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プロローグ
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「兄さん、ゲームしない?」
珍しく掛かってきた弟弟子からの電話に出たら一言目がこれだった。いきなりゲームって、どうゆう訳かなぁ。
「えーと、いきなりで流石の私も理解できないよ」
「あ、ごめん。えっとね、最近CMとかで良く見る『Spirit Garden World』って言うゲームは知ってるかな?」
「一応知ってるよ。こんなド田舎でもネットを見れば凄い話題になってるからね」
「実は僕それのβテストに当選して遊んだんだー。すっごく面白くてね、4日後からサービス開始だから一緒に遊びたいなって」
「ふむ…」
弟弟子が誘ってくれたんだ。是非ともOKを出したいけどなぁ…。ちょっとパソコンで調べたらVR機器もソフトも売り切れてるなぁ…。
「ダメ…かな?」
「勿論OKを出したいけどVR機器やソフトは売り切れちゃってるんだよねぇ」
「あ、それならこっちで両方揃えてるから問題ないよ!」
「さてはOK貰える前提だったね?」
「兄さんは僕の誘い基本断らないでしょ。それに割とオタクでゲーマーだし」
流石は弟弟子、私の事よく分かってるなぁ。実際PVとか見てたら面白そうだし楽しみになってきた。
「それじゃ、そっちに発送しておくね。明後日には届くと思うから初期設定とかソフトのダウンロードは早めにね!」
「りょーかい」
機嫌が良さそうな弟弟子との電話が切れる。取り敢えずはネットで情報集めたりして届くのを待つことにしよう。
そう思い日課にSpirit Garden Worldーー略してSGWの情報収集を追加してからあっという間に二日が経った。
「ふっ」
家にある道場で木刀を振るう。これも日課の一つで今は亡き祖父、布都 勝也こと勝爺から教えられた布都家に代々伝わる布都流の剣術の鍛錬である。
「よし、終わり」
鍛錬を終えて水分補給をしていると家の玄関からピンポーンと聞こえた。
「今行きまーす」
見に行くと配達業者の人が居た。差出人は『鈴原 理緒』。うん、弟弟子の名前だ。受け取って自室で中身を見ると予想通り、頭に被る形のVR機器とちっさい容器に入ったメモリの様なソフトが入っていた。そういえばネットで値段見たけど高いみたいだし後で返さないとなぁ…。
「汗流してから設定とかするとしよう」
とゆうことで十分程度でパパッと風呂へ入り戻ってまいりました。
使い方は予め調べておいたから問題ないし、いざ設定!
「えーと、起動っと」
VR機器の電源を押すと小さな稼働音と共に起動した。
『初期設定を行います。まずはーー』
音声に言われた通りに設定を進めていく。簡単な内容なので数分程度で終了した。これでVR機器本体の方は出来たから次はゲームの方だ。ちっちゃな容器を開けるとメモリ程度の大きさの物が入っていたのでそれをVR機器にブスリ。これで後は頭に装着して起動すればプレイ可能な筈だ。まあ今はキャラクター作成しか出来ないみたいだけどね。取り敢えずそれをするとしよう。
VR機器を装着してベッドに寝転んで電源を点ける。すると一瞬意識が途切れ、周囲を見渡すと草原へと変化していた。目の前を見ると空中に『キャラクター作成』と書かれた半透明の板が浮かんでいた。
「これに触ればいいのかな?」
触れてみると板に書かれている内容が変化してステータスらしきものが出た。上の所に『記入して下さい』と書いてあるのでここに入力すればいいようだ。
「さてさて、まずは名前か」
うーん、私の名前から考えようか。布都 刀磨…布都…確か布都御魂とかいう剣あったね。うん、特に良い名前もないしこれでいいか。
「フツノミタマっと」
えーと次はステータスか。
HP,MP,STR,VIT,AGI,DEX,INT,MNDに100ポイント自由に割り振ればいいらしい。HPとMPは1ポイントで5増えるみたいだ。パラメーターをタップすると簡単な説明が載ってたので見てみた限りだと俺はHPとSTRとAGIとDEXといった辺りを上げれば良さそうだ。INTやMPは…魔法もアーツっていうのもあまり使う気は無いんだよねぇ。ダメージの量は下がるらしいけど自分の技術があるならそっちを使うべきだと私は思うね。それに硬直時間とかもあるらしいから敵の前で隙を晒すのは一撃必殺でもない限りは勘弁したい。
「まっこんな感じかな」
五分程度でステータスへの割り振りも終わったので次は最初の武器を決める。これは好きな武器スキルから一つ選ぶとそれに対応した初期武器になるらしいので迷わずに【刀術】を選んで終わりである。そりゃ刀あったら私ならこれ一択だよね、実際に振ってるし。そんな感じで完成したキャラがこちら。
ーーーーーーーーーーーーーーー
PN:フツノミタマ
LV:1
HP:60/60
MP:10/10
【STR】21(1)
【VIT】15(2)
【AGI】23(2)
【DEX】21
【INT】0
【MND】10
スキル
【刀術】
装備
右手:始まりの刀(STR+1,AGI+2)
左手:【空欄】
頭:【空欄】
上半身:布の服(VIT+1)
下半身:布のズボン(VIT+1)
装飾品:【空欄】
ーーーーーーーーーーーーーーー
物理と魔法共に防御力は低めだけど受け流したり斬れば多分なんとかなるでしょ。ある程度のHPと高めのSTR,AGI,DEXで高機動型のアタッカーって言った所かな。
「アバターは体格はそのままで、髪色を紺色にでもしようかな。あとついでに目も金眼にしてみよう」
体格が変わると刀を振る感覚も変わりそうなので髪と眼の色だけ変えてみたけどいつの間にかあった鏡で見てみたら割と別人になったてた。
「よし、これで完成ー」
決定を押してキャラ作成を終了。これでサービス開始と同時にプレイ出来るようになった。後は待つのみ。いやぁ、楽しみだねぇ。
珍しく掛かってきた弟弟子からの電話に出たら一言目がこれだった。いきなりゲームって、どうゆう訳かなぁ。
「えーと、いきなりで流石の私も理解できないよ」
「あ、ごめん。えっとね、最近CMとかで良く見る『Spirit Garden World』って言うゲームは知ってるかな?」
「一応知ってるよ。こんなド田舎でもネットを見れば凄い話題になってるからね」
「実は僕それのβテストに当選して遊んだんだー。すっごく面白くてね、4日後からサービス開始だから一緒に遊びたいなって」
「ふむ…」
弟弟子が誘ってくれたんだ。是非ともOKを出したいけどなぁ…。ちょっとパソコンで調べたらVR機器もソフトも売り切れてるなぁ…。
「ダメ…かな?」
「勿論OKを出したいけどVR機器やソフトは売り切れちゃってるんだよねぇ」
「あ、それならこっちで両方揃えてるから問題ないよ!」
「さてはOK貰える前提だったね?」
「兄さんは僕の誘い基本断らないでしょ。それに割とオタクでゲーマーだし」
流石は弟弟子、私の事よく分かってるなぁ。実際PVとか見てたら面白そうだし楽しみになってきた。
「それじゃ、そっちに発送しておくね。明後日には届くと思うから初期設定とかソフトのダウンロードは早めにね!」
「りょーかい」
機嫌が良さそうな弟弟子との電話が切れる。取り敢えずはネットで情報集めたりして届くのを待つことにしよう。
そう思い日課にSpirit Garden Worldーー略してSGWの情報収集を追加してからあっという間に二日が経った。
「ふっ」
家にある道場で木刀を振るう。これも日課の一つで今は亡き祖父、布都 勝也こと勝爺から教えられた布都家に代々伝わる布都流の剣術の鍛錬である。
「よし、終わり」
鍛錬を終えて水分補給をしていると家の玄関からピンポーンと聞こえた。
「今行きまーす」
見に行くと配達業者の人が居た。差出人は『鈴原 理緒』。うん、弟弟子の名前だ。受け取って自室で中身を見ると予想通り、頭に被る形のVR機器とちっさい容器に入ったメモリの様なソフトが入っていた。そういえばネットで値段見たけど高いみたいだし後で返さないとなぁ…。
「汗流してから設定とかするとしよう」
とゆうことで十分程度でパパッと風呂へ入り戻ってまいりました。
使い方は予め調べておいたから問題ないし、いざ設定!
「えーと、起動っと」
VR機器の電源を押すと小さな稼働音と共に起動した。
『初期設定を行います。まずはーー』
音声に言われた通りに設定を進めていく。簡単な内容なので数分程度で終了した。これでVR機器本体の方は出来たから次はゲームの方だ。ちっちゃな容器を開けるとメモリ程度の大きさの物が入っていたのでそれをVR機器にブスリ。これで後は頭に装着して起動すればプレイ可能な筈だ。まあ今はキャラクター作成しか出来ないみたいだけどね。取り敢えずそれをするとしよう。
VR機器を装着してベッドに寝転んで電源を点ける。すると一瞬意識が途切れ、周囲を見渡すと草原へと変化していた。目の前を見ると空中に『キャラクター作成』と書かれた半透明の板が浮かんでいた。
「これに触ればいいのかな?」
触れてみると板に書かれている内容が変化してステータスらしきものが出た。上の所に『記入して下さい』と書いてあるのでここに入力すればいいようだ。
「さてさて、まずは名前か」
うーん、私の名前から考えようか。布都 刀磨…布都…確か布都御魂とかいう剣あったね。うん、特に良い名前もないしこれでいいか。
「フツノミタマっと」
えーと次はステータスか。
HP,MP,STR,VIT,AGI,DEX,INT,MNDに100ポイント自由に割り振ればいいらしい。HPとMPは1ポイントで5増えるみたいだ。パラメーターをタップすると簡単な説明が載ってたので見てみた限りだと俺はHPとSTRとAGIとDEXといった辺りを上げれば良さそうだ。INTやMPは…魔法もアーツっていうのもあまり使う気は無いんだよねぇ。ダメージの量は下がるらしいけど自分の技術があるならそっちを使うべきだと私は思うね。それに硬直時間とかもあるらしいから敵の前で隙を晒すのは一撃必殺でもない限りは勘弁したい。
「まっこんな感じかな」
五分程度でステータスへの割り振りも終わったので次は最初の武器を決める。これは好きな武器スキルから一つ選ぶとそれに対応した初期武器になるらしいので迷わずに【刀術】を選んで終わりである。そりゃ刀あったら私ならこれ一択だよね、実際に振ってるし。そんな感じで完成したキャラがこちら。
ーーーーーーーーーーーーーーー
PN:フツノミタマ
LV:1
HP:60/60
MP:10/10
【STR】21(1)
【VIT】15(2)
【AGI】23(2)
【DEX】21
【INT】0
【MND】10
スキル
【刀術】
装備
右手:始まりの刀(STR+1,AGI+2)
左手:【空欄】
頭:【空欄】
上半身:布の服(VIT+1)
下半身:布のズボン(VIT+1)
装飾品:【空欄】
ーーーーーーーーーーーーーーー
物理と魔法共に防御力は低めだけど受け流したり斬れば多分なんとかなるでしょ。ある程度のHPと高めのSTR,AGI,DEXで高機動型のアタッカーって言った所かな。
「アバターは体格はそのままで、髪色を紺色にでもしようかな。あとついでに目も金眼にしてみよう」
体格が変わると刀を振る感覚も変わりそうなので髪と眼の色だけ変えてみたけどいつの間にかあった鏡で見てみたら割と別人になったてた。
「よし、これで完成ー」
決定を押してキャラ作成を終了。これでサービス開始と同時にプレイ出来るようになった。後は待つのみ。いやぁ、楽しみだねぇ。
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