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番外編
君と生まれ変わって―郁人・後編―
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メアリーのズロースから、甘い香りがする。
ぼくのおちんちんを撫でながら、メアリーもこうふんしてたのかな。
ぼくは嬉しくなって、布越しに犬みたいに舌を使ってなめたの。鼻で、メアリーのかわいい小さなつぶをグニグニするんだ。
ここは、すごく感じるみたいで、鼻で突き上げるたびに蜜が溢れて、ぐしょぐしょに濡れる。
そうしたら、蜂蜜みたいに甘い声がきこえてぼくはうれしくなった。メアリーが、きもちよくなってくれると、すごく満たされる。
もっと、もっときもちよくなって。
君がよろこぶなら、ぼくはなんでもしたい。
「はぁっ、んんっ、あぁんっ、郁人さぁんっ、んんっ、ズロースが、びちょびちょになるよぉ……あっ、あんっ、はぁっ、やぁっ」
「んんっ……はぁ、でも、メアリー。なんだかここ、ぬるぬるしてきたみたい。ほら、んっ……メアリーの形が見えてきたよ?」
ぷっくらとした割れ目を、ズロース越しになめると、だんだんと濡れてきてメアリーのいやらしいきれつの形が浮かんできた。固くなった小さなつぶが、布の上からでもよくわかる。
ほっぺを赤くして、シュミーズをにぎるメアリーの顔を見ると、ぼくのおちんちんはもう、がまんできなくなって痛いほど上にそりかえった。
それからぼくは、犬みたいにむちゅうになってズロース越しにメアリーの股間をなめたの。
「はぁっ、あんっ、あっあっ、そんなふうに言われたら、恥ずかしいのっ、はぁっ、あっあっ、郁人さぁん、きもちいい、はぁんっ、舌すごいっ、はぁっ、あんん!!」
「すごい、メアリー。ほら……ズロースがあふれた蜜で糸を引いてるよ? メアリーがぼくで感じてくれてるとうれしい。ねぇ、もっとなめたい。いい?」
ぼくがそう聞くと、メアリーもそれを待ち望んでいたようにこくんとうなずく。女の人のここは、みんなかたちが違うけど、だいたいきもちいい場所はおなじみたい。
ぼくは、メアリーの片足にズロースをつけたままにしておいて、股間にキスし、あまい蜜をすいあげる。
メアリーの指が、ぼくの髪をおさえこんで腰をくねらせると、ぞくぞくした。ぼくはまるで『アリクイ』みたいに割れ目を舌でなぞって、メアリーの中に指を入れたんだ。
すごくあたたかくて、ぎゅうぎゅう締めつけてくる……!
「あっんっ! はぁっ、あっ、あぅっ、やぁっ……んんっ、はぁ、郁人さぁん、とっても上手だよ。んっ、んんっ、あっっ、――――ッッ!」
「はぁっ、ぼく、メアリーがきもちよくなってくれるのがとっても好きなんだ。だからいっぱいご奉仕したい」
本当だよ。メアリーのここはぜんぜん汚くない。大好きな女の子によろこんでもらえるなら、ぼくは永遠に奴隷みたいに、ここをなめていられる。
でも、あんまりやりすぎると、メアリーはたくさん『イク』しちゃう状態になるから、もうイヤって言われてしまうんだ。……気をつけなくちゃ。
「んんっ、あ、あんっ、も、もういいよ、あっあっ、あんっ、ずっと、な、舐めてるでしょ? 郁人さんのソレ、すごく大きくなってるし」
「んっ……はぁっ、うん。あ、ぼく、またいっぱいなめすぎた?」
「う、うん。それはうれしいの。このまま、また気をやってしまったら、疲れて眠っちゃいそうだよ。私、ちゃんと郁人さんと一つになりたいの」
メアリーの蜜でベタベタになった口をふくとぼくは、時計をみた。なんかいもメアリーは『イク』状態になってたし、時間もけっこうたってる。
はにかんで、ぼくと一つになりたいという、メアリーを見るとなんだかすごく照れた。
ずっと……、女の人の腟内に入るのは、きもちいいけど、肉のおばけに飲みこまれているみたいで、こわかったんだよ。
すごく悪いことをしてるみたいで、本当にきもちわるくて、いやだったのにメアリーとはそんなこと、ぜんぜん思わないんだ。
「ぼくも! メアリーとしたい」
「よかった。私からしようか?」
「今日はぼくからする……。その、それから上になって」
ぼくは、話しあうとメアリーを抱きしめて、ようやくおちんちんを腟内に入れた
ああ、とろけちゃいそうなくらいきもちいい。
ぼくはうめきながら、メアリーの額にキスした。メアリーがぼくの背中に腕をまわして抱きついてきたのがわかって、腰をうごかした。
「はぁっ……んっ、メアリー……好きっ、んっ……大好きっ……はぁっ、ううっ、きもちいいよ」
「はぁっ、んっっ、あっ、あっ、私も気持ちいいよ……」
「ぼく、すぐ出しちゃうかも……っ、激しくしちゃったらごめんなさい」
「いいよ、郁人さんっ……あっ、ああっ、あんっ、はぁっ、やぁっ! あっ、ああんっ、いいっ、気持ちいい!」
メアリーはとっても優しいから……、甘えすぎちゃだめだ。ぼくも、大人のおとこにならなくちゃいけない、そう思うのに。
メアリーの腟内をぐちゅ、ぐちゅとじぶんかってに、激しくつきあげてしまう。
ぼくはメアリーの体を抱きしめ、もうなにも考えられなくなるくらい、メアリーの甘い声を聞きながら、激しくよくぼうのままに腰をふった。
「んっ、はぁっ、メアリー、あっ、はぁっ、かわいい、すごく、かわいい、大好き、ああっ、うう、きもちよすぎて、声でちゃう、おとこらしくなくて、ごめんっ、なさい、はぁっ」
「あっあっあっ! はぁ、いいの、んんっ、嬉しいからいい、あっ、ああっ、イク、だめぇ、イク、あっ、はぁっっ!」
「ううっ、……はぁっ! はぁっ」
ああ、だめ……恥ずかしい声が出るし、ぼくは綾斗たちみたいに『ゼツリン』になれない。大好きなメアリーの腟内に、すぐ出しちゃうんだ。
こんなんじゃ、ぼく、いつかメアリーに嫌われちゃう……。
「はぁ……そんなに残念そうな顔しないで、郁人さん。嫌いになったりしないから」
「う、うん。あっ……」
ぼくはメアリーの優しいなぐさめにうなずいて、ベッドにねころぶ。メアリーがぼくにまたがり、かわいくシュミーズのすそをめくっただけで、ぼくのおちんちんは反応する。
なんだか、はずかしいな……。
メアリーのこと、大切に思ってるのにすぐにおちんちんが大きくなって、したくなるなんてえっちなことしか考えてないみたいだ。
メアリーのこと、大事に思ってるのに。
でも、もっとしてたい……もっとメアリーと繋がってたい。ぼくの上にのるメアリーは、女神さまみたいにほんとうにきれいなんだ。
メアリーは、ぼくのさきっぽを股間に当てると、ゆっくりと座ったの。
それからメアリーと両手をつなぐ。メアリーはぼくの様子を見ながら、ゆっくりと腰をうごかしたんだ。
「んんっ、はぁっ、ぁ、メアリーっ……はぁっ、ぁ……だめ、ん、きもちいい……ぅ、あ」
「はぁっ……んん、郁人さん、かわいい……んっ、あっ、ああっ、気持ちいいの?」
「うん、メアリーの腟内きもちいいっ、はぁっ、あっ……ん、すき、だいすき、あっ」
メアリーはあいかわらず、ゆっくり腰を動かす。
そうすると、すごくじらされてるみたいで涙が出そうになる。メアリーの腟内はあったかくて、ぬるぬるして、きもちいい。
も、もっと早く動いて……はぁ、腰がぬけそうなくらい、きもちいい!
ああ、メアリーの中をぼくのおちんちんが、出入りしているのをみると、心が一つになってる気がして、すごく恥ずかしいけどしあわせだ……。
メアリーのことをまもりたい。
メアリーのことをしあわせにしたい。
ぼくは、メアリーといっしょにこれから生きていいんだ。
ぼくは、許されたような気がして涙が出た。
「はぁっ、んんっ、郁人っ……はぁっ、ん、きもちよくて泣いてるの? はぁっ、あっ」
「うんっ、はぁっ、メアリーも涙がでてる、はぁっ、ぁっ、んん、はぁっ、ぼく、もう、だめぇ……」
「んっ、私も、もうっ……一緒にいこうね」
メアリーはぼくの上にうつぶせになると、腰を動かした。ああ、だめ、いきなり早く動かしたらメアリーより先にいっちゃいそう……!
ぼくは、シーツをにぎりしめて腰を浮かせた。はぁ……たっぷり、出しちゃった……。
メアリーも、ぼくの体の上でビクビクかわいく震えて達したみたい。
ぼくは、ぐったりとするメアリーを抱きしめて頭をなでる。
そのとき、てんじょうから、あわい光りがおりてきてメアリーの腰のあたりから、中に吸いこまれていくのが見えた。
「はぁ……はぁ……ねぇ、メアリー」
「なぁに?」
「たぶん……赤ちゃんできたよ」
ぼくは、不思議そうにするメアリーにそういった。まだ予知する『千里眼』のちからがぼくに残ってるなら、たぶんこれは、きっとそう。
✤✤✤
潮騒の音が心地よいな。
出港を告げる汽笛が、三回鳴り響くと僕は最後に、横浜の港をしっかりと目に焼き付けておいた。
綾斗が根回ししてくれたおかげで、僕たちはこうして大日本帝国から、米国へと向かうことができる。
行き先は、ニューヨークシティ。
あちらでの仕事は、表向き日本語教師だ。国を捨てて米国人となる僕とメアリーは、彼の国の政府に仕える予定になっていた。
この超能力も、米国のほうが研究が進んでいるだろうから、重宝されるだろう。
「ダディ!」
パタパタと小さな足音が人の合間を縫ってこちらにやってくる。僕の足元におませなお姫様が抱きついてきた。ぼくは、まだあどけない娘を抱き上げると笑った。
くせ毛の黒い髪、ママ譲りの青い瞳。
僕たちの大事なお姫様。
「おや、ローズ。走ったらまた転んでしまうよ。ママは?」
「ママはあとからくるわ」
「本当にローズは、お転婆だから困るわ。男の子みたいに活発なんだから」
帽子を被ったこの世で一番綺麗な僕たちの妻、メアリー。あどけなく可愛らしい所は変わらないけれど、落ち着いた年頃の女性になったと思う。
僕も、あの日から少しずつメアリーと共に失われた時間を、取り戻していった。叔母の事は死んでも許せないけれど、嫌な記憶は奥に閉じ込めて忘れる事はできるんだ。
「誰に似たのかな。薫とか?」
「うふふ、どうかしら……一也様だったり?」
メアリーは、僕に寄り添うようにして小さくなっていく横浜の港を見ていた。
僕とメアリーは、ローズマリーが理解できる年頃になったら、きちんと人格のことも、僕たちの不思議な能力のことも話をするつもりだ。
娘は、僕たちのことを恐れるだろうか?
だけど、僕も彼らも君を愛して、あらゆる者から守る存在なんだと言うことは教えたい。
この力はもう、間違ったことには使いたくないんだ。
そして、メアリーにとって僕から生まれた人格たちも、大切な愛する人たちなんだよとローズに伝えたいんだ。
「私たち、一緒に飛び立つんだね」
「うん。どんな場所でも君となら一緒に飛べるよ」
彼女が僕を護ってくれたぶん、僕も彼女を護る。たとえ世界中が戦火に包まれたとしても、僕は新しい国で家族と妻を幸せにすると誓った。
僕は、メアリーの手を握る。
彼女も同じように、僕の手を握り返してくれた。そして、僕はローズマリーとメアリーにキスした。
「愛してるよ、メアリー」
「私も愛してるわ、郁人」
「ダディ、マミィ、愛してる」
郁人編 完
ぼくのおちんちんを撫でながら、メアリーもこうふんしてたのかな。
ぼくは嬉しくなって、布越しに犬みたいに舌を使ってなめたの。鼻で、メアリーのかわいい小さなつぶをグニグニするんだ。
ここは、すごく感じるみたいで、鼻で突き上げるたびに蜜が溢れて、ぐしょぐしょに濡れる。
そうしたら、蜂蜜みたいに甘い声がきこえてぼくはうれしくなった。メアリーが、きもちよくなってくれると、すごく満たされる。
もっと、もっときもちよくなって。
君がよろこぶなら、ぼくはなんでもしたい。
「はぁっ、んんっ、あぁんっ、郁人さぁんっ、んんっ、ズロースが、びちょびちょになるよぉ……あっ、あんっ、はぁっ、やぁっ」
「んんっ……はぁ、でも、メアリー。なんだかここ、ぬるぬるしてきたみたい。ほら、んっ……メアリーの形が見えてきたよ?」
ぷっくらとした割れ目を、ズロース越しになめると、だんだんと濡れてきてメアリーのいやらしいきれつの形が浮かんできた。固くなった小さなつぶが、布の上からでもよくわかる。
ほっぺを赤くして、シュミーズをにぎるメアリーの顔を見ると、ぼくのおちんちんはもう、がまんできなくなって痛いほど上にそりかえった。
それからぼくは、犬みたいにむちゅうになってズロース越しにメアリーの股間をなめたの。
「はぁっ、あんっ、あっあっ、そんなふうに言われたら、恥ずかしいのっ、はぁっ、あっあっ、郁人さぁん、きもちいい、はぁんっ、舌すごいっ、はぁっ、あんん!!」
「すごい、メアリー。ほら……ズロースがあふれた蜜で糸を引いてるよ? メアリーがぼくで感じてくれてるとうれしい。ねぇ、もっとなめたい。いい?」
ぼくがそう聞くと、メアリーもそれを待ち望んでいたようにこくんとうなずく。女の人のここは、みんなかたちが違うけど、だいたいきもちいい場所はおなじみたい。
ぼくは、メアリーの片足にズロースをつけたままにしておいて、股間にキスし、あまい蜜をすいあげる。
メアリーの指が、ぼくの髪をおさえこんで腰をくねらせると、ぞくぞくした。ぼくはまるで『アリクイ』みたいに割れ目を舌でなぞって、メアリーの中に指を入れたんだ。
すごくあたたかくて、ぎゅうぎゅう締めつけてくる……!
「あっんっ! はぁっ、あっ、あぅっ、やぁっ……んんっ、はぁ、郁人さぁん、とっても上手だよ。んっ、んんっ、あっっ、――――ッッ!」
「はぁっ、ぼく、メアリーがきもちよくなってくれるのがとっても好きなんだ。だからいっぱいご奉仕したい」
本当だよ。メアリーのここはぜんぜん汚くない。大好きな女の子によろこんでもらえるなら、ぼくは永遠に奴隷みたいに、ここをなめていられる。
でも、あんまりやりすぎると、メアリーはたくさん『イク』しちゃう状態になるから、もうイヤって言われてしまうんだ。……気をつけなくちゃ。
「んんっ、あ、あんっ、も、もういいよ、あっあっ、あんっ、ずっと、な、舐めてるでしょ? 郁人さんのソレ、すごく大きくなってるし」
「んっ……はぁっ、うん。あ、ぼく、またいっぱいなめすぎた?」
「う、うん。それはうれしいの。このまま、また気をやってしまったら、疲れて眠っちゃいそうだよ。私、ちゃんと郁人さんと一つになりたいの」
メアリーの蜜でベタベタになった口をふくとぼくは、時計をみた。なんかいもメアリーは『イク』状態になってたし、時間もけっこうたってる。
はにかんで、ぼくと一つになりたいという、メアリーを見るとなんだかすごく照れた。
ずっと……、女の人の腟内に入るのは、きもちいいけど、肉のおばけに飲みこまれているみたいで、こわかったんだよ。
すごく悪いことをしてるみたいで、本当にきもちわるくて、いやだったのにメアリーとはそんなこと、ぜんぜん思わないんだ。
「ぼくも! メアリーとしたい」
「よかった。私からしようか?」
「今日はぼくからする……。その、それから上になって」
ぼくは、話しあうとメアリーを抱きしめて、ようやくおちんちんを腟内に入れた
ああ、とろけちゃいそうなくらいきもちいい。
ぼくはうめきながら、メアリーの額にキスした。メアリーがぼくの背中に腕をまわして抱きついてきたのがわかって、腰をうごかした。
「はぁっ……んっ、メアリー……好きっ、んっ……大好きっ……はぁっ、ううっ、きもちいいよ」
「はぁっ、んっっ、あっ、あっ、私も気持ちいいよ……」
「ぼく、すぐ出しちゃうかも……っ、激しくしちゃったらごめんなさい」
「いいよ、郁人さんっ……あっ、ああっ、あんっ、はぁっ、やぁっ! あっ、ああんっ、いいっ、気持ちいい!」
メアリーはとっても優しいから……、甘えすぎちゃだめだ。ぼくも、大人のおとこにならなくちゃいけない、そう思うのに。
メアリーの腟内をぐちゅ、ぐちゅとじぶんかってに、激しくつきあげてしまう。
ぼくはメアリーの体を抱きしめ、もうなにも考えられなくなるくらい、メアリーの甘い声を聞きながら、激しくよくぼうのままに腰をふった。
「んっ、はぁっ、メアリー、あっ、はぁっ、かわいい、すごく、かわいい、大好き、ああっ、うう、きもちよすぎて、声でちゃう、おとこらしくなくて、ごめんっ、なさい、はぁっ」
「あっあっあっ! はぁ、いいの、んんっ、嬉しいからいい、あっ、ああっ、イク、だめぇ、イク、あっ、はぁっっ!」
「ううっ、……はぁっ! はぁっ」
ああ、だめ……恥ずかしい声が出るし、ぼくは綾斗たちみたいに『ゼツリン』になれない。大好きなメアリーの腟内に、すぐ出しちゃうんだ。
こんなんじゃ、ぼく、いつかメアリーに嫌われちゃう……。
「はぁ……そんなに残念そうな顔しないで、郁人さん。嫌いになったりしないから」
「う、うん。あっ……」
ぼくはメアリーの優しいなぐさめにうなずいて、ベッドにねころぶ。メアリーがぼくにまたがり、かわいくシュミーズのすそをめくっただけで、ぼくのおちんちんは反応する。
なんだか、はずかしいな……。
メアリーのこと、大切に思ってるのにすぐにおちんちんが大きくなって、したくなるなんてえっちなことしか考えてないみたいだ。
メアリーのこと、大事に思ってるのに。
でも、もっとしてたい……もっとメアリーと繋がってたい。ぼくの上にのるメアリーは、女神さまみたいにほんとうにきれいなんだ。
メアリーは、ぼくのさきっぽを股間に当てると、ゆっくりと座ったの。
それからメアリーと両手をつなぐ。メアリーはぼくの様子を見ながら、ゆっくりと腰をうごかしたんだ。
「んんっ、はぁっ、ぁ、メアリーっ……はぁっ、ぁ……だめ、ん、きもちいい……ぅ、あ」
「はぁっ……んん、郁人さん、かわいい……んっ、あっ、ああっ、気持ちいいの?」
「うん、メアリーの腟内きもちいいっ、はぁっ、あっ……ん、すき、だいすき、あっ」
メアリーはあいかわらず、ゆっくり腰を動かす。
そうすると、すごくじらされてるみたいで涙が出そうになる。メアリーの腟内はあったかくて、ぬるぬるして、きもちいい。
も、もっと早く動いて……はぁ、腰がぬけそうなくらい、きもちいい!
ああ、メアリーの中をぼくのおちんちんが、出入りしているのをみると、心が一つになってる気がして、すごく恥ずかしいけどしあわせだ……。
メアリーのことをまもりたい。
メアリーのことをしあわせにしたい。
ぼくは、メアリーといっしょにこれから生きていいんだ。
ぼくは、許されたような気がして涙が出た。
「はぁっ、んんっ、郁人っ……はぁっ、ん、きもちよくて泣いてるの? はぁっ、あっ」
「うんっ、はぁっ、メアリーも涙がでてる、はぁっ、ぁっ、んん、はぁっ、ぼく、もう、だめぇ……」
「んっ、私も、もうっ……一緒にいこうね」
メアリーはぼくの上にうつぶせになると、腰を動かした。ああ、だめ、いきなり早く動かしたらメアリーより先にいっちゃいそう……!
ぼくは、シーツをにぎりしめて腰を浮かせた。はぁ……たっぷり、出しちゃった……。
メアリーも、ぼくの体の上でビクビクかわいく震えて達したみたい。
ぼくは、ぐったりとするメアリーを抱きしめて頭をなでる。
そのとき、てんじょうから、あわい光りがおりてきてメアリーの腰のあたりから、中に吸いこまれていくのが見えた。
「はぁ……はぁ……ねぇ、メアリー」
「なぁに?」
「たぶん……赤ちゃんできたよ」
ぼくは、不思議そうにするメアリーにそういった。まだ予知する『千里眼』のちからがぼくに残ってるなら、たぶんこれは、きっとそう。
✤✤✤
潮騒の音が心地よいな。
出港を告げる汽笛が、三回鳴り響くと僕は最後に、横浜の港をしっかりと目に焼き付けておいた。
綾斗が根回ししてくれたおかげで、僕たちはこうして大日本帝国から、米国へと向かうことができる。
行き先は、ニューヨークシティ。
あちらでの仕事は、表向き日本語教師だ。国を捨てて米国人となる僕とメアリーは、彼の国の政府に仕える予定になっていた。
この超能力も、米国のほうが研究が進んでいるだろうから、重宝されるだろう。
「ダディ!」
パタパタと小さな足音が人の合間を縫ってこちらにやってくる。僕の足元におませなお姫様が抱きついてきた。ぼくは、まだあどけない娘を抱き上げると笑った。
くせ毛の黒い髪、ママ譲りの青い瞳。
僕たちの大事なお姫様。
「おや、ローズ。走ったらまた転んでしまうよ。ママは?」
「ママはあとからくるわ」
「本当にローズは、お転婆だから困るわ。男の子みたいに活発なんだから」
帽子を被ったこの世で一番綺麗な僕たちの妻、メアリー。あどけなく可愛らしい所は変わらないけれど、落ち着いた年頃の女性になったと思う。
僕も、あの日から少しずつメアリーと共に失われた時間を、取り戻していった。叔母の事は死んでも許せないけれど、嫌な記憶は奥に閉じ込めて忘れる事はできるんだ。
「誰に似たのかな。薫とか?」
「うふふ、どうかしら……一也様だったり?」
メアリーは、僕に寄り添うようにして小さくなっていく横浜の港を見ていた。
僕とメアリーは、ローズマリーが理解できる年頃になったら、きちんと人格のことも、僕たちの不思議な能力のことも話をするつもりだ。
娘は、僕たちのことを恐れるだろうか?
だけど、僕も彼らも君を愛して、あらゆる者から守る存在なんだと言うことは教えたい。
この力はもう、間違ったことには使いたくないんだ。
そして、メアリーにとって僕から生まれた人格たちも、大切な愛する人たちなんだよとローズに伝えたいんだ。
「私たち、一緒に飛び立つんだね」
「うん。どんな場所でも君となら一緒に飛べるよ」
彼女が僕を護ってくれたぶん、僕も彼女を護る。たとえ世界中が戦火に包まれたとしても、僕は新しい国で家族と妻を幸せにすると誓った。
僕は、メアリーの手を握る。
彼女も同じように、僕の手を握り返してくれた。そして、僕はローズマリーとメアリーにキスした。
「愛してるよ、メアリー」
「私も愛してるわ、郁人」
「ダディ、マミィ、愛してる」
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ゆっくりじっくり読ませていただいていたのですがエピローグまでやっと読み終えました🥹
最後までドキドキはらはらしてまだ胸がドキドキしています♥️
結末もとてもよかったです☺️
メアリーならみんなと順位つけることなく大切に大事に過ごしていくんだろうなあ
そしてみんなもそんなメアリーを大切に可愛がるんだろうな☺️(でもえっちなことは競うように愛そうとはしそうだけど…メアリー頑張って😁)
いまから番外編…楽しませていただきます😊꒰ঌ( ⸝⸝⸝ ̳ ̫ ̳ ⸝⸝⸝)໒꒱エヘヘ
ひらりさん!感想ありがとうございます。
大正サイキックサスペンスお楽しみ頂けたようで嬉しいてす(*´艸`*)メアリーは、全部彼の側面だと思っているので、受け入れて愛しました。
彼の心が傷付いているのを知っていたのかも……競い合いは激しそうですね!(*´ω`*)
番外編までありがとうございます!
ちまきちゃん、最後まで読んでいただきありがとうございます!感想に救われました…(*´∀`*)
重ねた年月の分だけ安定して幸せになったんだと思います💖それぞれの教育めちゃくちゃ面白そうですね!一也は激甘な感じするw
概念的おねショタ!!可愛い〜!なんて可愛い二人!!
Rなのにほのぼのしちゃう( *´艸`)♡
四人の中でベストオブかわいいカップルをあげたい!
ちまきちゃん、ありがとうございます!(*´∀`*)
概念的おねショタ!!たしかにそれですね、二人はすごくほのぼのらぶらぶなのです(*´∀`*)
後半も可愛い感じになりますー!!