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【龍月編】
不穏な兆し②
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「えっ、本当に?」
「うん。桃園茶屋に行こう」
「あそこ、美味しいよね! 龍月兄さんも好きなんだよ!」
鳴麗の耳がピクピクと動いて表情が明るくなった。カルマは頷くと、近くの商店街まで歩き娘娘包子の通りにある茶屋に入った。
茶屋でゆっくりお茶を飲むと言うことは、霊獣たちにとって『身分を問わずお互い腹を割ってお話をしましょう』という意味でもある。
狗族のカルマと、妙齢の雌である可愛らしい鳴麗が茶屋に入るとなると、やはり目立ってしまうが、二人ともお構いなしに席についた。
カルマは、この店の常連でもあるし『月の印』を迎えた黒龍族の雌が、妊娠の恐れがない、狗族の男娼に隠れて逢うことはそうめずらしくはない。
けれど、鳴麗にとっては彼も友人の一人だった。
「それで、龍月は家に帰ってないわけ?」
「う、うん。なんだか……、口外できない重要な任務があるから、お家には帰れないんだって。危険なお仕事を、あんまり龍月兄さんにさせないで欲しいなぁー」
カルマが、胡桃を噛りながら頬杖を付くと、鳴麗は頬を膨らませ両手で顔を支えながらブンブンと尻尾を振った。ご機嫌斜めな彼女の様子を見ながら、カルマは言う。
「ふーん、貧民窟のほうが騒がしくなってるからその件かも知れないな。いつも鳴麗さんの事ばかり気にしてる、重度のシスコンの龍月が家に戻らないって、よっぽどだね。二人の間で何かあったの?」
「えっ…………そ、それは」
鳴麗の褐色の肌が一気に紅く染まる。その反応を見て、カルマは苦笑した。鳴麗がようやく『月の印』の刻印が出て、成獣になったのだ。
「もしかして、龍月と交尾したの?」
「しーーっっ!! その……龍月兄さんの『月の印』が強くなって……うん。でも、すごく後悔してたみたい。はぁぁぁぁぁぁ」
鳴麗は机に頬をつけると、重い溜息をついてしなしなと萎えた。鳴麗は早い話がお互い『月の印』の欲望に負けて、一線を越えてしまいギクシャクしていると言うことを、ぼかしながら伝えたつもりが、その前に気付かれてしまった。
「龍月は変なところで固いからなぁ。それで俺が特別だって話だけど、それは違う。鳴麗さんがまだ幼獣だから、言ってなかったけど……、黒龍族の雄に来る『月の印』衝動は雌よりもきつい。だから早く番うか、俺みたいな商売してるやつを定期的に買うんだよ」
「何となく、それはわかるようになったよ。龍月兄さんは、カルマとは恋仲じゃないって言ってたけど……いつも一緒だったから、その許されない恋みたいな……?」
黒龍族の成獣の事情は何となくわかる。たしかに同じ種族の友だちは、すぐに相手を見つけて番になっていた。
だから、とっくに成獣になっている龍月が独り身でいるのは珍しい。恋仲になっている相手の気配はないが、カルマだけが側にいる。
もし身分違いの許されない恋心を抱いているのだとしたら……、そう思っておそるおそる尋ねてみた。
「常連だけど、それはない。龍月は堅物すぎるし、いろんな奴を無差別に買うような遊びはしないから安心して。たんに、俺が馴染みなだけで、客は龍月だけじゃないから」
「う、うん……」
きっぱりと言い切るカルマに鳴麗は安堵する。
他の霊獣と関係を持っていたのはモヤモヤするものの『月の印』の辛さの衝動は、同種だからこそよくわかる。それに、雌より雄のほうが何倍も強い衝動が来るというのでなおさらだ。
「なんで、龍月兄さんはカルマに会わなかったの? 仕事が忙しいのもあるかもだけど……あの時の兄さんは、とても苦しそうだったし」
「まぁ……忙しいのもあるだろうけど。どういう心境の変化かはわかんないけどね、鳴麗さんのことをちゃんと意識したんじゃない? 前々から感じてたけどやっぱりな、って思った」
「ふぁ?? え、つ、つまり、それって、どういう……?」
「あ、鳴麗さんにはストレートに言ったほうがいいな。龍月は鳴麗さんが雌として好きってこと」
「ええ、ええーー!? あわぁわぁ!」
鳴麗は目を見開くと真っ赤になって口を抑えると、オーバーリアクションになるのを必死に堪えた。愛する義妹の鳴麗に欲望をぶつけないために、カルマと関係を持っていたがそれができなくなってしまった。
たぶん、あの時からずっと龍月はカルマと会っていない。
「だから、鳴麗さんはそんな悩む事ないんじゃない? あとは龍月自身の問題だから……まぁ、そこが面倒くさそうだけど」
そう言ってお茶を飲むカルマとは対象的に真っ赤になって鳴麗は目を回していた。
「あっ、鳴麗……! 桃園茶屋に来てたんだ」
「わっ、びっくりした。水狼?」
聞き慣れた声に、驚いてそちらを見ると笑顔の水狼がいた。ふと、カルマの方に視線を向けると一瞬眉間に皺を寄せて、鳴麗が見たことも無いような複雑な表情をした。
それを、カルマは無言で軽く睨みつけるように見上げ金を置いて立ち上がった。
「さて、俺はそろそろ出るよ。それじゃ、鳴麗さん、今日は楽しかったよ。あんまり悩まないでね」
「えっ、も、もう帰っちゃうの? お家で包子パーティーに誘おうと思ったのに!」
カルマは振り向かず、ヒラヒラと手を降ると店を出ていった。しゅん、とする鳴麗の前に水狼が座り、少し機嫌が悪そうに話しかけてきた。
「あいつ、時々、鳴麗の家に出入りしてる狗族のやつだよな」
「うん、そうだよ。龍月兄さんのその、お友達かな~~………、あっ」
鳴麗は苦しい言い訳をした。
そして、すっかり忘れていたのだが、狼族と狗族は犬猿の仲ということを思い出した。狗族は、狼族から弾かれた者が身を寄せ合っている。
狼族は仲間意識は強いが、その分仲間として認めない者には霊獣間でも風当たりが強い。鳴麗は一緒にいるところを初めて水狼に見られ、耳をしならせた。
「うん。桃園茶屋に行こう」
「あそこ、美味しいよね! 龍月兄さんも好きなんだよ!」
鳴麗の耳がピクピクと動いて表情が明るくなった。カルマは頷くと、近くの商店街まで歩き娘娘包子の通りにある茶屋に入った。
茶屋でゆっくりお茶を飲むと言うことは、霊獣たちにとって『身分を問わずお互い腹を割ってお話をしましょう』という意味でもある。
狗族のカルマと、妙齢の雌である可愛らしい鳴麗が茶屋に入るとなると、やはり目立ってしまうが、二人ともお構いなしに席についた。
カルマは、この店の常連でもあるし『月の印』を迎えた黒龍族の雌が、妊娠の恐れがない、狗族の男娼に隠れて逢うことはそうめずらしくはない。
けれど、鳴麗にとっては彼も友人の一人だった。
「それで、龍月は家に帰ってないわけ?」
「う、うん。なんだか……、口外できない重要な任務があるから、お家には帰れないんだって。危険なお仕事を、あんまり龍月兄さんにさせないで欲しいなぁー」
カルマが、胡桃を噛りながら頬杖を付くと、鳴麗は頬を膨らませ両手で顔を支えながらブンブンと尻尾を振った。ご機嫌斜めな彼女の様子を見ながら、カルマは言う。
「ふーん、貧民窟のほうが騒がしくなってるからその件かも知れないな。いつも鳴麗さんの事ばかり気にしてる、重度のシスコンの龍月が家に戻らないって、よっぽどだね。二人の間で何かあったの?」
「えっ…………そ、それは」
鳴麗の褐色の肌が一気に紅く染まる。その反応を見て、カルマは苦笑した。鳴麗がようやく『月の印』の刻印が出て、成獣になったのだ。
「もしかして、龍月と交尾したの?」
「しーーっっ!! その……龍月兄さんの『月の印』が強くなって……うん。でも、すごく後悔してたみたい。はぁぁぁぁぁぁ」
鳴麗は机に頬をつけると、重い溜息をついてしなしなと萎えた。鳴麗は早い話がお互い『月の印』の欲望に負けて、一線を越えてしまいギクシャクしていると言うことを、ぼかしながら伝えたつもりが、その前に気付かれてしまった。
「龍月は変なところで固いからなぁ。それで俺が特別だって話だけど、それは違う。鳴麗さんがまだ幼獣だから、言ってなかったけど……、黒龍族の雄に来る『月の印』衝動は雌よりもきつい。だから早く番うか、俺みたいな商売してるやつを定期的に買うんだよ」
「何となく、それはわかるようになったよ。龍月兄さんは、カルマとは恋仲じゃないって言ってたけど……いつも一緒だったから、その許されない恋みたいな……?」
黒龍族の成獣の事情は何となくわかる。たしかに同じ種族の友だちは、すぐに相手を見つけて番になっていた。
だから、とっくに成獣になっている龍月が独り身でいるのは珍しい。恋仲になっている相手の気配はないが、カルマだけが側にいる。
もし身分違いの許されない恋心を抱いているのだとしたら……、そう思っておそるおそる尋ねてみた。
「常連だけど、それはない。龍月は堅物すぎるし、いろんな奴を無差別に買うような遊びはしないから安心して。たんに、俺が馴染みなだけで、客は龍月だけじゃないから」
「う、うん……」
きっぱりと言い切るカルマに鳴麗は安堵する。
他の霊獣と関係を持っていたのはモヤモヤするものの『月の印』の辛さの衝動は、同種だからこそよくわかる。それに、雌より雄のほうが何倍も強い衝動が来るというのでなおさらだ。
「なんで、龍月兄さんはカルマに会わなかったの? 仕事が忙しいのもあるかもだけど……あの時の兄さんは、とても苦しそうだったし」
「まぁ……忙しいのもあるだろうけど。どういう心境の変化かはわかんないけどね、鳴麗さんのことをちゃんと意識したんじゃない? 前々から感じてたけどやっぱりな、って思った」
「ふぁ?? え、つ、つまり、それって、どういう……?」
「あ、鳴麗さんにはストレートに言ったほうがいいな。龍月は鳴麗さんが雌として好きってこと」
「ええ、ええーー!? あわぁわぁ!」
鳴麗は目を見開くと真っ赤になって口を抑えると、オーバーリアクションになるのを必死に堪えた。愛する義妹の鳴麗に欲望をぶつけないために、カルマと関係を持っていたがそれができなくなってしまった。
たぶん、あの時からずっと龍月はカルマと会っていない。
「だから、鳴麗さんはそんな悩む事ないんじゃない? あとは龍月自身の問題だから……まぁ、そこが面倒くさそうだけど」
そう言ってお茶を飲むカルマとは対象的に真っ赤になって鳴麗は目を回していた。
「あっ、鳴麗……! 桃園茶屋に来てたんだ」
「わっ、びっくりした。水狼?」
聞き慣れた声に、驚いてそちらを見ると笑顔の水狼がいた。ふと、カルマの方に視線を向けると一瞬眉間に皺を寄せて、鳴麗が見たことも無いような複雑な表情をした。
それを、カルマは無言で軽く睨みつけるように見上げ金を置いて立ち上がった。
「さて、俺はそろそろ出るよ。それじゃ、鳴麗さん、今日は楽しかったよ。あんまり悩まないでね」
「えっ、も、もう帰っちゃうの? お家で包子パーティーに誘おうと思ったのに!」
カルマは振り向かず、ヒラヒラと手を降ると店を出ていった。しゅん、とする鳴麗の前に水狼が座り、少し機嫌が悪そうに話しかけてきた。
「あいつ、時々、鳴麗の家に出入りしてる狗族のやつだよな」
「うん、そうだよ。龍月兄さんのその、お友達かな~~………、あっ」
鳴麗は苦しい言い訳をした。
そして、すっかり忘れていたのだが、狼族と狗族は犬猿の仲ということを思い出した。狗族は、狼族から弾かれた者が身を寄せ合っている。
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