102 / 123
第二部
七年
しおりを挟む
少女は いと永き孤独の果てで 少年と出会った
少女は いと深き孤独の底で 少年と出会った
少年は いと暗き孤独の中で 少女と出会った
───────
息苦しい。
体の上に何かが乗っているような重い感覚だった。
あたたかい泥のような無意識の中に高い 声が響いていた。
その声に引き寄せられるように、少年の意識は覚醒していく。
「おにいちゃん、起きろー!」
「んん……」
鼻から抜ける息に呻くような声が混じった。すなわち目覚めの合図である。
まだ眠気のこびりつく重い瞼を開くと、うっすらとぼやける、うつつな網膜に少女の顔が映った。
「おはよう、リーナ……今日も随分と早起きだな」
少年はくぐもる声でそう言って、
寝起きで意識と上手く繋がらない肉体をなんとか動かし、自分の腹の上で馬乗りになる少女の頭を撫でる。
「むぅー!おにいちゃんがお寝坊さんなんだよ!パパもママも、ターニャだってもう起きてるもん!」
どこかトゲのある言葉に、少年は何かを考えるようにしばし少女の顔を眺めた。
流れるような金髪にくりっとした優しげな大きな目、白磁のように白く美しい肌。
少女はまだ七歳と子供ながらも非常に整った顔立ちをしていた。
一言で表すならば大変な美少女であった。
リーナ・サンドロッド。
少年ーーアルテア・サンドロッドの実の妹である。
その妹がいま、腹の上で馬乗りになりながら睨むように自分を見ていた。
魔力的な輝きを秘めた金色の瞳には抗議の色が混ざっていて、柔らかそうな頬は中に不満を溜め込んだようにぷっくりと膨れている。
怒っているようだった。
「今日は朝から魔法をおしえてくれるって約束したでしょ!」
アルテアは口をへの字に曲げて抗議する妹から窓際に視線を移し、指揮棒を振るような仕草で指を振るうと、彼の指の動きに合わせて閉じられていたカーテンが鋭い音をたてて開いた。
窓からすっかり顔を出している太陽のあたたかな日差しが差し込み、アルテアは反射的に目を細めた。
なんだか「寝すぎだぞ」と咎められているような気持ちになった。
いや、実際にそうなのかもしれない。
アルテアは再び妹へ目をやり、頭をぽりぽりとかいた。
「すまん……寝すぎてしまった」
「お兄ちゃんのバカ!ねぼすけ!」
リーナはアルテアの声に被せるように叫んで、彼の胸をぽかぽかと小さな手で叩いた。
リーナの目にうっすらと涙が滲んでいるのを見て、途端にアルテアの中にふつふつと罪悪感が湧いてきた。
眠気はどこかに吹き飛び背中にじっとりと汗が滲んだ。
なんとかしてこの子を幸せにしてあげなければならない。
その一心でアルテアの脳は高速で回転を始めた。
「す、少し遅くなったけど……朝ご飯を食べたあと魔法のお勉強をしよう。今日は特別にハクもかしてあげるぞ」
アルテアはにこりと微笑みながら枕元に置いてある灰色の分厚い魔導書を手に取って掲げてみせた。
すると、今にも泣き出しそうだったリーナの顔がぱあっと光がさしたように明るくなった。
「ほんと?ハクちゃん、かしてくれる……?」
「ああ、本当だとも。ハクもリーナと一緒に遊びたいって言ってるしな」
「わぁ……!おにいちゃん、だいすきっ!」
理由は不明だがリーナはハクのことをとても気に入っていた。
ぽかぽかと兄の胸を叩きまくっていた攻撃の姿勢から一転、リーナは馬乗りの姿勢そのままアルテアに抱きついた。
アルテアは妹の機嫌がすっかりなおったことに安堵の息を吐くが、突如その手に収まる魔導書から声が上がった。
「おい、待て。私はそんなこと一言もーーふぎゃっ!」
どすん。とアルテアは魔導書をこついた。
魔導書の異議はアルテアの拳によって封じられた。
「……ハクちゃん、どうしたの?」
「リーナと遊べるのが嬉しいってさ」
「そっか、ハクちゃんも嬉しいんだ……!おにいちゃん、はやくご飯食べて遊びに行こっ!」
リーナが跳ねるように体を起こしてぴょんとベッドから飛び降りた。
「ああ、そうだな。下へ降りようか」
アルテアもベッドから体を起こし、妹と一緒に部屋を出た。
ーーーーーーー
家族で食卓を囲み朝食をとっていた。
「うまい……!」
色とりどりの料理が並んだ食卓に恍惚とした声が響いた。
声の主は食卓を囲む家族の誰でもなかった。
食卓の上に置かれた一冊の魔導書が、本全体から淡い光を放ちながら「うまい、うまい」と連呼していた。
「もう少し静かに食べろよ。というかお前、本当に料理の味わかってるのか?」
バカのようにうまいと繰り返す魔導書ーーハクをアルテアが呆れた目でみやる。
「愚か者め。わかると何度も言っておろうが。私の再現は完璧だ!」
本来、本が食事をとるなどできるわけがない。目の前の魔導書も実際に食べ物を口に入れて咀嚼しているわけではなかった。
なんでも本人曰く、魂魄魔法の応用で任意の対象と回路を繋ぎ、その者が食べた食べ物を構成する物質の情報を自分の魂に取り込み感覚的に味を再現している、らしい。
魂操魔法を使えない今のアルテアにはいまいち理解が追いつかなかった。
そしてハクは何を食べてもうまいとしか言わないから、本当に正確に味を再現できているのか疑問だった。
「そのわりには何を食べてもうまいとしか言わないじゃないか。疑いたくもなる」
「それはだな……筆舌に尽くしがたいうまさなのだ。それ以外に言葉が見つからん」
「ただ単にお前が言葉を知らないだけなんじゃないか」
「あっ、バカにした!また私をバカにしたな!」
「してないしてない」
そんなやり取りを繰り広げる二人を、周りの家族たちはにこやかに見守っていた。
魔導書が喋るなど異常そのものであるが誰もその事に驚いている様子はなかった。
「本当にアルちゃんとハクちゃんは仲が良いのねぇ」
おっとりとした口調で、アルテアの斜め向かいに座る女性が言った。
リーナとそっくりの、陽の光を編み込んだような金髪に慈しみに満ちた金色の瞳を宿した優しい目した女性だ。
母、ティアは全く衰えない美貌を誇っていた。
「……まあ、七年も一緒にいるんだ。それなりにはね」
母の言葉に少し照れた様子でアルテアが答えた。
全面的に認めるのは小っ恥ずかしいが、仲が良いということじたいは否定しないアルテアである。
「ふ、ふん……いまさら契約を反故にされては私もかなわんからな。そのためには良好な関係の構築も必要であろう」
ハクも仲が良いことは否定しない。
素直になれない二人なのである。
「照れてるハクちゃん……かわいい……」
隣の席に座るリーナの呟きが聞こえた。
なんだか妹が特殊な価値観を構築していそうでアルテアは少し不安になった。
「ふぅむ。それにしても、アルに存在を打ち明けられてから随分と経つが……魔導書の中に人の魂が宿っているとはな。にわかには信じ難い」
アルテアの対面に座る赤銅色の髪を束ねた偉丈夫ーー父アルゼイドが腕を組んで唸るようにハクを見た。
以前は皺ひとつなかった彼の顔にも、七年という歳月の中で徐々に小さな皺が刻まれていた。
だがそれは老いや衰えを感じさせるものではなく経験を積んだが故の奥深さがあり、いっそう彼の魅力を増していた。
「ハクちゃんってそんなに珍しいの?」
「この世界では魂それじたいの研究はあまり進んでおりませんからね」
リーナがかわいらしい仕草で首を捻ると、その背後に控えるメイドが静かに説明を始めた。
「魔法はイメージ、精神の力。魂がその力の根源であることは以前にご説明しましたね?」
「うん、覚えてる!」
メイドの問いかけにリーナが元気よく答えた。メイドは満足そうに頷いて説明を再開する。
「魂は、はるか昔の天才的な魔法使いによってその存在が証明されました。そして現在、その魂を根源とする魔力を使った魔法の研究も果敢に行われています。しかし、魂そのものを操る術について未だ人類は到達点しておりません。魔法は魂の力。その根源たる魂を操る魂魄魔法は非常に高度な魔法であり、魔法の深淵……この世界と生物を創造したという女神に迫る力だと言ってもいいでしょうね。ちなみに魂の研究と言いますと、とある文献には死者の魂が還るうつろなる都を発見したとの記述がありーー」
「はわぁ……ハクちゃんって、かわいいだけじゃなくてとってもすごいんだっ!」
熱が入ったのか、メイドは魂についての研究を説明し出すが、当のリーナはそれを聞くこともなくハクを手に取り小さな胸に抱き抱えた。
不意打ち気味に掴まれたからかハクが「ふぎゅっ!」と呻き声のようなものをあげた。
「まあ……未だ謎は多いがリーナが気に入っているなら良しとしよう」
アルゼイドがまとめた。
いや……それでいいのか、父よ。
アルテアは心の中でツッコミをいれた。
少女は いと深き孤独の底で 少年と出会った
少年は いと暗き孤独の中で 少女と出会った
───────
息苦しい。
体の上に何かが乗っているような重い感覚だった。
あたたかい泥のような無意識の中に高い 声が響いていた。
その声に引き寄せられるように、少年の意識は覚醒していく。
「おにいちゃん、起きろー!」
「んん……」
鼻から抜ける息に呻くような声が混じった。すなわち目覚めの合図である。
まだ眠気のこびりつく重い瞼を開くと、うっすらとぼやける、うつつな網膜に少女の顔が映った。
「おはよう、リーナ……今日も随分と早起きだな」
少年はくぐもる声でそう言って、
寝起きで意識と上手く繋がらない肉体をなんとか動かし、自分の腹の上で馬乗りになる少女の頭を撫でる。
「むぅー!おにいちゃんがお寝坊さんなんだよ!パパもママも、ターニャだってもう起きてるもん!」
どこかトゲのある言葉に、少年は何かを考えるようにしばし少女の顔を眺めた。
流れるような金髪にくりっとした優しげな大きな目、白磁のように白く美しい肌。
少女はまだ七歳と子供ながらも非常に整った顔立ちをしていた。
一言で表すならば大変な美少女であった。
リーナ・サンドロッド。
少年ーーアルテア・サンドロッドの実の妹である。
その妹がいま、腹の上で馬乗りになりながら睨むように自分を見ていた。
魔力的な輝きを秘めた金色の瞳には抗議の色が混ざっていて、柔らかそうな頬は中に不満を溜め込んだようにぷっくりと膨れている。
怒っているようだった。
「今日は朝から魔法をおしえてくれるって約束したでしょ!」
アルテアは口をへの字に曲げて抗議する妹から窓際に視線を移し、指揮棒を振るような仕草で指を振るうと、彼の指の動きに合わせて閉じられていたカーテンが鋭い音をたてて開いた。
窓からすっかり顔を出している太陽のあたたかな日差しが差し込み、アルテアは反射的に目を細めた。
なんだか「寝すぎだぞ」と咎められているような気持ちになった。
いや、実際にそうなのかもしれない。
アルテアは再び妹へ目をやり、頭をぽりぽりとかいた。
「すまん……寝すぎてしまった」
「お兄ちゃんのバカ!ねぼすけ!」
リーナはアルテアの声に被せるように叫んで、彼の胸をぽかぽかと小さな手で叩いた。
リーナの目にうっすらと涙が滲んでいるのを見て、途端にアルテアの中にふつふつと罪悪感が湧いてきた。
眠気はどこかに吹き飛び背中にじっとりと汗が滲んだ。
なんとかしてこの子を幸せにしてあげなければならない。
その一心でアルテアの脳は高速で回転を始めた。
「す、少し遅くなったけど……朝ご飯を食べたあと魔法のお勉強をしよう。今日は特別にハクもかしてあげるぞ」
アルテアはにこりと微笑みながら枕元に置いてある灰色の分厚い魔導書を手に取って掲げてみせた。
すると、今にも泣き出しそうだったリーナの顔がぱあっと光がさしたように明るくなった。
「ほんと?ハクちゃん、かしてくれる……?」
「ああ、本当だとも。ハクもリーナと一緒に遊びたいって言ってるしな」
「わぁ……!おにいちゃん、だいすきっ!」
理由は不明だがリーナはハクのことをとても気に入っていた。
ぽかぽかと兄の胸を叩きまくっていた攻撃の姿勢から一転、リーナは馬乗りの姿勢そのままアルテアに抱きついた。
アルテアは妹の機嫌がすっかりなおったことに安堵の息を吐くが、突如その手に収まる魔導書から声が上がった。
「おい、待て。私はそんなこと一言もーーふぎゃっ!」
どすん。とアルテアは魔導書をこついた。
魔導書の異議はアルテアの拳によって封じられた。
「……ハクちゃん、どうしたの?」
「リーナと遊べるのが嬉しいってさ」
「そっか、ハクちゃんも嬉しいんだ……!おにいちゃん、はやくご飯食べて遊びに行こっ!」
リーナが跳ねるように体を起こしてぴょんとベッドから飛び降りた。
「ああ、そうだな。下へ降りようか」
アルテアもベッドから体を起こし、妹と一緒に部屋を出た。
ーーーーーーー
家族で食卓を囲み朝食をとっていた。
「うまい……!」
色とりどりの料理が並んだ食卓に恍惚とした声が響いた。
声の主は食卓を囲む家族の誰でもなかった。
食卓の上に置かれた一冊の魔導書が、本全体から淡い光を放ちながら「うまい、うまい」と連呼していた。
「もう少し静かに食べろよ。というかお前、本当に料理の味わかってるのか?」
バカのようにうまいと繰り返す魔導書ーーハクをアルテアが呆れた目でみやる。
「愚か者め。わかると何度も言っておろうが。私の再現は完璧だ!」
本来、本が食事をとるなどできるわけがない。目の前の魔導書も実際に食べ物を口に入れて咀嚼しているわけではなかった。
なんでも本人曰く、魂魄魔法の応用で任意の対象と回路を繋ぎ、その者が食べた食べ物を構成する物質の情報を自分の魂に取り込み感覚的に味を再現している、らしい。
魂操魔法を使えない今のアルテアにはいまいち理解が追いつかなかった。
そしてハクは何を食べてもうまいとしか言わないから、本当に正確に味を再現できているのか疑問だった。
「そのわりには何を食べてもうまいとしか言わないじゃないか。疑いたくもなる」
「それはだな……筆舌に尽くしがたいうまさなのだ。それ以外に言葉が見つからん」
「ただ単にお前が言葉を知らないだけなんじゃないか」
「あっ、バカにした!また私をバカにしたな!」
「してないしてない」
そんなやり取りを繰り広げる二人を、周りの家族たちはにこやかに見守っていた。
魔導書が喋るなど異常そのものであるが誰もその事に驚いている様子はなかった。
「本当にアルちゃんとハクちゃんは仲が良いのねぇ」
おっとりとした口調で、アルテアの斜め向かいに座る女性が言った。
リーナとそっくりの、陽の光を編み込んだような金髪に慈しみに満ちた金色の瞳を宿した優しい目した女性だ。
母、ティアは全く衰えない美貌を誇っていた。
「……まあ、七年も一緒にいるんだ。それなりにはね」
母の言葉に少し照れた様子でアルテアが答えた。
全面的に認めるのは小っ恥ずかしいが、仲が良いということじたいは否定しないアルテアである。
「ふ、ふん……いまさら契約を反故にされては私もかなわんからな。そのためには良好な関係の構築も必要であろう」
ハクも仲が良いことは否定しない。
素直になれない二人なのである。
「照れてるハクちゃん……かわいい……」
隣の席に座るリーナの呟きが聞こえた。
なんだか妹が特殊な価値観を構築していそうでアルテアは少し不安になった。
「ふぅむ。それにしても、アルに存在を打ち明けられてから随分と経つが……魔導書の中に人の魂が宿っているとはな。にわかには信じ難い」
アルテアの対面に座る赤銅色の髪を束ねた偉丈夫ーー父アルゼイドが腕を組んで唸るようにハクを見た。
以前は皺ひとつなかった彼の顔にも、七年という歳月の中で徐々に小さな皺が刻まれていた。
だがそれは老いや衰えを感じさせるものではなく経験を積んだが故の奥深さがあり、いっそう彼の魅力を増していた。
「ハクちゃんってそんなに珍しいの?」
「この世界では魂それじたいの研究はあまり進んでおりませんからね」
リーナがかわいらしい仕草で首を捻ると、その背後に控えるメイドが静かに説明を始めた。
「魔法はイメージ、精神の力。魂がその力の根源であることは以前にご説明しましたね?」
「うん、覚えてる!」
メイドの問いかけにリーナが元気よく答えた。メイドは満足そうに頷いて説明を再開する。
「魂は、はるか昔の天才的な魔法使いによってその存在が証明されました。そして現在、その魂を根源とする魔力を使った魔法の研究も果敢に行われています。しかし、魂そのものを操る術について未だ人類は到達点しておりません。魔法は魂の力。その根源たる魂を操る魂魄魔法は非常に高度な魔法であり、魔法の深淵……この世界と生物を創造したという女神に迫る力だと言ってもいいでしょうね。ちなみに魂の研究と言いますと、とある文献には死者の魂が還るうつろなる都を発見したとの記述がありーー」
「はわぁ……ハクちゃんって、かわいいだけじゃなくてとってもすごいんだっ!」
熱が入ったのか、メイドは魂についての研究を説明し出すが、当のリーナはそれを聞くこともなくハクを手に取り小さな胸に抱き抱えた。
不意打ち気味に掴まれたからかハクが「ふぎゅっ!」と呻き声のようなものをあげた。
「まあ……未だ謎は多いがリーナが気に入っているなら良しとしよう」
アルゼイドがまとめた。
いや……それでいいのか、父よ。
アルテアは心の中でツッコミをいれた。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
異世界でいきなり経験値2億ポイント手に入れました
雪華慧太
ファンタジー
会社が倒産し無職になった俺は再就職が決まりかけたその日、あっけなく昇天した。
女神の手違いで死亡した俺は、無理やり異世界に飛ばされる。
強引な女神の加護に包まれて凄まじい勢いで異世界に飛ばされた結果、俺はとある王国を滅ぼしかけていた凶悪な邪竜に激突しそれを倒した。
くっころ系姫騎士、少し天然な聖女、ツンデレ魔法使い! アニメ顔負けの世界の中で、無職のままカンストした俺は思わぬ最強スキルを手にすることになったのだが……。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる