憧れの神絵師に迫られて、しかもイケメンだったら拒めるはずがないよね!?ね!?

花田トギ

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神絵師Leo先生2

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『初めましてLeo先生、タグに反応いただけて光栄です。感動しています。字書きなのに語彙力無くて申し訳なくなるくらい幸せとしか言えません』
 
 書いては消し、書いては消しを繰り返したが、結局送れたのはこの言葉だけだ。
 Leo先生からのリプはすぐに来た。

『いえいえ!なぎさ先生の作品読ませていただいていました。でも交流がお嫌いなのかと思ってましたが、昨晩はタグがついていたのでこれはチャンスだって飛びついちゃいました!ちょっとDMもますね』

「ひぇあ」
 人間感情表現がおかしくなると言葉もおかしくなるらしい。
 Leo先生からのDMはすぐに来た。

『なぎさ先生初めまして。Leoと言います。ご存知かわかりませんが絵を描いています。今回なぎさ先生のキャラクターを描けて幸せです。 話変わりますが明日お暇じゃないですか?なぎさ先生たまの日常ツイート拝見するに都内か、その近くに住んでいませんか?実は明日池袋行く予定があったんですが、友人にドタキャンされてしまって。これも縁と思って同行して貰えませんか?』

「ひゅうううう……。こ、これはどうすればいいんだー?!」
 もちろんお誘いは嬉しい。だって神とも崇めるLeo先生だ!だけど、だけど……!Leo先生はきっと女性。俺がのこのこと現れたら……嫌われてしまうのではないだろうか。
 本当は隠しておきたいけれど、これは真実を告げよう。Leo先生には嘘はつきたくない。

『DMありがとうございます!誘って頂けて嬉しいです。でもすみません、自分性別公にはしてないんですが男でして、すみません』

「はー……終わった」

 でも良い。このLeo先生からの絵を俺は宝物として一生を――。

「あ、返事来た……?」

『男性なんですね!何の問題も無いですよ!じゃあ16時くらいに駅前待ち合わせにしましょう。ついたらDMしてくださいね!』

「え?!えー?!」

 嬉しさ半分戸惑い半分のまま、俺は土曜日を迎える事になった。
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