【R18】月に叢雲、花に風。

蒼琉璃

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第三部 天界編

拾 最愛の形―其の四―

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「はぁ……いんもんつき……? あ、あれはだめ……す、凄く感じちゃうから、怖いの」

 淫紋と聞くと、若菜は阿修羅王を思い出す。自分の腹部に刻まれ、何度も気を失うまで快楽に追い詰められて、絶頂した羞恥の記憶が蘇る。しかし、朔は妖艶に微笑んで若菜の濡れた幼子のような陰裂を、淫紋が刻まれた麻羅で、クプクプと濡れた音を立てながらなぞった。
 それだけで、若菜の体がゾクゾクと感じる。

「それってさぁ……。あのクソ爺ぃが、義姉さんに教え込んだんだよな。いや、他の男もか? それなら、ますますこの俺が、塗り替えねぇと気が済まねぇよ」
「我が君よ、あの道具を使わぬのか? きっと若菜は喜ぶだろう。この日を待ち望んだのだからな」
「そうだなぁ、さっきはこいつの触手で喘いでたもんな。俺の麻羅と一緒に、義姉さんのために作った玩具でも、感じてくれよ」

 晴明はまるで、帝に声を掛けるように、意地悪におどけてわざと囁く。
 朔が生み出した淫らな玩具たちは、まるでそれ自身が意志を持つかのように、若菜の薄桃色の乳輪と、可愛らしい花芽に吸い付く。先程使用した時よりも、柔らかく優しくねっとりと胸の先端を舐め、花芽を吸う。くねくねと小さな舌で三箇所同時に愛撫されると、蜜色の瞳が甘く溶け、嬌声が上がった。

「や、やっやっ、ああんっ♡ ひっ、やぁぁ♡ 待って、三つ全部、んっっ、おかしくなるっ♡ 朔ちゃ、あっ、あ、あんんっ、入ってきちゃう♡ 朔ちゃんの麻羅入ってきちゃう、はぁっ……~~~~ッッ!」

 朔の麻羅が、可憐な若菜の蜜穴にゆっくり挿入し、奥まで届いた瞬間に、頭が真白になって絶頂に達した。まるで、晴明の子種を掻き出すように、朔が腰を動かし始めると、一突きする度に子宮の奥から絶頂に達するほどの想像を絶する快楽が押し寄せ、愛液が溢れ出た。
 久方ぶりの若菜の膣内名器に朔は歯を食いしばる。まるで自分の麻羅が彼女の膣内なかで、一つになって溶けてしまいそうだ。
 朔はグッと奥へ突き上げると、頬を赤らめて自分を愛しげに見つめる、若菜を覗き込むようにして、シーツに手を付いた。

「義姉さん、ほら……自分で足を広げて両手で持ってろよ。若菜は感じると、すぐに足を閉じちまうからさ。ほら……、ゆっくり麻羅を出し入れされても、いつもよりすげぇ感じるだろ?」
「んぅ♡ あっ、やぁ♡ あ、や、やらぁ♡ひぃん♡ ~~~~ッッ! 動いたら、あぅ、はぁ♡やっやっやぁ♡んっ、あっあん、きもちいい、あっあっ♡ らめぇ♡ ずっとイキッぱなしになるよぉ♡」

 言われた通り若菜は自分の太腿を両手で支えると、朔が腰を淫らにくねらせ、ゆっくりと麻羅を出入りさせる。玩具は、透明に色を変え薄桃色の胸の先端を小さな舌でなめ回す様子や、固くなった花芽さねを、淫らに蹂躙する様子が見て取れると、晴明は堪らず自慰を始めた。

「若菜……はぁ、朔が麻羅を抜き差しする度に潮吹きをして、それほど淫紋つきの麻羅が気持ちがいいのか? はぁっ……ほら、後孔まで朔の玩具がやってきたぞ」
「ひっ、んっ、やっ、やぁ♡ 朔ちゃん、お尻にも来るよ、だめ、そ、そこ、だめ、ふぁぁ♡♡ ~~~~ッッ! や、あっあっ♡ ひぁ、お尻の直腸なか舐めないでぇ♡ お尻で感じるなんて駄目なのっ」

 玩具は若菜の小さな後孔までやってくると、形状を変え、小さな四肢で踏ん張るようにして尻に絡みつくと、直腸に陰茎のような舌を挿入した。それが中に入ると、淫靡にくるくると蠢き、壁を舐め、若菜は咽び泣いて喘ぐ。
 その様子に興奮した朔は、自ら若菜の両足をぐっと抱えると、種付けをするように抑え込み、口付けながら、激しく深く腰の動きを早めた。じゅぷ、じゅぷという淫らな挿入音が部屋に響き、シーツは、愛液が飛び散って塗れていた。

「はぁっ……若菜、愛してる、はぁっ……ぜんぶ俺で消してやるっ……塗り替えてやるっ、はぁっ、んっ……他の男の精子なんぞ、受精できねぇようにしてやる……俺だけしか孕ませられねぇ術をかけてやる。ずっと、俺だけのものだ、愛してる、はぁっ、んんっ、射精すぞっ」
「あっ♡あっ♡あっあっ♡……朔ちゃん、好きっ、愛してるっ、あっ、はぁっ♡ んっ、イクッ! はぁっ♡ 出して、若菜の膣内なかに出してっ、朔ちゃんの子種一杯出して♡」

 優しくするつもりが、興奮した朔は若菜の桃尻を打ち付けるように、腰を動かした。何度となく、自分の下で絶頂に達する若菜の膣内なかに欲望を吐き出すと、間髪入れずに子種を奥に届かせ、馴染ませるように蠢く。
 かき混ぜられる膣内なかに、上擦った甘い声を漏らしながら、若菜は涙を零す。

「あっ、やぁぁっ♡ 朔ちゃん、だめ、おくっ、ぐりぐりしたらっ……はぅ♡ あ、あんっ、やぁぁ♡ 朔ちゃんの、きもちいいの、こわれちゃうっ♡」
「はぁっ。なぁ、晴明は三回射精したよな……俺は、四回義姉さんの膣内なかに射精す。はぁっ……はっ、ほら、俺の首に捕まればいい」
「はぁっ……私と張り合うとは大人げがないな。しかし、競い合って中出しか。良いな。私に見せてくれぬか? 若菜と我が君が繋がっておる所を見たい」

 陰陽の神となった晴明は、完全に自分の欲望と性癖を開放し、どこか壊れたような気さえする。胡座をかいて自分の麻羅を擦ると、二人を見ながら呻いていた。
 朔はニヤリと笑い、若菜の腰を抱いて自分の上に座らせると、首に巻き付くように促す。

「四回なんて、無理、無理だよっ……きゃうっ♡
いやぁ、そんなに見ないで、出し入れしてるところ見ないでっ」

 華奢な臀部を抱えると、若菜の体を動かした。じゅぷ、ずぽ、ぬぷ、といういやらしい音に、若菜は眉根をヘの字に曲げると、耳まで赤くなって涙を溢した。
 透けた玩具が、後孔を犯して蠢く様子と朔の淫紋つきの巨根を受け入れる可憐な花弁を見る度に、晴明は欲情し、興奮する。
 最愛の若菜が朔と夜伽をし、彼を求める度により一層、若菜を組み敷いて犯したくて仕方なくなる。

「ド変態だなぁ、晴明っ……はぁ、んっ、義姉……さんの膣内なか、嬉しそうにひくひく動いて俺を扱いてくるぜ。可愛いな、愛してる。はぁっ……はっ、んっ、ほら、舌を出して………んっ、んん、はっ、はぁっ、二回目っ……射精るっ」
「~~~~ッッ♡♡」

 朔の麻羅が脈打つのを感じた瞬間、口付けをしたまま絶頂に達し、ドクドクと膣内なかに放出されると、若菜は幸福感に満たされた。
 ゆっくりと銀糸の橋をかけながら唇を離すと、今度は仰向けになって朔が寝転ぶ。若菜は、小刻みに愛撫する玩具に悶えながら、広くて硬い、汗ばんだ最愛の義弟の胸板に両手を置く。朔は繋がったままの陰部を見せるように臀部を、広げた。

「なぁ、晴明。はぁっ……ほら、すげぇ見えるだろ。俺と義姉さんが繋がってるところ。若菜のお◯んこ膣内なかのヒダすげぇ、絡んできて……花芽も勃起してエロいな。粒もゴツゴツ俺を刺激して、宇宙一気持ちいい、人間なら腹上死待ったなしだぞ」
「ふぁぁ、やらぁぁ♡ さ、朔ちゃん♡ おもちゃ、ぬいて、しんじゃう、んっ、朔ちゃん、はぁっ、堪忍してぇ、若菜、朔ちゃんだけ感じたいよぉ♡」

 可愛いおねだりに、朔はほんのりと頬を染めると、彼女の要望通り玩具を消してやることにした。そして柔らかくて白い乳房の圧を感じながら、その絶景に妖艶に笑い、目を細め下から突き上げると、淫らな水音がさらに激しく部屋に響いた。
 そして、指で若菜の後孔を愛でる。
 玩具が取り外されると、感覚の全てが朔の麻羅から、絶え間なく与えられた。若菜の柔らかな臀部が朔の太腿に打ち付けられ、白い柔肌が紅潮すると、愛液に濡れた肉棒に膣内は蹂躙される。

「はっ、はぁ、いいぞ、義姉さん。ほらっ、俺のデカ麻羅が、子宮降りてきた……入口まで届くだろ? はっ、はっ、ほら、若菜、はぁっ、子宮に届くっ、はっ、晴明、ほら、俺が、若菜に三回目を射精すの見とけよっ、はっ、くっ、義姉さん、受けとめろ」 
「ああぁあ♡ あんっ♡あっあっ♡やっ♡はぁっ♡、んっ、あっ♡ あ、ああっ、またイッちゃう、あっ、んぅ♡ ふぁぁぁ♡ あっ、あつい、一杯でてるっ、きもちいいよぅ♡」
「はぁっ……ふふ、若菜。とっても淫靡だ。私の子種も受けてくれ……。我が女神よ。私と朔の子種で女陰がドロドロだ、愛しい……なんと美しいのだ」

 若菜の体が絶頂でビクビクと震えると、白濁した液体が注がれる。そして、晴明は何を思ったのか、二人の結合部に向かって鮭の産卵のように射精した。

「やっべぇな、ド変態じゃん……ほら、義姉さん。まだ終わってないぜ。もう一回出して種付けしねぇとな」

 ぐったりとする若菜から朔が麻羅を抜くと、薄桃色の膣口から、どろりとした液体が溢れ出る。今度は若菜を四つん這いにさせ、若菜の体を跨ぐようにして踏ん張り、上から挿入する。

「~~~~ッッ♡♡」
「ほう、丸見えだ……。朔、淫紋の刻まれたそなたの肉棒が若菜の膣内なかに挿入されていく様子がよく分かる。はぁ………っ」
「ああ、いや、言わないで晴明さま、はずか、ああんっ♡ あっあっ♡ やぁっ♡」

 足を踏ん張るようにして、朔が上から麻羅を動かすと、穢された若菜の花弁から甘く爽やかな愛液の香りが立ち込めた。これほど淫らな行為をしているというのに、その場が浄化されていくような感覚に陥るのは、彼女の神通力のお陰だろうか。
 花弁が、毒々しい淫紋が刻まれた肉棒に蹂躙されていく可憐な姿は、無垢な者が汚されているようで、興奮してしまう。若菜はシーツを握りしめながら甘い嬌声をあげた。

「はぁっ♡ さくちゃん、深いっ♡ 深いいいん♡ あっ、ああん、きもちいい♡ あっ、そこ擦らないでぇ♡ んっ、んっ、グリグリ、きもちいい、しゅごいっ♡ はぁぁ♡ 全部わすれちゃうぅっ、さくちゃんでいっぱい……イクッイクッ♡」
「はぁ、若菜っ……そうだな、ここが好きだろっ、はぁっ、俺たちの形しか合わねぇように愛してやるっ……はっ、はぁっ、入口も奥も、もっと開発してやるっ、はっはっ、くっ」

 ずりゅ、にゅちゅ、じゅぷと結合部から淫靡な音が響き、若菜は潮吹きした。
 淫紋の効果は凄まじく、引いても押しても頭の天辺から爪先まで快感が走った。蜜色の瞳が快感に濁って思考が蕩けてしまうほどだ。
 うねうねと締め付ける壁も、麻羅が動く度に花芽が擦られて、甘い声を上げる様子も、全てが愛しく、嗜虐心や独占欲が湧き上がってくる。

「はぁっ……わ、かなっ……はっ、はぁ、気持ち良すぎるっ、はぁ、四回目っ……射精るっ」
「はっ♡はっ♡はっ、もうらめ、きもちいいの止まんないっ、んぁぁ♡ 朔ちゃん、大好きっ、欲しいっ♡ 朔ちゃんの、いっぱいくださっ、あ、ああっ♡ やだやだ激しい、ひっ、やぁぁ♡」

 若菜の膣内なかに射精すると、ようやく麻羅を抜く。愛液が糸を引いて離れていく姿に晴明は興奮して喉を鳴らした。
 朔は、晴明を遮るように四つん這いの若菜の陰裂の前に座ると、バックリと若菜の入口を開いた。ポタポタと落ちてひくつく薄桃色の穴を、舌で綺麗に舐める。

「はぁ、やぁん、少し……や、休ませて」
「そうだな……俺もちょっと暴走しすぎた。晴明のことは言えん。休憩しよう、何か飲むか」
「ふむ。私もな。朔に注意をしておいて自ら暴走するとは……情けない。少し休憩をしたら、ゆっくり三人で愛し合おう」

 朔が若菜の頭を自分の膝に乗せると、優しく稲穂の髪を撫でる。晴明は若菜の腰から太腿を優しく触れると、安心したように寝息を立てた。
 最愛の人を前にして、つい二人は欲望に本能を支配されてしまったが、時間はたっぷりとある。

✤✤✤

「ん……んん……ふぁ……」
「おはよう、若菜」

 若菜が目を覚ますと、朔に背後から抱きしめられてもたれかかっていたようで首を傾げる。目の前には晴明が居て、おはようと言うと優しく、額に口付けをされる。
 そして、妖艶に微笑み若菜の陰部に顔を埋め、吸い付き舌で濡らしていく。晴明は若菜の華奢な右手の指に指を絡ませ、ぎゅっと握った。

「ふぁ、あんっ……? 二人共、まだお夜伽するの?」
「まだ欲しい……足りないんだ。ずいぶんと良く寝てたぞ、若菜。気を失ってる間、晴明が犬みてぇに、女陰を舐めてたのによ。喉が乾いたろ? んっ……」
「はふっ……ん、んん……美味しい、はぁっ」

 朔は、果実の味がする水を口に含むと若菜に口移しをするように流し込んで、舌を絡ませる。どうやら朔の魔羅に刻まれた淫紋は消え、晴明の触手も見えなくなっていた。
 朔は左の指を絡めて乳房を揉み、ゆっくりと糸を引くようにして離れると、耳元で朔が囁く。

「さぁ、義姉さん……二本挿しの時間だ」
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