64 / 67
ハワイ最終決戦
第64話 大物食い
しおりを挟む
第五次攻撃隊総指揮官の嶋崎中佐からは四隻の大型艦を叩けと命じられた。
これを受け、第六艦隊攻撃隊隊長兼「比叡」飛行隊長の阿部少佐は配下の四個飛行隊に目標を指示する。
「『金剛』隊は左前方、『榛名』隊は左後方、『霧島』隊は右前方、『比叡』隊は右後方の大型艦を狙え。攻撃順もまた『金剛』隊、『榛名』隊、『霧島』隊とし、最後に『比叡』隊とする」
阿部少佐の命令一下、第六艦隊攻撃隊の七二機の天山が四方へと散開する。
それら天山の腹の下にはイ号一型丙無線誘導弾が懸吊されている。
マリアナ沖海戦でその姿を見せたイ号一型丙無線誘導弾と呼ばれるそれは、ドイツのHs293の技術情報をもとに開発された空対艦誘導弾だった。
そのイ号一型丙無線誘導弾には五〇〇キロ爆弾が収められ、全体重量は九五〇キロにも及ぶ。
それと、イ号一型丙無線誘導弾は無線によって誘導されることから周波数チャンネルの制限を受けた。
そのことで、同時発射が可能な数は一八にとどまる。
本来であれば、イ号一型丙無線誘導弾のような兵器は多数機による同時発射が望ましいのだが、しかしそれは出来ない。
このため母艦ごとに順次発射とせざるを得なかったのだ。
それと、帝国海軍の空母の多くが天山の定数を一八機としているのもまた、このことと関係があった。
攻撃位置につくと同時、「金剛」隊が左前方を行く大型艦に向けてイ号一型丙無線誘導弾を発射する。
この時点で彼我の距離は一〇〇〇〇メートル離れている。
しかし、無線誘導のために最終的には四〇〇〇メートルまで近づかなければならなかった。
その間は直線飛行を強いられるから、母機の天山は満足な回避機動を行なうことができない。
このため、被弾する確率が上がってしまうが、しかしそこは割り切るしかなかった。
それでも、機関砲や機銃の射撃精度が上る前に離脱することが出来るから、従来の急降下爆撃や雷撃よりも遥かに生存率は高かった。
一方、迎え撃つ側の米艦からは驟雨のような高角砲弾が撃ち上げられてくる。
イ号一型丙無線誘導弾を指向する高角砲は一基もなく、そのすべてが天山を狙っている。
高角砲弾炸裂によって生じる爆風に機体を揺さぶられながらも、「金剛」隊の一八機の天山は左前方の大型艦に向けて飛行を続ける。
ただ、VT信管を内蔵する高角砲弾の命中率、つまりは相手をその危害半径に捉える能力は一般のそれに比べて遥かに高い。
当然、すべての機体が無事に済むはずもなく、三機の天山が撃墜される。
さらに、イ号一型丙無線誘導弾についてもそのうちの二発が初期不良によって脱落する。
しかし、残る一三発のうちの一一発までが左前方の大型艦を捉えた。
命中弾は煙突周辺に集中していた。
これはもちろん、狙ってのことだ。
煙突の下にはボイラーがある。
だから、煙突の根元にイ号一型丙無線誘導弾が着弾すれば、その炸裂の際に生じる炎や爆風が煙路を通じてボイラーに流れ込むことが期待できた。
実際、マリアナ沖海戦ではこのやり方で「アイオワ」と「ニュージャージー」の二隻の最新鋭戦艦を討ち取っている。
「金剛」隊に狙われたのは「アイオワ級」三番艦の「ミズーリ」だった。
基準排水量が四八〇〇〇トンを超える巨艦も、しかし一一本ものイ号一型丙無線誘導弾を、しかも同時に突き込まれてはさすがにたまったものではなかった。
煙突周辺部に相次いで爆煙がわき立ち、次いで火柱が立ち上る。
その際に生じた熱や炎は煙路を伝ってボイラーを痛めつける。
煙突を囲むように配されていた高角砲をはじめとした対空火器も、熱と煙にあぶられあるいは燻されて、そのほとんどが機能不全に陥っている。
艦の心臓部に甚大なダメージを被った「ミズーリ」は、その自慢の脚を完全に奪われてしまった。
「ミズーリ」の次に狙われたのは左後方をいく「アラスカ」級大型巡洋艦のネームシップである「アラスカ」だった。
「アラスカ」は巡洋艦に類別されてはいるものの、しかしその排水量は三〇〇〇〇トンに迫ることから、実際には巡洋戦艦と言ってもいい存在だった。
そのうえ、全長は二四〇メートルを大きく超えている。
だから、「アラスカ」を攻撃する「榛名」の搭乗員らは同艦が「アイオワ」級と違って一本煙突だったこともあり、あらたに出現した未知の戦艦だと誤認していた。
それでも、やることに変わりはない。
「榛名」隊の搭乗員らは「金剛」隊と同じく彼我の距離が一〇〇〇〇メートルを切った時点でイ号一型丙無線誘導弾を発射する。
「アラスカ」が撃ち出す嵐のような弾幕の中を「榛名」攻撃隊はイ号一型丙無線誘導弾を制御しつつ突き進む。
途中、「榛名」四番機が高角砲弾炸裂の危害半径に捉えられて火を噴き、さらに七番機が直撃に近い至近弾を食らって爆散する。
イ号一型丙無線誘導弾のほうも二発がトラブルで脱落する。
しかし、残る一四発のうちの一二発が「アラスカ」に着弾する。
煙突周辺部に立て続けにイ号一型丙無線誘導弾を被弾した「アラスカ」は這うように進むだけとなり、やがて洋上停止する。
「アイオワ」級に比べてその排水量の限界から「アラスカ」級はそれほど打たれ強い艦ではなかった。
イ号一型丙無線誘導弾の爆発に伴って生じた熱や炎は煙路を伝ってボイラーに逆流するとともに、艦上にも煉獄を現出させる。
艦の中央部に火柱が立ち上り、艦の前部と後部を分断する。
「金剛」隊それに「榛名」隊に続いて攻撃を開始した「霧島」隊と「比叡」隊も戦果を挙げている。
「霧島」隊と「比叡」隊は、そのいずれもが「金剛」隊それに「榛名」隊と同様に一〇本を超えるイ号一型丙無線誘導弾をそれぞれ目標とした艦に叩き込んだ。
この結界、「アイオワ」級戦艦の「ミズーリ」と「ウィスコンシン」は極低速しか出せなくない、「アラスカ」級大型巡洋艦の「アラスカ」と「グアム」に至っては完全に航行能力を喪失していた。
これを受け、第六艦隊攻撃隊隊長兼「比叡」飛行隊長の阿部少佐は配下の四個飛行隊に目標を指示する。
「『金剛』隊は左前方、『榛名』隊は左後方、『霧島』隊は右前方、『比叡』隊は右後方の大型艦を狙え。攻撃順もまた『金剛』隊、『榛名』隊、『霧島』隊とし、最後に『比叡』隊とする」
阿部少佐の命令一下、第六艦隊攻撃隊の七二機の天山が四方へと散開する。
それら天山の腹の下にはイ号一型丙無線誘導弾が懸吊されている。
マリアナ沖海戦でその姿を見せたイ号一型丙無線誘導弾と呼ばれるそれは、ドイツのHs293の技術情報をもとに開発された空対艦誘導弾だった。
そのイ号一型丙無線誘導弾には五〇〇キロ爆弾が収められ、全体重量は九五〇キロにも及ぶ。
それと、イ号一型丙無線誘導弾は無線によって誘導されることから周波数チャンネルの制限を受けた。
そのことで、同時発射が可能な数は一八にとどまる。
本来であれば、イ号一型丙無線誘導弾のような兵器は多数機による同時発射が望ましいのだが、しかしそれは出来ない。
このため母艦ごとに順次発射とせざるを得なかったのだ。
それと、帝国海軍の空母の多くが天山の定数を一八機としているのもまた、このことと関係があった。
攻撃位置につくと同時、「金剛」隊が左前方を行く大型艦に向けてイ号一型丙無線誘導弾を発射する。
この時点で彼我の距離は一〇〇〇〇メートル離れている。
しかし、無線誘導のために最終的には四〇〇〇メートルまで近づかなければならなかった。
その間は直線飛行を強いられるから、母機の天山は満足な回避機動を行なうことができない。
このため、被弾する確率が上がってしまうが、しかしそこは割り切るしかなかった。
それでも、機関砲や機銃の射撃精度が上る前に離脱することが出来るから、従来の急降下爆撃や雷撃よりも遥かに生存率は高かった。
一方、迎え撃つ側の米艦からは驟雨のような高角砲弾が撃ち上げられてくる。
イ号一型丙無線誘導弾を指向する高角砲は一基もなく、そのすべてが天山を狙っている。
高角砲弾炸裂によって生じる爆風に機体を揺さぶられながらも、「金剛」隊の一八機の天山は左前方の大型艦に向けて飛行を続ける。
ただ、VT信管を内蔵する高角砲弾の命中率、つまりは相手をその危害半径に捉える能力は一般のそれに比べて遥かに高い。
当然、すべての機体が無事に済むはずもなく、三機の天山が撃墜される。
さらに、イ号一型丙無線誘導弾についてもそのうちの二発が初期不良によって脱落する。
しかし、残る一三発のうちの一一発までが左前方の大型艦を捉えた。
命中弾は煙突周辺に集中していた。
これはもちろん、狙ってのことだ。
煙突の下にはボイラーがある。
だから、煙突の根元にイ号一型丙無線誘導弾が着弾すれば、その炸裂の際に生じる炎や爆風が煙路を通じてボイラーに流れ込むことが期待できた。
実際、マリアナ沖海戦ではこのやり方で「アイオワ」と「ニュージャージー」の二隻の最新鋭戦艦を討ち取っている。
「金剛」隊に狙われたのは「アイオワ級」三番艦の「ミズーリ」だった。
基準排水量が四八〇〇〇トンを超える巨艦も、しかし一一本ものイ号一型丙無線誘導弾を、しかも同時に突き込まれてはさすがにたまったものではなかった。
煙突周辺部に相次いで爆煙がわき立ち、次いで火柱が立ち上る。
その際に生じた熱や炎は煙路を伝ってボイラーを痛めつける。
煙突を囲むように配されていた高角砲をはじめとした対空火器も、熱と煙にあぶられあるいは燻されて、そのほとんどが機能不全に陥っている。
艦の心臓部に甚大なダメージを被った「ミズーリ」は、その自慢の脚を完全に奪われてしまった。
「ミズーリ」の次に狙われたのは左後方をいく「アラスカ」級大型巡洋艦のネームシップである「アラスカ」だった。
「アラスカ」は巡洋艦に類別されてはいるものの、しかしその排水量は三〇〇〇〇トンに迫ることから、実際には巡洋戦艦と言ってもいい存在だった。
そのうえ、全長は二四〇メートルを大きく超えている。
だから、「アラスカ」を攻撃する「榛名」の搭乗員らは同艦が「アイオワ」級と違って一本煙突だったこともあり、あらたに出現した未知の戦艦だと誤認していた。
それでも、やることに変わりはない。
「榛名」隊の搭乗員らは「金剛」隊と同じく彼我の距離が一〇〇〇〇メートルを切った時点でイ号一型丙無線誘導弾を発射する。
「アラスカ」が撃ち出す嵐のような弾幕の中を「榛名」攻撃隊はイ号一型丙無線誘導弾を制御しつつ突き進む。
途中、「榛名」四番機が高角砲弾炸裂の危害半径に捉えられて火を噴き、さらに七番機が直撃に近い至近弾を食らって爆散する。
イ号一型丙無線誘導弾のほうも二発がトラブルで脱落する。
しかし、残る一四発のうちの一二発が「アラスカ」に着弾する。
煙突周辺部に立て続けにイ号一型丙無線誘導弾を被弾した「アラスカ」は這うように進むだけとなり、やがて洋上停止する。
「アイオワ」級に比べてその排水量の限界から「アラスカ」級はそれほど打たれ強い艦ではなかった。
イ号一型丙無線誘導弾の爆発に伴って生じた熱や炎は煙路を伝ってボイラーに逆流するとともに、艦上にも煉獄を現出させる。
艦の中央部に火柱が立ち上り、艦の前部と後部を分断する。
「金剛」隊それに「榛名」隊に続いて攻撃を開始した「霧島」隊と「比叡」隊も戦果を挙げている。
「霧島」隊と「比叡」隊は、そのいずれもが「金剛」隊それに「榛名」隊と同様に一〇本を超えるイ号一型丙無線誘導弾をそれぞれ目標とした艦に叩き込んだ。
この結界、「アイオワ」級戦艦の「ミズーリ」と「ウィスコンシン」は極低速しか出せなくない、「アラスカ」級大型巡洋艦の「アラスカ」と「グアム」に至っては完全に航行能力を喪失していた。
133
お気に入りに追加
197
あなたにおすすめの小説
艨艟の凱歌―高速戦艦『大和』―
芥流水
歴史・時代
このままでは、帝国海軍は合衆国と開戦した場合、勝ち目はない!
そう考えた松田千秋少佐は、前代未聞の18インチ砲を装備する戦艦の建造を提案する。
真珠湾攻撃が行われなかった世界で、日米間の戦争が勃発!米海軍が押し寄せる中、戦艦『大和』率いる連合艦隊が出撃する。
超克の艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
「合衆国海軍ハ 六〇〇〇〇トン級戦艦ノ建造ヲ計画セリ」
米国駐在武官からもたらされた一報は帝国海軍に激震をもたらす。
新型戦艦の質的アドバンテージを失ったと判断した帝国海軍上層部はその設計を大幅に変更することを決意。
六四〇〇〇トンで建造されるはずだった「大和」は、しかしさらなる巨艦として誕生する。
だがしかし、米海軍の六〇〇〇〇トン級戦艦は誤報だったことが後に判明。
情報におけるミスが組織に致命的な結果をもたらすことを悟った帝国海軍はこれまでの態度を一変、貪欲に情報を収集・分析するようになる。
そして、その情報重視への転換は、帝国海軍の戦備ならびに戦術に大いなる変化をもたらす。
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
天下人織田信忠
ピコサイクス
歴史・時代
1582年に起きた本能寺の変で織田信忠は妙覚寺にいた。史実では、本能寺での出来事を聞いた信忠は二条新御所に移動し明智勢を迎え撃ち自害した。しかし、この世界線では二条新御所ではなく安土に逃げ再起をはかることとなった。
日は沈まず
ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。
また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
久遠の海へ ー最期の戦線ー
koto
歴史・時代
ソ連によるポツダム宣言受託拒否。血の滲む思いで降伏を決断した日本は、なおもソ連と戦争を続ける。
1945年8月11日。大日本帝国はポツダム宣言を受託し、無条件降伏を受け入れることとなる。ここに至り、長きに渡る戦争は日本の敗戦という形で終わる形となった。いや、終わるはずだった。
ソ連は日本国のポツダム宣言受託を拒否するという凶行を選び、満州や朝鮮半島、南樺太、千島列島に対し猛攻を続けている。
なおも戦争は続いている一方で、本土では着々と無条件降伏の準備が始められていた。九州から関東、東北に広がる陸軍部隊は戦争継続を訴える一部を除き武装解除が進められている。しかし海軍についてはなおも対ソ戦のため日本海、東シナ海、黄海にて戦争を継続していた。
すなわち、ソ連陣営を除く連合国はポツダム宣言受託を起因とする日本との停戦に合意し、しかしソ連との戦争に支援などは一切行わないという事だ。
この絶望的な状況下において、彼らは本土の降伏後、戦場で散っていった。
本作品に足を運んでいただき?ありがとうございます。
著者のkotoと申します。
応援や感想、更にはアドバイスなど頂けると幸いです。
特に、私は海軍系はまだ知っているのですが、陸軍はさっぱりです。
多々間違える部分があると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる