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インド洋海戦
第17話 大量索敵
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南方作戦が成功裡に終わったことで艦艇のやりくりに余裕が出来た。
そのことで、帝国海軍はかねてよりドイツから要請されていたインド洋へと打って出ることにした。
ドイツとしてはインドと英国を結ぶ海上交通線を寸断してもらえればそれで十分だと考えていた。
英国は戦争資源の多くをインドからの輸入に依存している。
そこを断ち切れば、英国の弱体化は必至だ。
一方、帝国海軍のほうは東洋艦隊の撃滅こそを本旨としていた。
インド洋に厳然として存在する大艦隊。
その西の脅威は、これを断固として排除しなければならない。
有力な艦隊をそのままに、その彼らに側背をさらしたままで太平洋艦隊との再戦に臨むなど、それこそたまったものではなかったからだ。
ただ、連合艦隊が総力を挙げて出撃すれば、一方の東洋艦隊のほうは戦いを避ける可能性があった。
彼我の戦力差には無視できないほどの格差があったからだ。
そこで、帝国海軍上層部は一計を案じる。
「赤城」と「加賀」それに「蒼龍」と「飛龍」を瀬戸内海にとどめ、それ以外の空母をもって東洋艦隊と対峙することとしたのだ。
もちろん、「赤城」と「加賀」それに「蒼龍」と「飛龍」については目立つように訓練を継続するように指示している。
情報収集それに情報分析に長けた英国であれば、これら四隻の所在を確認することは容易なはずだった。
第一艦隊
戦艦「大和」「長門」「陸奥」
重巡「愛宕」「高雄」「熊野」「鈴谷」「最上」「三隈」
軽巡「那珂」
駆逐艦「雪風」「初風」「天津風」「時津風」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」「萩風」「舞風」「野分」「嵐」
第二航空艦隊(臨時編成)
「金剛」(零戦一八、九九艦爆一八、九七艦攻一八)
「千歳」(零戦一八、九七艦攻九)
「千代田」(零戦一八、九七艦攻九)
「瑞穂」(零戦一八、九七艦攻九)
重巡「利根」「筑摩」
軽巡「神通」
駆逐艦「黒潮」「親潮」「早潮」「夏潮」「陽炎」「不知火」「霞」「霰」
第三航空艦隊(臨時編成)
「龍驤」(零戦一八、九七艦攻一五)
「龍鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
「瑞鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
「祥鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
重巡「妙高」「羽黒」
軽巡「川内」
駆逐艦「朝雲」「山雲」「夏雲」「峯雲」「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」
インド洋作戦に投入された戦力は第一艦隊と、それに臨時編成された第二航空艦隊それに第三航空艦隊の三個艦隊だった。
これらのうち、第一艦隊は高須中将、二航艦は小沢中将、そして三航艦は桑原中将がその指揮を執っている。
三個艦隊には合わせて八隻の空母に三隻の戦艦、それに一三隻の巡洋艦に二八隻の駆逐艦が配備されている。
ただ、八隻ある空母のうちの七隻までが小型だということもあって、艦上機の数自体は少なかった。
これらの中で目新しい存在なのは、戦艦「大和」とそれに空母「金剛」だった。
「大和」は軍縮条約明けに建造された新型戦艦の一番艦で、基準排水量が六四〇〇〇トンにも達する超大型戦艦だった。
主砲は口径が四六センチという巨大なもので、その砲弾重量は実に一トン半にも及ぶ。
巨体の割に二七ノットと脚もそこそこ速いので、空母と行動を共にすることも可能だった。
一方の「金剛」のほうはもともとは巡洋戦艦として建造されたもので、数多ある改造空母の中でも「加賀」それに「赤城」に次ぐ巨艦だった。
それゆえに運用できる艦上機の数も多く、常用機だけで五四機に達した。
また、航続距離が一〇〇〇〇浬近くにも及び、このことで補給計画を立てるのが容易だった。
その「大和」や「金剛」を新たに戦力に加えた連合艦隊はすでにインド洋への進入を果たしていた。
「第一次索敵隊の発進がすべて完了しました」
航空参謀からの報告に、小沢長官は「おう」と短く了解の声を上げる。
第一次索敵隊は二航艦旗艦の「金剛」から九七艦攻が八機、それに三航艦旗艦の「龍驤」から同じく九七艦攻が三機。
さらに「利根」と「筑摩」ならびに「妙高」と「羽黒」から零式水偵がそれぞれ一機の合わせて一五機からなる。
さらに三〇分後には同じく一五機が第二次索敵隊として第一次索敵隊の後を追うことになっている。
第一次と第二次合わせて三〇機にも及ぶ索敵機を投入するのはマーシャル沖海戦の戦訓を受けてのものだ。
同海戦では二〇機の九七艦攻を索敵に出して太平洋艦隊の発見に努めた。
そして、当時の「龍驤」三号機が太平洋艦隊を発見、その貴重な情報を友軍へと報せた。
このことで連合艦隊は太平洋艦隊に先手を取られることもなく、艦上機の物量差をもって大勝利を挙げた。
だが、此度は少しばかり事情が違っていた。
マーシャル沖海戦のときは、太平洋艦隊が同諸島を攻略するために来寇していたこともあって、その存在するポイントを絞ることができた。
しかし、今回は広大なインド洋のどこから東洋艦隊が攻めかかってくるか分からない。
それゆえに捜索範囲を広げざるを得ず、そのことで索敵機を大量投入したのだ。
待望の一報は、第一次索敵隊が飛び立って二時間あまり経ったときにもたらされた。
「四隻の戦艦それに一隻の空母を基幹とする艦隊、さらにその後方に空母二隻を主力とする機動部隊を発見」
「妙高」一号機からの報告だった。
同機体は一七〇度の索敵線を受け持つ零式水偵で、一五ある索敵線のうちの最も端にある機体でもあった。
「ぎりぎりだったな。あと少し索敵線が少なければ、我々は完全に奇襲を食らっていた」
報告を受けながら、小沢長官は背中に嫌な汗が流れているのを自覚する。
どこでどうやって知ったのかは分からないが、しかし東洋艦隊は完全にこちらの所在を掴み、そして側背に回り込んでいた。
完全な待ち伏せだ。
彼らは昼の間は韜晦しつつ適当な間合いを保ち、日没後に得意の夜間雷撃で一気に勝負を決めるつもりだったのだろう。
(見事だ、サマヴィル! だが相手が悪かったな)
胸中で敵将を称賛しつつ、しかし一方で小沢長官は成すべき指示を重ねていく。
尊敬できる相手であろうとも、容赦をするつもりは一切無かった。
そのことで、帝国海軍はかねてよりドイツから要請されていたインド洋へと打って出ることにした。
ドイツとしてはインドと英国を結ぶ海上交通線を寸断してもらえればそれで十分だと考えていた。
英国は戦争資源の多くをインドからの輸入に依存している。
そこを断ち切れば、英国の弱体化は必至だ。
一方、帝国海軍のほうは東洋艦隊の撃滅こそを本旨としていた。
インド洋に厳然として存在する大艦隊。
その西の脅威は、これを断固として排除しなければならない。
有力な艦隊をそのままに、その彼らに側背をさらしたままで太平洋艦隊との再戦に臨むなど、それこそたまったものではなかったからだ。
ただ、連合艦隊が総力を挙げて出撃すれば、一方の東洋艦隊のほうは戦いを避ける可能性があった。
彼我の戦力差には無視できないほどの格差があったからだ。
そこで、帝国海軍上層部は一計を案じる。
「赤城」と「加賀」それに「蒼龍」と「飛龍」を瀬戸内海にとどめ、それ以外の空母をもって東洋艦隊と対峙することとしたのだ。
もちろん、「赤城」と「加賀」それに「蒼龍」と「飛龍」については目立つように訓練を継続するように指示している。
情報収集それに情報分析に長けた英国であれば、これら四隻の所在を確認することは容易なはずだった。
第一艦隊
戦艦「大和」「長門」「陸奥」
重巡「愛宕」「高雄」「熊野」「鈴谷」「最上」「三隈」
軽巡「那珂」
駆逐艦「雪風」「初風」「天津風」「時津風」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」「萩風」「舞風」「野分」「嵐」
第二航空艦隊(臨時編成)
「金剛」(零戦一八、九九艦爆一八、九七艦攻一八)
「千歳」(零戦一八、九七艦攻九)
「千代田」(零戦一八、九七艦攻九)
「瑞穂」(零戦一八、九七艦攻九)
重巡「利根」「筑摩」
軽巡「神通」
駆逐艦「黒潮」「親潮」「早潮」「夏潮」「陽炎」「不知火」「霞」「霰」
第三航空艦隊(臨時編成)
「龍驤」(零戦一八、九七艦攻一五)
「龍鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
「瑞鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
「祥鳳」(零戦一八、九七艦攻九)
重巡「妙高」「羽黒」
軽巡「川内」
駆逐艦「朝雲」「山雲」「夏雲」「峯雲」「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」
インド洋作戦に投入された戦力は第一艦隊と、それに臨時編成された第二航空艦隊それに第三航空艦隊の三個艦隊だった。
これらのうち、第一艦隊は高須中将、二航艦は小沢中将、そして三航艦は桑原中将がその指揮を執っている。
三個艦隊には合わせて八隻の空母に三隻の戦艦、それに一三隻の巡洋艦に二八隻の駆逐艦が配備されている。
ただ、八隻ある空母のうちの七隻までが小型だということもあって、艦上機の数自体は少なかった。
これらの中で目新しい存在なのは、戦艦「大和」とそれに空母「金剛」だった。
「大和」は軍縮条約明けに建造された新型戦艦の一番艦で、基準排水量が六四〇〇〇トンにも達する超大型戦艦だった。
主砲は口径が四六センチという巨大なもので、その砲弾重量は実に一トン半にも及ぶ。
巨体の割に二七ノットと脚もそこそこ速いので、空母と行動を共にすることも可能だった。
一方の「金剛」のほうはもともとは巡洋戦艦として建造されたもので、数多ある改造空母の中でも「加賀」それに「赤城」に次ぐ巨艦だった。
それゆえに運用できる艦上機の数も多く、常用機だけで五四機に達した。
また、航続距離が一〇〇〇〇浬近くにも及び、このことで補給計画を立てるのが容易だった。
その「大和」や「金剛」を新たに戦力に加えた連合艦隊はすでにインド洋への進入を果たしていた。
「第一次索敵隊の発進がすべて完了しました」
航空参謀からの報告に、小沢長官は「おう」と短く了解の声を上げる。
第一次索敵隊は二航艦旗艦の「金剛」から九七艦攻が八機、それに三航艦旗艦の「龍驤」から同じく九七艦攻が三機。
さらに「利根」と「筑摩」ならびに「妙高」と「羽黒」から零式水偵がそれぞれ一機の合わせて一五機からなる。
さらに三〇分後には同じく一五機が第二次索敵隊として第一次索敵隊の後を追うことになっている。
第一次と第二次合わせて三〇機にも及ぶ索敵機を投入するのはマーシャル沖海戦の戦訓を受けてのものだ。
同海戦では二〇機の九七艦攻を索敵に出して太平洋艦隊の発見に努めた。
そして、当時の「龍驤」三号機が太平洋艦隊を発見、その貴重な情報を友軍へと報せた。
このことで連合艦隊は太平洋艦隊に先手を取られることもなく、艦上機の物量差をもって大勝利を挙げた。
だが、此度は少しばかり事情が違っていた。
マーシャル沖海戦のときは、太平洋艦隊が同諸島を攻略するために来寇していたこともあって、その存在するポイントを絞ることができた。
しかし、今回は広大なインド洋のどこから東洋艦隊が攻めかかってくるか分からない。
それゆえに捜索範囲を広げざるを得ず、そのことで索敵機を大量投入したのだ。
待望の一報は、第一次索敵隊が飛び立って二時間あまり経ったときにもたらされた。
「四隻の戦艦それに一隻の空母を基幹とする艦隊、さらにその後方に空母二隻を主力とする機動部隊を発見」
「妙高」一号機からの報告だった。
同機体は一七〇度の索敵線を受け持つ零式水偵で、一五ある索敵線のうちの最も端にある機体でもあった。
「ぎりぎりだったな。あと少し索敵線が少なければ、我々は完全に奇襲を食らっていた」
報告を受けながら、小沢長官は背中に嫌な汗が流れているのを自覚する。
どこでどうやって知ったのかは分からないが、しかし東洋艦隊は完全にこちらの所在を掴み、そして側背に回り込んでいた。
完全な待ち伏せだ。
彼らは昼の間は韜晦しつつ適当な間合いを保ち、日没後に得意の夜間雷撃で一気に勝負を決めるつもりだったのだろう。
(見事だ、サマヴィル! だが相手が悪かったな)
胸中で敵将を称賛しつつ、しかし一方で小沢長官は成すべき指示を重ねていく。
尊敬できる相手であろうとも、容赦をするつもりは一切無かった。
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