【R18】プロメテウスの結婚〜わたしの愛した獣人王〜

蒼琉璃

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11、心のままに愛してほしい 後編(※R18)

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 アルノーは私の体に伸し掛かると、腟内なかへと侵入しました。圧迫感と共に感じる幸福と快感で、私はアルノーの首に抱きついたのです。
 彼が生きて戻り、私の腟内なかに存在しているという、安心感。
 彼が全てを無くしたように、私も全てを無くして、新たな絆とこの国を、これから二人で育んで行くのだと思うと、知らず知らずのうちに涙が溢れました。

「んっ、はぁ……。ディートリヒ。私の獣人王様……。一生、貴方の側から離れないわ。貴方とこの国の未来をっ……見たい」
「はっ……はぁっ……早く君を俺のっ……王妃にしたい。誰にもその邪魔をさせるつもりは無い……っ、はぁ……さぁ、余裕が無くなる前に口を閉じて……」

 アルノーは挑発的に笑うと、前後に腰を振り始めました。
 私は彼の背中に抱きつくと、腟内なかを裂きながら壁を擦る、雄々しいあれに、思わず切なく顔を歪めました。
 私の腟内なかはアルノーを受け入れる度に彼の形になじみ、愛される度に感じやすくなっていくようです。
 私は、アルノーしか知りませんが、この肌も香りも馴染む相手は、他に存在しない気がしました。

「んっ、はぁっ……はっ、ああっ、はぁ、んっ……はぁっ……はぁ、あっ、んん……っ、はぁっ……んっ、いいっ……きもちいいっ」
「はぁっ……はっ……今日は、一回じゃ終わりそうにない……っ、はぁっ……んっ……」

 アルノーが突き上げると、恥ずかしい音が響きます。獣人オノレは興奮すると、見た目は人間と変わらなくとも、獣のようにぐるぐると喉を鳴らします。
 彼が黒豹であるからかもしれませんが、私の腟内なかで感じ、興奮していると思うとそれだけで嬉しくなって、彼の腰に脚を巻き付けたのです。

「あっ、ぁっ、ああっ、んんっ、はぁっ……んっ、すご、い、奥に届いてっ……あっ、はぁっ、んっ、あんっ、あっあっあ!」
「オリーヴィアっ、はぁっ……飢えた獣に煽りは禁物だっ……! はぁっ、んっ、はぁっ」

 アルノーは私の体を抱くと、小刻みに腰を動かし、私が背中に思わず爪を立てた瞬間に同時に達したのでした。
 私の腟内なかで彼自身が脈打つのを感じると、そのままピッタリと体を合わせ口付けました。

「民に正式に結婚をすると告げ、君が子供を欲しがるまでと思っているのに。俺は本当に我慢が足りないな」
「それだけ、私の中で感じてる証拠だと思うと嬉しいの。私も貴方との赤ちゃんを望んでるのよ」

 アルノーが私から退くと、ネグリジェを脱ぎ捨て全裸になり、彼を押し倒したのです。
 獣人オノレと人族の間に生まれる子供たちは、恐れからくる偏見で迫害されてしまうのですが、私たち王族に子供ができれば、その風潮も、だんだんと消えていくことでしょう。
 私とアルノーがそうしたように、人族と獣人オノレが愛し合っても許される国ができてほしい。

「オリーヴィア、本当に君は綺麗だ」
「貴方もよ。今度は私が……したいの」

 ✤✤✤ 

 暖炉の中で枝が折れる音が響きました。
 肌寒いはずの体も、今は熱にうなされているようです。
 私は、今しがた自分の腟内なかで果てたアルノーの男性器を包み込むように触れました。
 この行為も、かつてアルノーが執事だった時に教えて貰った閨での技術です。
 私は彼の男性器を傷つけないように撫でると、舌で優しく舐めて口に含みます。

「はぁっ……オリーヴィア。俺が教えたことだが、娼婦のように口奉仕なんてしなくても……はぁっ、いいんだぞ……んっ、はぁっ」
「はぁ……。ディートリヒ様にご奉仕できるなんて私の特権なのに。ふふっ、いつもしてもらっているんだから、私も愛したい」

 アルノーの表情を見ると、彼だからこそ喜ばせたいという気持ちになります。
 最愛の人の体はどこもかしこも愛しくて、大事に扱いたいのですから。
 唇をすぼめ、先端の段差を舐めると含みきれない竿の部分を手で愛撫します。
 アルノーの低く、甘い吐息が聞こえると、私の行為も熱が籠もり、真剣になっていきます。

「はぁっ……。待て、オリーヴィアっ、んっ……はっ、君の腟内なかで果てたいんだ、オリーヴィア……っ」
「んっ……、私もアルノーのそんな顔を見ていたら、我慢できなくなってきたわ」

 私は男性器から口を離すと、彼の体を跨ぎました。そして、彼に支えられるようにして、ゆっくりとそそり勃った男性器を腟内なかに招き入れたのです。
 アルノーの全てが、私の腟内なかに入るとぞくぞくと快感が内部から這い上がってきて、思わず唇を噛むと声を殺しました。
 男性器の先端が、子宮口を押し上げるくらい深く届くので、挿入しただけでそのまま達しそうになるのです。
 お互いの指を絡めると、私は腰を動かし始めました。

「んっ……はぁっ、はっ……あっ、はぁっ、アルノーきもちいい……っ、はっ、あっ……んっ、はぁっ」
「はぁっ……、んっ、きもちいいな、オリーヴィアっ……。はぁっ……あっ、君の腟内なかがヒクヒクしてっ……絞られっ……る」

 アルノーは下から私の乳房を揉むと、トントンと突き上げてきます。子宮の入口をグニグニと押し上げるような動きに、私は背中を反らして、淫らな嬌声をあげました。
 お互いの局部を擦り合わせ、たまには年上の彼をリードしたいと、こうして上に乗るのですが、やはり彼の体力と巧みな愛撫に負けてしまうのです。
 私は、広い胸板に倒れ込んでしまいました。
 アルノーは私に口付け、耳元にキスすると私の臀部を掴んで、激しく腰を動かします。
 恥ずかしい水音が部屋に響き、アルノーが動く度に火花が散って、快楽の頂きに追い詰められるようです。

「あっ、ああっ、はぁっ、あんっ、あああっ、もう、あっ、んっ……! アルノー、はっ、すごっ、い、だめ、あ、あ、イクッ!」
「オリーヴィア……っ、はぁっ、グルルルっ……んっ、いつか……獣の姿になって君を犯しそうで怖い……、んっ、愛してる」

 体がぶつかり合う乾いた音が響き、激しく下から突き上げられると、絶頂に達したばかりの腟内なかが、彼の男性器を絞るように締め付けるのです。
 私は抵抗などできず、アルノーになされるままでした。たとえ、彼があの大きな黒豹の姿になったとしても、愛されたいと思うのはおかしなことでしょうか。
 私は黒豹オノレになったアルノーも心から愛しているのです。

「はっ、はぁっ、んんっ、貴方ならどんな姿になってもっ、怖くない。はっ、ああっ、んんっ! あっ、んっ、愛してるっ」
「はぁっ……ん、本当にっ……はっ、可愛い人だっ、はぁっ、んっ、俺のオリーヴィアっ、はぁっ、もう駄目だ、でっる!」

 私の体を抱きしめた瞬間に、男性器が抜けて臀部に熱い液体がかかりました。
 汗ばんだ体を繋いで、髪を撫でられ額に口付けられると、私も同じようにアルノーに口付けを返して手を繋ぎます。
 お互いの呼吸を整えるようにして、抱き合っているとアルノーがふと、私の耳元で呟いたのでした。

「ヴィヴィに会ってみようと思う。オリーヴィアの話を聞く限り、交渉次第では彼女を味方につけられるだろうから。あの鷹の獣人オノレは口を割らないだろう」
「それなら、私も一緒にいていいかしら?」

 目を輝かせる彼女に苦笑しながら、アルノーは頷いた。

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