただ体を小さくして座る事しかできないでいた。
「じゃあ、オレから――」
「えっ、えっ……?」
玲央さんは穂高くんに「どうぞ」と手振りを送ると、ソファのひじ掛けにもたれ込んだ。
「ワイシャツ、皺になると良くないから脱がすね」
俺の返事を聞く前に、穂高くんは器用にボタンを外し、シャツを玲央さんに渡した。玲央さんが丁寧にたたんでテーブルに置くのが目の端に見える。
「――触るね」
「ちょ、ほ、穂高くん……っ」
「何?」
「俺たち同期で同僚で、あのその……」
「ああ、大丈夫だよ渚くん」
さすが、リア充モテ男は心遣いが出来る。俺の不安を汲み取って、穂高くんは優しく笑ってこう言った。
「うちの会社社内恋愛オッケーだから」
「そ、そういう事じゃなくて!」
「え?ええ?!どういう事?」
「入社式で一目ぼれして、SNSで探したんだよ!」
「え?どうやって?!本名じゃないのに無理じゃない!?」
「……オレが本気出したら無理じゃないの!」
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「最高ですね。BSS……僕の方が先に好きだったのにじゃないですか。良いなぁ、渚さん、これ以上萌え属性盛らないで下さいよ」
「はい!?」
「あーもう、無理。我慢できません。今日は前みたいに優しくできないかも」
「え?!ちょ、れ、玲央さん!?」
するするとシャツを脱ぎ始める玲央さんの腹筋が見え、その美しさに頬が赤くなる。
「はあ?!オレの前で渚くん抱く気かお前?!」
「ん-……不満ですか?」
「不満に決まってるだろ?!」
「じゃあ、入れずに渚さんをたくさんイかせた方が挿入するのはどうです?」
勝手に提案しだす玲央さんを止める間もなく、
「その勝負、乗った!」
穂高くんは了承してしまった。
「ええ?!」
鼻息荒く勝負を受けた間宮くんはネクタイを緩め始めた。こんな状況ではあるが、イケメンのネクタイ緩めは中々クるものがある。脱いでいくうちに、普段見る事の無い腕の筋肉や、無駄のない腹筋が目に入った。同僚をエロい目で見てしまう背徳感も相まってなのか心臓がうるさくなってくるのを止められない。
上半身裸のイケメン二人に挟まれて、俺はただただ体を小さくして座る事しかできないでいた。
「じゃあ、オレから――」
「えっ、えっ……?」
玲央さんは穂高くんに「どうぞ」と手振りを送ると、ソファのひじ掛けにもたれ込んだ。
「ワイシャツ、皺になると良くないから脱がすね」
俺の返事を聞く前に、穂高くんは器用にボタンを外し、シャツを玲央さんに渡した。玲央さんが丁寧にたたんでテーブルに置くのが目の端に見える。
「――触るね」
「ちょ、ほ、穂高くん……っ」
「何?」
「俺たち同期で同僚で、あのその……」
「ああ、大丈夫だよ渚くん」
さすが、リア充モテ男は心遣いが出来る。俺の不安を汲み取って、穂高くんは優しく笑ってこう言った。
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