21 / 29
ストーカーは推しに貢ぎたい②
しおりを挟むこんにちは、アヤネコです。
推しをストーキングすることに人生ならぬ神使生を捧げています。我が人生に一片の悔いなし、といつでも拳を天へ高らかに向けられます。
弟妹達とセッションする推しが尊い。
語彙が死滅した状態で、神様に推しの素晴らしさを訴え掛けました。
『プライバシーは守ってあげてね?』
アヤネコの失ったはずの良心とモラルに滅多打ちの言葉でした。
無理です。推しを推しているかぎりそれは守られないモノなのです。推しを守るために推しのプライベートはちょっとのぞき見しますが、推しには全力でバレないように努力します。
バレなきゃいいんです、バレなきゃ。
最近、皇帝がようやく股間小爆発の呪いから解放されたようです。
また権力をかさに着て女性に乱暴するつもりでしょう。
エロ同人誌みたいに! エロ同人誌みたいに! そしてそれをリアルにやるのがあのビチグソ親父です。
あれが推しの遺伝子の製造元なんやで……?
信じられるか? あのお腹が常に脂肪でパツパツの性欲の塊で女にだらしないビチグソ汚物があの麗しい推しの父親なんやで?
どんだけ推しのお母様の遺伝子がファインプレーをしたんだろう。
とりあえず、また悪さをしないように皇帝のイチモツがポークビッツになるように呪った。
そんでもって、性欲をたぎらせるとそのポークビッツが水色のデフォルメゾウさんになってパオーンと鳴くようにした。
これで少しは自重するようになるだろう。
アヤネコとってもいいことをした。これであの皇帝の女癖の悪さも治るといいのだが、
だが、ニチアサマスコット先輩は真っ青な顔して、私にドン引きするのです。
「悪魔に謝れ。お前のせいでもう悪魔は悪魔と名乗れなくなる」
どういう意味だ。
あの皇帝に溜まった周囲からのヘイトを呪いという形で具現化しただけだ。
とりあえず、呪われた皇帝のパジャマズボンにマスコット先輩を入れた。直におパンツに入れなかっただけ、アヤネコは優しいと思います。
アヤネコは推しに貢ぐためにたまに来る暗殺者を張り倒し、モンスターをしばきます。
サボると体が鈍るから、たまに隣の領地まで出張するときもあります。
そーいえば、フェルゼン領はスタンピードが起きるはずなんだが何も起きやしない。あれが起これば、簡単にお小遣い稼ぎができるのに。
神様から支給されている端末で、スタンピードの発生がないか確認しているんだけどないんだよ。何故だ。
もうちょっとだけTPが溜まれば、推しに凄く似合いそうなお靴を貢げるんだよ!!!
この世界では再現できないようなエナメル素材にモノクロチェックの布を組み合わせた、ちょっとお洒落でハイソな靴!
推しは自分だけそんなもんを履くなんて、と思うに違いない。だが、ロヴェルとアリエッタにもそれぞれ揃いの編み上げ靴とコサージュ付きの可愛いパンプスを送れば絶対に履く!
推しのおみ足を私の貢いだ物が包んで守るってもう最高じゃねーの!?
それだけでご褒美だ。労働すら、推しに貢ぐ過程だと思えば幸せだと思える。
お洒落なだけの普通の靴のはずが、なぜかレジェンドウェポン相当のオリハルコンの剣並みにTPえぐいけれど。一生懸命貯めている。
一度神様になんで高いの? 何とか特殊機能あるの? って聞いたら。
『需要があるから高く設定してあるの』
とご返信。
カミゾンにもマーケティング事情とかあるの!?
え? 私以外も狙ってるの? 取られちゃう? まずい! それはまずい!
効率よくTPを稼ぐ方法ってないの? えーと……
世界特定害悪種に指定されているモンスターを狩るといいらしい。なんだ、その以前の世界でいう特定外来種みたいな扱いは。
端末で調べていると、いわばそいつらは世界の毒や膿、もしくはウィルス的な存在らしい。自浄作業が追い付かなくて具現化してしまい、大抵碌でもないことしかしでかさないとのこと。
この辺にはおらず、蝕や瘴気、魔界と呼ばれる淀んだ場所に生息していることが多い。
そこはほとんどの生物にとって死の世界。
RPGでいうと毒沼地やトラップゾーンみたいなものかな?
私はこの辺ではそこそこ強いけど、なんかボスマップ付近に居そうなやつらにも勝てるかは不明だ。
でも、推しに貢ぎたい。
このお靴を履いた推しを見たい。
………とりあえず、試しに行ってみますか
76
あなたにおすすめの小説
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
過程をすっ飛ばすことにしました
こうやさい
ファンタジー
ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。
どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?
そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。
深く考えないでください。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。
柊
ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。
そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。
すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる