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プロローグ
何かあった〜一仁視点〜
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中学になってから唯との時間が減った。生徒会になんて入ってしまったから忙しくて唯との時間が足りない。こんなことなら断ればよかったとすら思う。
唯が学校を休んだ。一年の頃は一度も休んでいなかったのに、土日まで風邪を長引かせて三日も会えなかった。とても心配だ。
月曜日久しぶりの唯と会った。顔色も悪くなくて安心した。でも僕が額に手をかざしたら小さく悲鳴をあげた。直ぐに笑って誤魔化されたけど明らかに変だった。
学校に着いて教室に入ったら、いきなり唯が教室から走って逃げた。唯が飛び出す直前、目を合わせたαがいたのを俺は見逃さなかった。周りの奴らは驚いた顔をしていたがそいつは顔をニヤつかせていた。
そのαを呼び出して話を全部聞いた。ビクビクしてて可愛かっただと?言葉では言い表せないほどの怒りが湧いた、虫唾が走る。そいつの股間に蹴りを食らわせて教室に戻った。唯はいなかった。
やはり唯をずっと見張っておくべきだった。あんなやつにトラウマを植え付けさせられてしまった。これからは俺がずっと一緒にいよう。誰の手にも触れさせないうに。。。
唯の家に行き話を聞いたらもう中学校には行かないという。俺もその方がいい、安心だ。でも高校は新しいところに通うというから、放課後毎日勉強を教える口実で唯の家に行った。俺の話をちゃんと聞いて頑張ってる唯は最高の癒しだし、俺の言ったことを繰り返し言って理解しようとしている姿はかわいいでしかない。俺がそばにいることで唯の負担になっていないか心配だったが、多分なっていないと思う。様子も普通だし、よく笑ってくれる。他は無理だけど俺はいい、トクベツってことだよね。そんな唯を見ていると最高に庇護欲が唆られる。もう二度とあんな思いはさせない。俺が一生守る、俺のΩ。
唯が学校を休んだ。一年の頃は一度も休んでいなかったのに、土日まで風邪を長引かせて三日も会えなかった。とても心配だ。
月曜日久しぶりの唯と会った。顔色も悪くなくて安心した。でも僕が額に手をかざしたら小さく悲鳴をあげた。直ぐに笑って誤魔化されたけど明らかに変だった。
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