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第一話 陽炎の檻
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私の世界はこのお座敷と小さな窓だけ。
お座敷の入り口は木の格子戸になっていて開けることはできないの。時々、つま先立ちになって外を見ると誰かが庭の葉っぱを箒で掃くのが楽しくてずっと見ているの。
時々、猫も通るからふわふわの毛皮を指で触ったりする。私の髪も目もみんなと違って明るい金色で真っ直ぐじゃない。青い目をしているんだよ。
小さい頃、パパとママと一緒にお船に乗っていたんだけど嵐が来て、この島に流れ着いたんだけど、私しか息をしていなかったんだって。
異国人は出歩くのは良くないの。
特に私は女だから駄目なんだって。
ここにいたら、ご飯を貰えるしお風呂には入れてもらえる。
週に一度だけ、書生さんに本も持ってきてもらえるからそんなに不自由じゃない。
「メアリー、また覗いているのかい?」
「書生さん。さっきタマが通ったから……触るのが好きなの」
「メアリーは猫が好きだね。そうだ、猫図鑑をもって来てあげよう。それから夏目漱石の本で面白いのがあるよ」
「本当、たのしみ!」
書生さんの顔は見えない。
いつもこの小窓で話しかけて、内緒で本を私に貸してくれるの。そして、見つからないようにこっそり返して、次の本を貸して貰う。
優しくて大きな手、名前はわからないけど自分は書生なんだって名乗っていた。
私は書生さんが好き。お話もしてくれるし優しいから。
家の人とほとんど話さないけど、ただ一人だけ夜に来る軍人さんが怖いの。
怖いと言うか、もう、どうにかなってしまいそうで……。
✤✤✤
「メアリー……眠ったふりをしても駄目だ」
ビクッと体を震わせて、私は目を見開いた。軍人さんは、このお屋敷の長男の一也様。
切れ長の冷たい目に眼鏡、黒い髪の綺麗なお顔をしているけれど、怖い方なの。戦争に勝ってお帰りになってから、よく私のところに来られるようになって……。
「んっ……はっ、ゃ、やぁ……」
一也様手が着物の裾に入って太ももを撫でると私のあそこに触れて。寝るふりをしている私をからかうように撫でられると、体が反応して思わず声をあげてしまうの。
耳元で笑われ、亀裂をなぞられると徐々に粘着音がして、とうとう甘い声が我慢できなくなって負けてしまった。
「はぁ、か、一也様、やめ、やめてくださ……んんっ、んぅ……ちゅっ……はぁ、んっ、ゃ」
「やはり寝たふりだな。はぁ……私が来ると思って、やり過ごそうとでも?」
ついに腰を抱かれると、一也様は私の唇を塞いで舌を絡ませられ、息ができないくらい口付けられて、舌が蕩けそうになっちゃう。
指が二本挿入されて、かき混ぜられたり天井を撫でられると、よく分からない液体が溢れてとても恥ずかしい音がするから嫌なの。
着物帯を強引にとって、首筋を舐められるとまた肌に跡を付けられる。
「あ、んっ、だ、だめ、一也様……女中さんに変な顔されて、聞かれちゃ、あはっ、あんっ……ふぁ、やぁ、だめなのに」
「虫に刺されたとでも言っておくといい。はぁ……メアリー……それとも、『書生』に見つかるのが嫌なのか?」
胸に舌をはわせて、突起を舐められると私は思わず腰から背中にかけて電流が走るのを感じた。この間、本が見つかって誰に借りたんだと叱られたの。
すごく怖くて、書生さんの話をしたら一也様はまた私が意識を失うまで『これ』をして……。
『書生』と話すな、近付くな、本を借りるなと罵るの。でも、唯一のお友達だからこっそりお話してる……私は書生さんが好きだから。
「んぁ、ち、ちが、違います、はぁぁ、あっ、ああいや、舐めないで、一也様……んっ、はぁっ、ああっ、んっ……」
「どうだろうな、メアリー。さぁ、私が教えたように鳴くといい」
一也様が、私のあそこに顔を埋めると舌先がまるで生き物のように這って、頭の中に沢山お星さまが飛び散るの。逃げようとしても、一也様の舌先は私の気持ちのいい場所を舐めるの。
凄く激しく感じちゃう場所があって、そこを突かれたり甘く噛まれたり吸われると、もう何も考えられない。
「はぁっ、一也さま、好き、んぁ、ああ、お慕いしております、はぁぁ、あ、あ、いや、いっちゃう、あ、あ、んん、――――ッッ!
はぁ、一也さま、はぁ……あ、んぁ、私は貴方のものですっ、はぁっ」
頭が真っ白になる前に、一也様はこう言うようと私に教えるんだよ。何回もあそこを舐められたら死んじゃいそうになるの。
ようやく解放されると、一也様は私の手首を紐で縛って、中腰にして膝まづかせると天上から吊るした。
妖艶に嘲笑う一也様は、私を膝に乗せるとゆっくりと大きくなった男の人のモノが軍服から出ていた。帽子を脱いで、オールバックにした髪を整えると、私の腟内に入ってきた。
「~~~~っっ! あぁっ、あ、はぁ、あんっ、あっ、ひっ、やぁぁ、あっっ、あっあっんっ、はぁぁ、やぁ、奥が擦れて、んっ」
「しー……メアリーの甘い声はよく響く。外でお前の着替えを覗いている庭師にも聞こえそうだぞ。はぁ……んっ、っ、はぁ、ほら……私の魔羅は気持ちがいいだろう」
揺さぶられ突き上げられ、喘ぐ私の口を手で塞いで一也様は攻めたてるの。一也様しか知らないけれど、こんなふうにされる度に泣いて許しを請うほど気持ちがいい。
ぐちゃ、ちゅく、っていやらしい音がして一也様のズボンや畳を汚してしまって恥ずかしい。
「んん、んんーー!! んふっ、んっ、あっ、はぁ、ああっ、ゃ、やあ、あっ……また、いっちゃう、一也様、はぁ、好きです……お慕いしております、――――っっ!!はぁっ」
「はぁっ……メアリー、イク前にきちんと言えるようになったな……はぁっ、お前は私のものだメアリー、はぁっ、愛してる」
何度も達して背中を反らすと、ようやく拘束された腕を自由にされ、安堵したのも束の間犬みたいな格好で一也様に突き上げられ、もう、私はむせび泣くしかないの……。
いっても、いっても、一也様は満足しなくて私は壊れちゃいそうなくらい気持ちよくて、私は意識を手放した。
一也様がいなくなって、微睡んでいると頭上から声が聞こえた。聞き覚えのある優しい声、私は目をこすると見上げた。
小さな窓に見慣れた足があって、それが誰だか私にはすぐわかったの。
「メアリー? 僕と一緒に逃げたい? 大連に行かないか」
「うん……書生さん……」
「この家の住人たちは君を不幸にするよ、僕に任せておいて」
逃げても行くところなんて無いんだけど、書生さんとゆっくりお話したいな。ここは薄暗くて時々、外の世界を見てみたいと思うから。
でも、書生さん……ダイレンって何処なの?
✤✤✤
その日は珍しく外が騒がしくて、私は窓から様子を伺っていたの。パチパチと何か燃えるような音と、悲鳴のようなものが聞こえて女中さんが逃げているのが見えた。
――――どうしよう、怖い。
「メアリー! 早くここから出よう」
振り向くと、切れ長の目の若い男の人が息を切らしながら手を伸ばしていた。知らない人だけど、見たことがあると思ったのは、服装がいつもの書生さんだったから?
「貴方は書生さんなの? 外で何が起こってるの?」
「うん。はじめましてだね。母屋が火事になったんだよ、旦那様も奥様ももう助からない……ここの女中達も逃げたんだ。さぁ、おいで」
煙の匂いがして咳き込むと、私は書生さんの手を取ってジメジメした階段を登り、扉を開けた。私のお部屋は離れの地下にあって、母屋の方は真っ赤な炎に包まれていた。
風で舞った火の粉が、離れにも燃え移りそうなくらい火の手が強くて怖い。
…………一也様はどうしたのかしら。
「ねぇ、書生さん。一也様は……?」
燃えさかる炎を眺めながら、私は呆然としていたけれど、ふと私の手を離した書生さんが燃えさかるお屋敷を背にして振り返ったの。
優しそうな書生さんの顔とは違う、別人みたいな表情だけど視線は優しくて、怖い。
ゆっくりと眼鏡を取り出して髪をかきあげると書生さんは言った。
「この家にいると父と母が五月蝿くてね、君を手放さないといけないんだ。見合いをしろとしつこいんだよ。『一也』も『書生』もメアリー君を愛しているからね。もちろん俺も……時々君のことが好きすぎて、お互いぶつかる時があるけど」
その声は、書生さんでも一也様でも無い知らない人の声だった。
この人は誰? 書生さんは? 一也様は?
でも、髪をかきあげたときの顔は一也様だった。
そう言えば私、聞いたことがある。
女中が庭掃除をしながら話していたの。
『薫様は、時々人が変わったようになって気持ち悪い。狐憑きじゃないかしら。あの異人の娘ばかり気にされてるから、旦那さまや奥様が心配していたわ』
『いつか何か起こるんじゃないかしら』
その人は私を抱きしめると、首元に強く口付けながら着物の裾をあげると愛しそうに耳元で囁かれた。
「メアリー、俺の名前は―――――」
お座敷の入り口は木の格子戸になっていて開けることはできないの。時々、つま先立ちになって外を見ると誰かが庭の葉っぱを箒で掃くのが楽しくてずっと見ているの。
時々、猫も通るからふわふわの毛皮を指で触ったりする。私の髪も目もみんなと違って明るい金色で真っ直ぐじゃない。青い目をしているんだよ。
小さい頃、パパとママと一緒にお船に乗っていたんだけど嵐が来て、この島に流れ着いたんだけど、私しか息をしていなかったんだって。
異国人は出歩くのは良くないの。
特に私は女だから駄目なんだって。
ここにいたら、ご飯を貰えるしお風呂には入れてもらえる。
週に一度だけ、書生さんに本も持ってきてもらえるからそんなに不自由じゃない。
「メアリー、また覗いているのかい?」
「書生さん。さっきタマが通ったから……触るのが好きなの」
「メアリーは猫が好きだね。そうだ、猫図鑑をもって来てあげよう。それから夏目漱石の本で面白いのがあるよ」
「本当、たのしみ!」
書生さんの顔は見えない。
いつもこの小窓で話しかけて、内緒で本を私に貸してくれるの。そして、見つからないようにこっそり返して、次の本を貸して貰う。
優しくて大きな手、名前はわからないけど自分は書生なんだって名乗っていた。
私は書生さんが好き。お話もしてくれるし優しいから。
家の人とほとんど話さないけど、ただ一人だけ夜に来る軍人さんが怖いの。
怖いと言うか、もう、どうにかなってしまいそうで……。
✤✤✤
「メアリー……眠ったふりをしても駄目だ」
ビクッと体を震わせて、私は目を見開いた。軍人さんは、このお屋敷の長男の一也様。
切れ長の冷たい目に眼鏡、黒い髪の綺麗なお顔をしているけれど、怖い方なの。戦争に勝ってお帰りになってから、よく私のところに来られるようになって……。
「んっ……はっ、ゃ、やぁ……」
一也様手が着物の裾に入って太ももを撫でると私のあそこに触れて。寝るふりをしている私をからかうように撫でられると、体が反応して思わず声をあげてしまうの。
耳元で笑われ、亀裂をなぞられると徐々に粘着音がして、とうとう甘い声が我慢できなくなって負けてしまった。
「はぁ、か、一也様、やめ、やめてくださ……んんっ、んぅ……ちゅっ……はぁ、んっ、ゃ」
「やはり寝たふりだな。はぁ……私が来ると思って、やり過ごそうとでも?」
ついに腰を抱かれると、一也様は私の唇を塞いで舌を絡ませられ、息ができないくらい口付けられて、舌が蕩けそうになっちゃう。
指が二本挿入されて、かき混ぜられたり天井を撫でられると、よく分からない液体が溢れてとても恥ずかしい音がするから嫌なの。
着物帯を強引にとって、首筋を舐められるとまた肌に跡を付けられる。
「あ、んっ、だ、だめ、一也様……女中さんに変な顔されて、聞かれちゃ、あはっ、あんっ……ふぁ、やぁ、だめなのに」
「虫に刺されたとでも言っておくといい。はぁ……メアリー……それとも、『書生』に見つかるのが嫌なのか?」
胸に舌をはわせて、突起を舐められると私は思わず腰から背中にかけて電流が走るのを感じた。この間、本が見つかって誰に借りたんだと叱られたの。
すごく怖くて、書生さんの話をしたら一也様はまた私が意識を失うまで『これ』をして……。
『書生』と話すな、近付くな、本を借りるなと罵るの。でも、唯一のお友達だからこっそりお話してる……私は書生さんが好きだから。
「んぁ、ち、ちが、違います、はぁぁ、あっ、ああいや、舐めないで、一也様……んっ、はぁっ、ああっ、んっ……」
「どうだろうな、メアリー。さぁ、私が教えたように鳴くといい」
一也様が、私のあそこに顔を埋めると舌先がまるで生き物のように這って、頭の中に沢山お星さまが飛び散るの。逃げようとしても、一也様の舌先は私の気持ちのいい場所を舐めるの。
凄く激しく感じちゃう場所があって、そこを突かれたり甘く噛まれたり吸われると、もう何も考えられない。
「はぁっ、一也さま、好き、んぁ、ああ、お慕いしております、はぁぁ、あ、あ、いや、いっちゃう、あ、あ、んん、――――ッッ!
はぁ、一也さま、はぁ……あ、んぁ、私は貴方のものですっ、はぁっ」
頭が真っ白になる前に、一也様はこう言うようと私に教えるんだよ。何回もあそこを舐められたら死んじゃいそうになるの。
ようやく解放されると、一也様は私の手首を紐で縛って、中腰にして膝まづかせると天上から吊るした。
妖艶に嘲笑う一也様は、私を膝に乗せるとゆっくりと大きくなった男の人のモノが軍服から出ていた。帽子を脱いで、オールバックにした髪を整えると、私の腟内に入ってきた。
「~~~~っっ! あぁっ、あ、はぁ、あんっ、あっ、ひっ、やぁぁ、あっっ、あっあっんっ、はぁぁ、やぁ、奥が擦れて、んっ」
「しー……メアリーの甘い声はよく響く。外でお前の着替えを覗いている庭師にも聞こえそうだぞ。はぁ……んっ、っ、はぁ、ほら……私の魔羅は気持ちがいいだろう」
揺さぶられ突き上げられ、喘ぐ私の口を手で塞いで一也様は攻めたてるの。一也様しか知らないけれど、こんなふうにされる度に泣いて許しを請うほど気持ちがいい。
ぐちゃ、ちゅく、っていやらしい音がして一也様のズボンや畳を汚してしまって恥ずかしい。
「んん、んんーー!! んふっ、んっ、あっ、はぁ、ああっ、ゃ、やあ、あっ……また、いっちゃう、一也様、はぁ、好きです……お慕いしております、――――っっ!!はぁっ」
「はぁっ……メアリー、イク前にきちんと言えるようになったな……はぁっ、お前は私のものだメアリー、はぁっ、愛してる」
何度も達して背中を反らすと、ようやく拘束された腕を自由にされ、安堵したのも束の間犬みたいな格好で一也様に突き上げられ、もう、私はむせび泣くしかないの……。
いっても、いっても、一也様は満足しなくて私は壊れちゃいそうなくらい気持ちよくて、私は意識を手放した。
一也様がいなくなって、微睡んでいると頭上から声が聞こえた。聞き覚えのある優しい声、私は目をこすると見上げた。
小さな窓に見慣れた足があって、それが誰だか私にはすぐわかったの。
「メアリー? 僕と一緒に逃げたい? 大連に行かないか」
「うん……書生さん……」
「この家の住人たちは君を不幸にするよ、僕に任せておいて」
逃げても行くところなんて無いんだけど、書生さんとゆっくりお話したいな。ここは薄暗くて時々、外の世界を見てみたいと思うから。
でも、書生さん……ダイレンって何処なの?
✤✤✤
その日は珍しく外が騒がしくて、私は窓から様子を伺っていたの。パチパチと何か燃えるような音と、悲鳴のようなものが聞こえて女中さんが逃げているのが見えた。
――――どうしよう、怖い。
「メアリー! 早くここから出よう」
振り向くと、切れ長の目の若い男の人が息を切らしながら手を伸ばしていた。知らない人だけど、見たことがあると思ったのは、服装がいつもの書生さんだったから?
「貴方は書生さんなの? 外で何が起こってるの?」
「うん。はじめましてだね。母屋が火事になったんだよ、旦那様も奥様ももう助からない……ここの女中達も逃げたんだ。さぁ、おいで」
煙の匂いがして咳き込むと、私は書生さんの手を取ってジメジメした階段を登り、扉を開けた。私のお部屋は離れの地下にあって、母屋の方は真っ赤な炎に包まれていた。
風で舞った火の粉が、離れにも燃え移りそうなくらい火の手が強くて怖い。
…………一也様はどうしたのかしら。
「ねぇ、書生さん。一也様は……?」
燃えさかる炎を眺めながら、私は呆然としていたけれど、ふと私の手を離した書生さんが燃えさかるお屋敷を背にして振り返ったの。
優しそうな書生さんの顔とは違う、別人みたいな表情だけど視線は優しくて、怖い。
ゆっくりと眼鏡を取り出して髪をかきあげると書生さんは言った。
「この家にいると父と母が五月蝿くてね、君を手放さないといけないんだ。見合いをしろとしつこいんだよ。『一也』も『書生』もメアリー君を愛しているからね。もちろん俺も……時々君のことが好きすぎて、お互いぶつかる時があるけど」
その声は、書生さんでも一也様でも無い知らない人の声だった。
この人は誰? 書生さんは? 一也様は?
でも、髪をかきあげたときの顔は一也様だった。
そう言えば私、聞いたことがある。
女中が庭掃除をしながら話していたの。
『薫様は、時々人が変わったようになって気持ち悪い。狐憑きじゃないかしら。あの異人の娘ばかり気にされてるから、旦那さまや奥様が心配していたわ』
『いつか何か起こるんじゃないかしら』
その人は私を抱きしめると、首元に強く口付けながら着物の裾をあげると愛しそうに耳元で囁かれた。
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