憧れの神絵師に迫られて、しかもイケメンだったら拒めるはずがないよね!?ね!?

花田トギ

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「良いですね、思ってたより上手ですよ」
「ひゃぁい……」
「ふふ、上目遣い可愛い」
 しゃぶりつく俺の髪を撫でながら、見下ろしてくる玲央さんのカッコいい事と言ったら。絵が描けて、しかも上手くて、更にイケメンでセックスもうまいって……一体前世ではどれだけ得を詰んだのだろうか?
「めっちゃ良かったです。そろそろお返ししますね」
「え?もう?」
「口だと自分イけないんですよ――ナカじゃないと」
「え?え?ちょっ、れ、玲央さん?!」
 いつの間にか玲央さんの手にはローションのボトルが握られていた。指二本に絡めるように粘度の高い液体を纏わせると、俺を抱き寄せ、成人してから誰にも触れさせた事のない場所へと塗り付けた。
「ひっ、ひゃっ、な、何して……?」
 ねっとりとほぐす様にどれだけ弄られても固く閉じたそこは、まだまだ指一本すら受け入れる気配はない。
「ほら、こっち向いて」
「ひゃ、はい!」
 抱き寄せられ、至近距離で見つめるイケメンの瞳に野暮ったい俺が映っている。ああ、ここだけ解像度を落とせたらどれだけ幸せだろうか。
 玲央さんが耳朶を食みながら、乳首を弄り始める。強く刺激される度に、体がいやらしく跳ねるのが分かった。
「ンっ、ンっ、あ、ぁっ、……ンんっ」
「甘い声になってきましたね、ほら、もっと声出して……」
「あ、っはぁ……んぁっ……んン、んっ」
 イケメンの指示には従ってしまう。俺は羞恥心より玲央さんを取って、だらしなく口をあけ、喘ぎ声を上げ始めた。
 自分でも聞いたことのないような声だけど、耳元でずっと玲央さんが褒めてくれるからどんどん喘ぎたくなってくる。
「あ、あぁっ、あンっ……あ、アっ――ああっ」
「良いですね、すごくエロくて可愛い……耳が良いんですよね。乳首もほら、弾くたびに声が高くなってるの分かってます?誘ってるみたいな声になってきてますよ」
「あっ、アぁっ、そン、そんな事っ……あっ」
「ほら、指が一本入ってます。ね?痛くないでしょ……初めてあった男にこんなところ弄られるってどんな気分ですか?渚さん」
 言葉は少しSっ気があるのに、触り方はどこまでも優しい。そのギャップにクラクラして、俺は入っている指がいつの間にか三本になっていたのに何の違和感も感じなかった。
「そろそろ、やっちゃいましょうか?」
「や、やっちゃう?何をですか?」
「ふふ。ほら、渚さんの好きな、ゆっくーり奥まで挿入ですよ」
「えっ?もうですか?!玲央さんの大きいから、俺無理だと……」
「もう俺の指三本も咥えてるのにそんな事言います?」
「さ、三本?!そんな……気が付かなかった……」
「ほら、このあたりとか膨れて来てるんですけど……」
 意識を集中させれば、確かにそこには指が三本くらい入っているのがわかった。くいっと腹側に折り曲げられると、圧迫感と、少しだけぞわぞわとする感覚が走る。
 ごろんと仰向けに寝転んだ俺に、玲央さんが覆いかぶさって来た。
 指に代わって、菊門に熱い亀頭が押し当てられた。今から異物が入ってくるのかと思うと、好奇心と恐怖心がせめぎ合い始める。
「まずは先っぽだけ……入れますね」
「は、はいっ」
「ふふ、ほら、力抜いて……」
 ちゅ、と頬にキスをされ訪れた多幸感を感じているうちに、ぬるりと亀頭部分が体に入って来た。指より圧倒的にある違和感に、思わず眉をよせた。
「ここが入ったら、あとは鳴らすだけなんで……」
 眉間の皺もキスで緩ませられながら、宣言通りゆっくりと玲央さんが腰を奥へと押し込んでくる。そのたびに、どこまで入ったかを詳細に語ってくれるんだけど、それがエロくてエロくてたまらない。
「れ、玲央さぁんっ……お腹、玲央さんでパンパンになっちゃいそうですっ」
「そんな可愛い事言われたら、一気に入れたくなります――っ」
 初めて見る玲央さんの切ない顔に、俺の中の何かが弾けた。
「きて……一気に来て欲しいです」
「……良いんですか?」
「玲央さんなら良いんです俺……奥まで、早く欲しくなっちゃいました」
「――最初は優しくしてあげたいのに……そんな事言われたら――」
 玲央さんの舌打ちが聞こえた。半分くらい繋がったまま、玲央さんが長い髪を書き上げると今までの優しい表情から一変し、ドS様降臨な顔になっていた。
「嫌って言っても、無理ですからね。もう」
「え?れ、玲央さ――っんああっ!?」
 ずん、と大きく体が揺れた。腰を掴まれたまま一気に貫かれた俺は、圧迫感と痛みで体が震え始めた。
「あ……カハっ……」
 内臓を持ち上げられて、吐き気が昇ってくるのを必死で押さえ、俺を見下ろす玲央さんを見つめた。少し怒っているような真剣な表情で、腰を打ち付ける姿を。
「ぐっ……んぐっ……っ」
「渚さんのナカ、すごいうねって来てますよ……すげー気持ち良い……その涙目も煽ってるとしか思えませんね」
「そ、そんな……ぐ、そんな事してなっ……んっ――あぁっ?!」
 体を折り曲げた玲央さんが、腰を打ち付けたまま俺の乳首を舐めてきた。思わず弓なりになった体を押し付けるように腰をがっちりと掴まれて、先程より深く打ち付けられる。
「んぐぁっ!?あ……っ、アぁっ、な、なんか、……なんか変で、アっンあ――」
「奥好きなんですね。やったー相性すげー良いですね」
「あ、相性?」
「こうやって腰掴んで、逃げらんないようにして奥までガンガン突くの……すげー好きなんですよ」
 熱くなってきたのか、今まで着ていたパーカーを一気に脱ぎ捨てた。服の下には鍛えられた体があって、きっと玲央さんのイラストの攻め役のボディは自身をモデルにしているんだろうと言う事が推察出来た。
「じゃあ、ガン突きモードいきますね」
「え?ええ?あっ、あ、ア、あぁっ?!」
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