21 / 62
1章
18話 昇格と報奨金
しおりを挟む
ハルト達は一旦街の入り口へ戻りロンドと合流し、先ほど広場であったことを説明した。
「なるほど。敵は魔族の組織か。大変なことになりそうだな」
「ああ、何故この街を狙っていたのかはまだ分からないが、また襲われると考えていいだろうな。ロンドも用心してくれ」
「わかった。それじゃ旦那たちは宿へ向かってくれ。俺は店の方も心配だから確認してくる。今日はそのまま店で休むとするよ」
「わかった。んじゃまた明日宿の前で落ち合おう」
こうしてロンドと別れ2人(3人)は宿へと向かった。
以前宿泊した小さな宿でなく、街で一番大きな宿だ。
中に入ると壁は石作りで明らかに他の宿とは雰囲気が違った。
案内の人にアモンの名を告げると部屋に案内された。
「こちらのお部屋になります。代金は先に頂いておりますのでごゆっくりおくつろぎくださいませ」
そう言うと案内人の男はその場を去って行った。
これはもう宿というよりホテルだな……。
こんな街でこれ程の宿を利用する人がそんなにいるのか、何故経営が回るのか不思議に思ったが今はそんなことはどうでもいいのでひとまず部屋で休むことにした。
中に入るとベッドは2つ部屋も寝室と別にもう一部屋あり、かなりいい部屋のようだ。
うわー。結構高そう。アモンって魔族結構金持ち?
そんなことを考えながらベッドに飛び込んだ。
「はぁー。今日は色々つかれたー」
すると同じベッドにルナも飛び込んでいた。更に袋から出てきたルシアもハルトの上に飛び乗ってきた。
「ちょ!重い!ベッドはもう一つあるのになんで二人ともこっち来るんだよ!」
「今日はまだあまり構ってもらってないので!」
「私もずっと袋の中だったから」
「はぁ……分かったよ」
二人をなでながらハルトはアモンについて考えていた。
魔族の危険因子が集まった組織の存在を潰すために動いているって感じだったけど。そもそも魔族はなんで人間領を襲うんだ?魔王領で何か起こってるってことなのかな?
ハルトが考えに耽っているとドアをノックする音が聞こえてきた。
『コンコンッ』
アモンの使者が来たと思いルシアを隣の部屋に隠し、扉を開けるとそこに立っていたのはケビンだった。
「あれ?どうしたんですか?」
「あのー。すぐに冒険者ギルドへ来てもらえませんか?」
「はい?」
こうして何故かハルト達は冒険者ギルドに呼び出された。
ルシアには誰か来たら待っていてもらうように伝えケビンと共に冒険者ギルドへ向かった。
中に入ると武骨な人間族の男がハルト達を出迎えた。
「お前が例の新人冒険者か!」
無精ひげに大柄な体格、ライオンのようなぼさぼさの髪、筋骨隆々の体。もはや人間離れしている容姿だが一応人間みたいだ。
「どうも、何故俺らが急に呼び出されたんですか?」
「挨拶が遅れたな。俺はこのギルドのマスターをしているライナスだ。急遽呼び出したのは他でもない。お前らに色々話があるからだ。奥の部屋まできてくれないか?ケビン。マーレ。それとルッツ!お前らも一緒に来てくれ」
5人はライナスに付いていき部屋に入りテーブルを囲にソファに座った。
部屋の外を人払いしてライナスもソファに腰を掛けた。
「話というのは当然今日の事件についてだ」
まぁそうですよねー。いきなりの魔族の襲来。事件の当事者に聞きたいと思うよな。
「お前ら賊のトップとやり合って勝ったそうだな?こいつらでも勝てなかった相手に」
ケビンとルッツは悔しそうな顔をしていた。
「正直な話、ハルトが来てくれなかったら俺らのチームは全滅していたと思います」
「俺もだ。上級冒険者として情けない」
「私はハルトさん達の戦いは見ていませんけど、二人が気圧されるほどの魔力を持った相手を圧倒していたそうですね」
「まぁ。たまたま運が良かっただけです」
「運ねぇ。運だけで上位魔族を圧倒できるってか?」
「炎の魔法を無傷で打ち破ったという話を聞いた。私はそれがなぜ可能だったのか知っている。でも私の口からは言えない」
あー、そう言えば人のスキルを口外しちゃいけないんだっけか。隠す必要もないし言っても問題ないか。
「俺は火に対して完全耐性を持っているみたいで、どんな炎も無力化できる体質みたいなんです」
「なっ!完全耐性?そりゃホントか!?」
ライナスはマーレを見て確認する。マーレは頷いた。
「まさか完全耐性なんて……」
想像以上にライナスとケビンが驚いて黙りこくってしまった。
あれ。このスキルってもしかしてやばい系?
「お前……そのスキルを持っていることを絶対誰にも口外するな。ケビン!マーレ!お前らもこれは絶対他言無用だ」
ええ……。属性耐性ってそんなにすごいスキルなの?チート性能の攻撃系とかじゃないよ?
「あの……耐性スキルってそんなに珍しいんですか?」
「弱体性程度なら稀に持ってる奴はいる。けどな……。完全耐性なんて伝説の英雄王や初代魔王が持っていたとされるおとぎ話の世界のスキルだ。俺も長年冒険者に携わっているが強耐性持ちの冒険者ですらこれまでに一人もみたことがない」
あはは……。健康な体って願いがこれほどヤバイ話になるとは……!
先日工房で火の粉が手にかかったとき暖かいとしか思わず放って置いたらロンドに気味悪がられて火耐性に気が付いた。火傷しない健康な体ってことなんだろうな。神様ありがとう!!
ってあの時は思ったけど、これほど驚かれるとは。
「まぁなんにせよ街に攻め入った魔族を討伐してくれて助かった。これは報酬だ」
そういうとライナスは金貨の入った子袋をさし出した。
受け取り中身を確認すると白金貨が20枚も入っていた。
「えっ!?こんなに!?」
「領主様の命を守り、上級冒険者達でも歯が立たない魔族の討伐。命を懸けて街を守った衛兵や冒険者ギルドに対し貢献を認めて領主様から報酬が支給されたんだ。貢献に見合った量を分配し、更にギルドからの報酬も上乗せしてある。これはお前らへの正当な評価の報酬だ」
「はぁ、ではありがたくいただきます」
「それと……お前ら二人は今日からアダマント等級に昇格させる。実力的にはさらに上の等級にしたいが、流石にギルド本部が黙ってないだろうから俺にできるのはこれが限界だ。それとお前らから何かギルドに要望とかはあるか?」
これはイイチャンスかもしれない。ハルトはいい機会を得たとおもい要望を告げた。
「実は俺の仲間にまだ身分証を持っていない仲間たちが居るんですが、彼らの身元をギルドで保証してもらえないでしょうか?」
「ん?そんなことか?まぁお前らの知りないってんなら別に構わねぇけど。マーレに頼んで今度鑑定してもらうといい。実力を測る試験官はハルトとルナで十分だろう身内ならお前らが試験官として動いてくれ」
ハルトは小さくガッツポーズをした。
これでもの猫達はともかく、ルシアが魔王だと知られても誰にも知られずに済む!
「ありがとうございます。俺からはそれ以外特に何もありません」
「わかった。んじゃこれからも他のんだ。それと今日の襲撃者たちの情報はケビンから聞いているが、例のアモンって魔族に接触して新たな情報が得られたら冒険者ギルドへも共有してもらえると助かる」
「わかりました。ではこれで失礼します」
こうして二人は街の仲間たちの身分証作成も取り付けることができ、臨時収入も確保したので宿に戻る前に例の串焼きを購入し意気揚々と部屋に戻った。
「おーいルシアー?串焼き買ってき――」
そう声をかけながら扉を開けると床に横たわるルシアとその傍に立つ知らない女性が目に入った。
「なるほど。敵は魔族の組織か。大変なことになりそうだな」
「ああ、何故この街を狙っていたのかはまだ分からないが、また襲われると考えていいだろうな。ロンドも用心してくれ」
「わかった。それじゃ旦那たちは宿へ向かってくれ。俺は店の方も心配だから確認してくる。今日はそのまま店で休むとするよ」
「わかった。んじゃまた明日宿の前で落ち合おう」
こうしてロンドと別れ2人(3人)は宿へと向かった。
以前宿泊した小さな宿でなく、街で一番大きな宿だ。
中に入ると壁は石作りで明らかに他の宿とは雰囲気が違った。
案内の人にアモンの名を告げると部屋に案内された。
「こちらのお部屋になります。代金は先に頂いておりますのでごゆっくりおくつろぎくださいませ」
そう言うと案内人の男はその場を去って行った。
これはもう宿というよりホテルだな……。
こんな街でこれ程の宿を利用する人がそんなにいるのか、何故経営が回るのか不思議に思ったが今はそんなことはどうでもいいのでひとまず部屋で休むことにした。
中に入るとベッドは2つ部屋も寝室と別にもう一部屋あり、かなりいい部屋のようだ。
うわー。結構高そう。アモンって魔族結構金持ち?
そんなことを考えながらベッドに飛び込んだ。
「はぁー。今日は色々つかれたー」
すると同じベッドにルナも飛び込んでいた。更に袋から出てきたルシアもハルトの上に飛び乗ってきた。
「ちょ!重い!ベッドはもう一つあるのになんで二人ともこっち来るんだよ!」
「今日はまだあまり構ってもらってないので!」
「私もずっと袋の中だったから」
「はぁ……分かったよ」
二人をなでながらハルトはアモンについて考えていた。
魔族の危険因子が集まった組織の存在を潰すために動いているって感じだったけど。そもそも魔族はなんで人間領を襲うんだ?魔王領で何か起こってるってことなのかな?
ハルトが考えに耽っているとドアをノックする音が聞こえてきた。
『コンコンッ』
アモンの使者が来たと思いルシアを隣の部屋に隠し、扉を開けるとそこに立っていたのはケビンだった。
「あれ?どうしたんですか?」
「あのー。すぐに冒険者ギルドへ来てもらえませんか?」
「はい?」
こうして何故かハルト達は冒険者ギルドに呼び出された。
ルシアには誰か来たら待っていてもらうように伝えケビンと共に冒険者ギルドへ向かった。
中に入ると武骨な人間族の男がハルト達を出迎えた。
「お前が例の新人冒険者か!」
無精ひげに大柄な体格、ライオンのようなぼさぼさの髪、筋骨隆々の体。もはや人間離れしている容姿だが一応人間みたいだ。
「どうも、何故俺らが急に呼び出されたんですか?」
「挨拶が遅れたな。俺はこのギルドのマスターをしているライナスだ。急遽呼び出したのは他でもない。お前らに色々話があるからだ。奥の部屋まできてくれないか?ケビン。マーレ。それとルッツ!お前らも一緒に来てくれ」
5人はライナスに付いていき部屋に入りテーブルを囲にソファに座った。
部屋の外を人払いしてライナスもソファに腰を掛けた。
「話というのは当然今日の事件についてだ」
まぁそうですよねー。いきなりの魔族の襲来。事件の当事者に聞きたいと思うよな。
「お前ら賊のトップとやり合って勝ったそうだな?こいつらでも勝てなかった相手に」
ケビンとルッツは悔しそうな顔をしていた。
「正直な話、ハルトが来てくれなかったら俺らのチームは全滅していたと思います」
「俺もだ。上級冒険者として情けない」
「私はハルトさん達の戦いは見ていませんけど、二人が気圧されるほどの魔力を持った相手を圧倒していたそうですね」
「まぁ。たまたま運が良かっただけです」
「運ねぇ。運だけで上位魔族を圧倒できるってか?」
「炎の魔法を無傷で打ち破ったという話を聞いた。私はそれがなぜ可能だったのか知っている。でも私の口からは言えない」
あー、そう言えば人のスキルを口外しちゃいけないんだっけか。隠す必要もないし言っても問題ないか。
「俺は火に対して完全耐性を持っているみたいで、どんな炎も無力化できる体質みたいなんです」
「なっ!完全耐性?そりゃホントか!?」
ライナスはマーレを見て確認する。マーレは頷いた。
「まさか完全耐性なんて……」
想像以上にライナスとケビンが驚いて黙りこくってしまった。
あれ。このスキルってもしかしてやばい系?
「お前……そのスキルを持っていることを絶対誰にも口外するな。ケビン!マーレ!お前らもこれは絶対他言無用だ」
ええ……。属性耐性ってそんなにすごいスキルなの?チート性能の攻撃系とかじゃないよ?
「あの……耐性スキルってそんなに珍しいんですか?」
「弱体性程度なら稀に持ってる奴はいる。けどな……。完全耐性なんて伝説の英雄王や初代魔王が持っていたとされるおとぎ話の世界のスキルだ。俺も長年冒険者に携わっているが強耐性持ちの冒険者ですらこれまでに一人もみたことがない」
あはは……。健康な体って願いがこれほどヤバイ話になるとは……!
先日工房で火の粉が手にかかったとき暖かいとしか思わず放って置いたらロンドに気味悪がられて火耐性に気が付いた。火傷しない健康な体ってことなんだろうな。神様ありがとう!!
ってあの時は思ったけど、これほど驚かれるとは。
「まぁなんにせよ街に攻め入った魔族を討伐してくれて助かった。これは報酬だ」
そういうとライナスは金貨の入った子袋をさし出した。
受け取り中身を確認すると白金貨が20枚も入っていた。
「えっ!?こんなに!?」
「領主様の命を守り、上級冒険者達でも歯が立たない魔族の討伐。命を懸けて街を守った衛兵や冒険者ギルドに対し貢献を認めて領主様から報酬が支給されたんだ。貢献に見合った量を分配し、更にギルドからの報酬も上乗せしてある。これはお前らへの正当な評価の報酬だ」
「はぁ、ではありがたくいただきます」
「それと……お前ら二人は今日からアダマント等級に昇格させる。実力的にはさらに上の等級にしたいが、流石にギルド本部が黙ってないだろうから俺にできるのはこれが限界だ。それとお前らから何かギルドに要望とかはあるか?」
これはイイチャンスかもしれない。ハルトはいい機会を得たとおもい要望を告げた。
「実は俺の仲間にまだ身分証を持っていない仲間たちが居るんですが、彼らの身元をギルドで保証してもらえないでしょうか?」
「ん?そんなことか?まぁお前らの知りないってんなら別に構わねぇけど。マーレに頼んで今度鑑定してもらうといい。実力を測る試験官はハルトとルナで十分だろう身内ならお前らが試験官として動いてくれ」
ハルトは小さくガッツポーズをした。
これでもの猫達はともかく、ルシアが魔王だと知られても誰にも知られずに済む!
「ありがとうございます。俺からはそれ以外特に何もありません」
「わかった。んじゃこれからも他のんだ。それと今日の襲撃者たちの情報はケビンから聞いているが、例のアモンって魔族に接触して新たな情報が得られたら冒険者ギルドへも共有してもらえると助かる」
「わかりました。ではこれで失礼します」
こうして二人は街の仲間たちの身分証作成も取り付けることができ、臨時収入も確保したので宿に戻る前に例の串焼きを購入し意気揚々と部屋に戻った。
「おーいルシアー?串焼き買ってき――」
そう声をかけながら扉を開けると床に横たわるルシアとその傍に立つ知らない女性が目に入った。
10
お気に入りに追加
599
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる