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マホ先生が登場
NNは何の略?
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マミヤとカタカナ表記だったから気が付かなかったのだろうか?一体、これはどういう事だ?
疑問が尽きない俺の前で、間宮くんは勝手にレモンサワーを二杯頼むと、人好きのする笑顔を俺に向けてきた。
「どういう事ですか?」
「あれ?楢本くんわかんない?なぎさ先生って呼ぶ方がいいかな?」
「ちょっとまって、ほんとわけわかんないんだけど?!」
「楢本くん、オレの名前フルで言える?」
間宮くんのフルネームは知っている。女子社員達からはカッコイイ名前だと下の名で呼ばれているのを何度も聞いているから。
「間宮穂高……?」
「ま みや ほ だか だから、マホなんですよオレ」
「――?!」
咄嗟の時に人間って本当に言葉が出ない。
「待って本当にマホ先生が間宮くんなの?」
「もー……ほら、見てこれ」
間宮くんが差し出したのはTwitterの画面。そこはマホ先生のホーム画面で、しっかりとログイン中、つまり本人のアカウントであるという表記があった。
全身の力が抜けてくる。優しかったマホ先生が、間宮くんだったなんて。彼はどんな気持ちで俺をフォローして話しかけていたのだろう。聞きたい事がありすぎて、逆に頭が真っ白になった。
ワクワクした目をした間宮くんにそろそろ何か言わなくてはと、なんとか言葉を絞り出す。
「――創作界隈文字のアナグラム好きなんだね……」
「ん?他にどんなの?」
「俺がなぎさ凪でNNだからナマナカが好きとか、ほんと……」
「――誰に言われたの?」
丸いオシャレ眼鏡の奥が楽しそうに光っていたのに、俺の言葉を聞いた途端、見たこともないような冷たい目になった彼は、ヤンデレ彼氏のような声でそう聞いてきた。
「え?えーっと……ご、ごめんいきなりド下ネタを……」
「そんなん良いって。もっとエグイ話ネットではしてたし。それより、それ誰に言われたの?」
「えーっとえーっと……」
「Leo先生?」
「えーっと……」
疑問が尽きない俺の前で、間宮くんは勝手にレモンサワーを二杯頼むと、人好きのする笑顔を俺に向けてきた。
「どういう事ですか?」
「あれ?楢本くんわかんない?なぎさ先生って呼ぶ方がいいかな?」
「ちょっとまって、ほんとわけわかんないんだけど?!」
「楢本くん、オレの名前フルで言える?」
間宮くんのフルネームは知っている。女子社員達からはカッコイイ名前だと下の名で呼ばれているのを何度も聞いているから。
「間宮穂高……?」
「ま みや ほ だか だから、マホなんですよオレ」
「――?!」
咄嗟の時に人間って本当に言葉が出ない。
「待って本当にマホ先生が間宮くんなの?」
「もー……ほら、見てこれ」
間宮くんが差し出したのはTwitterの画面。そこはマホ先生のホーム画面で、しっかりとログイン中、つまり本人のアカウントであるという表記があった。
全身の力が抜けてくる。優しかったマホ先生が、間宮くんだったなんて。彼はどんな気持ちで俺をフォローして話しかけていたのだろう。聞きたい事がありすぎて、逆に頭が真っ白になった。
ワクワクした目をした間宮くんにそろそろ何か言わなくてはと、なんとか言葉を絞り出す。
「――創作界隈文字のアナグラム好きなんだね……」
「ん?他にどんなの?」
「俺がなぎさ凪でNNだからナマナカが好きとか、ほんと……」
「――誰に言われたの?」
丸いオシャレ眼鏡の奥が楽しそうに光っていたのに、俺の言葉を聞いた途端、見たこともないような冷たい目になった彼は、ヤンデレ彼氏のような声でそう聞いてきた。
「え?えーっと……ご、ごめんいきなりド下ネタを……」
「そんなん良いって。もっとエグイ話ネットではしてたし。それより、それ誰に言われたの?」
「えーっとえーっと……」
「Leo先生?」
「えーっと……」
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