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手の届かないもの
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人里離れた鞍馬山の頂きに、鬼蝶の牙城があった。室内に作られた岩風呂の中で、若菜は鬼蝶にすり寄ると水音が響く。
その場には、先程の若い天狗と数人の天狗が着物や拭き物を持って立っていた。皿の上には桃が置いてあり、若菜は嬉しそうにそれを指で掴むと一口食べた。
「あまくて、おいしい……もも、すき。わかなだいすき!」
若菜が嬉しそうにすると、鬼蝶は微笑みを浮かべ、お揃いのレースの眼帯に愛しそうに触れる。その仕草を、不思議そうに見つめる若菜の唇を撫でて、魔少年は妖艶に微笑んだ。
「若菜、僕に食べさせてよ。可愛いお口で咥えてごらん」
「ん、きちょう、いいよ。わかなといっしょにたべようね?」
幼い子どものように微笑むと、若菜は桃を口に含んで鬼蝶に口移しする。甘い白桃を味わうようにそれを食べると、果汁が絡んだ舌先を絡め合わせた。
濡れた稲穂の髪を愛しそうに撫で、唾液と白桃の果汁を堪能する鬼蝶の指が、なだらかな背中をたどると、はりのある尻の隙間に入った。
薄桃色の後孔を指の腹で擦り、第一関節を挿入して、いたずらにゆっくりと指を動かす。
「んっ……んぅ、はぁ、きちょう、んん、はぁっ……あ、はぁっ……ぁ、ぁんっ、はぁっ、んん、おしり、ひぁ、おゆはいってきちゃう、んん、んぅ」
「お尻もすっかり僕好みなってきたねぇ、淫乱な若菜ちゃん。湯が入らないように二本にしようか……、ねぇ、いつものように僕の珍宝を指で擦ってごらん。若菜が大好きな僕の珍宝を大きくするんだ」
指を二本に増やして、指を動かすと豊かな乳房が水中で揺れ、若菜の頬が上気した。直腸の粘膜を擦るように愛撫すると、鬼蝶によって隅々まで開発された若菜の濡れた蜜色の瞳が、快楽に溶けたように潤む。
子猫のように四つん這いになりながら、若菜は鬼蝶の陰茎を優しく掴むと擦り始めた。
「はぁっ、あっ、うん、わかなのすきなきちょうの、おちんちん、なでて、はぁっ、んん、あげるね」
悪戯に後孔を弄っていた指が抜かれると、若菜は美少年に寄り添うようにして指先で擦り始めた。
顔に似合わず、大きく猛った陰茎を教えられたように擦ると、鬼蝶は呼吸を少し乱しながら若菜の頭を愛しそうに撫でた。
「はぁ……アハハ、上手になってきたねぇ、若菜。んん……はぁ、僕がいない間、寂しくなって自分で慰めたりなんてしていないだろうな? こいつらは従順だけど、若菜の蜜はアヘンみたいだからさぁ。それに自慰で満足して欲しくないんだよねぇ、お前に快楽を与えられるのは番の僕だけなんだからね……はぁっ」
「んん、してない、わかな、してないよ」
柔らかな乳房を掴まれ、若菜は怯えるように頭を振った。泣きそうな顔をする番を見ると鬼蝶はぞくぞくと嗜虐心が芽生えるのを感じる。
愛らしい顔も柔らかな乳房も、幼子のような花弁も、その無垢で汚れのない心も全部穢し、永遠に自分だけのものだ。
大きく脈打つ陰茎がひときわ大きく勃起すると、ゆっくりと鬼蝶は立ち上がって若菜の前に陰茎を突き出した。
「本当かなぁ、だってぇ、若菜は僕から一度逃げたでしょ。もう僕を裏切ったりなんかしないよね? ちゃんとお口でもご奉仕して証明してごらんよ」
「うん、する。わかなはうらぎらないよ」
若菜は目に涙を溜めながらうなずくと、風呂場の中で跪き、鬼蝶の陰茎を両手で擦りながら舐め始めた。
丁寧に先端から舐め、鈴口をなぞると教えられたように小さな口に含んで頭を動かす。ねっとりと小さな舌先を動かして、器用に舌をくねらせると徐々に美少年の吐息が乱れてきた。
「んんっ、はぁ……っ、んぅ……ん」
「はぁ、いい子だね、若菜。上手くなってきたよ……僕の珍宝は美味しいでしょう? んん、可愛いなぁ……はぁ」
頭を撫でられると褒められるのが嬉しくて若菜は笑顔を向けた。鬼蝶に頭を撫でられるのはご褒美で、また可愛い眼帯を買ってもらえるからだ。
お揃いの眼帯は『番の証』で大切な宝物。
若菜の頭を持つと、鬼蝶は少し乱暴に腰を動かした。苦しそうにしながら涙を流す若菜の口腔内を蹂躙すると、欲望を放出し陰茎を抜いた。
「けほっ、けほっ……!」
「甘くて苦いでしょ? アハハ、ほら、こっちにおいで、若菜」
「ゃ、きちょう、おへやがいい、ここじゃ、やー」
「ふふ、蝶の部屋でもお前を抱くよ。若菜はまだ慣れないの、こいつらの前でする事。でもねぇ、見せてやらないと、若菜は僕の番だってことをさ」
若菜を立たせると、タイルの上に寝転ばせお湯で濡れた亀裂に既に大きくなった陰茎を挿入した。
若菜はビクンっと体を震わせ、鬼蝶の胸板を押すが拒否することさえ許さないように、組み敷くと天狗たちの前で犯し始めた。
その様子を我慢が出来なくなった先程の若い天狗は、思わず凝視し息を飲んだ。
「あっ、やっ、ああっ、ひっ、きちょう、やぁぁっ、あっ、んんっ、ふぁ……好き、いたぁい、っ、もっと、やさしくして」
「ん、若菜、愛してるよ、はぁっ、蝶の部屋でちゃんと愛撫してあげるからね。男と喋って触れられたのが気に食わないんだ、君は僕の、なんだ、からっ、はぁっ、んんっ、ねっ!」
「んんっ、あっあっ、ああっ、ひっ、きちょう、ああっ、壊れちゃうっ、だめ、だめ!」
強姦するように床の上で激しく腰を動かすと僅かな痛みを感じながらも、快楽に酔いしれ鬼蝶の首元に抱きついた。
甘い小鳥の鳴き声と、粘着音が風呂場に響き渡ると、若い天狗の下半身は熱くなり、幼子のような花弁に鬼蝶の白濁した液体が放たれると同時に、遠くで見ていた若い天狗も服の中で射精していた。
――――ああ、あの『神の繭』が欲しい。
あれは手に届かない宝石のような存在だ。仲間の天狗たちの話によると、あの人間の娘を巡って何人もの男が争ったと言う。
妖魔も人も天魔も、あの香りに惹かれて集まる羽虫のようだ。あんな美しい小鳥が手に入ったら、もうまともではいられなくなる。
若い天狗は自分の濡れた股間を見ながらうなだれた。
その場には、先程の若い天狗と数人の天狗が着物や拭き物を持って立っていた。皿の上には桃が置いてあり、若菜は嬉しそうにそれを指で掴むと一口食べた。
「あまくて、おいしい……もも、すき。わかなだいすき!」
若菜が嬉しそうにすると、鬼蝶は微笑みを浮かべ、お揃いのレースの眼帯に愛しそうに触れる。その仕草を、不思議そうに見つめる若菜の唇を撫でて、魔少年は妖艶に微笑んだ。
「若菜、僕に食べさせてよ。可愛いお口で咥えてごらん」
「ん、きちょう、いいよ。わかなといっしょにたべようね?」
幼い子どものように微笑むと、若菜は桃を口に含んで鬼蝶に口移しする。甘い白桃を味わうようにそれを食べると、果汁が絡んだ舌先を絡め合わせた。
濡れた稲穂の髪を愛しそうに撫で、唾液と白桃の果汁を堪能する鬼蝶の指が、なだらかな背中をたどると、はりのある尻の隙間に入った。
薄桃色の後孔を指の腹で擦り、第一関節を挿入して、いたずらにゆっくりと指を動かす。
「んっ……んぅ、はぁ、きちょう、んん、はぁっ……あ、はぁっ……ぁ、ぁんっ、はぁっ、んん、おしり、ひぁ、おゆはいってきちゃう、んん、んぅ」
「お尻もすっかり僕好みなってきたねぇ、淫乱な若菜ちゃん。湯が入らないように二本にしようか……、ねぇ、いつものように僕の珍宝を指で擦ってごらん。若菜が大好きな僕の珍宝を大きくするんだ」
指を二本に増やして、指を動かすと豊かな乳房が水中で揺れ、若菜の頬が上気した。直腸の粘膜を擦るように愛撫すると、鬼蝶によって隅々まで開発された若菜の濡れた蜜色の瞳が、快楽に溶けたように潤む。
子猫のように四つん這いになりながら、若菜は鬼蝶の陰茎を優しく掴むと擦り始めた。
「はぁっ、あっ、うん、わかなのすきなきちょうの、おちんちん、なでて、はぁっ、んん、あげるね」
悪戯に後孔を弄っていた指が抜かれると、若菜は美少年に寄り添うようにして指先で擦り始めた。
顔に似合わず、大きく猛った陰茎を教えられたように擦ると、鬼蝶は呼吸を少し乱しながら若菜の頭を愛しそうに撫でた。
「はぁ……アハハ、上手になってきたねぇ、若菜。んん……はぁ、僕がいない間、寂しくなって自分で慰めたりなんてしていないだろうな? こいつらは従順だけど、若菜の蜜はアヘンみたいだからさぁ。それに自慰で満足して欲しくないんだよねぇ、お前に快楽を与えられるのは番の僕だけなんだからね……はぁっ」
「んん、してない、わかな、してないよ」
柔らかな乳房を掴まれ、若菜は怯えるように頭を振った。泣きそうな顔をする番を見ると鬼蝶はぞくぞくと嗜虐心が芽生えるのを感じる。
愛らしい顔も柔らかな乳房も、幼子のような花弁も、その無垢で汚れのない心も全部穢し、永遠に自分だけのものだ。
大きく脈打つ陰茎がひときわ大きく勃起すると、ゆっくりと鬼蝶は立ち上がって若菜の前に陰茎を突き出した。
「本当かなぁ、だってぇ、若菜は僕から一度逃げたでしょ。もう僕を裏切ったりなんかしないよね? ちゃんとお口でもご奉仕して証明してごらんよ」
「うん、する。わかなはうらぎらないよ」
若菜は目に涙を溜めながらうなずくと、風呂場の中で跪き、鬼蝶の陰茎を両手で擦りながら舐め始めた。
丁寧に先端から舐め、鈴口をなぞると教えられたように小さな口に含んで頭を動かす。ねっとりと小さな舌先を動かして、器用に舌をくねらせると徐々に美少年の吐息が乱れてきた。
「んんっ、はぁ……っ、んぅ……ん」
「はぁ、いい子だね、若菜。上手くなってきたよ……僕の珍宝は美味しいでしょう? んん、可愛いなぁ……はぁ」
頭を撫でられると褒められるのが嬉しくて若菜は笑顔を向けた。鬼蝶に頭を撫でられるのはご褒美で、また可愛い眼帯を買ってもらえるからだ。
お揃いの眼帯は『番の証』で大切な宝物。
若菜の頭を持つと、鬼蝶は少し乱暴に腰を動かした。苦しそうにしながら涙を流す若菜の口腔内を蹂躙すると、欲望を放出し陰茎を抜いた。
「けほっ、けほっ……!」
「甘くて苦いでしょ? アハハ、ほら、こっちにおいで、若菜」
「ゃ、きちょう、おへやがいい、ここじゃ、やー」
「ふふ、蝶の部屋でもお前を抱くよ。若菜はまだ慣れないの、こいつらの前でする事。でもねぇ、見せてやらないと、若菜は僕の番だってことをさ」
若菜を立たせると、タイルの上に寝転ばせお湯で濡れた亀裂に既に大きくなった陰茎を挿入した。
若菜はビクンっと体を震わせ、鬼蝶の胸板を押すが拒否することさえ許さないように、組み敷くと天狗たちの前で犯し始めた。
その様子を我慢が出来なくなった先程の若い天狗は、思わず凝視し息を飲んだ。
「あっ、やっ、ああっ、ひっ、きちょう、やぁぁっ、あっ、んんっ、ふぁ……好き、いたぁい、っ、もっと、やさしくして」
「ん、若菜、愛してるよ、はぁっ、蝶の部屋でちゃんと愛撫してあげるからね。男と喋って触れられたのが気に食わないんだ、君は僕の、なんだ、からっ、はぁっ、んんっ、ねっ!」
「んんっ、あっあっ、ああっ、ひっ、きちょう、ああっ、壊れちゃうっ、だめ、だめ!」
強姦するように床の上で激しく腰を動かすと僅かな痛みを感じながらも、快楽に酔いしれ鬼蝶の首元に抱きついた。
甘い小鳥の鳴き声と、粘着音が風呂場に響き渡ると、若い天狗の下半身は熱くなり、幼子のような花弁に鬼蝶の白濁した液体が放たれると同時に、遠くで見ていた若い天狗も服の中で射精していた。
――――ああ、あの『神の繭』が欲しい。
あれは手に届かない宝石のような存在だ。仲間の天狗たちの話によると、あの人間の娘を巡って何人もの男が争ったと言う。
妖魔も人も天魔も、あの香りに惹かれて集まる羽虫のようだ。あんな美しい小鳥が手に入ったら、もうまともではいられなくなる。
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