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断章-薄明の邂逅(後)②
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せまりくる魔人に対して、その時メルティアは放心したかのようだった。光魔法によって迎撃する様子も、回避行動をとろうとする素振りすらもみせず、ただ無防備に魔性の殺意に身をさらしていた。事態の急激な変転に、認識が追いつかなかったのか。
「ちィッ!!」
動いたのはサリスだった。彼は魔人が動き出すのとほぼ同時に、メルティアへと向かっていく魔人目掛けて生ける疾風となり駆け出していた。手の中には当然、短剣のきらめきがある。
魔物は皆、身体のどこかに魔力の源泉となる”核”を有している。核の位置は各魔物ごとに様々だが、それは同時に魔物にとって急所でもあり、核に一撃を食らえばどんな高位の魔獣・魔人といえども命はない。そしてサリスは己の”魔覚”を駆使し、闘いながら相手の魔力が湧き出る箇所、即ち核の位置をさぐる業を心得ていた。
すでにサリスは、魔人の体内にある核の位置を見抜いていた。1対1で戦っていた時は隙を見いだせずそこまで刃を伸ばすことはできなかったが、いま魔人の注意はメルティアへと引きつけられている。勇者の一人に過ぎないサリスよりも、光魔法を操れる唯一無二の存在である聖女の方を脅威ととらえ、先に屠るつもりのようだ。その優先順の認識はおそらく正しいものだったろうが、この場合、サリスに背中を見せたのは致命的だった。
魔人がメルティアの目前にせまり、今にもその小柄な身体を長剣に変じた右腕で貫こうとする、その刹那。
サリスは魔人の背中目がけて床の石畳を蹴り、その首のうしろ側、人間の部位でいう”頸椎”の箇所に、短剣を突き刺していた。肉を穿ち、骨を砕き、その向こうの”核”を貫いた感触が、掌に伝わってきた。
「がふっ……!」
魔人はうめき、メルティア目掛けて突き出された擬似長剣は、聖女の胸にとどく直前で停止した。短剣を突き刺した頸椎の傷口から、またその裏側の口腔から、人間のものよりもはるかにどす黒い血が噴出し、全身が痙攣した。長剣に変じていた右腕はいかめしい本来の姿にもどり、呼吸3回分の時間が流れた後、魔人の身体は石畳の床の上に倒れ伏し、轟音とほこりを周囲にまき散らした。
回廊のよどんだ空気が澄んでいくのを、息をきらせながらもたしかにサリスは感じた。魔人が事切れたことで結界が解除された証だろう、と思った。
メルティアは、恐怖のあまり床にへたりこんだりはしなかった。両の足で立ったまま、だが、その顔色は蒼ざめ、口からは荒い吐息が不規則に漏れていた。両眼を見開いたままの硬い表情で、倒れた魔人の姿を食い入るように見つめている。いや、眼を向けてはいたが、その視界には何も映っていなかったのかもしれない。
サリスが聖女に近づいていくと、今その存在を思い出したかのように、蒼白い顔をあわてて上げた。
「ゆ、勇者様……ありがとうございます。助かりました。貴方に救っていただかなければ、わたしは、い、いまご、ろ」
それ以上、言葉は続かなかった。メルティアの舌がもつれ、次いで唇が震えだし、その震えが全身に伝播した。衝撃で麻痺していた感性が回復し、時間差で恐怖がわき起こってきたらしい。その姿はひどく儚げで、先刻までの毅然とした聖女の面影は消え失せていた。
震え続ける少女に向かって、サリスは、
「バカか、あんたは」
痛烈すぎる言葉を投げかけた。
「こうなるのはわかり切っていたことだろうが。あの光の紐がそう長くは保たないことくらい、あんたにだって見て取れたはずだ。それなのに拘束魔法で生け捕ることにこだわり続け、今になって震えるなどと、そんなバカげた話があるか!」
サリスへ向けられたメルティアの眼差しに、非難の色が浮かんだ。
「しかし、あの魔人をここで殺してしまっては、他に人間に化けて教団に潜入している魔物がいるかどうか、確証が得られません。高位の魔人であれば、聖庁が全神官を検査したとしても、なおあざむき続けることも可能でしょう。なればこそ、法皇様は殺さず生かして捕らえろと、」
「それで自分が殺されちまったら、元も子もねえだろうが」
「わ、私は己の命など惜しみません。すべては女神と教団のために」
「優先順位を考えろと言っているんだ! あの魔人が言っていたとおり、あんたが死んじまったら人間は魔軍に対する切り札を失うことになるんだぞ。その上でなお自分の命を粗末にするのなら、それは自己犠牲なんかじゃねえ、単なる欺瞞だ。その程度のことも、自分で判断できねえのか」
言いながら、サリスは心中でつぶやいていた。この少女には、明らかに戦闘の経験が足りない。力は確かに凄まじいものを持っているが、戦場における”勘”がまるできたえられていない。
これまで聖女が魔を滅したという武勇伝は数多く世にささやかれているが、考えてみれば彼女はエウレネ教団の象徴であり、つまりは看板でもある。若く美しい聖女目当てで入信・寄進する信徒も少なくないに違いない。そして何より、繰り返しになるが光魔法を扱える唯一の"聖女"に万一のことがあれば、代替はきかない。そんな彼女を、教団が本当に危険な戦場に送るとは思えない。比較的容易な魔族とのみ、十分に安全を確保した上で戦わせ、その成果を誇大に喧伝してきたのだろう。サリスのような歴戦の戦士から見れば、魔を滅する聖光をいかに自在に操れたところで、今のままでは宝の持ち腐れというものだった。
「いいか、あんたの身がどうなろうと、俺の知ったことじゃねえ。ただそれで魔族どもを滅ぼせなくなるのが、癪にさわるだけだ」
本当にそうだろうか。これまで聖光などに頼らず、憎しみのおもむくまま魔族を屠ってきた己ではなかったか? 何故こうまで苛立ちがつのるのか、我がことながらサリスには不思議だった。
「戦闘はガキの使いじゃねえ。法皇サマの言う通りにしか動けねえんじゃ、この先命がいくつあったって足りねえだろうよ。あんたとパーティを組めと元老どもから言われちゃいるが、俺はごめんだね。足手まといもいいところだ。俺にさっさと"聖剣"だけ渡して、安全な処にかくれてるんだな。そうすりゃ」
「あなたに何がわかるというのです!」
回廊にメルティアの叫びが響き渡った。サリスを睨みつける目の端には、うっすらと涙がにじんでいた。
「あなたのことは聞き及んでおります。以前は傭兵で、決まった主君も持たずどこの軍にも属さず、気ままに戦場を選びそこで魔物を狩っていたとか。勇者に選ばれた今も”機関”の指示を無視すること数知れず、身勝手な行動で周囲を混乱させていると聞きます」
メルティアの弾劾に、サリスは反論しなかった。それらの非難が、少なからず真実をついているという自覚があったからである。
「あなたのように無軌道な、何も背負うもののない人間にはわからないでしょう。責任というものの重さが。私は”光の聖女”などと呼ばれる、女神エウレネ様の代行者です。この教団を、世界を守る義務があるのです。私が臆病や横着に陥ってしまえば、女神様の名まで貶めてしまう。常に最良の結果を実現し続ける義務が、私にはあるのです! だから我が身可愛さに任務を放棄するなどというあさましいことは、私には……」
そこまでまくし立てて、突如我に返ったようにメルティアは口をつぐんだ。激情に駆られたことを恥じるように、頬を赤らめてうつむく。少しの間そうしていた後、顔をあげた時には、既にその表情は、平静で、おだやかで、無機的なものに変わっていた。
「……失礼いたしました。こちらがお呼びたてしたにも関わらず、不首尾により勇者様の御身に思わぬ危難を及ぼしてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます」
そう言って頭を下げるメルティアからは、一瞬垣間見せた年相応の少女の面影は消え去り、”聖女”らしさが戻っていた。そのことに、乾いた気持ちをおぼえている自分に気づき、サリスはかるく舌打ちした。
回廊の奥から、大勢の人間のざわめき・気配がつたわってきた。どうやら魔人の結界が解かれたことで、サリスやメルティアを探していた神官たちが、遅ればせながらこちらに来ることが可能になったらしい。
「皆も来たようですし、私たちももう行きましょう。これより勇者様には奥の間にて、”聖剣神授の儀”を受けていただきます。それによってあなたは当教団、そして各国の諸王方から、正式に聖剣の使役者として認められることとなりましょう。ここからは私がご案内いたします故、どうぞついて来てくださいますよう」
そう言ってこちらへ背を向けると、奥のざわめきへと歩き出してしまった。たった今、生命の危機に見舞われたばかりだというのに、まるで何事もなかったかのように。
床に伏した魔人の遺骸は放置したままだが、後で神官たちが処理するのだろうか。サリスにはどうでもいいことだったが。
「この女は嫌いだ」
前を行くメルティアの後ろ姿を見つめながら、心中でサリスはつぶやいた。この空々しい“聖女面”ときたらどうだ。敵意むき出しの神官どもより、よほど見ていて腹が立つ。魔王を倒す切り札だろうが何だろうが、自分がこの女に好感を抱くことは永遠にないだろう。本気でそう思った。少なくとも、この時は。
別にそれで問題はない。魔族を滅ぼす道具として、せいぜい利用するだけだ。なおも胸中にくすぶる苛立ちを払うように頭をふると、サリスはメルティアの後に続くため、歩をすすめた。
「ちィッ!!」
動いたのはサリスだった。彼は魔人が動き出すのとほぼ同時に、メルティアへと向かっていく魔人目掛けて生ける疾風となり駆け出していた。手の中には当然、短剣のきらめきがある。
魔物は皆、身体のどこかに魔力の源泉となる”核”を有している。核の位置は各魔物ごとに様々だが、それは同時に魔物にとって急所でもあり、核に一撃を食らえばどんな高位の魔獣・魔人といえども命はない。そしてサリスは己の”魔覚”を駆使し、闘いながら相手の魔力が湧き出る箇所、即ち核の位置をさぐる業を心得ていた。
すでにサリスは、魔人の体内にある核の位置を見抜いていた。1対1で戦っていた時は隙を見いだせずそこまで刃を伸ばすことはできなかったが、いま魔人の注意はメルティアへと引きつけられている。勇者の一人に過ぎないサリスよりも、光魔法を操れる唯一無二の存在である聖女の方を脅威ととらえ、先に屠るつもりのようだ。その優先順の認識はおそらく正しいものだったろうが、この場合、サリスに背中を見せたのは致命的だった。
魔人がメルティアの目前にせまり、今にもその小柄な身体を長剣に変じた右腕で貫こうとする、その刹那。
サリスは魔人の背中目がけて床の石畳を蹴り、その首のうしろ側、人間の部位でいう”頸椎”の箇所に、短剣を突き刺していた。肉を穿ち、骨を砕き、その向こうの”核”を貫いた感触が、掌に伝わってきた。
「がふっ……!」
魔人はうめき、メルティア目掛けて突き出された擬似長剣は、聖女の胸にとどく直前で停止した。短剣を突き刺した頸椎の傷口から、またその裏側の口腔から、人間のものよりもはるかにどす黒い血が噴出し、全身が痙攣した。長剣に変じていた右腕はいかめしい本来の姿にもどり、呼吸3回分の時間が流れた後、魔人の身体は石畳の床の上に倒れ伏し、轟音とほこりを周囲にまき散らした。
回廊のよどんだ空気が澄んでいくのを、息をきらせながらもたしかにサリスは感じた。魔人が事切れたことで結界が解除された証だろう、と思った。
メルティアは、恐怖のあまり床にへたりこんだりはしなかった。両の足で立ったまま、だが、その顔色は蒼ざめ、口からは荒い吐息が不規則に漏れていた。両眼を見開いたままの硬い表情で、倒れた魔人の姿を食い入るように見つめている。いや、眼を向けてはいたが、その視界には何も映っていなかったのかもしれない。
サリスが聖女に近づいていくと、今その存在を思い出したかのように、蒼白い顔をあわてて上げた。
「ゆ、勇者様……ありがとうございます。助かりました。貴方に救っていただかなければ、わたしは、い、いまご、ろ」
それ以上、言葉は続かなかった。メルティアの舌がもつれ、次いで唇が震えだし、その震えが全身に伝播した。衝撃で麻痺していた感性が回復し、時間差で恐怖がわき起こってきたらしい。その姿はひどく儚げで、先刻までの毅然とした聖女の面影は消え失せていた。
震え続ける少女に向かって、サリスは、
「バカか、あんたは」
痛烈すぎる言葉を投げかけた。
「こうなるのはわかり切っていたことだろうが。あの光の紐がそう長くは保たないことくらい、あんたにだって見て取れたはずだ。それなのに拘束魔法で生け捕ることにこだわり続け、今になって震えるなどと、そんなバカげた話があるか!」
サリスへ向けられたメルティアの眼差しに、非難の色が浮かんだ。
「しかし、あの魔人をここで殺してしまっては、他に人間に化けて教団に潜入している魔物がいるかどうか、確証が得られません。高位の魔人であれば、聖庁が全神官を検査したとしても、なおあざむき続けることも可能でしょう。なればこそ、法皇様は殺さず生かして捕らえろと、」
「それで自分が殺されちまったら、元も子もねえだろうが」
「わ、私は己の命など惜しみません。すべては女神と教団のために」
「優先順位を考えろと言っているんだ! あの魔人が言っていたとおり、あんたが死んじまったら人間は魔軍に対する切り札を失うことになるんだぞ。その上でなお自分の命を粗末にするのなら、それは自己犠牲なんかじゃねえ、単なる欺瞞だ。その程度のことも、自分で判断できねえのか」
言いながら、サリスは心中でつぶやいていた。この少女には、明らかに戦闘の経験が足りない。力は確かに凄まじいものを持っているが、戦場における”勘”がまるできたえられていない。
これまで聖女が魔を滅したという武勇伝は数多く世にささやかれているが、考えてみれば彼女はエウレネ教団の象徴であり、つまりは看板でもある。若く美しい聖女目当てで入信・寄進する信徒も少なくないに違いない。そして何より、繰り返しになるが光魔法を扱える唯一の"聖女"に万一のことがあれば、代替はきかない。そんな彼女を、教団が本当に危険な戦場に送るとは思えない。比較的容易な魔族とのみ、十分に安全を確保した上で戦わせ、その成果を誇大に喧伝してきたのだろう。サリスのような歴戦の戦士から見れば、魔を滅する聖光をいかに自在に操れたところで、今のままでは宝の持ち腐れというものだった。
「いいか、あんたの身がどうなろうと、俺の知ったことじゃねえ。ただそれで魔族どもを滅ぼせなくなるのが、癪にさわるだけだ」
本当にそうだろうか。これまで聖光などに頼らず、憎しみのおもむくまま魔族を屠ってきた己ではなかったか? 何故こうまで苛立ちがつのるのか、我がことながらサリスには不思議だった。
「戦闘はガキの使いじゃねえ。法皇サマの言う通りにしか動けねえんじゃ、この先命がいくつあったって足りねえだろうよ。あんたとパーティを組めと元老どもから言われちゃいるが、俺はごめんだね。足手まといもいいところだ。俺にさっさと"聖剣"だけ渡して、安全な処にかくれてるんだな。そうすりゃ」
「あなたに何がわかるというのです!」
回廊にメルティアの叫びが響き渡った。サリスを睨みつける目の端には、うっすらと涙がにじんでいた。
「あなたのことは聞き及んでおります。以前は傭兵で、決まった主君も持たずどこの軍にも属さず、気ままに戦場を選びそこで魔物を狩っていたとか。勇者に選ばれた今も”機関”の指示を無視すること数知れず、身勝手な行動で周囲を混乱させていると聞きます」
メルティアの弾劾に、サリスは反論しなかった。それらの非難が、少なからず真実をついているという自覚があったからである。
「あなたのように無軌道な、何も背負うもののない人間にはわからないでしょう。責任というものの重さが。私は”光の聖女”などと呼ばれる、女神エウレネ様の代行者です。この教団を、世界を守る義務があるのです。私が臆病や横着に陥ってしまえば、女神様の名まで貶めてしまう。常に最良の結果を実現し続ける義務が、私にはあるのです! だから我が身可愛さに任務を放棄するなどというあさましいことは、私には……」
そこまでまくし立てて、突如我に返ったようにメルティアは口をつぐんだ。激情に駆られたことを恥じるように、頬を赤らめてうつむく。少しの間そうしていた後、顔をあげた時には、既にその表情は、平静で、おだやかで、無機的なものに変わっていた。
「……失礼いたしました。こちらがお呼びたてしたにも関わらず、不首尾により勇者様の御身に思わぬ危難を及ぼしてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます」
そう言って頭を下げるメルティアからは、一瞬垣間見せた年相応の少女の面影は消え去り、”聖女”らしさが戻っていた。そのことに、乾いた気持ちをおぼえている自分に気づき、サリスはかるく舌打ちした。
回廊の奥から、大勢の人間のざわめき・気配がつたわってきた。どうやら魔人の結界が解かれたことで、サリスやメルティアを探していた神官たちが、遅ればせながらこちらに来ることが可能になったらしい。
「皆も来たようですし、私たちももう行きましょう。これより勇者様には奥の間にて、”聖剣神授の儀”を受けていただきます。それによってあなたは当教団、そして各国の諸王方から、正式に聖剣の使役者として認められることとなりましょう。ここからは私がご案内いたします故、どうぞついて来てくださいますよう」
そう言ってこちらへ背を向けると、奥のざわめきへと歩き出してしまった。たった今、生命の危機に見舞われたばかりだというのに、まるで何事もなかったかのように。
床に伏した魔人の遺骸は放置したままだが、後で神官たちが処理するのだろうか。サリスにはどうでもいいことだったが。
「この女は嫌いだ」
前を行くメルティアの後ろ姿を見つめながら、心中でサリスはつぶやいた。この空々しい“聖女面”ときたらどうだ。敵意むき出しの神官どもより、よほど見ていて腹が立つ。魔王を倒す切り札だろうが何だろうが、自分がこの女に好感を抱くことは永遠にないだろう。本気でそう思った。少なくとも、この時は。
別にそれで問題はない。魔族を滅ぼす道具として、せいぜい利用するだけだ。なおも胸中にくすぶる苛立ちを払うように頭をふると、サリスはメルティアの後に続くため、歩をすすめた。
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