10 / 17
揺らぐ信念(※アルノー視点)
しおりを挟む
『アルノー。私の一生のお願いを叶えて欲しいの』
オリーヴィアの願いは子供の頃からできる限り叶えるようにしてきた。それは、復讐を円滑に行う為に必要な信頼を得るための手段にしか過ぎない。
いつしか彼女の笑顔は、全てを失った俺の無色だった人生を、その瞬間だけ鮮やかな色に変えていった。
死んだ心に宿り始めたささやかな幸せを殺すように、俺はオリーヴィアとの間に不義の子を作り利用しようともくろんでいたのは事実。
だがオリーヴィアに純潔を奪ってほしいと、懇願された時、計画とは裏腹に彼女の言葉に驚き、傷付けてしまわないだろうかと心配した。
あれほどオリーヴィアに快楽を覚えさせておいて、罪悪感を覚えるなどと、おかしくなる。
俺は、彼女の覚悟を受け止め引き寄せられるように抱いた。
彼女と結ばれる時、俺は復讐の炎で己の心を滾らせ、冷えた心と身体で表向きは愛を囁いてやるのだろうと予想していたのに。
彼女に口付け、初めて裸になって抱き合うとその温もりと心地よさに夢中になったのだ。
――――肉体的な欲望が満たされたからか?
そうではないだろう。
女の温もりなんて、何度も経験している。
刹那の快楽を満たす行為に、特別な感情を抱いた事など一度もなかった。
遠い昔に感じたことのある、温かな何か。
親しい者同士を繋ぐ絆のようなもの。
俺が過去に感じ、それが何かを自覚する前に飛び立ってしまった感情だ。
俺はオリーヴィアを抱いた事を後悔した。
こんなはずでは無かったのに、一度欲望の炎を落ち着けても、まるであの感情に急かされ追い求め魘され、確かめるように彼女を求めた。
ベッドの上で泣いていたオリーヴィアを抱き寄せ胸に閉じ込めたあの瞬間、不安が襲った。
――――俺と一線を越えたことを、オリーヴィアは後悔しているのか?
ならばあの告白はなんだ。
俺を愛していると言葉にした彼女の瞳は真剣だった。人と、獣人は永遠にわかり合えぬものだと思っていた。
その言葉が耳に届いた瞬間に俺の信念は情けなく崩れ落ちそうになって、このか弱く美しいオリーヴィアにどんな魔力が宿っているのだろうと戸惑った。
朝方、昨晩の事など何事も無かったかのように美しい薄茶色の髪を梳くと俺は彼女の肩に手を置いた。
鏡に映る、オリーヴィアの表情はどこか昨日よりも大人びていて、城の外を恐れ貴族たちの醜聞に怯える少女の面影が消え失せたように感じられた。
俺たちは特に言葉を交わす事はなく、彼女は静かに俺の指に指先を重ねた。
わずかに指先が触れ合うと、扉をノックする音が聞こえて俺は彼女から距離を置く。
「どうぞ。お入りなさい」
「――――奥様。朝食のご用意ができました。ギルベルト様がご一緒するようにとご伝言があります」
「そう。分かったわ」
メイドが部屋に入ると、深々と頭を下げた。オリーヴィアの支度をする為に訪れたのだろう、彼女は義務的に答えると微笑んだ。
俺は紅茶を下げる素振りをし、メイドと入れ替わると部屋を退出する。
俺と一線を超えた事で、オリーヴィアはギルベルトと向き合う覚悟ができたのだろうか。
あの男の自尊心を満たし、リーディング家の妻として嫡男を生むために相手をするのか。
そう考えただけで、俺の心に波紋のようなざわめきと、復讐とは別のどす黒い感情が湧き上がりそうになる。
馬鹿馬鹿しい、嫉妬なのか?
俺に誰かを愛する暇など与えられていない。
これは決められた運命だ。
俺が甘い愛の言葉を囁やけば、俺の境遇に同情したオリーヴィアが、復讐に手を貸すかも知れないだろう。
――――だが、彼女は何も知らない。
――――そうだ、何も知らなくていい。
――――オリーヴィアが手を汚す必要はない。
――――彼女はなんの罪も無い。
――――俺は彼女を……。
「アルノー様」
「っ……クラウスか」
突然声をかけられて、俺は窓辺に座る男を見た。この男はシュタウフェンベルク家での伝書鳩として飼われている奴隷だ。
一日の多くを鳩の姿で過ごし、空を飛んで国王や役人に手紙を運んでいるのだが、その道中でこの俺に会いに来たと言うことになる。
「―――計画は順調に進んでおります」
「そうか。この俺に直接会いに来たのは、レジスタンスの金の事か。心配するな、リーデンブルクの家令は年老いてお前が思うよりも、もうろくしている」
この男は『獣の火』という獣人解放運動をしているレジスタンスに所属していた。その名の通り、人間たちからすべての獣人達を開放し祖国を取り戻すという運動だ。
人間の中にもその運動を指示している者たちもいるのだが、彼らの本心は貴族制度の崩壊と国王の追放。
度重なる戦争の借金で、重税に苦しむ人間たちの我慢も限界に達しているようだった。
そのために獣人と言う存在に手を貸しているとも言える。
クラウスは、俺がシュタウフェンベルク家に潜り込んだ事を知って近付いてきた者だ。
俺がヘイミル王の忘れ形見だと言うこと確信すると、レジスタンスの原動力となるように祭り上げてきた。
奴隷として売られた時から、俺は自分以外の者を信用することは無かったが、滅びの王の一族や民のためにも彼らと手を組むことにした。
シュタウフェンベルク家で貯めた金を渡し、リーデンブルク家に移ってから、家令の目を盗んで、レジスタンスの活動資金として財産を横領している。
「アルノー様から十分な資金は頂いておりますのでご心配はありません。明々後日の集会で、我々にそのお姿を見せて頂きたいのです。貴方様は我々の最後の希望、群れの結束を強めるためにも」
「……急な話だなクラウス。都合がつけば駆けつけよう。今の俺はオリーヴィアの下僕だからな」
クラウスは顔をあげると、俺の顔を見つめて目を細めた。
「オリーヴィア……。アルフレッドの娘とは思えないほど美しく成長しましたね。ですが、あの娘も人族。シュタウフェンベルク家の血を引く女です。どうかお気を付け下さい」
「…………もう行け」
クラウスの目はまるで俺と彼女の秘事を知っているかのようだった。
彼女との行為は復讐ではなく、穏やかな火を灯すようなもので俺の中で宿った感情を見透かされたような気分になる。
鳥の羽音がして、クラウスが飛びだつと俺は職務へと戻った。
食堂には一足早く席についていたギルベルトが居たが、辺境伯婦人はまだベッドの上だろう。リーデンブルクは息子夫婦と朝を共にする事は少なく、婦人と過ごした後にユーディトは伯爵と共に狩りに出掛ける。
酒がまだ抜けきれていないのか、ギルベルトは水を飲むと、メイドに変わりオリーヴィアの食事の用意をする俺に声をかけてきた。
「アルノー、オリーヴィアは大丈夫かい? 昨日は済まなかったね。少し飲みすぎてしまったようだよ」
メイドがまだいるせいか、ギルベルトは紳士を装い、抜け抜けと俺に薄笑いを浮かべながら謝罪をする。
オリーヴィアを気遣うふりをしているが、その笑顔は、妻に対しての卑劣な行動を恥じているようには思えなかった。
この男は、政略結婚とはいえ妻に対して尊敬の念も無ければ、慈しみの心もない。
まさに、あのユーディトの血を引く男だと俺は内心憎々しげに吐き捨てた。
「――――ギルベルト様、お酒はほどほどになさってくださいませ。お体を壊しかねません」
「……そうだね。彼女はどうも私に対して恥じらいを捨てる事が出来ないようだ。素直になれば女の喜びを知れるというのに。
オリーヴィアは君のように軟弱な男がいいのかな? それとも人より獣人の男の方が相性が良いのか」
娼婦と獣人を交わらせ、余興として、それを楽しんでいる貴族がいることは知っている。
獣人に気がある娼婦のような女だと言いたいのか。
俺に対する皮肉や侮辱はどうでもいいが、彼女の名誉を傷つけるような言葉は、怒りを感じずにはいられなかった。
「オリーヴィア。遅かったね」
振り向こうとした時、ギルベルトが声をかけた。
オリーヴィアの願いは子供の頃からできる限り叶えるようにしてきた。それは、復讐を円滑に行う為に必要な信頼を得るための手段にしか過ぎない。
いつしか彼女の笑顔は、全てを失った俺の無色だった人生を、その瞬間だけ鮮やかな色に変えていった。
死んだ心に宿り始めたささやかな幸せを殺すように、俺はオリーヴィアとの間に不義の子を作り利用しようともくろんでいたのは事実。
だがオリーヴィアに純潔を奪ってほしいと、懇願された時、計画とは裏腹に彼女の言葉に驚き、傷付けてしまわないだろうかと心配した。
あれほどオリーヴィアに快楽を覚えさせておいて、罪悪感を覚えるなどと、おかしくなる。
俺は、彼女の覚悟を受け止め引き寄せられるように抱いた。
彼女と結ばれる時、俺は復讐の炎で己の心を滾らせ、冷えた心と身体で表向きは愛を囁いてやるのだろうと予想していたのに。
彼女に口付け、初めて裸になって抱き合うとその温もりと心地よさに夢中になったのだ。
――――肉体的な欲望が満たされたからか?
そうではないだろう。
女の温もりなんて、何度も経験している。
刹那の快楽を満たす行為に、特別な感情を抱いた事など一度もなかった。
遠い昔に感じたことのある、温かな何か。
親しい者同士を繋ぐ絆のようなもの。
俺が過去に感じ、それが何かを自覚する前に飛び立ってしまった感情だ。
俺はオリーヴィアを抱いた事を後悔した。
こんなはずでは無かったのに、一度欲望の炎を落ち着けても、まるであの感情に急かされ追い求め魘され、確かめるように彼女を求めた。
ベッドの上で泣いていたオリーヴィアを抱き寄せ胸に閉じ込めたあの瞬間、不安が襲った。
――――俺と一線を越えたことを、オリーヴィアは後悔しているのか?
ならばあの告白はなんだ。
俺を愛していると言葉にした彼女の瞳は真剣だった。人と、獣人は永遠にわかり合えぬものだと思っていた。
その言葉が耳に届いた瞬間に俺の信念は情けなく崩れ落ちそうになって、このか弱く美しいオリーヴィアにどんな魔力が宿っているのだろうと戸惑った。
朝方、昨晩の事など何事も無かったかのように美しい薄茶色の髪を梳くと俺は彼女の肩に手を置いた。
鏡に映る、オリーヴィアの表情はどこか昨日よりも大人びていて、城の外を恐れ貴族たちの醜聞に怯える少女の面影が消え失せたように感じられた。
俺たちは特に言葉を交わす事はなく、彼女は静かに俺の指に指先を重ねた。
わずかに指先が触れ合うと、扉をノックする音が聞こえて俺は彼女から距離を置く。
「どうぞ。お入りなさい」
「――――奥様。朝食のご用意ができました。ギルベルト様がご一緒するようにとご伝言があります」
「そう。分かったわ」
メイドが部屋に入ると、深々と頭を下げた。オリーヴィアの支度をする為に訪れたのだろう、彼女は義務的に答えると微笑んだ。
俺は紅茶を下げる素振りをし、メイドと入れ替わると部屋を退出する。
俺と一線を超えた事で、オリーヴィアはギルベルトと向き合う覚悟ができたのだろうか。
あの男の自尊心を満たし、リーディング家の妻として嫡男を生むために相手をするのか。
そう考えただけで、俺の心に波紋のようなざわめきと、復讐とは別のどす黒い感情が湧き上がりそうになる。
馬鹿馬鹿しい、嫉妬なのか?
俺に誰かを愛する暇など与えられていない。
これは決められた運命だ。
俺が甘い愛の言葉を囁やけば、俺の境遇に同情したオリーヴィアが、復讐に手を貸すかも知れないだろう。
――――だが、彼女は何も知らない。
――――そうだ、何も知らなくていい。
――――オリーヴィアが手を汚す必要はない。
――――彼女はなんの罪も無い。
――――俺は彼女を……。
「アルノー様」
「っ……クラウスか」
突然声をかけられて、俺は窓辺に座る男を見た。この男はシュタウフェンベルク家での伝書鳩として飼われている奴隷だ。
一日の多くを鳩の姿で過ごし、空を飛んで国王や役人に手紙を運んでいるのだが、その道中でこの俺に会いに来たと言うことになる。
「―――計画は順調に進んでおります」
「そうか。この俺に直接会いに来たのは、レジスタンスの金の事か。心配するな、リーデンブルクの家令は年老いてお前が思うよりも、もうろくしている」
この男は『獣の火』という獣人解放運動をしているレジスタンスに所属していた。その名の通り、人間たちからすべての獣人達を開放し祖国を取り戻すという運動だ。
人間の中にもその運動を指示している者たちもいるのだが、彼らの本心は貴族制度の崩壊と国王の追放。
度重なる戦争の借金で、重税に苦しむ人間たちの我慢も限界に達しているようだった。
そのために獣人と言う存在に手を貸しているとも言える。
クラウスは、俺がシュタウフェンベルク家に潜り込んだ事を知って近付いてきた者だ。
俺がヘイミル王の忘れ形見だと言うこと確信すると、レジスタンスの原動力となるように祭り上げてきた。
奴隷として売られた時から、俺は自分以外の者を信用することは無かったが、滅びの王の一族や民のためにも彼らと手を組むことにした。
シュタウフェンベルク家で貯めた金を渡し、リーデンブルク家に移ってから、家令の目を盗んで、レジスタンスの活動資金として財産を横領している。
「アルノー様から十分な資金は頂いておりますのでご心配はありません。明々後日の集会で、我々にそのお姿を見せて頂きたいのです。貴方様は我々の最後の希望、群れの結束を強めるためにも」
「……急な話だなクラウス。都合がつけば駆けつけよう。今の俺はオリーヴィアの下僕だからな」
クラウスは顔をあげると、俺の顔を見つめて目を細めた。
「オリーヴィア……。アルフレッドの娘とは思えないほど美しく成長しましたね。ですが、あの娘も人族。シュタウフェンベルク家の血を引く女です。どうかお気を付け下さい」
「…………もう行け」
クラウスの目はまるで俺と彼女の秘事を知っているかのようだった。
彼女との行為は復讐ではなく、穏やかな火を灯すようなもので俺の中で宿った感情を見透かされたような気分になる。
鳥の羽音がして、クラウスが飛びだつと俺は職務へと戻った。
食堂には一足早く席についていたギルベルトが居たが、辺境伯婦人はまだベッドの上だろう。リーデンブルクは息子夫婦と朝を共にする事は少なく、婦人と過ごした後にユーディトは伯爵と共に狩りに出掛ける。
酒がまだ抜けきれていないのか、ギルベルトは水を飲むと、メイドに変わりオリーヴィアの食事の用意をする俺に声をかけてきた。
「アルノー、オリーヴィアは大丈夫かい? 昨日は済まなかったね。少し飲みすぎてしまったようだよ」
メイドがまだいるせいか、ギルベルトは紳士を装い、抜け抜けと俺に薄笑いを浮かべながら謝罪をする。
オリーヴィアを気遣うふりをしているが、その笑顔は、妻に対しての卑劣な行動を恥じているようには思えなかった。
この男は、政略結婚とはいえ妻に対して尊敬の念も無ければ、慈しみの心もない。
まさに、あのユーディトの血を引く男だと俺は内心憎々しげに吐き捨てた。
「――――ギルベルト様、お酒はほどほどになさってくださいませ。お体を壊しかねません」
「……そうだね。彼女はどうも私に対して恥じらいを捨てる事が出来ないようだ。素直になれば女の喜びを知れるというのに。
オリーヴィアは君のように軟弱な男がいいのかな? それとも人より獣人の男の方が相性が良いのか」
娼婦と獣人を交わらせ、余興として、それを楽しんでいる貴族がいることは知っている。
獣人に気がある娼婦のような女だと言いたいのか。
俺に対する皮肉や侮辱はどうでもいいが、彼女の名誉を傷つけるような言葉は、怒りを感じずにはいられなかった。
「オリーヴィア。遅かったね」
振り向こうとした時、ギルベルトが声をかけた。
0
お気に入りに追加
162
あなたにおすすめの小説
自分の完璧に応えられない妻を売った伯爵の末路
めぐめぐ
恋愛
伯爵である彼――ボルグ・ヒルス・ユーバンクは常に、自分にとっての完璧を求めていた。
全てが自分の思い通りでなければ気が済まなかったが、周囲がそれに応えていた。
たった一人、妻アメリアを除いては。
彼の完璧に応えられない妻に苛立ち、小さなことで責め立てる日々。
セーラという愛人が出来てからは、アメリアのことが益々疎ましくなっていく。
しかし離縁するには、それ相応の理由が必要なため、どうにかセーラを本妻に出来ないかと、ボルグは頭を悩ませていた。
そんな時、彼にとって思いも寄らないチャンスが訪れて――
※1万字程。書き終えてます。
※元娼婦が本妻になれるような世界観ですので、設定に関しては頭空っぽでお願いしますm(_ _"m)
※ごゆるりとお楽しみください♪
かつて私を愛した夫はもういない 偽装結婚のお飾り妻なので溺愛からは逃げ出したい
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※また後日、後日談を掲載予定。
一代で財を築き上げた青年実業家の青年レオパルト。彼は社交性に富み、女性たちの憧れの的だった。
上流階級の出身であるダイアナは、かつて、そんな彼から情熱的に求められ、身分差を乗り越えて結婚することになった。
幸せになると信じたはずの結婚だったが、新婚数日で、レオパルトの不実が発覚する。
どうして良いのか分からなくなったダイアナは、レオパルトを避けるようになり、家庭内別居のような状態が数年続いていた。
夫から求められず、苦痛な毎日を過ごしていたダイアナ。宗教にすがりたくなった彼女は、ある時、神父を呼び寄せたのだが、それを勘違いしたレオパルトが激高する。辛くなったダイアナは家を出ることにして――。
明るく社交的な夫を持った、大人しい妻。
どうして彼は二年間、妻を求めなかったのか――?
勘違いですれ違っていた夫婦の誤解が解けて仲直りをした後、苦難を乗り越え、再度愛し合うようになるまでの物語。
※本編全23話の完結済の作品。アルファポリス様では、読みやすいように1話を3〜4分割にして投稿中。
※ムーンライト様にて、11/10~12/1に本編連載していた完結作品になります。現在、ムーンライト様では本編の雰囲気とは違い明るい後日談を投稿中です。
※R18に※。作者の他作品よりも本編はおとなしめ。
※ムーンライト33作品目にして、初めて、日間総合1位、週間総合1位をとることができた作品になります。
【R-18】初恋相手の義兄を忘れるために他の人と結婚しようとしたら、なぜか襲われてしまいました
桜百合
恋愛
アルメリア侯爵令嬢アリアは、跡継ぎのいない侯爵家に養子としてやってきた義兄のアンソニーに恋心を抱いていた。その想いを伝えたもののさりげなく断られ、彼への想いは叶わぬものとなってしまう。それから二年の月日が流れ、アリアは偶然アンソニーの結婚が決まったという話を耳にした。それを機にようやく自分も別の男性の元へ嫁ぐ決心をするのだが、なぜか怒った様子のアンソニーに迫られてしまう。
※ゆるふわ設定大目に見ていただけると助かります。いつもと違う作風が書いてみたくなり、書いた作品です。ヒーローヤンデレ気味。少し無理やり描写がありますのでご注意ください。メリバのようにも見えますが、本人たちは幸せなので一応ハピエンです。
※ムーンライトノベルズ様にも掲載しております。
嫉妬の代償は旦那様からの蜜愛でした~王太子は一夜の恋人ごっこに本気出す~
二階堂まや
恋愛
王女オリヴィアはヴァイオリンをこよなく愛していた。しかし自身最後の音楽会で演奏中トラブルに見舞われたことにより、隣国の第三王女クラリスに敗北してしまう。
そして彼女の不躾な発言をきっかけに、オリヴィアは仕返しとしてクラリスの想い人であるランダードの王太子ヴァルタサールと結婚する。けれども、ヴァイオリンを心から楽しんで弾いていた日々が戻ることは無かった。
そんな折、ヴァルタサールはもう一度オリヴィアの演奏が聴きたいと彼女に頼み込む。どうしても気が向かないオリヴィアは、恋人同士のように一晩愛して欲しいと彼に無理難題を押し付けるが、ヴァルタサールはなんとそれを了承してしまったのだった。
夫に他の男性との情事を目撃されてしまいました
鍋
恋愛
私はヴァニラ、Eランク冒険者。
何故かSSランク冒険者のセーロスと結婚。
夫の留守中、風邪に効く薬草を採りに森に入って、幻覚・催淫作用のあるホルメー茸の胞子を吸い込んでしまった。
これは、森の中で見ず知らずの男性と情事に及んでいたヒロインが、夫に現場を目撃され夫がヤンデレ化していくお話です。
※地雷要素多いのでご注意ください。
R18
いきなりヒロインの他の男性との絡みから始まります。
メリバ?監禁風?
のんびり更新します。
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
【R18】幼馴染な陛下は、わたくしのおっぱいお好きですか?💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に告白したら、両思いだと分かったので、甘々な毎日になりました。
でも陛下、本当にわたくしに御不満はございませんか?
国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる
一ノ瀬 彩音
恋愛
「俺様」なイケメン国王陛下。彼は自分の婚約者である悪役令嬢・エリザベッタを愛していた。
そんな時、謎の男から『エリザベッタを妊娠させる薬』を受け取る。
それを使って彼女を孕ませる事に成功したのだが──まさかの展開!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる