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拾壱 魅久楽温泉へ④
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『つむぎちゃん、えらい中途半端になってしもうたさかい、満足できへんかったねぇ。しょーもない邪魔が入ってしもうて……。そない、可愛い顔されたら、すぐ挿れたなるで』
朧さんは、お布団が敷かれた寝室の方へと向かうと、ゆっくりと私を降ろした。妖艶な表情で、いやらしいことを口にされると、急に恥ずかしくなって私は目を伏せてしまった。
エッチするなら……もっとゆっくりしたいな。
だって私、朧さんの前戯がその……悔しいけど好きだから……。そんなこと言ったら、変態だと思われる?
でも、わざとヤキモチ妬かせたり、あんな所で悪戯したんだから、埋め合わせして欲しい。
「お、朧さん……あ、あの、私」
『んーー? 俺はあんたのことよぅ分かってるさかい、大丈夫やで。つむぎちゃんはじっくり前戯して、俺に気ぃ失うまで、ねっとり挿れらるのが好きやもんねぇ』
「そ、そ、そこまでは具体的に思ってないよっ」
『せやろか? つむぎちゃん、泣きそうな顔して拗ねてたやん。ちゃぁんとして欲しいって顔に書いてるで』
私は真っ赤になる。そ、そんな具体的に朧さんと、あれこれプレイをしたいなんて、恥ずかしいことは想像してない。だけど、朧さんは私の心の中を、見透かすように、楽しそうに笑った。
それから朧さんが、スルスルと浴衣を脱ぐと、ほどよく鍛えられた胸板や、割れた腹筋が見えて、急に鼓動が早くなる。
朧さんはキュッと狐目を細めると、両腕をついて私を覗き込んだ。だ、だめ、このアングルはめちゃくちゃドキドキしちゃう!
「なんや、さっきまでデレとったのになぁ。つむぎちゃんは恥ずかしぃなったら、すぐおぼこなるさかいええわ。たんと、可愛がったるさかい、さっきみたいに甘えたしてーや」
「う、うん……。ねぇ、もうあんなふうに他の女の子の所に行こうかな、なんて……言わないで……お願い」
朧さんが凄く優しくて甘い声で言うから、私はついに、本音を口にした。それでも、語尾は小さくなっちゃったけど。
絶対、今ので束縛する重い女だって思われたよね。私は『特別な』契約の巫女だけど、恋人でも、妻でもないわけだし……巫女さんって普通は神使や神様のお世話する人だよね?
ある意味エッチも専属のお世話なのかもしれないけど、でも、自分だけ見て欲しいって欲が出てきちゃう。それを表に出すのは悪いことじゃないよね。そう思いたい。
いろんな考えが巡って、ギュッと目を閉じると、朧さんの舌が私の唇を舐めた。
それに驚いて、反射的にうっすらと瞳を開けると、朧さんの暖かい舌がぐっと挿入されて、鼓動が徐々に早くなる。
朧さんのキスは決して乱暴なものじゃなくて、女の体を知り尽くした甘いキスだ。
「んんっ……んはっ……ふっ……はぁ、んん、ふぁ……おぼろさん……」
優しく私の舌の表面をなぞって、自分のペースに相手を飲み込んでいくように、蠢く。思考はキスで溶かされ、朧さんの唾液と私の唾液が絡まり合うと、糸を引いて離れた。
「しゃあないなぁ……ええよ」
耳元で優しく囁かれると、心臓が飛び跳ねた。
けれど、そんなことも構わず、朧さんは私の首元に口付け、耳朶を甘噛みし、耳の縁を舌でなぞるように舐める。それから、慣れた手つきで浴衣の帯を緩めて、わざと私に聞こえるように音を立てながら首筋や鎖骨にキスした。
あっ……朧さん、私の首筋にキスマークつけてる……恥ずかしい……気持ちいい。これって朧さんの独占欲、なのかな。
「ひっ……あっ、んっ……んっ、ゃ、朧さん、キスマーク、強くつけちゃだめ。あの服じゃ、凄く目立っちゃう……から、だめ……ぁんっ」
「なぁ、つむぎちゃん……誰があんたに痕付けたんか分かる方がええやろ? また変な虫がついてもかなわんし、錦のあほんだらに、よぅ見せたりーな」
私が抗議すると、朧さんは金色の瞳を細めて、止める様子もなくさらに胸元に赤い痕をつける。朧さんも私と同じように、温泉にまで現れた錦に嫉妬したのかな? 彼のキスや愛撫にはなぜか逆らえない。リアルならキスマークなんて嫌なのに、朧さんなら、いいかもって思えて。
彼が私の胸を揉むと、蕩けるようなじんわりとした快感が、体を駆け抜けていく。
元彼の、加藤くんに胸を揉まれた時は痛くて嫌だったんだけど、朧さんの手は熱くて、じんわりとした愛撫が気持ちいい。私の胸の感触を楽しむように、やんわりと揉んで快感に突き落としていく。
「はぁっ……んっ、あっ………ふっ、あ、ああっ……やぁん、んっ……ぁ、ふぁ、朧さぁん」
「なぁ、つむぎちゃん。もうええ加減意地はらんで甘えとき。あんたのええとこ、いろたるさかい、遠慮せんと、いいや」
「あ、ん、はぁ……朧さん、な、舐めて、そこ……むずむずするの……はっ、あぅ、んっ、やっ、やぁ……はっ、はぁん」
いつもはあんなに意地悪なのに、今日は凄く甘くて優しい。これって飴と鞭みたいだけど、簡単に流されちゃう。
優しく甘やかして、突き放して、夢見させたまま、本気になってくれないなんて。こんなことされたら、きっと女の子は、どんどん朧さんに嵌まり込むよ。ずっと朧さんの影を追いかけちゃう。
だって私がもうそうなんだもん。
私が素直に欲求を口にすると、朧さんはにっこりと微笑む。
「つむぎちゃん、どっち舐めて欲しいん? 乳首、それとも下のお口?」
「む、胸、胸の方っ」
「ほな、下の方はせんでええんやねぇ」
「ち、ちが……い、意地悪!」
私は恥しくて泣き出しそうになる。ちょっと優しいとか思っちゃったけど、やっぱり朧さんは朧さんで、意地悪なんだから。
朧さんは楽しそうに小さく笑うと乳輪に舌を絡めてきた。乳首を避けるように、舌が乳輪を円を描くように舐めると、ぞくぞくして、ふわふわして、気持ちいい。
左の乳房を、優しくマッサージするように脇から揉まれて、私は快感で顔を反らした。恥ずかしいから、感じている時の顔は、あまり見られたくない。
「はっ、ぁんっ……あっ、んんっ、気持ちいい…はっ……先っぽも舐めて。ふっ、ひぁ、ゃ、だ、ぁっ、そこ、恥ずかしい、朧さ、んっ、あぅ、あっあっあぅ」
乳輪を舐めていた朧さんが、顔を反らした私の脇を、ペロリと舐めると体が震えた。
「あんたの感じる場所は色々あるさかいなぁ。ここ、つむぎちゃんのええ匂いがするわ。言うたやろ、俺はあんたの泣き顔が好きやねん。とろとろにさせたいんや」
お風呂入ったけどそこは恥ずかしい……。脇に深くキスされると、今度はそこから胸の先端まで舌を這わせて捻じ伏せ、吸われ、蹂躙するように舌を動かされ、甘く噛まれて、私の息が激しく乱れた。
だめ、じんじんする、へん……、う、うそ、乳首で……い、イク、イキそう、やだ、乳首でイクの?
「ゃ、ゃっ、ん、ぁ、あっあっ、ぁっ、そんなに、胸舐めたら、だめぇ、あっ、――――やぁんっっ! はぁ、はぁ、ち、違うの今のは、違うの」
「ふふ……乳首でイッてしもうて、ほんまにあんたの体は素直やねぇ。甘えたになったら、余計イキやすぅなって分かりやすいわ」
弁解する私を見ると、朧さんは妖艶に微笑んで、私と額をくっつけた。
私の浴衣の裾から、朧さんの温かい手が中に入ってきた。内股をゆっくりと撫でて付け根までくると、私のあそこに触れる。もちろん、ちゃんと拭いたけど、朧さんの指が触れて開かれちゃったら、膣内が濡れていたのがバレちゃう。
朧さんは、私の乳首を吸いながら入口の周辺を、一回りなぞって愛撫すると、指を挿入する。自分の膣が朧さんの指を待っていたかのように、ぎゅうっぎゅうと無意識に締めつけて、恥ずかしくなった。
「やぁっ、あっ、んっ、ああっ、あっあっ、はぁっ、朧さん、やっ、ひっ、ああっ、あん、や、ら、なんか、いつもとちがっ……んんん♡」
「へぇ、俺はいつもと変わらんけどなぁ。はぁ……温泉で我慢しすぎたん? それとも、つむぎちゃん、俺のこと好きになってしもたん?」
私はものすごく動揺して真っ赤になる。朧さんの二本の指が膣内に挿入されると、クリの後ろを、ゆっくりと指の腹で撫でるように動かした。頭の中で火花が散るくらい気持ちよくて、朧さんの腕に縋りながら腰を浮かせる。
クリと膣内がジンジンして、痛いくらい感じて……、自分の意志に反して蠢いてるのが分かった。
乳輪を舐められながら、指を動かされると、もう耐えられなくて、すぐにイッちゃいそう。にゅちゅ、にゅちゅ、と恥ずかしい音が部屋に響いて、いけないのに興奮してきちゃう。
「~~~~ッッ♡♡」
『潮吹きしながらイッてしもうて、つむぎちゃんの、ヌルヌルま●こがきゅうきゅう締まって、俺の指が千切りそうやわ。膣内のヒダも凄いわ……。いやらしいことなんて嫌いどすえ、みたいな可愛い顔して、ほんま名器やねぇ♡』
やぁ、やだ気持ちいい、きもちいい、やだ、やだぁっ、きもちいいっ。おかしい、いつもよりふかい、ふかいとこっきてるっ。
「はっ、ああっ♡ やっあっ♡ いっ、イッちゃうっ♡ ~~~~ッッ! あっあっやぁ♡ はふっ、あっ、んんっ♡ きもちいい、きもちいいよぉ♡ はっ、朧さん、あっ、ぁぁっ、やぁん、ぁ、だめ、お、奥に指がっっ♡」
「気持ちええなぁ、つむぎちゃん。なぁ、答えてくれへんの? 俺のこと好き? 答えてくれへんのやったら、止めてしまおかなぁ?」
「や、やだぁ、やめ、やめないでぇ……うん。朧さん、好き、朧さんが好きだよぉ」
私は子供のように泣きながら、懇願した。朧さんは勝ち誇ったようにニヤリと口角を上げる。なんか、すごく負けた気がする……けど、今はもう何も考えられない。朧さんは、乳輪から舌を離すと、今度は体を起こして、あそこに顔を埋めた。
じんじんして勃起したクリを、朧さんが舌を上下に動かし、根元から舐る。また膣奥に指を挿入して、慎重にそれを動かした。
なんかここ、コリコリして凄くきもちいいっ……昨日よりきもちいいっ……これ、なに、本当にすぐにイッちゃう。おかしくなっちゃう。
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ やぁ、朧さ、すご、きもちいい♡あっ、すぐイクッ♡ ――――ッッ♡♡ やっやっ♡ ああんっ、またイクッ♡」
『はぁっ……つむぎちゃん、だいぶコリコリした所が、やらかくなってきたで。子供生んでへんと、ここはまだ固いからなぁ。つむぎちゃんの膣内で一番気持ちええとこやねぇ。チ●コでも連続で膣内イキできるように、俺がたっぷり躾たるさかいな。ほら、愛液でとろとろマ●コの出来上がりや』
私は、朧さんに固くなったクリを吸い上げられ、彼の指の腹でそこを引っ掻くように刺激され、指を掻き混ぜられて抜いた瞬間に、また潮吹きしてしまった。朧さんは、私の愛液で濡れた指先を舐め、腰を抱き引き寄せると、体を器用に反転させる。
私は何度もイッてしまい、かなり呼吸を乱しながら、胸板に伏せていた。朧さんはそんな私の前髪をかき上げると、軽くキスし、私の臀部を卑猥な手つきで撫でる。
「お、朧さん……はぁ、はぁ」
『つむぎちゃん、最初は上になろか。自分の好きなように動けるさかい、自分のええように出来るやろ。それにええ眺めやねん』
「き、騎乗位? で、でも……自分で動くの恥ずかしいよ……上手くできるかわかんないもん」
『かまへん、かまへん。気にしぃな。つむぎちゃん、俺のチ●コの上におっちんし。支えたるから』
私は恥ずかしくて死にそうだったけど、朧さんに誘導して貰う。先端を濡れたあそこに合わせるとゆっくりと腰を降ろした。そしてお互いの両手を繋ぎ合わせる。
「はぁっ………♡」
朧さんは、お布団が敷かれた寝室の方へと向かうと、ゆっくりと私を降ろした。妖艶な表情で、いやらしいことを口にされると、急に恥ずかしくなって私は目を伏せてしまった。
エッチするなら……もっとゆっくりしたいな。
だって私、朧さんの前戯がその……悔しいけど好きだから……。そんなこと言ったら、変態だと思われる?
でも、わざとヤキモチ妬かせたり、あんな所で悪戯したんだから、埋め合わせして欲しい。
「お、朧さん……あ、あの、私」
『んーー? 俺はあんたのことよぅ分かってるさかい、大丈夫やで。つむぎちゃんはじっくり前戯して、俺に気ぃ失うまで、ねっとり挿れらるのが好きやもんねぇ』
「そ、そ、そこまでは具体的に思ってないよっ」
『せやろか? つむぎちゃん、泣きそうな顔して拗ねてたやん。ちゃぁんとして欲しいって顔に書いてるで』
私は真っ赤になる。そ、そんな具体的に朧さんと、あれこれプレイをしたいなんて、恥ずかしいことは想像してない。だけど、朧さんは私の心の中を、見透かすように、楽しそうに笑った。
それから朧さんが、スルスルと浴衣を脱ぐと、ほどよく鍛えられた胸板や、割れた腹筋が見えて、急に鼓動が早くなる。
朧さんはキュッと狐目を細めると、両腕をついて私を覗き込んだ。だ、だめ、このアングルはめちゃくちゃドキドキしちゃう!
「なんや、さっきまでデレとったのになぁ。つむぎちゃんは恥ずかしぃなったら、すぐおぼこなるさかいええわ。たんと、可愛がったるさかい、さっきみたいに甘えたしてーや」
「う、うん……。ねぇ、もうあんなふうに他の女の子の所に行こうかな、なんて……言わないで……お願い」
朧さんが凄く優しくて甘い声で言うから、私はついに、本音を口にした。それでも、語尾は小さくなっちゃったけど。
絶対、今ので束縛する重い女だって思われたよね。私は『特別な』契約の巫女だけど、恋人でも、妻でもないわけだし……巫女さんって普通は神使や神様のお世話する人だよね?
ある意味エッチも専属のお世話なのかもしれないけど、でも、自分だけ見て欲しいって欲が出てきちゃう。それを表に出すのは悪いことじゃないよね。そう思いたい。
いろんな考えが巡って、ギュッと目を閉じると、朧さんの舌が私の唇を舐めた。
それに驚いて、反射的にうっすらと瞳を開けると、朧さんの暖かい舌がぐっと挿入されて、鼓動が徐々に早くなる。
朧さんのキスは決して乱暴なものじゃなくて、女の体を知り尽くした甘いキスだ。
「んんっ……んはっ……ふっ……はぁ、んん、ふぁ……おぼろさん……」
優しく私の舌の表面をなぞって、自分のペースに相手を飲み込んでいくように、蠢く。思考はキスで溶かされ、朧さんの唾液と私の唾液が絡まり合うと、糸を引いて離れた。
「しゃあないなぁ……ええよ」
耳元で優しく囁かれると、心臓が飛び跳ねた。
けれど、そんなことも構わず、朧さんは私の首元に口付け、耳朶を甘噛みし、耳の縁を舌でなぞるように舐める。それから、慣れた手つきで浴衣の帯を緩めて、わざと私に聞こえるように音を立てながら首筋や鎖骨にキスした。
あっ……朧さん、私の首筋にキスマークつけてる……恥ずかしい……気持ちいい。これって朧さんの独占欲、なのかな。
「ひっ……あっ、んっ……んっ、ゃ、朧さん、キスマーク、強くつけちゃだめ。あの服じゃ、凄く目立っちゃう……から、だめ……ぁんっ」
「なぁ、つむぎちゃん……誰があんたに痕付けたんか分かる方がええやろ? また変な虫がついてもかなわんし、錦のあほんだらに、よぅ見せたりーな」
私が抗議すると、朧さんは金色の瞳を細めて、止める様子もなくさらに胸元に赤い痕をつける。朧さんも私と同じように、温泉にまで現れた錦に嫉妬したのかな? 彼のキスや愛撫にはなぜか逆らえない。リアルならキスマークなんて嫌なのに、朧さんなら、いいかもって思えて。
彼が私の胸を揉むと、蕩けるようなじんわりとした快感が、体を駆け抜けていく。
元彼の、加藤くんに胸を揉まれた時は痛くて嫌だったんだけど、朧さんの手は熱くて、じんわりとした愛撫が気持ちいい。私の胸の感触を楽しむように、やんわりと揉んで快感に突き落としていく。
「はぁっ……んっ、あっ………ふっ、あ、ああっ……やぁん、んっ……ぁ、ふぁ、朧さぁん」
「なぁ、つむぎちゃん。もうええ加減意地はらんで甘えとき。あんたのええとこ、いろたるさかい、遠慮せんと、いいや」
「あ、ん、はぁ……朧さん、な、舐めて、そこ……むずむずするの……はっ、あぅ、んっ、やっ、やぁ……はっ、はぁん」
いつもはあんなに意地悪なのに、今日は凄く甘くて優しい。これって飴と鞭みたいだけど、簡単に流されちゃう。
優しく甘やかして、突き放して、夢見させたまま、本気になってくれないなんて。こんなことされたら、きっと女の子は、どんどん朧さんに嵌まり込むよ。ずっと朧さんの影を追いかけちゃう。
だって私がもうそうなんだもん。
私が素直に欲求を口にすると、朧さんはにっこりと微笑む。
「つむぎちゃん、どっち舐めて欲しいん? 乳首、それとも下のお口?」
「む、胸、胸の方っ」
「ほな、下の方はせんでええんやねぇ」
「ち、ちが……い、意地悪!」
私は恥しくて泣き出しそうになる。ちょっと優しいとか思っちゃったけど、やっぱり朧さんは朧さんで、意地悪なんだから。
朧さんは楽しそうに小さく笑うと乳輪に舌を絡めてきた。乳首を避けるように、舌が乳輪を円を描くように舐めると、ぞくぞくして、ふわふわして、気持ちいい。
左の乳房を、優しくマッサージするように脇から揉まれて、私は快感で顔を反らした。恥ずかしいから、感じている時の顔は、あまり見られたくない。
「はっ、ぁんっ……あっ、んんっ、気持ちいい…はっ……先っぽも舐めて。ふっ、ひぁ、ゃ、だ、ぁっ、そこ、恥ずかしい、朧さ、んっ、あぅ、あっあっあぅ」
乳輪を舐めていた朧さんが、顔を反らした私の脇を、ペロリと舐めると体が震えた。
「あんたの感じる場所は色々あるさかいなぁ。ここ、つむぎちゃんのええ匂いがするわ。言うたやろ、俺はあんたの泣き顔が好きやねん。とろとろにさせたいんや」
お風呂入ったけどそこは恥ずかしい……。脇に深くキスされると、今度はそこから胸の先端まで舌を這わせて捻じ伏せ、吸われ、蹂躙するように舌を動かされ、甘く噛まれて、私の息が激しく乱れた。
だめ、じんじんする、へん……、う、うそ、乳首で……い、イク、イキそう、やだ、乳首でイクの?
「ゃ、ゃっ、ん、ぁ、あっあっ、ぁっ、そんなに、胸舐めたら、だめぇ、あっ、――――やぁんっっ! はぁ、はぁ、ち、違うの今のは、違うの」
「ふふ……乳首でイッてしもうて、ほんまにあんたの体は素直やねぇ。甘えたになったら、余計イキやすぅなって分かりやすいわ」
弁解する私を見ると、朧さんは妖艶に微笑んで、私と額をくっつけた。
私の浴衣の裾から、朧さんの温かい手が中に入ってきた。内股をゆっくりと撫でて付け根までくると、私のあそこに触れる。もちろん、ちゃんと拭いたけど、朧さんの指が触れて開かれちゃったら、膣内が濡れていたのがバレちゃう。
朧さんは、私の乳首を吸いながら入口の周辺を、一回りなぞって愛撫すると、指を挿入する。自分の膣が朧さんの指を待っていたかのように、ぎゅうっぎゅうと無意識に締めつけて、恥ずかしくなった。
「やぁっ、あっ、んっ、ああっ、あっあっ、はぁっ、朧さん、やっ、ひっ、ああっ、あん、や、ら、なんか、いつもとちがっ……んんん♡」
「へぇ、俺はいつもと変わらんけどなぁ。はぁ……温泉で我慢しすぎたん? それとも、つむぎちゃん、俺のこと好きになってしもたん?」
私はものすごく動揺して真っ赤になる。朧さんの二本の指が膣内に挿入されると、クリの後ろを、ゆっくりと指の腹で撫でるように動かした。頭の中で火花が散るくらい気持ちよくて、朧さんの腕に縋りながら腰を浮かせる。
クリと膣内がジンジンして、痛いくらい感じて……、自分の意志に反して蠢いてるのが分かった。
乳輪を舐められながら、指を動かされると、もう耐えられなくて、すぐにイッちゃいそう。にゅちゅ、にゅちゅ、と恥ずかしい音が部屋に響いて、いけないのに興奮してきちゃう。
「~~~~ッッ♡♡」
『潮吹きしながらイッてしもうて、つむぎちゃんの、ヌルヌルま●こがきゅうきゅう締まって、俺の指が千切りそうやわ。膣内のヒダも凄いわ……。いやらしいことなんて嫌いどすえ、みたいな可愛い顔して、ほんま名器やねぇ♡』
やぁ、やだ気持ちいい、きもちいい、やだ、やだぁっ、きもちいいっ。おかしい、いつもよりふかい、ふかいとこっきてるっ。
「はっ、ああっ♡ やっあっ♡ いっ、イッちゃうっ♡ ~~~~ッッ! あっあっやぁ♡ はふっ、あっ、んんっ♡ きもちいい、きもちいいよぉ♡ はっ、朧さん、あっ、ぁぁっ、やぁん、ぁ、だめ、お、奥に指がっっ♡」
「気持ちええなぁ、つむぎちゃん。なぁ、答えてくれへんの? 俺のこと好き? 答えてくれへんのやったら、止めてしまおかなぁ?」
「や、やだぁ、やめ、やめないでぇ……うん。朧さん、好き、朧さんが好きだよぉ」
私は子供のように泣きながら、懇願した。朧さんは勝ち誇ったようにニヤリと口角を上げる。なんか、すごく負けた気がする……けど、今はもう何も考えられない。朧さんは、乳輪から舌を離すと、今度は体を起こして、あそこに顔を埋めた。
じんじんして勃起したクリを、朧さんが舌を上下に動かし、根元から舐る。また膣奥に指を挿入して、慎重にそれを動かした。
なんかここ、コリコリして凄くきもちいいっ……昨日よりきもちいいっ……これ、なに、本当にすぐにイッちゃう。おかしくなっちゃう。
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ やぁ、朧さ、すご、きもちいい♡あっ、すぐイクッ♡ ――――ッッ♡♡ やっやっ♡ ああんっ、またイクッ♡」
『はぁっ……つむぎちゃん、だいぶコリコリした所が、やらかくなってきたで。子供生んでへんと、ここはまだ固いからなぁ。つむぎちゃんの膣内で一番気持ちええとこやねぇ。チ●コでも連続で膣内イキできるように、俺がたっぷり躾たるさかいな。ほら、愛液でとろとろマ●コの出来上がりや』
私は、朧さんに固くなったクリを吸い上げられ、彼の指の腹でそこを引っ掻くように刺激され、指を掻き混ぜられて抜いた瞬間に、また潮吹きしてしまった。朧さんは、私の愛液で濡れた指先を舐め、腰を抱き引き寄せると、体を器用に反転させる。
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「お、朧さん……はぁ、はぁ」
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「き、騎乗位? で、でも……自分で動くの恥ずかしいよ……上手くできるかわかんないもん」
『かまへん、かまへん。気にしぃな。つむぎちゃん、俺のチ●コの上におっちんし。支えたるから』
私は恥ずかしくて死にそうだったけど、朧さんに誘導して貰う。先端を濡れたあそこに合わせるとゆっくりと腰を降ろした。そしてお互いの両手を繋ぎ合わせる。
「はぁっ………♡」
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