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第4章:俺たちの光の女神が駄女神なわけがない(逃避)
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サリスの身が炎に包まれて以降、フェイデア界がどうなったのかは一切知らない。
当然だ、前世の俺はそこで死んだのだから。俺たちを襲ってきたエルナートはあの炎の中でどうなったのか、勇者と聖女を"叛逆者"として誅殺した人類が以後どういう歴史を歩んだのか、知る術もない。
ただ、光流の記憶も俺と同じところで途絶えているらしいから、どうやらメルティアもあの炎の梁が落ちてきた時、サリスと同時に息絶えたことは確かなようである。それを思うと、自然と胸に痛みを覚える。守り切ることができず、申し訳ないことをした。
……などと感傷に浸りたいのは山々なのだが……目下、妹様がそれを許してくれないんだよなあ。
「(ぐぐぐ)そ……それにしても……なんで俺たちは、こ、こうも同じタイミングで……記憶が戻った……んだろうな……」
「(ぎぎぎ)あ……あらかじめ決めて、い……いたんじゃない?あたしたちが、あ、ある程度の歳になったら……同時に記憶が戻るように……」
「き、決めていたって……いったい誰が」
「もちろん、エウレネ様」
さも当然のように光琉は言う。
俺たちをこの地球に転生させたのが、女神エウレネだということは間違いないだろう。俺にもサリスとして死を迎えた後、魂のみ神界に召されエウレネに保護されていた記憶はある。むき出しの魂のまま培養カプセルに似た容器に入れられ、意識をはっきり形成することもできず、耐えず白昼夢の中をたゆたっている感覚だったが……俺を見守る女神の姿は、明確に知覚に焼きついている。
長く垂れ流した黄金の髪は、メルティアのそれよりも更に豪奢に輝き、”光”そのもののようだった。一方の顔立ちはあどけなさが残っていたメルティアとは大分異なり、切れ長の目元や高い鼻梁など、妖艶と言っていい成熟した造形だった。外見上は20代後半から30にさしかかるかどうか、くらいの人間の女性にみえた。
衣装は一見純白のワンピースのようだったが、その生地はやけに薄く、胸元が広くはだけていたり裾に太ももまで見えるようなスリットが入っていたりで妙に露出度の高い、清楚なんだかいかがわしいんだか判断に困る代物だった。
加えて女神だけあって(?)長身で肉感的、特に胸元は母性大爆発といった大変結構な身体つきをしていたので、今思い返すと危ないお店でコスプレサービスしているオネーサンにしかみえなかったな……
違うといえば、女神はその点もメルティアとは随分違っていた。メルティアは性格といい容姿といい、完璧に近い聖女だったが、胸部の体積は、まあ、つつましい部類で……うん、要するに”スレンダー”な体型だったわけだ。
光琉の魂はその点も前世を忠実に再現したらしく、密着されても膨らみの感触はほとんd
「にいちゃん、何かすごーく失礼なこと考えてない?」
「イヤ、ナニモカンガエテナイヨ?」
あ、あぶねー! 普段脳みそを冬眠させているくせに、こういう時だけ鋭くなりやがる。メルティアに”読心”の術式は使えなかったはずだが……アホの子にも世間一般でいう”女の勘”は備わっている、ということだろうか? くわばらくわばら。
……話を軌道修正しよう。
神界では意識が半分溶けていて、こちらから意思疎通をはかることはできなかったが、女神から一方的に話しかけられることはあった。
「へえ、これがメルちゃんのハートをゲットした勇者かあ。根暗そうだけど影のあるイケメン、て感じで悪くないわね! さすが妾が選んだ聖女、男を見る目があるわあ。あの娘のお気にじゃなかったら、妾がつまみ食いしたいくらい❤️」
何だかやたら軽薄な調子だった気がするが……フェイデア全土で信仰される偉大な光の女神ともあろう存在なのだから、いくらなんでもこれは俺の覚え違いかもしれない。うん、意識も大分あやふやだったからな、きっとどこかで記憶が混濁しているのだろう。
「前世で死ぬ直前、あたし……メルティアがエウレネ様に祈っていたじゃない。「どうか来世でも、私たち2人が共にあれますように」って。あ……あたしたちが兄妹に転生したの、あの願いをエウレネ様が叶えてくれたからだと思うよ」
「……あれ、「来世で兄妹になりたい」って意味じゃなかった気がするんだけどなあ」
フェイデア界でも近親者同士の恋愛や性行は禁忌とされていた。エウレネ教の教義でも、確かはっきり禁止されていたはずだ。
「うーん、それは……あたし達を転生させる際に、ちょっと間違えちゃったんじゃないかなあ。エウレネ様ドジっ子だったから」
「ドジっ子!?」
「うん、特に魂の扱いは苦手だったみたいで、交信してると「信徒の魂の転生先間違えちゃって、また至高神のじじいに怒られちゃったの、もーさいあくー」とか言ってよく愚痴をこぼしてたよ」
光の女神、そんな愚痴をこぼしてたのかよ……神界でノーテンキに話しかけられた記憶が、にわかに信憑性を帯びてきたぞ。
「礼拝式でお祈りを捧げる時なんか、毎回ずーっと愚痴を聞かされてさあ。も、もちろんあたしにしか聞こえないから他にそのことを知ってる人はいなかっただろうけど、心話でなぐさめるのけ、結構大変だったんだよ」
「お祈りの最中にそんなことしてたの!?」
礼拝式っていうとあれだよな、聖都の大神殿に何千何万の信徒が詰めかけて、祭壇に昇った聖女にならって全員で静かに祈りを捧げる、厳粛な雰囲気のあれだよな。中には法皇とか枢機卿とか、教団のお偉方のじいさん達も聖女を仰ぎながら最前列で黙祷していたよな、確か。
そんな厳かっぽい儀式の最中に、女神が聖女にくだを巻いていたとはそりゃ夢にも思うまいよ! 信徒たちがその事実を知ったらどうなるだろう……ショックのあまり集団自決する人たちが世界規模で発生しそうだ。
「まあ女神も色々大変みたいでねえ。同僚の女神たちからネチネチ嫌味が飛んできたりして、ストレスが溜まるんだって。「えーフェイデアってまだ魔法文明から科学文明に移行できてないの、ダサーい」とか、「管轄する女神がだらしないから魔族なんかに侵攻を許すのよねえ」とか、「プークスクス、”光”の女神のくせに、”闇”の邪神になめられまくってんじゃん!」とか、散々言われてたみたい。愚痴を聞いてガス抜きをしてあげるのも、聖女の立派なオツトメだったんだよ」
陰湿なOL社会みたいだな……世知辛い神事情が判明した。
というか、嫌味その③の笑い方はやめろ、色んな意味でまずい!
「でもエウレネ様は向こうの世界担当で地球は管轄外って言ってたからなあ、現世ではもう交信できないみたい。さっきから呼びかけているんだけど、まるで精神回路がつながらないし。あたしたちが兄妹に転生した件について、本当のとこを直接聞き出すのは無理そうだねえ」
「(ぐぎぎ)そうか……そ、それはそうと、そろそろあきらめて離れてくれんか?」
「(ぎごご)……イ・ヤ!」
先ほどからたまに挿入される擬音は何かと言えば、妹が俺を襲おうとして、俺が必死にそれを押しとどめている音である。
うん、字面がおかしい。
より具体的に描写すると、光琉は両脚で俺の身体を挟みこむようにしてしがみつき、その体勢から両手で俺の頭をつかんで、俺の唇をうばおうと猛烈に顔を突きつけてくる。で、俺の方はベッドに座りながら、迫りくる妹の顔を必死に押し返している、という図である。
……なんだ、この状況! 足を俺の胴体に絡みつかせる光琉は、完全に”木にしがみつく猿”である。類人猿から更に退化してんじゃねえか、さっき一瞬でもみとれた俺が馬鹿だったよ!
一向にキスに応じようとしない俺に業を煮やした妹が強硬手段に出てきたわけだが(おいコラ)……記憶にあるサリスとメルティアの、互いをいたわる甘~い雰囲気とは差がありすぎるわ。
い、いや、別に光琉とああいう感じになりたいというわけではないぞ、念のため。
当然だ、前世の俺はそこで死んだのだから。俺たちを襲ってきたエルナートはあの炎の中でどうなったのか、勇者と聖女を"叛逆者"として誅殺した人類が以後どういう歴史を歩んだのか、知る術もない。
ただ、光流の記憶も俺と同じところで途絶えているらしいから、どうやらメルティアもあの炎の梁が落ちてきた時、サリスと同時に息絶えたことは確かなようである。それを思うと、自然と胸に痛みを覚える。守り切ることができず、申し訳ないことをした。
……などと感傷に浸りたいのは山々なのだが……目下、妹様がそれを許してくれないんだよなあ。
「(ぐぐぐ)そ……それにしても……なんで俺たちは、こ、こうも同じタイミングで……記憶が戻った……んだろうな……」
「(ぎぎぎ)あ……あらかじめ決めて、い……いたんじゃない?あたしたちが、あ、ある程度の歳になったら……同時に記憶が戻るように……」
「き、決めていたって……いったい誰が」
「もちろん、エウレネ様」
さも当然のように光琉は言う。
俺たちをこの地球に転生させたのが、女神エウレネだということは間違いないだろう。俺にもサリスとして死を迎えた後、魂のみ神界に召されエウレネに保護されていた記憶はある。むき出しの魂のまま培養カプセルに似た容器に入れられ、意識をはっきり形成することもできず、耐えず白昼夢の中をたゆたっている感覚だったが……俺を見守る女神の姿は、明確に知覚に焼きついている。
長く垂れ流した黄金の髪は、メルティアのそれよりも更に豪奢に輝き、”光”そのもののようだった。一方の顔立ちはあどけなさが残っていたメルティアとは大分異なり、切れ長の目元や高い鼻梁など、妖艶と言っていい成熟した造形だった。外見上は20代後半から30にさしかかるかどうか、くらいの人間の女性にみえた。
衣装は一見純白のワンピースのようだったが、その生地はやけに薄く、胸元が広くはだけていたり裾に太ももまで見えるようなスリットが入っていたりで妙に露出度の高い、清楚なんだかいかがわしいんだか判断に困る代物だった。
加えて女神だけあって(?)長身で肉感的、特に胸元は母性大爆発といった大変結構な身体つきをしていたので、今思い返すと危ないお店でコスプレサービスしているオネーサンにしかみえなかったな……
違うといえば、女神はその点もメルティアとは随分違っていた。メルティアは性格といい容姿といい、完璧に近い聖女だったが、胸部の体積は、まあ、つつましい部類で……うん、要するに”スレンダー”な体型だったわけだ。
光琉の魂はその点も前世を忠実に再現したらしく、密着されても膨らみの感触はほとんd
「にいちゃん、何かすごーく失礼なこと考えてない?」
「イヤ、ナニモカンガエテナイヨ?」
あ、あぶねー! 普段脳みそを冬眠させているくせに、こういう時だけ鋭くなりやがる。メルティアに”読心”の術式は使えなかったはずだが……アホの子にも世間一般でいう”女の勘”は備わっている、ということだろうか? くわばらくわばら。
……話を軌道修正しよう。
神界では意識が半分溶けていて、こちらから意思疎通をはかることはできなかったが、女神から一方的に話しかけられることはあった。
「へえ、これがメルちゃんのハートをゲットした勇者かあ。根暗そうだけど影のあるイケメン、て感じで悪くないわね! さすが妾が選んだ聖女、男を見る目があるわあ。あの娘のお気にじゃなかったら、妾がつまみ食いしたいくらい❤️」
何だかやたら軽薄な調子だった気がするが……フェイデア全土で信仰される偉大な光の女神ともあろう存在なのだから、いくらなんでもこれは俺の覚え違いかもしれない。うん、意識も大分あやふやだったからな、きっとどこかで記憶が混濁しているのだろう。
「前世で死ぬ直前、あたし……メルティアがエウレネ様に祈っていたじゃない。「どうか来世でも、私たち2人が共にあれますように」って。あ……あたしたちが兄妹に転生したの、あの願いをエウレネ様が叶えてくれたからだと思うよ」
「……あれ、「来世で兄妹になりたい」って意味じゃなかった気がするんだけどなあ」
フェイデア界でも近親者同士の恋愛や性行は禁忌とされていた。エウレネ教の教義でも、確かはっきり禁止されていたはずだ。
「うーん、それは……あたし達を転生させる際に、ちょっと間違えちゃったんじゃないかなあ。エウレネ様ドジっ子だったから」
「ドジっ子!?」
「うん、特に魂の扱いは苦手だったみたいで、交信してると「信徒の魂の転生先間違えちゃって、また至高神のじじいに怒られちゃったの、もーさいあくー」とか言ってよく愚痴をこぼしてたよ」
光の女神、そんな愚痴をこぼしてたのかよ……神界でノーテンキに話しかけられた記憶が、にわかに信憑性を帯びてきたぞ。
「礼拝式でお祈りを捧げる時なんか、毎回ずーっと愚痴を聞かされてさあ。も、もちろんあたしにしか聞こえないから他にそのことを知ってる人はいなかっただろうけど、心話でなぐさめるのけ、結構大変だったんだよ」
「お祈りの最中にそんなことしてたの!?」
礼拝式っていうとあれだよな、聖都の大神殿に何千何万の信徒が詰めかけて、祭壇に昇った聖女にならって全員で静かに祈りを捧げる、厳粛な雰囲気のあれだよな。中には法皇とか枢機卿とか、教団のお偉方のじいさん達も聖女を仰ぎながら最前列で黙祷していたよな、確か。
そんな厳かっぽい儀式の最中に、女神が聖女にくだを巻いていたとはそりゃ夢にも思うまいよ! 信徒たちがその事実を知ったらどうなるだろう……ショックのあまり集団自決する人たちが世界規模で発生しそうだ。
「まあ女神も色々大変みたいでねえ。同僚の女神たちからネチネチ嫌味が飛んできたりして、ストレスが溜まるんだって。「えーフェイデアってまだ魔法文明から科学文明に移行できてないの、ダサーい」とか、「管轄する女神がだらしないから魔族なんかに侵攻を許すのよねえ」とか、「プークスクス、”光”の女神のくせに、”闇”の邪神になめられまくってんじゃん!」とか、散々言われてたみたい。愚痴を聞いてガス抜きをしてあげるのも、聖女の立派なオツトメだったんだよ」
陰湿なOL社会みたいだな……世知辛い神事情が判明した。
というか、嫌味その③の笑い方はやめろ、色んな意味でまずい!
「でもエウレネ様は向こうの世界担当で地球は管轄外って言ってたからなあ、現世ではもう交信できないみたい。さっきから呼びかけているんだけど、まるで精神回路がつながらないし。あたしたちが兄妹に転生した件について、本当のとこを直接聞き出すのは無理そうだねえ」
「(ぐぎぎ)そうか……そ、それはそうと、そろそろあきらめて離れてくれんか?」
「(ぎごご)……イ・ヤ!」
先ほどからたまに挿入される擬音は何かと言えば、妹が俺を襲おうとして、俺が必死にそれを押しとどめている音である。
うん、字面がおかしい。
より具体的に描写すると、光琉は両脚で俺の身体を挟みこむようにしてしがみつき、その体勢から両手で俺の頭をつかんで、俺の唇をうばおうと猛烈に顔を突きつけてくる。で、俺の方はベッドに座りながら、迫りくる妹の顔を必死に押し返している、という図である。
……なんだ、この状況! 足を俺の胴体に絡みつかせる光琉は、完全に”木にしがみつく猿”である。類人猿から更に退化してんじゃねえか、さっき一瞬でもみとれた俺が馬鹿だったよ!
一向にキスに応じようとしない俺に業を煮やした妹が強硬手段に出てきたわけだが(おいコラ)……記憶にあるサリスとメルティアの、互いをいたわる甘~い雰囲気とは差がありすぎるわ。
い、いや、別に光琉とああいう感じになりたいというわけではないぞ、念のため。
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