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いつもの私が終わる日
しおりを挟むriria…りりあは普通の高校3年生
の、つもりだった。
あることがきっかけで、夜の嫌な世界を、嫌なだけ見ることになってしまう。
きっかけは、出会い系サイトの書き込みだった。
「お財布買うよ♪」
『へ~、ヴィトンとか買ってもらってみたいな。』
とまあ、いとも簡単に騙される私。
『財布買ってくれるの??』と即メールをした。
「条件とかないから、安心して♪君可愛いから!」
ふ~ん、そういうもんなの?
待ち合わせをして、いざ車へ乗り込んだ。
見た目は優しそうな坊主。
名前は住田(すみた)という。
「りりあちゃん、若いからこそ紹介できる仕事あるよ~、1日5万は余裕だね!どう?」
いや、まず財布…と思ったけれど、頭のおかしい私は、そんな美味しくもない話に食いついた。
『ねぇ、なにすればそんなに稼げるの??』
住田はニヤっとした。そしてこう言う。
「客持ってくるから、セックスして、お金ちゃんと持ってきてくれたら、お金あげる♪」
…ふーん、面白そう。
『ゴムは?』
「こっちで用意するよ、ローションも欲しかったら言って!」
『リスク高いんじゃないの?』
「なんかあったらすぐ殴り込みにいくから大丈夫!」
『場所は…?』
「こっちで指定するラブホテル!そこでちゃっちゃとやっちゃってー!!!」
手取りは、15000円に対して9000円が女の子・6000円が住田のものになるという。
『1回ヤっただけで9000円って稼げないよね。普通に。』
「そう!君…りりあちゃんでいいかな?女の子とも仲良くして、楽しく稼ごうよ!」
面白いじゃーん。ちょっとやって終わろうかな。
『うん!やってみる!!!』
「ノリ良い子は客受けいいよ~♪さっそく女の子迎えに行こうか♪」
「財布」なんてどこかにいったものだ。稼いで買えばいいじゃん?
本当に頭が悪く、奈落の底へ落ちていった。
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