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第41章:人は太陽が無ければ生きていけない(悪寒)
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光琉が倒れていく光景が、俺の眼にスローモーションのように映った。
一瞬、心が空白に支配され、次いでマグマが弾けた。衝動のまま、崩れかけた土僕めがけて疾走する。
「てめええええええええッッ!!!!」
裂帛の絶叫をあげ、筋肉と関節の限界を度外視して、乱気流の剣を振り下ろす。土僕の胴体部が砕ける。
宙に舞った土塊どもが再び元の胴体に戻ろうと一点に集中しかけたところを、返す一太刀で更に撃つ。間髪入れずもう一閃……土僕が再生するよりも速く、怒りにまかせて連撃を放ち続ける。土の身体が破片へと解体され、その破片が塵煙と化して流れていく。
魔法で浄化する以外の、土僕を無力化するもうひとつの方法がこれだ。操っている術者がその個体だと認識できなくなるほど、粉微塵に砕いてしまえば再生はできない。数多の土僕を一度に相手せねばなかった先程までの状況では困難だったが、敵が一体だけになればこうして念入りに砕きつづけることは可能だ。
もっとも、この時の俺がそこまで計算立てて動いていたわけではない。激情のまま、無我夢中で剣を振っていただけだ。
「す、凄い……魔術の再生速度が追いつかないほどの斬撃。しかも手数を重ねるごとに、剣速が上がっていくなんて……」
後ろから奥杜の怯えをふくんだような声が耳に届いたが、それを意に解する余裕は俺にはなかった。幾十度めかに剣閃を奔らせた時、まるで手ごたえを感じず、そこではじめて土僕の姿が完全に霧散していることに気づいた。土の身体を失った霊媒が中空に彷徨い出るのを、俺の"魔覚"が捉える。地面が浄化され新たな依代に宿ることもできない今、それは無力かつ無害な存在だった。
狂熱が過ぎ去ると、今度は悪寒が全身をおそった。光琉の方へ振り向くと、妹は胸元に紅い花を咲かせたまま、あおむけに倒れている。ピクリとも動かない。
皮膚という皮膚に鳥肌がたつ。3年前、母が息を引き取った瞬間の光景が脳裡を過る。あの時の暗く冷たい孤独が、胸の中によみがえる……
怖い。もうあんな思いをするのは嫌だ、いやだ!!
激しい運動の後で細胞が酸素を欲していたが、呼吸をするのももどかしかった。よろめきながら妹の元へ駆け寄り、ひざをついて抱え起こす。
「光琉、おい、起きろよ、冗談はやめろ……」
返事はない。最悪の想像ばかりが渦巻く。手足が痙攣しだした。無論、疲労のためではない。
「ふざけんじゃねえ、さっさと起きやがれ、猿女!!」
理不尽だとわかっていても、叫ばずにいられなかった。喉から血が噴き出たかもしれない。
と。
「誰が猿女ですってええッ!!?」
憤慨した声は、俺の手元で弾けたものだった。直後、おもむろに光琉の上体が起き上がり……その白くなめらかな額が、俺のあごを直撃した。
ゴンッ!!
「ぐ、ぐおおお……!!」
「い、いたたた……!!」
シリアスな空気をぶち壊す轟音と共に、俺はあごを、妹は額を押さえながら地面にうずくまった。今朝も似たようなことがあったな、とデジャブを感じる……いや、そんなことより。
俺は涙目のまま顔をあげ、妹の肩をつかんで上体を起こすと、その姿をマジマジと観察した。制服の胸元が裂け、周りには痛々しく血がにじんでいる。なのに、妹は普段どおり血色もよく、いたって元気そうではないか。額の痛みで顔を歪めている点を除けば、だが。
「ひ、光琉、お前大丈夫か、どこも痛くないのか!?」
「おでこが超イタイ……」
「いや、そうじゃなくて……お前、さっき土僕の攻撃を受けただろ?」
「土僕?……あ、そういえば!」
光琉はハッとして下を向くと、制服のボタンをはずし、胸元の白い肌をあらわにする。普段ならもう少し恥じらいを持てと小言を述べるところだが、今はそれどころではない。
妹が制服のシャツをはだけると、その奥から淡い光が漏れ出した。
俺は眼を見張った。土僕の爪を受けた左胸部には血が広がっていたが、その中央にある傷口はすでに出血が止まり、瘡蓋でふさがっている。いや、俺と光琉が見ている間にもどんどん瘡蓋ははがれていき、すぐに元の瑞々しい肌が復元されたではないか。そしてその間、やさしく温かい光が光琉の左胸部を包んでいた。爪傷が跡形もなくなると、同時に光もしぼむように消えてしまった。
その輝きには見覚えがあった。今朝から光琉が何度も俺にかけてくれた回復魔法、"慈光"にそっくりなのだ。
「え、これって……」
「"女神の加護"か!」
そうだ、俺は、サリスはこの現象を知っていたはずだ。"光の聖女"が生命の危機に見舞われた時、無意識下で聖光の治癒効果が発現し、自動的にその傷病をいやすのである。フェイデアで"女神の加護"と呼ばれていたこの天与の特殊能力も、どうやら妹の内によみがえっていたらしい。
「じゃ、お前、さっき俺が呼びかけても返事しなかったのは……」
「土僕におそわれて倒れたとき、地面に頭を打って少しの間気絶してたみたい。ほら、"女神の加護"って、よっぽどの重症以外では発動してくれないでしょ?」
「おどかすなよ……」
全身の力が抜けて、その場にへたりこんでしまった。今、敵の新たな強襲があったら、即座に迎撃態勢をとるのは難しいかもしれない。
「あれ、にいちゃん、そんなに心配してくれたの?」
俺の様子をみた光琉が、鬼の首をとったような笑みを顔中に広げた。
「もー、こういう時だけ素直になるんだからあ。そうよね、愛しいツマの身が傷付けられたんだもの、気が気じゃなかったわよね! でも安心して、あたしこのとおりピンピンしてるから。無事ハッピーエンドということで、最後は愛しあう2人が幸せなキスをして終了にしましょ。映画とかでよく観るやつ!」
言いたいことを言い終えると、ウッキウキで唇を突き出してきた。いつもどおりの能天気さ、先ほどのダメージによる後遺症が一切ないようなのはめでたいことだが……
う、ウゼエエエッ!! 少しは場の空気というものを読めよ、アホ女! まったく、人の気も知らないで。
「っんとに、お前は……お前はなあ……」
感情が昂りすぎて、うまく言葉も出てこない。あーダメだ、どうにも気持ちがおさまらん! 人間には、我慢の限界というものがあるのだ。
俺は、妹を強引に引き寄せると、
「……ふえっ?」
――思いっきり、抱きしめた。
「に、にににに、にいちゃんッッ!!??」
妹の華奢な身体が、俺の腕の中でもぞもぞと動く。体温も伝わってくる。生きているんだ、という実感で、俺の胸はいっぱいになった。
「こわかった……こわかったんだぞ……」
絞り出した声は震えていた。思わず泣いてしまいそうになったが、それだけはどうにか堪えた。
「母さんが逝ってしまった時のことを思い出したんだ。また家族を……お前を失うのかと思うと、怖くて、寒くて、震えが止まらなくなって……」
俺にとって光琉を失うということは、太陽を失うのと同義だ。暗く凍える世界の中では、心は死滅するしかない。
このわずかな時間で、そのことを思い知らされた。
「にいちゃん……」
「バカ、バカ光琉……兄貴にこんな思いをさせやがって。二度とごめんだからな。これからは、特に戦闘中は、もっと周囲に気を配るようにしろ。"女神の加護"があるにしても、だぞ」
「うん……はい。ごめんなさい、にいちゃん」
殊勝げに応えると、光琉も俺の背中に静かに両手を回してきた。
今日に入ってからこうして妹と密着するのは何度目かのことだが、これまでと違ってやましい気持ちが一切湧いてこないのが不思議だった。きっと光琉も同じだろう。俺の真意を、十分汲み取ってくれたはずだ。
「ふへへ、にいちゃんあったかい。キスはしてもらえなかったけど、これはこれでヤクトクかも」
……前言撤回。ほんとにわかったのか、やっぱり不安だなあ。
一瞬、心が空白に支配され、次いでマグマが弾けた。衝動のまま、崩れかけた土僕めがけて疾走する。
「てめええええええええッッ!!!!」
裂帛の絶叫をあげ、筋肉と関節の限界を度外視して、乱気流の剣を振り下ろす。土僕の胴体部が砕ける。
宙に舞った土塊どもが再び元の胴体に戻ろうと一点に集中しかけたところを、返す一太刀で更に撃つ。間髪入れずもう一閃……土僕が再生するよりも速く、怒りにまかせて連撃を放ち続ける。土の身体が破片へと解体され、その破片が塵煙と化して流れていく。
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もっとも、この時の俺がそこまで計算立てて動いていたわけではない。激情のまま、無我夢中で剣を振っていただけだ。
「す、凄い……魔術の再生速度が追いつかないほどの斬撃。しかも手数を重ねるごとに、剣速が上がっていくなんて……」
後ろから奥杜の怯えをふくんだような声が耳に届いたが、それを意に解する余裕は俺にはなかった。幾十度めかに剣閃を奔らせた時、まるで手ごたえを感じず、そこではじめて土僕の姿が完全に霧散していることに気づいた。土の身体を失った霊媒が中空に彷徨い出るのを、俺の"魔覚"が捉える。地面が浄化され新たな依代に宿ることもできない今、それは無力かつ無害な存在だった。
狂熱が過ぎ去ると、今度は悪寒が全身をおそった。光琉の方へ振り向くと、妹は胸元に紅い花を咲かせたまま、あおむけに倒れている。ピクリとも動かない。
皮膚という皮膚に鳥肌がたつ。3年前、母が息を引き取った瞬間の光景が脳裡を過る。あの時の暗く冷たい孤独が、胸の中によみがえる……
怖い。もうあんな思いをするのは嫌だ、いやだ!!
激しい運動の後で細胞が酸素を欲していたが、呼吸をするのももどかしかった。よろめきながら妹の元へ駆け寄り、ひざをついて抱え起こす。
「光琉、おい、起きろよ、冗談はやめろ……」
返事はない。最悪の想像ばかりが渦巻く。手足が痙攣しだした。無論、疲労のためではない。
「ふざけんじゃねえ、さっさと起きやがれ、猿女!!」
理不尽だとわかっていても、叫ばずにいられなかった。喉から血が噴き出たかもしれない。
と。
「誰が猿女ですってええッ!!?」
憤慨した声は、俺の手元で弾けたものだった。直後、おもむろに光琉の上体が起き上がり……その白くなめらかな額が、俺のあごを直撃した。
ゴンッ!!
「ぐ、ぐおおお……!!」
「い、いたたた……!!」
シリアスな空気をぶち壊す轟音と共に、俺はあごを、妹は額を押さえながら地面にうずくまった。今朝も似たようなことがあったな、とデジャブを感じる……いや、そんなことより。
俺は涙目のまま顔をあげ、妹の肩をつかんで上体を起こすと、その姿をマジマジと観察した。制服の胸元が裂け、周りには痛々しく血がにじんでいる。なのに、妹は普段どおり血色もよく、いたって元気そうではないか。額の痛みで顔を歪めている点を除けば、だが。
「ひ、光琉、お前大丈夫か、どこも痛くないのか!?」
「おでこが超イタイ……」
「いや、そうじゃなくて……お前、さっき土僕の攻撃を受けただろ?」
「土僕?……あ、そういえば!」
光琉はハッとして下を向くと、制服のボタンをはずし、胸元の白い肌をあらわにする。普段ならもう少し恥じらいを持てと小言を述べるところだが、今はそれどころではない。
妹が制服のシャツをはだけると、その奥から淡い光が漏れ出した。
俺は眼を見張った。土僕の爪を受けた左胸部には血が広がっていたが、その中央にある傷口はすでに出血が止まり、瘡蓋でふさがっている。いや、俺と光琉が見ている間にもどんどん瘡蓋ははがれていき、すぐに元の瑞々しい肌が復元されたではないか。そしてその間、やさしく温かい光が光琉の左胸部を包んでいた。爪傷が跡形もなくなると、同時に光もしぼむように消えてしまった。
その輝きには見覚えがあった。今朝から光琉が何度も俺にかけてくれた回復魔法、"慈光"にそっくりなのだ。
「え、これって……」
「"女神の加護"か!」
そうだ、俺は、サリスはこの現象を知っていたはずだ。"光の聖女"が生命の危機に見舞われた時、無意識下で聖光の治癒効果が発現し、自動的にその傷病をいやすのである。フェイデアで"女神の加護"と呼ばれていたこの天与の特殊能力も、どうやら妹の内によみがえっていたらしい。
「じゃ、お前、さっき俺が呼びかけても返事しなかったのは……」
「土僕におそわれて倒れたとき、地面に頭を打って少しの間気絶してたみたい。ほら、"女神の加護"って、よっぽどの重症以外では発動してくれないでしょ?」
「おどかすなよ……」
全身の力が抜けて、その場にへたりこんでしまった。今、敵の新たな強襲があったら、即座に迎撃態勢をとるのは難しいかもしれない。
「あれ、にいちゃん、そんなに心配してくれたの?」
俺の様子をみた光琉が、鬼の首をとったような笑みを顔中に広げた。
「もー、こういう時だけ素直になるんだからあ。そうよね、愛しいツマの身が傷付けられたんだもの、気が気じゃなかったわよね! でも安心して、あたしこのとおりピンピンしてるから。無事ハッピーエンドということで、最後は愛しあう2人が幸せなキスをして終了にしましょ。映画とかでよく観るやつ!」
言いたいことを言い終えると、ウッキウキで唇を突き出してきた。いつもどおりの能天気さ、先ほどのダメージによる後遺症が一切ないようなのはめでたいことだが……
う、ウゼエエエッ!! 少しは場の空気というものを読めよ、アホ女! まったく、人の気も知らないで。
「っんとに、お前は……お前はなあ……」
感情が昂りすぎて、うまく言葉も出てこない。あーダメだ、どうにも気持ちがおさまらん! 人間には、我慢の限界というものがあるのだ。
俺は、妹を強引に引き寄せると、
「……ふえっ?」
――思いっきり、抱きしめた。
「に、にににに、にいちゃんッッ!!??」
妹の華奢な身体が、俺の腕の中でもぞもぞと動く。体温も伝わってくる。生きているんだ、という実感で、俺の胸はいっぱいになった。
「こわかった……こわかったんだぞ……」
絞り出した声は震えていた。思わず泣いてしまいそうになったが、それだけはどうにか堪えた。
「母さんが逝ってしまった時のことを思い出したんだ。また家族を……お前を失うのかと思うと、怖くて、寒くて、震えが止まらなくなって……」
俺にとって光琉を失うということは、太陽を失うのと同義だ。暗く凍える世界の中では、心は死滅するしかない。
このわずかな時間で、そのことを思い知らされた。
「にいちゃん……」
「バカ、バカ光琉……兄貴にこんな思いをさせやがって。二度とごめんだからな。これからは、特に戦闘中は、もっと周囲に気を配るようにしろ。"女神の加護"があるにしても、だぞ」
「うん……はい。ごめんなさい、にいちゃん」
殊勝げに応えると、光琉も俺の背中に静かに両手を回してきた。
今日に入ってからこうして妹と密着するのは何度目かのことだが、これまでと違ってやましい気持ちが一切湧いてこないのが不思議だった。きっと光琉も同じだろう。俺の真意を、十分汲み取ってくれたはずだ。
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