11 / 67
渚と玲央2
しおりを挟む
「気持ち悪くないんですか?」
「何がですか?」
あれからオタク向けショップを梯子し、買いたくても替えなかったBL作品のグッズをゲットしたり、同人誌をゲットしたりと玲央さんより楽しんだ俺は、玲央さんおすすめの執事喫茶に来ていた。
喫茶だが、お酒も置いてある。飲むには良い時間だからとオシャレな名前のついたカクテルを注文し、軽く飲んでいた。
「男なのにBL、しかもエロいやつ書いてるなんて」
「ええー?それ言います?自分なんてBLだろうが男女だろうが描きたいって思ったら描いちゃってるんですけど……キモイですか?」
「滅相も無いです!玲央さんの絵は凄いです!男性の筋肉の筋まで書き込まれていて繊維すらエロいし、女の子の体もまろやかで可愛くてエッチだし!」
「いやぁありがとうございます。自分も渚さんの書く小説、エロくて抜けるから好きなんですよね」
「そ、そんな――!神にそんな事言われたら俺……」
顔が熱くなるのはアルコールが入ったからだけではない。今日は本当に夢のような日だ。神絵師とオフで会うってだけでもビッグイベントなのに、その神絵師がイケメンで、友達みたいに一日を過ごせるなんて。
「夢、みたいです」
「あはは、何言ってるんですか!自分も、ずっと狙ってた渚さんとこうやって飲めて、最高の気分ですよ」
乾杯のポーズ越しにウインクを投げられる。イケメンのウインクはこんなにもトキメクのだと初めて知った。
「……俺も、ホントに最高で……なんだかふわふわしてて……あれ?すきっ腹に飲んだからお酒回っちゃったんですかね?」
「――顔赤くなってますよ、ちょっと水でも飲みに行きましょうか」
「は、はい……?」
元々お酒に強くはないとは言え、カクテル一杯でこんなに酔ってしまうなんて。一応年上なのに面目ない思いでいっぱいだ。
玲央さんに肩を抱いてもらい、二人でタクシーに乗った所で、俺の記憶は一旦終わっている。
「何がですか?」
あれからオタク向けショップを梯子し、買いたくても替えなかったBL作品のグッズをゲットしたり、同人誌をゲットしたりと玲央さんより楽しんだ俺は、玲央さんおすすめの執事喫茶に来ていた。
喫茶だが、お酒も置いてある。飲むには良い時間だからとオシャレな名前のついたカクテルを注文し、軽く飲んでいた。
「男なのにBL、しかもエロいやつ書いてるなんて」
「ええー?それ言います?自分なんてBLだろうが男女だろうが描きたいって思ったら描いちゃってるんですけど……キモイですか?」
「滅相も無いです!玲央さんの絵は凄いです!男性の筋肉の筋まで書き込まれていて繊維すらエロいし、女の子の体もまろやかで可愛くてエッチだし!」
「いやぁありがとうございます。自分も渚さんの書く小説、エロくて抜けるから好きなんですよね」
「そ、そんな――!神にそんな事言われたら俺……」
顔が熱くなるのはアルコールが入ったからだけではない。今日は本当に夢のような日だ。神絵師とオフで会うってだけでもビッグイベントなのに、その神絵師がイケメンで、友達みたいに一日を過ごせるなんて。
「夢、みたいです」
「あはは、何言ってるんですか!自分も、ずっと狙ってた渚さんとこうやって飲めて、最高の気分ですよ」
乾杯のポーズ越しにウインクを投げられる。イケメンのウインクはこんなにもトキメクのだと初めて知った。
「……俺も、ホントに最高で……なんだかふわふわしてて……あれ?すきっ腹に飲んだからお酒回っちゃったんですかね?」
「――顔赤くなってますよ、ちょっと水でも飲みに行きましょうか」
「は、はい……?」
元々お酒に強くはないとは言え、カクテル一杯でこんなに酔ってしまうなんて。一応年上なのに面目ない思いでいっぱいだ。
玲央さんに肩を抱いてもらい、二人でタクシーに乗った所で、俺の記憶は一旦終わっている。
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説



どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる