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番外編

最後の楽園―綾斗・後編―

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 メアリーの指先が僕の魔羅を優しく撫でると、唇を先端に寄せた。女郎のような口奉仕を無垢な彼女にさせるのは、背徳的な気分になる。
 小さな舌を僕の鈴口に這わせて、切れ間を舐めると、彼女は亀頭を口に含んで吸い上げた。初めは戸惑いと羞恥に、子兎のように震えていたメアリーも、だんだんと僕たちに口奉仕することに慣れてきたように思える。

「んっ……んんっ、綾斗さん、ここをこうしたら、気持ちよくなる? んんっ……はぁっ」
「はぁ、そうだね……そこが良いんだ。だいぶ慣れてきたみたいだから、上手になってきたよ。んっ、んんっ、気持ちいいよ、メアリー」

 僕は吐息を漏らすと、メアリーの花弁を開け、舌を這わせる。そこに唇を寄せると、いつもとは逆方向で愛撫した。
 臀部を指で優しくマッサージするように撫で、入口に舌を挿入し腟内なかから溢れでる愛液を飲む。ビクビクとメアリーの太ももが震えるのを感じながら、僕は舌で花弁の表面をいつもよりゆっくりと優しく撫でた。

「んんっ!! あっ、はぁっ、あんっ、あっあっあっ、はぁっ、んっ、んんっ、あっ、はぁぁっ、んんっ……」
「んっ、今日は……頑張るね。ねぇ、もしかして僕の愛撫は気持ちよくないの?」

 メアリーはふるふると頭を振った。うん、知ってるよ、僕に気持ち良くなってほしくて快楽に耐えながら、頑張ってご奉仕してることも。
 だけど君が可愛いから、ついつい意地悪したくなるんだよ。僕は指で優しく陰核を撫でながら、舌で花弁を舐め解し、尻の穴の周囲を悪戯に撫でては性感帯を刺激する。
 ついに、耐えきれずメアリーは口から魔羅を離して喘いだ。

「あっあっあっ、いやぁっ、はぁっ、んっ、んんっ、あ、だめ、お尻っ、んんんぁ、はぁっ、あっ、あんっ、あっ、ああっ、んんっ、気持ちいいのっ、ゃあ、――――ッッ!」
「んんっ……はぁ、メアリーの愛液は美味しいな。はぁ……ねぇ、今日はメアリーの全部を僕のものにしたい」

 花弁が震えて絶頂に達すると、メアリーはぐったりと僕の足元で体を伏せた。実はね、一也にメアリーの処女を奪われてからずっと考えてた事があるんだ。
 それはね、この無垢で愛らしい後孔の処女を奪う事なんだ。
 僕はこちらの経験もあるので、メアリーに負担をかけないようにできるだろう。どんな変態的な行為も、僕はこなしてきたからね。
 メアリーを体から降ろすと、お尻をあげるように促した。

「なぁに? 何するの……綾斗さっ……ひゃあんっ! やっ、ま、待って、そこっ、お尻に指が、いやぁっ、そこ、汚いよぉ」
「ん、メアリー……さっきは気持ちいいとよがってたじゃないか。今日はね、メアリーの全てを愛したいんだ。優しくするから安心して」

 僕はメアリーの愛液で指を十分に濡らすと、小さな桃色の穴に指を這わせた。西洋でも東洋でも男色以外でここを使うのは、変態的な行為だと言われているが、キリスト圏の西洋では特に不快感をあらわにする人が多い。
 ゆっくりと中指で愛撫をするとメアリーは甘い声で鳴く。メアリーは第一関節までは、経験があるが今日は指の根元まで挿入し、抽挿ちゅうそうを繰り返していく。

「あっ、なんか、へんっ、んんっ、お尻熱いっ、のおっ……はぁっ、あっ、んっ、ひぁぁ、んんっ」
「メアリーの愛液で濡らしているから、直腸なかが良く愛撫できるよ。ほら、陰核も触ってあげるからもっと蜜を出して」

 メアリーの弱い陰核をにちゅ、にちゅと撫でながら、指の腹で粘膜を擦るように愛撫する。最初はきつかった後孔も、段々と僕を受け入れる準備が整い、緊張したメアリーの声も甘くなっていった。
 
「はぁっ、んっ、あっ、ぁぁっ、んんっ、はぁっ、どうして……気持ちいい、ふぁっ、ひゃあっ、あっ、あぁっ、いけないことなのにっ」
「また、女陰とは違う感覚なんじゃない? ここも慣らせば、気持ちよくなるんだよ。それじゃあ、指を二本に増やすね」

 僕は、愛液を纏わせながら人差し指も後孔に挿入する。無理をさせないよう、優しく撫でていると、メアリーの花弁から愛液が淫らに垂れた。浴衣を掴んで痙攣した様子を見ると、初めて後孔で絶頂に達したんじゃないかな。
 耳まで紅くなって、本当に食べてしまいたいくらい可愛い。

「や、やぁ……っ、わたし、わたし」
「泣かないでよ、メアリー。僕の愛撫でお尻で気をやってしまうなんて凄く嬉しいんだ。そろそろ、良いかな……? もう、一也の優越感なんて、これで終わりにしないとね」
「うん……わかった」

 少し意地悪な物言いだったと思う。
 だけど僕はまだ、あいつに嫉妬してるんだよ、メアリー。
 赤面して目を潤ませる、メアリーの体を横たわらせる。正常位のまま、熟れて解れた後孔に魔羅の先端を押し当てた。わずかに緊張して強ばる様子を見て、メアリーの額に接吻した。

「綾斗さぁ……ん、こ、怖いの。後ろにそ、それ、入らないの」
「ん。魔羅のこと? 最初は少し痛むかも知れないな……。どうしても無理そうなら、辞めるから言って」

 優しくメアリーの頬を撫でると、安堵して力を抜いた瞬間に、僕は後孔の処女を奪った。メアリーは甘い悲鳴をあげて、腰を浮かせると涙を散らした。
 痛みで、僕の背中に縋りついてくる彼女の髪を優しく梳くと、目尻に溜まった涙を唇で吸い取る。しばらく、メアリーの好きな接吻を繰り返して彼女が落ち着くのを待とう。
 正直なところ、僕はもうこれだけで多幸感で一杯だ。そして緩やかに腰を動かすと、メアリーは僕に抱きつきながら、小鳥のようにさえずった。

「んっ、いたぁいっ、はぁっ、んっ……んん、あっ、はぁっ、あんっ、あっあっ……はぁっんっ、変な感じ、んっ、あっあっ、お尻の中で擦れちゃう」
「はぁっ、メアリーっ……良い子だね。慣れてきたら痛みも無くなってくるよ。はぁっ、ねぇ、僕が君のお尻の処女を奪った事は、他の皆には内緒にしておこうね。はぁっ」

 愛らしくて何も知らない無垢なメアリーの禁断の場所に、魔羅を突き立て、犯していくことに興奮を覚えた。僕が優しく突き上げるたびに、その綺麗な陰裂から愛液が溢れて後孔まで垂れてくるんだ。
 なんて淫らで美しい光景なんだろう。
 その度にぐちゅぐちゅ、と淫靡な音が静かな別荘に鳴り響く。

「あぁんっ! はぁっ、わたし、お尻で気持ちよくなってるっ、やだっ、んっんっ、ぁっはぁっ、ああんっ、こんなの駄目なのにっ」
「はぁっ、いいんだよっ、メアリー! 僕と君だけのっ、秘密なんだから……ほら、僕の魔羅でイッてごらん」

 綺麗な無垢の青い瞳に涙が浮かんでいた。
 僕は優しく、子供を安心させるように言うと、痛いくらいにぷっくらと固くなった陰核を撫でる。後孔を緩やかに犯すと、ガクガクと体を震わせて絶頂に達した。
 危うく、僕もメアリーの後孔に射精しそうになったけれど、我慢してゆっくりと己を抜く。そして、丁寧に魔羅を拭き取り、綺麗にすると先程の絶頂で濡れた可憐な花弁へと魔羅を這わせた。

「はぁっ……はぁっ、ふぁ、ん、綾斗さんまだするの? あっ、んっ、はぁぁっ!!」
「はあっ、そうだよ。だって今日は誰にも邪魔されずに朝まで君と『まぐわい』ができるんだから……まだ終われない。はぁっ、愛してる、愛してるよメアリー』

 感じやすいメアリーの愛らしくて綺麗な花弁に、僕は己のグロテスクにも見える魔羅を挿入した。メアリーの華奢な体を抱きしめ、逃げないように密着させると、僕に吸い付いて奥へと誘う腟内なかに身を任せて、彼女の感じる場所を無心に突き上げる。

「あっあっ、あんっ、ひぁぁ、すごっい、すごいよ、あやとさぁんっ、あんっ、んーっ、んんっ、んぅぅ!」

 僕はメアリーの唇を塞ぎながら淫らに腰をくねらせた。蛍の光がとても幻想的で、メアリーは本当に甘くて美しくて気持ちがいい。
 彼女の腟内なかはまるで天国みたいだ。
 腟内なかは上下に動かす度に、僕の魔羅にぴったりと絡みつき、さざなみみたいに動いて、にちゅ、ずちゅと淫らではしたない淫音を響かせる。
 僕は徐々に吐息を漏らして、動く速度を早めた。

「あっ、あっあっあっ、あんっ、はぁっ、あっあうっ、ひっ、イクッっ、――――ッッ!! はぁっ、あんっ、あやとさぁん、あん、激しいっ、だめ、だめ、そこ、そこ、あたったら、ひぁぁ!!」

 さらに畳と僕の間から逃げないように体を密着させて淫らに動いた。メアリーは、二度絶頂に達して、ぎゅう、ぎゅうと僕を締め付けてむせび泣く。あまりにもその反応が可愛く心地よくて、腟内なかに白濁した液体を流し込んでしまった。
 そして、その余韻に震えるメアリーの体から離れると、今度は彼女の体を横向けに寝かせて、片足を伸ばすと『裾野すその』と言われる体位に変える。

「ひぁっ、んっ、さ、さっき腟内なかに出したのにぃっ……! あっ、あんっ、ゃ、これ腟内おくまでくるっ、やぁぁっ!」
「はぁっ、だって……メアリーがあんまりにも可愛いからだよ。はぁっ、んっ、何回君に射精しても終わりそうにない。はぁっ、うん、この体位はっ……、メアリーの気持ち良い場所に深く擦れるようなっ……はぁ、体位だからね!」

 嘘じゃない。
 僕は君とドロドロに溶け合いたいんだ。畳に縋り付くようにするメアリーを突き上げると、肩越しに、羞恥に震え、涙を浮かべた彼女の顔が見えたんだ。グッと奥の性感帯を先端で突いて擦ると、僕は甘い吐息を吐く。
 嗚呼ああ、僕は本当に君にドロドロに溺れているんだ。
 畳の擦れる音と、僕とメアリーの肉がぶつかり合う音が響いて欲情が止まらない。可愛らしい甘やかな嬌声は僕にしか聞こえないと思うと、笑いがこみ上げてくる。

「――――ッッ!! やっ、あっ、イクのとまらないのぉっ、あっ、あっあっ、はぁ、もう、フクジュウするから、堪忍してっ」
「はぁっ、待って、ははっ、メアリー。そんなにイキ過ぎたら明日が大変だよ。はぁっ、ぁ、出るっ」

 僕は薄笑いを浮かべると、できるだけメアリーの子宮の入り口近くまで突き上げて捏ねくり回し、欲望を放出させた。ぎゅっと畳に指を立てるとメアリーはガクガクと体を震わせる。
 呼吸を乱すメアリーの頬に口付けると、僕は彼女を抱き上げ、膝の上に乗せるようにして、ゆっくりと陰裂に魔羅の先端を押し当てる。

「ふぁっ、んっ……書生さぁん、もう、だめ……私……っ、気持ち良くて死んじゃうよぉ、もうだめなのぉ」
「もうこれで終わりにするから、ごめんねメアリー。はぁっ、んっ、久しぶりだから止まらなくてっ……んっ」

 メアリーが僕の首に抱きつくと、両足を抱えながら腰を動かした。幼女が懇願するような可愛らしい声で堪忍してくれと言うけれど、気持ちよくて、自分から淫らに腰を動かしているじゃない。
 ねぇ、綾斗さんって呼べないくらい感じてるの?
 彼女の腟内なかは、ぼくと『まぐわい』をする度に淫らに蠢くようになり、僕の形に合わせて変形しているような気さえする。
 彼女の慎ましい花弁は、僕の精液とメアリーの愛液で穢れて、背徳的で芸術品のように美しかった。

「あっ、あんっ、あっあっあっ! あっ、はぁっ、気持ちいいっ、気持ちいいのいっぱいきちゃうっ、やぁっ、あんっ、あっあっ、はぁっ、愛してるっ! あっ、やぁぁっ!!」
「メアリー、はぁっ、可愛い、可愛い俺のメアリーローズ。僕でいっぱいにしてあげるからね」
 
 メアリー、僕はね……。
 実は君の家族のことを調べたんだ。
 君のことを知りたかったのもあるけど、何よりも、親類に君を渡したくなかったから、敵は把握しておきたかったんだ。
 君がメアリーローズと言う名前だってことも、アンストン外交官の娘で、あの船に乗って亡くなった両親の他に、遺体が上がった姉が二人いる事も知ってるんだ。
 そして英国に叔母がいるってことも知ってるよ。でも、君の叔母さんは、メアリーを死んだと思っているし、これからもそう思って貰う。
 僕も僕たちも、君を渡す気は無い。きっと英国の貴族ともなれば、島国の異国人との結婚は反対だろうしね。
 それに家族は僕たちと、未来に生まれているだろう子供だけでいい。
 でも、もう僕の囁きも聞こえないくらい愛欲に溺れちゃってるかな? 
 可愛い声で鳴いて、もう飲み込まれて失神しちゃいそうだな。子宮の手前を擦る度に、ビクビクと可愛らしい臀部が震える。

「ふぁぁ、ん、も、やぁぁ、だめぇ♡ またきちゃうっ、あっあっ、許して、あん、も、書生さん無理、あっ、あっあっ、――――ッッ♡♡」

 メアリーが背中を反らして腟内なかを痙攣させた瞬間、僕も我慢ならず、魔羅から熱い欲望を放って、倒れ込む彼女の体を抱きかかえた。僕は繋がったまま、畳に彼女を寝かせると抱きしめた。
 どうしようか、まだ僕の魔羅は収まりがつかないな……。
 糸が切れた人形のように眠るメアリーを見下ろすと、僕は魔羅を抜き、穢された陰裂の表面に魔羅を押しあて滑らせる。
 気を失ったメアリーは、陰裂の表面を魔羅で擦る度に、眠りながら甘い声をあげていた。

「っ……ぁ……ん……ぁ……」
「綺麗だよ、メアリー。こんな淫らに穢されても君は美しい。はぁっ……愛してるよ……もう、僕たちから逃げられないよ……愛してる。はぁっ、んっ」

 陰毛のない花弁を擦ると、鈍い水音が響き渡る。しばらく表面を擦り小さな花芽を突く。
 荒い呼吸と、呻くように甘い声を漏らすメアリーの腹に、最後の白い液体が飛び散るのが見えた。
 蛍たちは獣のような僕たちの営みなど、無視するように音もなく飛んでいる。僕は汗ばんだメアリーの体を、濡れた手ぬぐいで綺麗にすると優しく抱きしめた。
 永遠に君とこうしていたい……。たとえ誰かに狂っていると罵られても構わない。

 綾斗編 完
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