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第27章:遊んでいるつもりはないが、本気を出すわけにもいかないだろう(圧倒)
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「戦場では、一箇所にばかり気を取られるのは厳禁だ」
声が聞こえる。生まれてはじめてきくはずなのに、どこか懐かしい声。
「敵と対峙している時にも、常に視界を広くたもて。眼のとどかない場所にも感覚を張りめぐらせろ。ただもちろん、目の前の相手から注意を逸らすのは以ての外だぞ。そちらへの集中を途切れさすことなく、意識を拡散させる……うーん」
説明能力への自信を失ったかのように、男の声が尻すぼみになる
「なんというかなあ……心眼、そう心眼だ! 心の眼ってやつを開眼させて、戦場全体を掌握しろ。そうすりゃ空間だけでなく、時間も見通せるから。敵がどう動くか、状況がどう展開するか、直感が勝手に理解してくれる」
支離滅裂でいい加減なレクチャーが終わると、頭の上に温かい感覚が生まれた。男が俺の頭を撫でているのだ、と思った。
「大丈夫、お前ならできるさ、サリス。なんてったって、私の弟子なんだからな」
軽薄な口調で発せられたその言葉が、何故か胸に沁みこんだ。安らぎと誇らしさがふくれあがり、涙が出そうになる。
俺はこの声を知っている。この声は、この、人は……
「お師……さん?」
そこで白昼夢は途切れ、現実に引きもどされた。
あらためて状況を確認する。場所は廃工場、周囲には時代錯誤のヤンキーたちと、その向こうに光琉。手にはビニール傘。
そしてかたわらには、俺が傘のハンドルで後頭部に打撃をあたえたスキンヘッド氏が、うつ伏せに倒れている。泡を吹いているようだが、命に別状はないだろう。あと1時間もすれば起き上がれるよう、威力は調整してある。
「お、おい、タコがやられちまったぜ」
「嘘だろ、あんなシャバい野郎に……」
ヤンキーたちが動揺している。というかスキンヘッド氏、仲間内で”タコ”って呼ばれてんのかい……さっき正門前で金髪男がそう呼んだのも罵倒したわけでなく、普段どおりのあだ名を口にしただけだったのか。おそらく怒って顔を真っ赤にした姿から定着したあだ名なのだろうが、本人もよく甘受しているなあ。こういうDQN系の連中は妙なところで寛容なのが不思議である。
まあそれはともかく、どうやら俺がスキンヘッド(=タコ?)を昏倒させてから、時間は数秒も経っていない。あの白昼夢は、本当に一瞬のことだったのだ。
「や、野郎、ふざけた真似しやがって!!」
「タコのカタキだ、ぶちのめしちまえええ!!!」
激昂が衝撃に取って代わると、不良たちはおたけびと共に一斉におそいかかってきた。先ほどまでのふざけた様子は霧散し、どいつもこいつも形相に凶暴な敵意をにじませている。手心をくわえてくれるような寛容さは、誰も持ち合わせていないようだった。
しかしそんなヤンキーたちの奔流も、今の俺にとっては何ら脅威になり得なかった。巻き止められたビニール傘をにぎって以来、明らかに俺の中で変容が生じていた。
傘を下段にかまえ、右手の上に左手をかさねる。右足のつま先を、心持ち浮かせる。はじめてとったはずなのに妙にしっくりくる姿勢のまま、向かってくるヤンキーたちに相対した。視界を広げ……工場全体を俯瞰する。
この場にいる全員の息づかいから筋肉のわずかな動きまでが、手に取るようにわかった。
ドレッドヘアーが殴りかかってきたのをかわし、傘でその足元を払う。派手な転倒音とほぼ同時にパンチパーマが放ってきた蹴りを流すと、振り上げられた足が地につく前に胴へ一撃を叩きこむ。倒れこんだパンチパーマのうしろに控えていた角刈りにこちらから肉薄し、相手が反応する前にこめかみを殴打する……
かわす、打つ、流す、払う、かわす、かわす、突く、薙ぐ。集団でおそいいかかってくるヤンキーたちの攻撃は俺にかすりもせず、逆に俺が繰り出す傘の打突が見る間にヤンキーたちの意識を刈りとっていく。
「な、なんだこいつは……一体なんだあ!?」
ポンパドール氏がさけんだ時には、彼の仲間は後方で仁王立ちして襲撃に加わらなかった金髪長ランのリーダーを除いて、皆地に伏していた。俺がポンパドール氏の方へ視線をおくると、彼は「ひいっ!」と悲鳴をあげてその場にヘタりこんでしまう。◯タンドで攻撃してきそうな様子もない。
どうやら完全に戦意を喪失したようである。俺はポンパドール氏を放置することに決めると、金髪男の方を向いた。
「……なかなかやるじゃねえか。てめえ、今まで雑魚のふりをしていたな」
「別に、ふりをしていたわけじゃない」
俺だって、自分にこんな真似ができるなどとついさっきまで思いもよらなかったのだ。
「とことん人を喰った野郎だ。だが、余裕こいてられるのもここまでだぜ」
金髪男はそう言うと長ランを脱ぎ捨て、近くの地面に転がっていた鉄パイプを拾いあげた。その長さは俺が手にしている傘と同じくらい、硬度は比較にもならないだろう。
「これで形勢逆転だ。あいつらに得物つかって勝ったからっていい気になってんじゃねえぞ、卑怯もんが。俺は剣道の段を持ってんだ、今までの連中とはわけが違うからな」
得物って、ビニール傘のことか? 普通、こんなもの何のアドバンテージにもならんと思うのだが……9対1で俺をリンチしようとしていた奴に、卑怯呼ばわりされる筋合いはない。
「そんな傘なんかじゃ、この鉄パイプは受けられねえぞ。てめえもそこらのパイプを拾うか? 俺は待ってやったりしねえけどな」
「お気づかいなく。このままでいいよ」
俺は手に持った傘を、クルクルと2、3度回してみせた。
「どこまでもコケにしやがって、地獄で後悔しろやあッ!!」
古い漫画かドラマの三下みたいな罵声を発すると、鉄パイプをかまえて踊りかかってくる。
力まかせに振りおろされる鉄パイプを、俺はバックステップをして紙一重でかわす。鼻先の空間を、風切り音と共に鉄のにおいがかすめた。
間髪を入れず、金髪男は鉄パイプの連撃を繰り出してきた。猛攻だったがそこに計算立てられた意図や駆け引きがこめられている様子はなく、ただ闇雲に凶器を振り回しているだけのことらしかった。当たれば大怪我は免れないとしても、これでは少しも恐れるに足りない。
いささか興醒めしつつ、俺はすべての打撃を紙一重でかわしつづけた。
「てめえ、全部ギリギリでよけやがって……遊ぶのも大概にしやがれ!」
金髪男のプライドは大層傷ついたようだったが、別に遊ぶつもりで紙一重の回避をつづけているわけではない。これが、最も反撃にうつりやすいかわし方なのである。とはいえ、ここまで幾度も反撃する隙はあったにもかかわらずそのことごとくを敢えて見逃してきたのだから、その意味ではふざけていると罵られても仕方がないかもしれない。
「俺がその気なら、この男はこれまでに10回は殺されているな」
そんな考えが、ふと頭に浮かんできた。ここが戦場で自分や光琉に生命の危険が迫っているとすれば、俺は躊躇なくそうしていただろう。
目の前の金髪男は胆力も統率力もあるようだし、実際立ち合ってみると先程までおそってきていた連中よりも随分強いことは実感できる。ヤンキーたちのリーダーにおさまっているのもうなずける話ではあるが……しょせん、そこまでの器のようだった。
ぬるま湯のような不良間のケンカで秀でたからといって慢心している男など、今の俺にはものの数ではない。こちらは生命のやり取りをする本物の死闘を無数にくぐり抜け、スキルと勘を鍛えあげてきたのだ。生まれる前の話ではあるが。
「ちっくしょ……なんで、なんであたらねえええ!!!」
業を煮やした金髪男が苛立ちもあらわに、鉄パイプを頭上に振りあげた。瞬間、俺も呼吸を合わせるようにして傘を繰り出し、石突きでパイプをにぎった手の甲を打つ。うめき声と共にパイプがコンクリートの床に転がり、耳障りな金属音を立てる。
俺は傘を手元に引くと金髪男に手を下ろす暇もあたえず、全身のバネをしならせて、石突きを今度は相手の喉元目がけて撃ちだした。自分で言うのも何だが、”神速”の域に達した突きだったと思う。金髪男には雷光がおのれに向かって飛来するように見えたかもしれない。
虚を突いた一撃は喉の肉をえぐり後頭部へと貫通するのに十分な威力を有していただろうが、もちろんそんなことは実践しない。相手の喉に石突きがとどく数ミリ手前で、ピタリと止めた。喉元付近の肉には、毛筋ほどの傷もついていない。
金髪男は数瞬、微動だにせず固まっていたが、やがて白眼をむくと後方へと倒れた。恐怖で失神したらしい。よく見ると、ボンタンでおおわれた股間のあたりが湿っている。失禁のオマケまでついたようだ。見なきゃよかった。
「ひぃ……ば、化けもんだあっ!!」
それまで地面にへたりこんでいたポンパドール氏が、金髪男の失神と同時に恐慌を来たして逃げ出した。追う必要もないのでそのまま見送ったが……ほんとに小心なんだなあ。あれだけ臆病なら人目を引く髪型もやめればいいのに、とついつい余計なことを考えてしまう。やっぱり4部のファンなのだろうか?
声が聞こえる。生まれてはじめてきくはずなのに、どこか懐かしい声。
「敵と対峙している時にも、常に視界を広くたもて。眼のとどかない場所にも感覚を張りめぐらせろ。ただもちろん、目の前の相手から注意を逸らすのは以ての外だぞ。そちらへの集中を途切れさすことなく、意識を拡散させる……うーん」
説明能力への自信を失ったかのように、男の声が尻すぼみになる
「なんというかなあ……心眼、そう心眼だ! 心の眼ってやつを開眼させて、戦場全体を掌握しろ。そうすりゃ空間だけでなく、時間も見通せるから。敵がどう動くか、状況がどう展開するか、直感が勝手に理解してくれる」
支離滅裂でいい加減なレクチャーが終わると、頭の上に温かい感覚が生まれた。男が俺の頭を撫でているのだ、と思った。
「大丈夫、お前ならできるさ、サリス。なんてったって、私の弟子なんだからな」
軽薄な口調で発せられたその言葉が、何故か胸に沁みこんだ。安らぎと誇らしさがふくれあがり、涙が出そうになる。
俺はこの声を知っている。この声は、この、人は……
「お師……さん?」
そこで白昼夢は途切れ、現実に引きもどされた。
あらためて状況を確認する。場所は廃工場、周囲には時代錯誤のヤンキーたちと、その向こうに光琉。手にはビニール傘。
そしてかたわらには、俺が傘のハンドルで後頭部に打撃をあたえたスキンヘッド氏が、うつ伏せに倒れている。泡を吹いているようだが、命に別状はないだろう。あと1時間もすれば起き上がれるよう、威力は調整してある。
「お、おい、タコがやられちまったぜ」
「嘘だろ、あんなシャバい野郎に……」
ヤンキーたちが動揺している。というかスキンヘッド氏、仲間内で”タコ”って呼ばれてんのかい……さっき正門前で金髪男がそう呼んだのも罵倒したわけでなく、普段どおりのあだ名を口にしただけだったのか。おそらく怒って顔を真っ赤にした姿から定着したあだ名なのだろうが、本人もよく甘受しているなあ。こういうDQN系の連中は妙なところで寛容なのが不思議である。
まあそれはともかく、どうやら俺がスキンヘッド(=タコ?)を昏倒させてから、時間は数秒も経っていない。あの白昼夢は、本当に一瞬のことだったのだ。
「や、野郎、ふざけた真似しやがって!!」
「タコのカタキだ、ぶちのめしちまえええ!!!」
激昂が衝撃に取って代わると、不良たちはおたけびと共に一斉におそいかかってきた。先ほどまでのふざけた様子は霧散し、どいつもこいつも形相に凶暴な敵意をにじませている。手心をくわえてくれるような寛容さは、誰も持ち合わせていないようだった。
しかしそんなヤンキーたちの奔流も、今の俺にとっては何ら脅威になり得なかった。巻き止められたビニール傘をにぎって以来、明らかに俺の中で変容が生じていた。
傘を下段にかまえ、右手の上に左手をかさねる。右足のつま先を、心持ち浮かせる。はじめてとったはずなのに妙にしっくりくる姿勢のまま、向かってくるヤンキーたちに相対した。視界を広げ……工場全体を俯瞰する。
この場にいる全員の息づかいから筋肉のわずかな動きまでが、手に取るようにわかった。
ドレッドヘアーが殴りかかってきたのをかわし、傘でその足元を払う。派手な転倒音とほぼ同時にパンチパーマが放ってきた蹴りを流すと、振り上げられた足が地につく前に胴へ一撃を叩きこむ。倒れこんだパンチパーマのうしろに控えていた角刈りにこちらから肉薄し、相手が反応する前にこめかみを殴打する……
かわす、打つ、流す、払う、かわす、かわす、突く、薙ぐ。集団でおそいいかかってくるヤンキーたちの攻撃は俺にかすりもせず、逆に俺が繰り出す傘の打突が見る間にヤンキーたちの意識を刈りとっていく。
「な、なんだこいつは……一体なんだあ!?」
ポンパドール氏がさけんだ時には、彼の仲間は後方で仁王立ちして襲撃に加わらなかった金髪長ランのリーダーを除いて、皆地に伏していた。俺がポンパドール氏の方へ視線をおくると、彼は「ひいっ!」と悲鳴をあげてその場にヘタりこんでしまう。◯タンドで攻撃してきそうな様子もない。
どうやら完全に戦意を喪失したようである。俺はポンパドール氏を放置することに決めると、金髪男の方を向いた。
「……なかなかやるじゃねえか。てめえ、今まで雑魚のふりをしていたな」
「別に、ふりをしていたわけじゃない」
俺だって、自分にこんな真似ができるなどとついさっきまで思いもよらなかったのだ。
「とことん人を喰った野郎だ。だが、余裕こいてられるのもここまでだぜ」
金髪男はそう言うと長ランを脱ぎ捨て、近くの地面に転がっていた鉄パイプを拾いあげた。その長さは俺が手にしている傘と同じくらい、硬度は比較にもならないだろう。
「これで形勢逆転だ。あいつらに得物つかって勝ったからっていい気になってんじゃねえぞ、卑怯もんが。俺は剣道の段を持ってんだ、今までの連中とはわけが違うからな」
得物って、ビニール傘のことか? 普通、こんなもの何のアドバンテージにもならんと思うのだが……9対1で俺をリンチしようとしていた奴に、卑怯呼ばわりされる筋合いはない。
「そんな傘なんかじゃ、この鉄パイプは受けられねえぞ。てめえもそこらのパイプを拾うか? 俺は待ってやったりしねえけどな」
「お気づかいなく。このままでいいよ」
俺は手に持った傘を、クルクルと2、3度回してみせた。
「どこまでもコケにしやがって、地獄で後悔しろやあッ!!」
古い漫画かドラマの三下みたいな罵声を発すると、鉄パイプをかまえて踊りかかってくる。
力まかせに振りおろされる鉄パイプを、俺はバックステップをして紙一重でかわす。鼻先の空間を、風切り音と共に鉄のにおいがかすめた。
間髪を入れず、金髪男は鉄パイプの連撃を繰り出してきた。猛攻だったがそこに計算立てられた意図や駆け引きがこめられている様子はなく、ただ闇雲に凶器を振り回しているだけのことらしかった。当たれば大怪我は免れないとしても、これでは少しも恐れるに足りない。
いささか興醒めしつつ、俺はすべての打撃を紙一重でかわしつづけた。
「てめえ、全部ギリギリでよけやがって……遊ぶのも大概にしやがれ!」
金髪男のプライドは大層傷ついたようだったが、別に遊ぶつもりで紙一重の回避をつづけているわけではない。これが、最も反撃にうつりやすいかわし方なのである。とはいえ、ここまで幾度も反撃する隙はあったにもかかわらずそのことごとくを敢えて見逃してきたのだから、その意味ではふざけていると罵られても仕方がないかもしれない。
「俺がその気なら、この男はこれまでに10回は殺されているな」
そんな考えが、ふと頭に浮かんできた。ここが戦場で自分や光琉に生命の危険が迫っているとすれば、俺は躊躇なくそうしていただろう。
目の前の金髪男は胆力も統率力もあるようだし、実際立ち合ってみると先程までおそってきていた連中よりも随分強いことは実感できる。ヤンキーたちのリーダーにおさまっているのもうなずける話ではあるが……しょせん、そこまでの器のようだった。
ぬるま湯のような不良間のケンカで秀でたからといって慢心している男など、今の俺にはものの数ではない。こちらは生命のやり取りをする本物の死闘を無数にくぐり抜け、スキルと勘を鍛えあげてきたのだ。生まれる前の話ではあるが。
「ちっくしょ……なんで、なんであたらねえええ!!!」
業を煮やした金髪男が苛立ちもあらわに、鉄パイプを頭上に振りあげた。瞬間、俺も呼吸を合わせるようにして傘を繰り出し、石突きでパイプをにぎった手の甲を打つ。うめき声と共にパイプがコンクリートの床に転がり、耳障りな金属音を立てる。
俺は傘を手元に引くと金髪男に手を下ろす暇もあたえず、全身のバネをしならせて、石突きを今度は相手の喉元目がけて撃ちだした。自分で言うのも何だが、”神速”の域に達した突きだったと思う。金髪男には雷光がおのれに向かって飛来するように見えたかもしれない。
虚を突いた一撃は喉の肉をえぐり後頭部へと貫通するのに十分な威力を有していただろうが、もちろんそんなことは実践しない。相手の喉に石突きがとどく数ミリ手前で、ピタリと止めた。喉元付近の肉には、毛筋ほどの傷もついていない。
金髪男は数瞬、微動だにせず固まっていたが、やがて白眼をむくと後方へと倒れた。恐怖で失神したらしい。よく見ると、ボンタンでおおわれた股間のあたりが湿っている。失禁のオマケまでついたようだ。見なきゃよかった。
「ひぃ……ば、化けもんだあっ!!」
それまで地面にへたりこんでいたポンパドール氏が、金髪男の失神と同時に恐慌を来たして逃げ出した。追う必要もないのでそのまま見送ったが……ほんとに小心なんだなあ。あれだけ臆病なら人目を引く髪型もやめればいいのに、とついつい余計なことを考えてしまう。やっぱり4部のファンなのだろうか?
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