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第三部 天界編
拾 最愛の形―其の弐―
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背後から晴明が、若菜の巫女装束の腰帯を解いていく。そして、桜貝のような薄く色付く右の耳朶を舌で舐める。
朔は、左耳を指で揉むように撫でながら、義姉の舌を絡め取り、表面をなぞるように愛撫した。舌を吸われると、若菜の蜜色の瞳はうっとりと蕩けて、甘い吐息が漏れた。
「んっ……はふっ……はぁっ、せいめいさ、お耳だめ、ぁっ……んん、はぁっ……ちゅっ……んぅっ……さくちゃ……んっ」
「はぁ……なんだよ、義姉さん。耳の方が良いのか? ほら、もっと舌を出してみろよ。すっげぇエロい顔してんぞ。俺と口付けをするの好きだろ?」
「若菜、なぜお主はこんなにも耳が感じるのだろう。はぁ、可愛い。いやらしく朔と舌を絡ませて感じておるのか。妬いてしまう」
嗜虐的に笑う朔に、若菜はゾクゾクと興奮して、体が震えた。
晴明は耳元で少し意地悪に囁くと、若菜の耳朶を甘噛みし、白衣を脱がす。柔らかく瑞々しい豊満な乳房に、甘い桃色の乳輪と蕾のような乳首が見えると、男二人は興奮した。
糸を引いて朔が舌を離し、今度は左の耳朶に甘く噛みつくように愛撫して、晴明が若菜の唇を奪う。嫉妬する晴明の舌先は少々強引で、縮こまった若菜の舌の表面を舐った。
若菜の肌から香る甘く優しい香りや、ツンと控えめに主張する胸の先端を見ると、二人は若菜を快楽でめちゃくちゃにしたくなる。
「んっ、んんぅ、はぁっ、あっ……ちゅ、んぅ、やぁん、熱い……はふっ……んぁっ……んっ、ひぁ、だめ、あっ、ああ、ふぇっ……舌もお耳も蕩けちゃうのぉ」
「耳の裏……、はぁっ……耳朶、息をかけるだけで感じちまうな、若菜。なぁ、俺の口付けと晴明の口付けどちらが好きなんだ? 言ってみろよ……ん」
「んん……、実に甘露。この唾液だけで虜になる。若菜の唾液は私を狂わせる。朔もどうやら嫉妬しておるようだな……。ふふ」
左の乳房を朔が揉みしだき、右の首筋に赤い痕をつけていく。晴明は背後から右の乳房を揉みながら若菜の首筋に舌を這わせると、シーツを掴みながら、若菜は首を反らした。
両方の耳朶と首筋を、生暖かい舌が上下にいたぶるよう白い肌に添わされると、若菜は鈴を転がしたような甘い声で体を震わせる。
「んんっ、やぁっ……はぁっ、あっ、あぁ、だめ、だめぇ、選べなんて、いじわるだよぉ。あっ、ん、肌に舌が這うと気持ちいい、あふっ、……やぁぁん、や、やっぱり、さ、三人だと刺激がっ……ん、ひゃあっ」
クニッと、朔に胸の先端を指で押し付けられて、若菜はビクンと体を震わせると、目をぎゅっと閉じた。
朔の金色の瞳が鋭く細められ、独占欲の塊のように首筋に無数の痕をつけられると、若菜は彼の背中にすがるように抱きつく。
義弟なのに、若菜よりも遥かに背が高くて大きい。
「今更、遅ぇよ義姉さん……。ほら、ちゃんと座っとけって……答えられねぇなら、答えるまで俺たちが攻めるだけだぞ」
「そうだ、若菜。音を上げるまで私たちでお主を愛撫するだけ。もうお主の女陰から蜜の香りがしておるが……? けれど、すぐに頂くのはもったいない」
朔が若菜の体を引きはがすと、両腕を掴んだ。晴明は若菜の柔らかな髪から覗くうなじから、肩甲骨に向けて舌を這わせると、背筋を追うようにして舐める。ビクビクと体を震わせる若菜。
朔は、彼女の透き通るように白く柔らかな乳房をなぞるように舐めると、薄桃色の乳輪を舌で苛めた。
「あっ、ひぁっ、んんっ……はぁっ、やぁ、気持いい……やぁんっ……食べられてるみたい……んっ、はぁっ……あっ、ああ、あっ、んんっ……ひっ、はぁっ」
「義姉さんは焦らされるのが好きだろう? ほら、乳首勃ってんじゃん。はぁ……だけどまだここは舐めてやんない……ん……。もっと喘げよ」
「若菜は、腰を舐めると感じるのだな……この窪みが淫らだ。綺麗な臀部の割れ目まで見えておる……滾るな」
二人の言葉に若菜は、真っ赤になる。まだ花弁にも触れていないのに、快楽の場所を舐められるだけで、軽く絶頂に達しそうだ。
こんなにも体が敏感に反応するようになってしまった自分を、恥ずかしく思う。
「朔ちゃ……な、舐めて、そこ…いじわる、や……っ……はぁっ、ん、晴明さま、はぁ、ゾクゾクするからべつの……やぁんっ」
ニヤリと笑った朔が、円を描くように舐めていた乳輪からようやく乳首に移り、舌でそれを扱いた。そして右の先端を指で抓ると、ビクビクと軽い絶頂に達した。焦らされたお陰ですぐに感じてしまう。
興奮して吐息を漏らす晴明は、若菜の耳を舐めながら、緋袴の中にモゾモゾと手を入れて濡れ始めた薄桃色の花弁に、指を伸ばした。
「若菜、胸でもイケるんだよなぁ……だからすげぇ楽しい。全身性感帯だろ? 義姉さんは俺に苛められるのが好きだもんな。なら少しいいものがある」
「そ、そんなこと……恥ずかしいよ。意地悪言わないで」
「そうだろうか? 否定しても、胸の先端を舐められて私の指に愛液が絡みついてくる。このままでは緋袴が濡れてしまうが、それも良かろう……稚児のように滑らかだ」
「はっ、やぁっ、あっ、ああっ、晴明さま、だめぇっ、んっ、はぁっ、やっやっや、はぁ……あっ、んんっ……はぁっ、んっ……」
幼女のようにピッタリと閉じた亀裂の表面を指の腹で、ゆっくりとなぞると若菜は身動ぎして逃げようとした。けれど晴明は腰をしっかり抱きながら、緋袴の秘部が自分の愛撫で蠢くのを見ると、甘い吐息をついた。
晴明に背中をもたれさせた若菜を、朔は覗き込むようにして見ると、小さな法具のようなものを二つ彼女に見せた。内部に梵字の模様があるが、表面はつるつるとしている。
若菜は、吐息を漏らし涙を浮かべながら不思議そうに首を傾げると。朔はそれを胸の先端に優しく押しあて不敵に笑った。
「はぁっ……ふぁっ、んんっ……! やぁっ、動いてっ、あっ、ああっ、あっあっ、ひっ、―――ッッ! はぁっ、んぅ、なにこれぇ、あっああっ」
「いいだろう、若菜。こういういやらしい道具も俺の神通力で作れるわけだ。ほら……、舌みたいに動いて、吸い上げるだろう。乳首イキを俺に見せてくれよ、義姉さん」
「はぁ、そのいやらしい道具のお陰で、若菜の蜜穴からどんどん愛液が溢れてくる……。まだ序の口だというのに、どうしたものか」
朔に耳元で囁かれ、不思議な玩具を指で弾かれると、若菜は体を硬直させて達した。そして晴明が負けじと、意地悪に表面を優しく撫でる速度を早くすると、声を詰まらせるように、二人の体の間で若菜は絶頂に達する。
「はぁ……はぁ………もぅ、朔ちゃんお胸いやぁ……あんんっ……! はふっ、晴明さま、だめ、だめ、ぁ、そこ弱い、ほんとにっっ」
「なら、そろそろこっちも愛撫してやらねぇとな……ずっと『俺』に触れてほしくて我慢してたんだろ。ちゃんと知ってる。おい、晴明。玩具を使ってみるか?」
「ほう、天帝が編み出した淫靡な道具か。言葉に甘えて一つ借りよう。若菜も気持ちがいいようで蕩けておる……。もっと鳴かせたい」
二人は若菜の顔を見ながら、妖艶に微笑んだ。朔が緋袴と下着を脱がし、膝の裏で止めると持ち上げる。朝露のように愛液を滲ませた花弁の亀裂が見えた。
「や、そんなに見ないで……。見られるのはやっぱり、恥ずかしいの」
閉じた女陰から溢れる愛液は、まるで媚薬のように二人の欲望を刺激する。
緋袴を脱がせ、恥じらう若菜の太腿を割り、いやらしい薄桃色の花弁を開いた。小さな法具の『玩具』を二人で分け合うと、朔は無垢な花弁を若菜に見せつけるように舌を這わせる。
あれほど男に凌辱されてもなお、瑞々しく綺麗に整った媚肉。
慎ましく重なり合った部分を舌で掘り起こし、味わうように唇で吸う。そして尿道口から膣口まで、ねろねろと蠢く舌を動かした。爽やかで甘い花の香りのような愛液が溢れて、朔は舌を濡らすと、彼は頬を染めながら呼吸を荒げた。
「あ、あぁあっ、はっ、んんっ、やっやっや、あっ、んん、朔ちゃん、はっ、はぁっ、あっあっ、ああ、わたしっ、わたし、なめ、られると、はぁぁ、ほんとうに、たえられなくなっ、……やぁぁっ♡♡」
「はぁ、ならここはもっと舐めて、あいつらが与えた快楽と残滓を、愛液で掻き出さねぇとな……。ほら、こいつで花芯で撫でるとすげぇだろ、若菜? ビンビン刺激がくるだろう」
言葉とは裏腹に、執拗にねっとりと花弁を撫でられ、陰裂に埋もれた花芯に、小刻みに揺れる玩具を押し当てると、若菜の声が上擦る。
透明な石に刻まれた梵字が寄せ集められ、小さな舌のように花芯の根元から扱くようにしゃぶられると、若菜はその度にピンと足の先を伸ばして絶頂に達し、喘いだ。
「良いな……。透明な法具から若菜の可愛い花芯が、弄ばれているのが見えておる。嗚呼、これはたまらぬ。さて、胸の方がお留守になっておるな……愛でねば」
「ひゃあっ! ~~~ッッ♡♡ やっ、んぁっ、~~~~ッッ♡♡ やぁっ、きもちいぃっ♡♡ あっ、あんっ、あふっ♡ んんっ、い、~~~~ッッ♡♡ らめ、あ、あ、やめ、やらぁっ♡ 好き、二人とも好きぃ♡」
晴明は子供のように快楽に鳴く若菜の胸の先端に玩具を押し付け、屈むようにしてもう片方の乳房の乳輪を舐めると蕾を吸う。朔は敏感な花芯に玩具を、ぐっと固定したまま、溢れる蜜を舐め、彼女に酔いしれるように、薄桃色の花弁に食らいつく。
膣口を押し開けるようにして、舌が挿入さられると、若菜は大きな目に涙を浮かべながらその光景を見た。二人の舌に翻弄され、若菜は連続的に絶頂に達して、頭が快楽の刺激でパンクしそうになる。
「ふぅ……若菜。私の魔羅を舐めてくれぬか。指で擦るだけでも構わぬ。朔に女陰を舐められながら、私の魔羅を咥えるお主をみたい」
「ほら、晴明の魔羅を咥えてやれよ若菜。こっちは俺が存分に舐めて解してやるから。義姉さんの可愛い舌で舐めて咥えてイかせてやれ」
「う、うん……恥ずかしい、な……」
男性の陰部を目の前にすると、やっぱり恥じらいを覚えてしまう若菜だったが、愛してる人たちには、純粋に気持ちよくなって欲しいと思う。
差袴を脱いだ晴明が、すでに勃起した陰茎を若菜の前に出す。
片手で魔羅を掴むと、若菜は舌で先端を舐めた。それを妖艶に見下ろしながら晴明は柔らかな乳房を揉む。
朔は玩具を脇に置くと、中指と薬指を小さな膣口の腟内に挿入し、入口をゆっくりと押すように愛撫しながら、勃起した小さな花芯を舐める。器用に花芯の皮を捲り、赤い実を吸うと、意地悪に舐る。
「んんっ……はぁっ、ふっ……んっ、はぁっ♡ 朔ちゃん、あんまり、刺激しなっ♡ んっ♡んっん♡ ふぁ、本当にむり、朔ちゃん、ゆっくり、攻めて、きもちよくてできなっ、はぁ、んぐっ♡」
「んっ……はぁ、攻めて当然だろ。俺の愛撫でイキまくって、晴明に必死に奉仕する義姉さんがみたいからな。はぁ、ほら……んんっ、すっげぇここが、固くなってる」
「そんなに朔の口奉仕と指が良いのか、若菜。性愛の女神らしく欲望のままに蕩けて……。私の魔羅を咥えて、はぁっ……ほら、私を見るのだ。お主の口でイかせてくれ……んっ、はぁ」
昔の晴明とは違い、若菜の被虐性を汲み取った彼は、自分の中にある欲望を解き放ったように嗜虐的になって、咥える若菜の口に優しくぬっくりと陰茎を出し入れする。
第六天魔王だった朔は最愛の義姉を溺愛し、嗜虐性を抑え、今すぐでも挿入したいのを我慢して、朔は空いた手で自慰した。
そして執拗に若菜のミミズ千匹、巾着、タコ壺という名器の入口を解す。指の締付けだけで朔は呼吸が乱れた。小さな花芯を舌で上下に舐めると若菜は愛液を垂らして喘いだ。
✤✤✤✤
いつもお読み頂きありがとうございます。
月に叢雲、花に風~黄泉界編~
を続編として書こうと思っているのですが、ヒロイン含め既存キャラは続投で(懐かしいキャラも出ますが)読者様の、こういうキャラ出して欲しいとか(既存キャラの)シチュエーションあったら嬉しいとかあれば、ぜひお聞かせ下さいませ。
参考にさせていただきます!
朔は、左耳を指で揉むように撫でながら、義姉の舌を絡め取り、表面をなぞるように愛撫した。舌を吸われると、若菜の蜜色の瞳はうっとりと蕩けて、甘い吐息が漏れた。
「んっ……はふっ……はぁっ、せいめいさ、お耳だめ、ぁっ……んん、はぁっ……ちゅっ……んぅっ……さくちゃ……んっ」
「はぁ……なんだよ、義姉さん。耳の方が良いのか? ほら、もっと舌を出してみろよ。すっげぇエロい顔してんぞ。俺と口付けをするの好きだろ?」
「若菜、なぜお主はこんなにも耳が感じるのだろう。はぁ、可愛い。いやらしく朔と舌を絡ませて感じておるのか。妬いてしまう」
嗜虐的に笑う朔に、若菜はゾクゾクと興奮して、体が震えた。
晴明は耳元で少し意地悪に囁くと、若菜の耳朶を甘噛みし、白衣を脱がす。柔らかく瑞々しい豊満な乳房に、甘い桃色の乳輪と蕾のような乳首が見えると、男二人は興奮した。
糸を引いて朔が舌を離し、今度は左の耳朶に甘く噛みつくように愛撫して、晴明が若菜の唇を奪う。嫉妬する晴明の舌先は少々強引で、縮こまった若菜の舌の表面を舐った。
若菜の肌から香る甘く優しい香りや、ツンと控えめに主張する胸の先端を見ると、二人は若菜を快楽でめちゃくちゃにしたくなる。
「んっ、んんぅ、はぁっ、あっ……ちゅ、んぅ、やぁん、熱い……はふっ……んぁっ……んっ、ひぁ、だめ、あっ、ああ、ふぇっ……舌もお耳も蕩けちゃうのぉ」
「耳の裏……、はぁっ……耳朶、息をかけるだけで感じちまうな、若菜。なぁ、俺の口付けと晴明の口付けどちらが好きなんだ? 言ってみろよ……ん」
「んん……、実に甘露。この唾液だけで虜になる。若菜の唾液は私を狂わせる。朔もどうやら嫉妬しておるようだな……。ふふ」
左の乳房を朔が揉みしだき、右の首筋に赤い痕をつけていく。晴明は背後から右の乳房を揉みながら若菜の首筋に舌を這わせると、シーツを掴みながら、若菜は首を反らした。
両方の耳朶と首筋を、生暖かい舌が上下にいたぶるよう白い肌に添わされると、若菜は鈴を転がしたような甘い声で体を震わせる。
「んんっ、やぁっ……はぁっ、あっ、あぁ、だめ、だめぇ、選べなんて、いじわるだよぉ。あっ、ん、肌に舌が這うと気持ちいい、あふっ、……やぁぁん、や、やっぱり、さ、三人だと刺激がっ……ん、ひゃあっ」
クニッと、朔に胸の先端を指で押し付けられて、若菜はビクンと体を震わせると、目をぎゅっと閉じた。
朔の金色の瞳が鋭く細められ、独占欲の塊のように首筋に無数の痕をつけられると、若菜は彼の背中にすがるように抱きつく。
義弟なのに、若菜よりも遥かに背が高くて大きい。
「今更、遅ぇよ義姉さん……。ほら、ちゃんと座っとけって……答えられねぇなら、答えるまで俺たちが攻めるだけだぞ」
「そうだ、若菜。音を上げるまで私たちでお主を愛撫するだけ。もうお主の女陰から蜜の香りがしておるが……? けれど、すぐに頂くのはもったいない」
朔が若菜の体を引きはがすと、両腕を掴んだ。晴明は若菜の柔らかな髪から覗くうなじから、肩甲骨に向けて舌を這わせると、背筋を追うようにして舐める。ビクビクと体を震わせる若菜。
朔は、彼女の透き通るように白く柔らかな乳房をなぞるように舐めると、薄桃色の乳輪を舌で苛めた。
「あっ、ひぁっ、んんっ……はぁっ、やぁ、気持いい……やぁんっ……食べられてるみたい……んっ、はぁっ……あっ、ああ、あっ、んんっ……ひっ、はぁっ」
「義姉さんは焦らされるのが好きだろう? ほら、乳首勃ってんじゃん。はぁ……だけどまだここは舐めてやんない……ん……。もっと喘げよ」
「若菜は、腰を舐めると感じるのだな……この窪みが淫らだ。綺麗な臀部の割れ目まで見えておる……滾るな」
二人の言葉に若菜は、真っ赤になる。まだ花弁にも触れていないのに、快楽の場所を舐められるだけで、軽く絶頂に達しそうだ。
こんなにも体が敏感に反応するようになってしまった自分を、恥ずかしく思う。
「朔ちゃ……な、舐めて、そこ…いじわる、や……っ……はぁっ、ん、晴明さま、はぁ、ゾクゾクするからべつの……やぁんっ」
ニヤリと笑った朔が、円を描くように舐めていた乳輪からようやく乳首に移り、舌でそれを扱いた。そして右の先端を指で抓ると、ビクビクと軽い絶頂に達した。焦らされたお陰ですぐに感じてしまう。
興奮して吐息を漏らす晴明は、若菜の耳を舐めながら、緋袴の中にモゾモゾと手を入れて濡れ始めた薄桃色の花弁に、指を伸ばした。
「若菜、胸でもイケるんだよなぁ……だからすげぇ楽しい。全身性感帯だろ? 義姉さんは俺に苛められるのが好きだもんな。なら少しいいものがある」
「そ、そんなこと……恥ずかしいよ。意地悪言わないで」
「そうだろうか? 否定しても、胸の先端を舐められて私の指に愛液が絡みついてくる。このままでは緋袴が濡れてしまうが、それも良かろう……稚児のように滑らかだ」
「はっ、やぁっ、あっ、ああっ、晴明さま、だめぇっ、んっ、はぁっ、やっやっや、はぁ……あっ、んんっ……はぁっ、んっ……」
幼女のようにピッタリと閉じた亀裂の表面を指の腹で、ゆっくりとなぞると若菜は身動ぎして逃げようとした。けれど晴明は腰をしっかり抱きながら、緋袴の秘部が自分の愛撫で蠢くのを見ると、甘い吐息をついた。
晴明に背中をもたれさせた若菜を、朔は覗き込むようにして見ると、小さな法具のようなものを二つ彼女に見せた。内部に梵字の模様があるが、表面はつるつるとしている。
若菜は、吐息を漏らし涙を浮かべながら不思議そうに首を傾げると。朔はそれを胸の先端に優しく押しあて不敵に笑った。
「はぁっ……ふぁっ、んんっ……! やぁっ、動いてっ、あっ、ああっ、あっあっ、ひっ、―――ッッ! はぁっ、んぅ、なにこれぇ、あっああっ」
「いいだろう、若菜。こういういやらしい道具も俺の神通力で作れるわけだ。ほら……、舌みたいに動いて、吸い上げるだろう。乳首イキを俺に見せてくれよ、義姉さん」
「はぁ、そのいやらしい道具のお陰で、若菜の蜜穴からどんどん愛液が溢れてくる……。まだ序の口だというのに、どうしたものか」
朔に耳元で囁かれ、不思議な玩具を指で弾かれると、若菜は体を硬直させて達した。そして晴明が負けじと、意地悪に表面を優しく撫でる速度を早くすると、声を詰まらせるように、二人の体の間で若菜は絶頂に達する。
「はぁ……はぁ………もぅ、朔ちゃんお胸いやぁ……あんんっ……! はふっ、晴明さま、だめ、だめ、ぁ、そこ弱い、ほんとにっっ」
「なら、そろそろこっちも愛撫してやらねぇとな……ずっと『俺』に触れてほしくて我慢してたんだろ。ちゃんと知ってる。おい、晴明。玩具を使ってみるか?」
「ほう、天帝が編み出した淫靡な道具か。言葉に甘えて一つ借りよう。若菜も気持ちがいいようで蕩けておる……。もっと鳴かせたい」
二人は若菜の顔を見ながら、妖艶に微笑んだ。朔が緋袴と下着を脱がし、膝の裏で止めると持ち上げる。朝露のように愛液を滲ませた花弁の亀裂が見えた。
「や、そんなに見ないで……。見られるのはやっぱり、恥ずかしいの」
閉じた女陰から溢れる愛液は、まるで媚薬のように二人の欲望を刺激する。
緋袴を脱がせ、恥じらう若菜の太腿を割り、いやらしい薄桃色の花弁を開いた。小さな法具の『玩具』を二人で分け合うと、朔は無垢な花弁を若菜に見せつけるように舌を這わせる。
あれほど男に凌辱されてもなお、瑞々しく綺麗に整った媚肉。
慎ましく重なり合った部分を舌で掘り起こし、味わうように唇で吸う。そして尿道口から膣口まで、ねろねろと蠢く舌を動かした。爽やかで甘い花の香りのような愛液が溢れて、朔は舌を濡らすと、彼は頬を染めながら呼吸を荒げた。
「あ、あぁあっ、はっ、んんっ、やっやっや、あっ、んん、朔ちゃん、はっ、はぁっ、あっあっ、ああ、わたしっ、わたし、なめ、られると、はぁぁ、ほんとうに、たえられなくなっ、……やぁぁっ♡♡」
「はぁ、ならここはもっと舐めて、あいつらが与えた快楽と残滓を、愛液で掻き出さねぇとな……。ほら、こいつで花芯で撫でるとすげぇだろ、若菜? ビンビン刺激がくるだろう」
言葉とは裏腹に、執拗にねっとりと花弁を撫でられ、陰裂に埋もれた花芯に、小刻みに揺れる玩具を押し当てると、若菜の声が上擦る。
透明な石に刻まれた梵字が寄せ集められ、小さな舌のように花芯の根元から扱くようにしゃぶられると、若菜はその度にピンと足の先を伸ばして絶頂に達し、喘いだ。
「良いな……。透明な法具から若菜の可愛い花芯が、弄ばれているのが見えておる。嗚呼、これはたまらぬ。さて、胸の方がお留守になっておるな……愛でねば」
「ひゃあっ! ~~~ッッ♡♡ やっ、んぁっ、~~~~ッッ♡♡ やぁっ、きもちいぃっ♡♡ あっ、あんっ、あふっ♡ んんっ、い、~~~~ッッ♡♡ らめ、あ、あ、やめ、やらぁっ♡ 好き、二人とも好きぃ♡」
晴明は子供のように快楽に鳴く若菜の胸の先端に玩具を押し付け、屈むようにしてもう片方の乳房の乳輪を舐めると蕾を吸う。朔は敏感な花芯に玩具を、ぐっと固定したまま、溢れる蜜を舐め、彼女に酔いしれるように、薄桃色の花弁に食らいつく。
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「ほら、晴明の魔羅を咥えてやれよ若菜。こっちは俺が存分に舐めて解してやるから。義姉さんの可愛い舌で舐めて咥えてイかせてやれ」
「う、うん……恥ずかしい、な……」
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「んんっ……はぁっ、ふっ……んっ、はぁっ♡ 朔ちゃん、あんまり、刺激しなっ♡ んっ♡んっん♡ ふぁ、本当にむり、朔ちゃん、ゆっくり、攻めて、きもちよくてできなっ、はぁ、んぐっ♡」
「んっ……はぁ、攻めて当然だろ。俺の愛撫でイキまくって、晴明に必死に奉仕する義姉さんがみたいからな。はぁ、ほら……んんっ、すっげぇここが、固くなってる」
「そんなに朔の口奉仕と指が良いのか、若菜。性愛の女神らしく欲望のままに蕩けて……。私の魔羅を咥えて、はぁっ……ほら、私を見るのだ。お主の口でイかせてくれ……んっ、はぁ」
昔の晴明とは違い、若菜の被虐性を汲み取った彼は、自分の中にある欲望を解き放ったように嗜虐的になって、咥える若菜の口に優しくぬっくりと陰茎を出し入れする。
第六天魔王だった朔は最愛の義姉を溺愛し、嗜虐性を抑え、今すぐでも挿入したいのを我慢して、朔は空いた手で自慰した。
そして執拗に若菜のミミズ千匹、巾着、タコ壺という名器の入口を解す。指の締付けだけで朔は呼吸が乱れた。小さな花芯を舌で上下に舐めると若菜は愛液を垂らして喘いだ。
✤✤✤✤
いつもお読み頂きありがとうございます。
月に叢雲、花に風~黄泉界編~
を続編として書こうと思っているのですが、ヒロイン含め既存キャラは続投で(懐かしいキャラも出ますが)読者様の、こういうキャラ出して欲しいとか(既存キャラの)シチュエーションあったら嬉しいとかあれば、ぜひお聞かせ下さいませ。
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