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第三部 天界編
陸、月読尊―其の参―
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「やぁっ、んっ……ああっあっ、らめぇっ、んんっ、あっあっ、わた、わたし、朔ちゃんが好きっ、阿修羅王なんて、き、嫌いですっ、あっ、はぁっ……やっやっやぁん、それ、やめ、だめっ、あっ!」
若菜の、薄桃色の花弁の奥に蠢く蜜壺を堪能するように、月読尊は指をバラバラに動かして愛でていた。
第六天魔王への愛情を示す若菜に、月読尊は興味がなさそうに鼻で笑い、若菜の甘い嬌声を楽しんでいる。
漣のように震えて締め付ける極上の腟内に魅了され、中指と人差指で、ぐにゅぐにゅと若菜が快感を強く感じる場所を探り当てては、そこを意地悪に愛撫する。
すると、若菜は堪らず絶頂に達して、キラキラと光る愛液を飛び散らせた。
立ち込める清浄の気と、甘い華のような香りに月読尊は、ほぅ、と吐息を漏らして微笑む。
そして果汁のような愛液に濡れた指をうっとりと舐めると、若菜の無垢な霊気が彼の喉を潤した。
「こんなに早く気をやってしまっては、夜伽の相手を喜ばせるだけだぞ。さぁ……今度はお前の番だ、若菜姫」
「私の……はぁ、はぁ……番」
「はぁ……そうだ。想像するだけで気をやりそうだ。そこに座って、足の裏で俺の魔羅を擦って欲しい。両足で手淫するようにな」
月読尊は、今まで以上に目を輝かせ狩衣から陰茎を取り出すと、その場でごろりと寝転がる。
若菜は、白衣をたぐり寄せ呼吸を整えると、めくり上がった緋袴のスカートを下ろした。
そして困惑し、戸惑いながらも彼の足の間にちょこんと座る。
「あの、足の裏って……本当に大丈夫なんですか? その、傷付けてしまいそうで怖いのですが」
「大丈夫だ、構わないぞ。俺は何度も経験してこの良さを知っている。少しくらい痛くとも、若菜姫の美しい足なら興奮するな。それに足で魔羅を擦られる時に見える、慎ましい女陰も絶景だ」
「は、はい……。月読尊様がこれで満足してくれるなら」
若菜は足の裏で陰茎を擦ったことはない。
だが、月読尊の特殊な性癖なら、本当に足の裏で、陰茎を擦っただけで満足してくれそうな気がする。
若菜は足の裏で、月読尊の陰茎を包み込む。
両足で、交互に擦るように動かすと、月読尊はだんだんと吐息を漏らした。
若菜の両足が動く度に、緋袴から濡れた陰裂が見え隠れして、非常に淫靡だ。
「はぁ……っ、お前の足の裏は滑らかで気持ちがいいな、若菜姫……んっ、はぁ……よ、良い。こう俺の腹に擦り付けるように、足の裏でやってくれまいか、はぁっ……そうだ」
「は、はい……あ、あの、こうですか?」
月読尊に言われるがまま、彼の魔羅を腹部に押し上げるようにして、両足の裏で擦り付ける。
先走りの液体が、若菜の白い指と足の裏に絡みついてきた。
若菜が足を動かすたびに、にゅるにゅるという淫らな音がして、思わずほんのりと若菜の頬が赤らむ。
冷静に考えれば、八百万の中でも天照大御神や須佐之男と並ぶ、有名な柱の一人である月読尊の陰茎を、裏切り容疑をかけられた新米の女神が足で扱いているなんて、不敬も甚だしいだろう。
「あ、あの……私、本当にこんなことをして大丈夫なんですか? い、痛くないか心配で」
「はぁ、俺から出ている先走りの液体が見えないか? んっ……最高だぞ。気性の荒い女神に踏みつけられるのもいいが、お前のように……はぁっ……何も知らない大人しい性格の女に……はぁっ、撫でられるのもいいな、んんっ、指の間で亀頭を撫でてみるんだ」
興奮したように呻く月読尊の亀頭を指の間で挟むと、すでに先走りの液体でぬるぬるになった陰茎の全体を撫でる。
陰茎の根元から亀頭の段差まで扱くと、低い呻き声と共に、とうとう我慢できず先端から白濁液が飛び散った。
若菜の白い足が精液に塗れると、月読尊はさらに興奮したように、陰茎を勃起させる。
「はぁ……、若菜姫。俺に尻を向けて膝裏に魔羅を挟むんだ。お前の膝も太ももも同時に味わいたい。手を添えて擦りつけるように、そうだ」
「は、はい……こうですか?」
若菜は後ろを向くと、膝裏と太ももの隙間に陰茎を挟んだ。そのまま背中を反らして手で陰茎を押し付けると、挟んだまま足を動かす。
羞恥に頬を染める若菜を見ながら、月読尊は膝裏と太ももの感触に、吐息を漏らして快楽を享受していた。
膝裏から亀頭が顔を出し、扱かれていくと先走りの液体が溢れて、丁度よい潤滑油になる。
短い緋袴から見え隠れする足の付け根や、淫らな女陰は、彼の烈情を刺激した。
「そうだっ……はぁっ、いいな。やはり女の柔らかな太ももと膝裏は。足の裏も堪らんが……はぁっ……最高だっ。兄も須佐之男もこの素晴らしさが分からんようだったが。はぁ……くっ、んっ……出る!」
「きゃっ……!」
この癖は、若菜でも理解し難いので彼らが受け入れるのは難しそうだ。
鈴口から、白濁した液体が飛び出して膝裏を濡らすと、少し安堵して体を離した。
若菜は二度も自分の足で果ててしまったのだから、満足しただろうと、恐る恐る月読尊の股間を見る。
しかし、また彼の陰茎はムクムクと反り返り初めている。
若菜は、綺麗な顔に似合わず絶倫な彼に困り果て、ぎゅっと目を閉じた。
「月読尊様、ま、まだ満足できませんか?」
「久々に、俺の理想通りの美脚を持った女神に出会ったせいか、魔羅の調子が良いぞ。しかし、安心していい……これで終わりにしよう」
「ひゃっ……あっ、待って、んっ……あ、あの、あっ……はぁっ、やっ、あっ……!」
月読尊は若菜を抱くと、仰向けにし花弁に陰茎の表面を滑らせ、若菜の太ももを堪能するように挟み付けた。
挿入されると思っていた若菜だったが、この行為の意味が理解できるようになり、少しばかり安堵する。
しかし、月読尊は恍惚とした表情で自分を見下ろして、太ももの感触に酔いしれているようだった。
美しい顔からは、想像できないような月読尊の足への偏愛は、狂気さえ感じてしまうほどで、若菜の背中に冷たい汗が伝う。
「若菜姫、お前の女陰の腟内に入れば最後。まともでいられる男は少なそうだ。俺は平穏を望む故、そうはなりたくない。俺には、この柔らかな太ももがあればいい。そして女陰の表面だけでも、甘露で……素晴らしい……はぁっ……」
「あっ、んんっ、あっ、はぁっ、あっあっあっ、擦れちゃうっ、んんっ、あ、ああっ、あんっ、ゃっ」
愛液で濡れた薄桃色の花弁の溝に陰茎を滑らせると、愛液が絡まる淫靡な音が響く。
心とは裏腹に快楽を感じてしまっていた若菜は、ぎゅっと目を閉じて白衣を噛む。
月読尊は、濡れた花弁の表面に陰茎の段差を擦り付け、太ももの間に竿を抜き差しすることに耽っていた。
花芯に陰茎が当たると、ヒクヒクと若菜の入口が物欲しそうに震えているのがわかる。
「くぅっ……! んっ、ふっ、いやぁっ、はぁぁっ、――――ッッ! んんっ、んぅっ………んふっ、はぁっ……んん、はぁっ、あっ」
「おお、気をやったか。はぁっ……滑りやすくなって良いぞ。はぁ……っ。しかしそのように可愛い顔されては、挿れるか挿れまいか迷うなぁ」
月読尊は、白衣の袖を噛んで我慢しながら達する若菜を、楽しげに見つめた。
陰茎の先端を入口でグリグリと押し当てて、挿入するふりをしては、悶える若菜をからかう。
とろとろの愛液が溢れる様子に喉を鳴らし、ぐにゅり、と第一関節まで亀頭を挿入した。
若菜はいやいやと頭を振ったが、淫らに入口が波打って、月読尊の先端を吸い込もうとする。
「ぐっ、これは恐ろしい……。先端が少し入っただけで、吸引されそうだ。やはり、やめておこう……。怖い怖い。はぁっ、男に挿入されたくないなら腟内の疼きに、一生耐えるべきだなぁ。そして、第六天魔王への愛とやらを貫け」
「んっ、んふっ、はぁっ、あっ、ぅぅ、もう、早く果ててくださっ、はぁっ……あっ、あんっ……花芯が、感じて、いやぁあ、あ、ああっ、――――ッッ!」
月読尊が入口から陰茎を抜くと、再び女陰の表面と太ももに擦り付けるように動く。
また頭が真っ白になって背中を反らせる若菜の腹に、ようやく達した月読尊の白濁した液体が飛び散った。
月読尊は、額の汗を拭うと、若菜の腹にぶちまけられた白い液体を綺麗に拭き取る。
だが、何度も絶頂に達したはずの若菜の腟内は蠢いて、陰茎を欲している。
それを悟られぬように唇を噛んで体を起こすと巫女服を整えた。
月読尊も呼吸を整えると、漆黒の狩衣を整え冷たい美貌を取り戻して、口端で笑う。
「若菜姫、お前は疼きを我慢しているようだな? 良いものがあるぞ。おい、牛角の張形を待ってこい」
『はい。月読尊様』
女性の神使が持ってきたのは、地面に直立できるように作られた牛角の張形だった。
不本意ながら、若菜の腟内はまだ疼きを感じていて、必死に落ち着かせようとしているのを、月読尊に見破られていた。
月読尊は、丁寧にそれを箱から取り出すとゆっくりと畳に置く。
「私に何をさせる気ですか? 大丈夫です、しばらく時間がたてば、体も落ち着きますからっ。あれで月読尊様が満足したのなら、もう……」
「それでは辛かろう? あの天鬼たちの手を逃れて、第六天魔王を探すほど愛しく思うなら、奴を思って自慰すればいい。愛とやらの強さを見せれば、若菜姫が知りたい情報を教えてやってもいい」
月読尊の個人的な性癖なのか、それとも歪んだ配慮なのか。
用意された張形を使うようにと有無を言わせないような視線で、若菜を見つめる。
人前で自慰をするなど辱めには違いないが、知りたい情報、という言葉に若菜は反応して彼の言葉に従うことにした。
最愛の義弟を思って、自慰をするならまだ良い。それに若菜の膣内はまだ疼いて、火照っている。
「分かりました……。この上に乗ればいいんですね? んっ……ふぁっ、やぁんっ……!? や、や、何? 熱い……はぁっ、んっんっ、やぁぁんっ!」
若菜は、緋袴をめくり上げ愛液で濡れそぼった膣口に、張形の先端を添えるとゆっくりとしゃがむ。
硬いとばかり思っていたそれは、人肌のように温かく、若菜の腟内で本物の陰茎のように形を変えた。
「俺にも情けはある。その弁天の張形は、使った女が思い浮かべる理想の魔羅になるらしいぞ。第六天魔王でも、前世の恋人の安倍晴明でもいい……二人の陰茎でも思い出して、思う存分淫らに乱れればいい」
「はぁっ……はい。なに、これっ本当に……あっあんっ、やぁっ、朔ちゃんっ……晴明さまっ……んっ、あっあっあっ、はぁっ、やぁ、あっ、ひぁ、あ、ああっ、硬い、奥まで来ちゃう、あっ、好きっ、あっ、だめぇっ」
朔の大きな陰茎と、晴明の陰茎の硬さが混じり合ったような感覚がする。
若菜が恥じらいながらも、快楽を貪るように腰を動かすと、神使に持たせた酒を飲みながら、月読尊は淫らな自慰の様子を鑑賞していた。
天魔界で腰を抱かれて、朔に下から雄々しく突き上げられたことを思い出すと、段々と興奮して淫らに腰を動かした。
「あっあっあっ、好き、朔ちゃんっ、晴明さま気持ちいいっ、あんっ、はぁぁっ、あっ、あうっ、ひっあ、凄いそこ、グリグリ好きっ、気持ちいいよぉっ……あっ、んっ、やぁぁんっ」
「最愛の男を思って、自慰する女神を見るのは実に楽しいなぁ。美脚が隅々までよく見えるのもいい……。肉棒が愛液塗れだぞ。さぁ、見守ってやるから、何度でも絶頂に達すればいい」
ぱちゅん、ぱちゅん、とぶつかり合う淫らな音が結合部から鳴り、若菜の愛らしい亀裂が偽物の陰茎を包み込んで、締め付けていた。
若菜は切なく甘い声を出しながら、腰を動かして快楽を貪る。
月読尊が言う通り張形は、どんどんと形を変えて、幻覚まで見えてきた。
そしてそこにないはずの朔の手が、花芯を撫で、腟内を貪るように動いているような錯覚さえ覚えてしまう。
背後から、晴明に乳房を揉まれ、晴明の陰茎まで腟内に挿入されている感覚がして喉の奥で掠れた嬌声をあげる。
腟内に二本差しするのは生まれて初めての経験だった。
見えない朔の両手で両腕を捕まれ、突き上げられ、背後から晴明に擦られると、頭が真っ白になって何度も絶頂に達してしまう。
子宮口の入口付近を先端で擦り、朔が普段の行為中でするように腰をくねらせると、若菜は激しい快楽に、背中を反らせて絶頂に達した。
「あっ、イクッ、だめ、晴明さまっ、イクッ、はぁぁ、朔ちゃんいっぱい出してっ、腟内に朔ちゃんを子宮に染み渡らせてっ……あっ、――――ッッ!」
不思議なことに、造り物の張形が脈打って、まるで晴明と朔の精液が混じり合いながら腟内に放出されたのように、温かいものが流れ込んできた。
若菜はそのまま後ろに倒れ込んで、勢いよく花弁から抜けた張形の先端は糸を引いている。
愛液と精液に塗れ、栗の花の香りが立ち込めた。
「見入ってしまったぞ、若菜姫……。張形と予想以上の同調率だな。もしかすると、第六天魔王も安倍晴明も今頃、お前と同じように果てているかもしれん」
若菜の、薄桃色の花弁の奥に蠢く蜜壺を堪能するように、月読尊は指をバラバラに動かして愛でていた。
第六天魔王への愛情を示す若菜に、月読尊は興味がなさそうに鼻で笑い、若菜の甘い嬌声を楽しんでいる。
漣のように震えて締め付ける極上の腟内に魅了され、中指と人差指で、ぐにゅぐにゅと若菜が快感を強く感じる場所を探り当てては、そこを意地悪に愛撫する。
すると、若菜は堪らず絶頂に達して、キラキラと光る愛液を飛び散らせた。
立ち込める清浄の気と、甘い華のような香りに月読尊は、ほぅ、と吐息を漏らして微笑む。
そして果汁のような愛液に濡れた指をうっとりと舐めると、若菜の無垢な霊気が彼の喉を潤した。
「こんなに早く気をやってしまっては、夜伽の相手を喜ばせるだけだぞ。さぁ……今度はお前の番だ、若菜姫」
「私の……はぁ、はぁ……番」
「はぁ……そうだ。想像するだけで気をやりそうだ。そこに座って、足の裏で俺の魔羅を擦って欲しい。両足で手淫するようにな」
月読尊は、今まで以上に目を輝かせ狩衣から陰茎を取り出すと、その場でごろりと寝転がる。
若菜は、白衣をたぐり寄せ呼吸を整えると、めくり上がった緋袴のスカートを下ろした。
そして困惑し、戸惑いながらも彼の足の間にちょこんと座る。
「あの、足の裏って……本当に大丈夫なんですか? その、傷付けてしまいそうで怖いのですが」
「大丈夫だ、構わないぞ。俺は何度も経験してこの良さを知っている。少しくらい痛くとも、若菜姫の美しい足なら興奮するな。それに足で魔羅を擦られる時に見える、慎ましい女陰も絶景だ」
「は、はい……。月読尊様がこれで満足してくれるなら」
若菜は足の裏で陰茎を擦ったことはない。
だが、月読尊の特殊な性癖なら、本当に足の裏で、陰茎を擦っただけで満足してくれそうな気がする。
若菜は足の裏で、月読尊の陰茎を包み込む。
両足で、交互に擦るように動かすと、月読尊はだんだんと吐息を漏らした。
若菜の両足が動く度に、緋袴から濡れた陰裂が見え隠れして、非常に淫靡だ。
「はぁ……っ、お前の足の裏は滑らかで気持ちがいいな、若菜姫……んっ、はぁ……よ、良い。こう俺の腹に擦り付けるように、足の裏でやってくれまいか、はぁっ……そうだ」
「は、はい……あ、あの、こうですか?」
月読尊に言われるがまま、彼の魔羅を腹部に押し上げるようにして、両足の裏で擦り付ける。
先走りの液体が、若菜の白い指と足の裏に絡みついてきた。
若菜が足を動かすたびに、にゅるにゅるという淫らな音がして、思わずほんのりと若菜の頬が赤らむ。
冷静に考えれば、八百万の中でも天照大御神や須佐之男と並ぶ、有名な柱の一人である月読尊の陰茎を、裏切り容疑をかけられた新米の女神が足で扱いているなんて、不敬も甚だしいだろう。
「あ、あの……私、本当にこんなことをして大丈夫なんですか? い、痛くないか心配で」
「はぁ、俺から出ている先走りの液体が見えないか? んっ……最高だぞ。気性の荒い女神に踏みつけられるのもいいが、お前のように……はぁっ……何も知らない大人しい性格の女に……はぁっ、撫でられるのもいいな、んんっ、指の間で亀頭を撫でてみるんだ」
興奮したように呻く月読尊の亀頭を指の間で挟むと、すでに先走りの液体でぬるぬるになった陰茎の全体を撫でる。
陰茎の根元から亀頭の段差まで扱くと、低い呻き声と共に、とうとう我慢できず先端から白濁液が飛び散った。
若菜の白い足が精液に塗れると、月読尊はさらに興奮したように、陰茎を勃起させる。
「はぁ……、若菜姫。俺に尻を向けて膝裏に魔羅を挟むんだ。お前の膝も太ももも同時に味わいたい。手を添えて擦りつけるように、そうだ」
「は、はい……こうですか?」
若菜は後ろを向くと、膝裏と太ももの隙間に陰茎を挟んだ。そのまま背中を反らして手で陰茎を押し付けると、挟んだまま足を動かす。
羞恥に頬を染める若菜を見ながら、月読尊は膝裏と太ももの感触に、吐息を漏らして快楽を享受していた。
膝裏から亀頭が顔を出し、扱かれていくと先走りの液体が溢れて、丁度よい潤滑油になる。
短い緋袴から見え隠れする足の付け根や、淫らな女陰は、彼の烈情を刺激した。
「そうだっ……はぁっ、いいな。やはり女の柔らかな太ももと膝裏は。足の裏も堪らんが……はぁっ……最高だっ。兄も須佐之男もこの素晴らしさが分からんようだったが。はぁ……くっ、んっ……出る!」
「きゃっ……!」
この癖は、若菜でも理解し難いので彼らが受け入れるのは難しそうだ。
鈴口から、白濁した液体が飛び出して膝裏を濡らすと、少し安堵して体を離した。
若菜は二度も自分の足で果ててしまったのだから、満足しただろうと、恐る恐る月読尊の股間を見る。
しかし、また彼の陰茎はムクムクと反り返り初めている。
若菜は、綺麗な顔に似合わず絶倫な彼に困り果て、ぎゅっと目を閉じた。
「月読尊様、ま、まだ満足できませんか?」
「久々に、俺の理想通りの美脚を持った女神に出会ったせいか、魔羅の調子が良いぞ。しかし、安心していい……これで終わりにしよう」
「ひゃっ……あっ、待って、んっ……あ、あの、あっ……はぁっ、やっ、あっ……!」
月読尊は若菜を抱くと、仰向けにし花弁に陰茎の表面を滑らせ、若菜の太ももを堪能するように挟み付けた。
挿入されると思っていた若菜だったが、この行為の意味が理解できるようになり、少しばかり安堵する。
しかし、月読尊は恍惚とした表情で自分を見下ろして、太ももの感触に酔いしれているようだった。
美しい顔からは、想像できないような月読尊の足への偏愛は、狂気さえ感じてしまうほどで、若菜の背中に冷たい汗が伝う。
「若菜姫、お前の女陰の腟内に入れば最後。まともでいられる男は少なそうだ。俺は平穏を望む故、そうはなりたくない。俺には、この柔らかな太ももがあればいい。そして女陰の表面だけでも、甘露で……素晴らしい……はぁっ……」
「あっ、んんっ、あっ、はぁっ、あっあっあっ、擦れちゃうっ、んんっ、あ、ああっ、あんっ、ゃっ」
愛液で濡れた薄桃色の花弁の溝に陰茎を滑らせると、愛液が絡まる淫靡な音が響く。
心とは裏腹に快楽を感じてしまっていた若菜は、ぎゅっと目を閉じて白衣を噛む。
月読尊は、濡れた花弁の表面に陰茎の段差を擦り付け、太ももの間に竿を抜き差しすることに耽っていた。
花芯に陰茎が当たると、ヒクヒクと若菜の入口が物欲しそうに震えているのがわかる。
「くぅっ……! んっ、ふっ、いやぁっ、はぁぁっ、――――ッッ! んんっ、んぅっ………んふっ、はぁっ……んん、はぁっ、あっ」
「おお、気をやったか。はぁっ……滑りやすくなって良いぞ。はぁ……っ。しかしそのように可愛い顔されては、挿れるか挿れまいか迷うなぁ」
月読尊は、白衣の袖を噛んで我慢しながら達する若菜を、楽しげに見つめた。
陰茎の先端を入口でグリグリと押し当てて、挿入するふりをしては、悶える若菜をからかう。
とろとろの愛液が溢れる様子に喉を鳴らし、ぐにゅり、と第一関節まで亀頭を挿入した。
若菜はいやいやと頭を振ったが、淫らに入口が波打って、月読尊の先端を吸い込もうとする。
「ぐっ、これは恐ろしい……。先端が少し入っただけで、吸引されそうだ。やはり、やめておこう……。怖い怖い。はぁっ、男に挿入されたくないなら腟内の疼きに、一生耐えるべきだなぁ。そして、第六天魔王への愛とやらを貫け」
「んっ、んふっ、はぁっ、あっ、ぅぅ、もう、早く果ててくださっ、はぁっ……あっ、あんっ……花芯が、感じて、いやぁあ、あ、ああっ、――――ッッ!」
月読尊が入口から陰茎を抜くと、再び女陰の表面と太ももに擦り付けるように動く。
また頭が真っ白になって背中を反らせる若菜の腹に、ようやく達した月読尊の白濁した液体が飛び散った。
月読尊は、額の汗を拭うと、若菜の腹にぶちまけられた白い液体を綺麗に拭き取る。
だが、何度も絶頂に達したはずの若菜の腟内は蠢いて、陰茎を欲している。
それを悟られぬように唇を噛んで体を起こすと巫女服を整えた。
月読尊も呼吸を整えると、漆黒の狩衣を整え冷たい美貌を取り戻して、口端で笑う。
「若菜姫、お前は疼きを我慢しているようだな? 良いものがあるぞ。おい、牛角の張形を待ってこい」
『はい。月読尊様』
女性の神使が持ってきたのは、地面に直立できるように作られた牛角の張形だった。
不本意ながら、若菜の腟内はまだ疼きを感じていて、必死に落ち着かせようとしているのを、月読尊に見破られていた。
月読尊は、丁寧にそれを箱から取り出すとゆっくりと畳に置く。
「私に何をさせる気ですか? 大丈夫です、しばらく時間がたてば、体も落ち着きますからっ。あれで月読尊様が満足したのなら、もう……」
「それでは辛かろう? あの天鬼たちの手を逃れて、第六天魔王を探すほど愛しく思うなら、奴を思って自慰すればいい。愛とやらの強さを見せれば、若菜姫が知りたい情報を教えてやってもいい」
月読尊の個人的な性癖なのか、それとも歪んだ配慮なのか。
用意された張形を使うようにと有無を言わせないような視線で、若菜を見つめる。
人前で自慰をするなど辱めには違いないが、知りたい情報、という言葉に若菜は反応して彼の言葉に従うことにした。
最愛の義弟を思って、自慰をするならまだ良い。それに若菜の膣内はまだ疼いて、火照っている。
「分かりました……。この上に乗ればいいんですね? んっ……ふぁっ、やぁんっ……!? や、や、何? 熱い……はぁっ、んっんっ、やぁぁんっ!」
若菜は、緋袴をめくり上げ愛液で濡れそぼった膣口に、張形の先端を添えるとゆっくりとしゃがむ。
硬いとばかり思っていたそれは、人肌のように温かく、若菜の腟内で本物の陰茎のように形を変えた。
「俺にも情けはある。その弁天の張形は、使った女が思い浮かべる理想の魔羅になるらしいぞ。第六天魔王でも、前世の恋人の安倍晴明でもいい……二人の陰茎でも思い出して、思う存分淫らに乱れればいい」
「はぁっ……はい。なに、これっ本当に……あっあんっ、やぁっ、朔ちゃんっ……晴明さまっ……んっ、あっあっあっ、はぁっ、やぁ、あっ、ひぁ、あ、ああっ、硬い、奥まで来ちゃう、あっ、好きっ、あっ、だめぇっ」
朔の大きな陰茎と、晴明の陰茎の硬さが混じり合ったような感覚がする。
若菜が恥じらいながらも、快楽を貪るように腰を動かすと、神使に持たせた酒を飲みながら、月読尊は淫らな自慰の様子を鑑賞していた。
天魔界で腰を抱かれて、朔に下から雄々しく突き上げられたことを思い出すと、段々と興奮して淫らに腰を動かした。
「あっあっあっ、好き、朔ちゃんっ、晴明さま気持ちいいっ、あんっ、はぁぁっ、あっ、あうっ、ひっあ、凄いそこ、グリグリ好きっ、気持ちいいよぉっ……あっ、んっ、やぁぁんっ」
「最愛の男を思って、自慰する女神を見るのは実に楽しいなぁ。美脚が隅々までよく見えるのもいい……。肉棒が愛液塗れだぞ。さぁ、見守ってやるから、何度でも絶頂に達すればいい」
ぱちゅん、ぱちゅん、とぶつかり合う淫らな音が結合部から鳴り、若菜の愛らしい亀裂が偽物の陰茎を包み込んで、締め付けていた。
若菜は切なく甘い声を出しながら、腰を動かして快楽を貪る。
月読尊が言う通り張形は、どんどんと形を変えて、幻覚まで見えてきた。
そしてそこにないはずの朔の手が、花芯を撫で、腟内を貪るように動いているような錯覚さえ覚えてしまう。
背後から、晴明に乳房を揉まれ、晴明の陰茎まで腟内に挿入されている感覚がして喉の奥で掠れた嬌声をあげる。
腟内に二本差しするのは生まれて初めての経験だった。
見えない朔の両手で両腕を捕まれ、突き上げられ、背後から晴明に擦られると、頭が真っ白になって何度も絶頂に達してしまう。
子宮口の入口付近を先端で擦り、朔が普段の行為中でするように腰をくねらせると、若菜は激しい快楽に、背中を反らせて絶頂に達した。
「あっ、イクッ、だめ、晴明さまっ、イクッ、はぁぁ、朔ちゃんいっぱい出してっ、腟内に朔ちゃんを子宮に染み渡らせてっ……あっ、――――ッッ!」
不思議なことに、造り物の張形が脈打って、まるで晴明と朔の精液が混じり合いながら腟内に放出されたのように、温かいものが流れ込んできた。
若菜はそのまま後ろに倒れ込んで、勢いよく花弁から抜けた張形の先端は糸を引いている。
愛液と精液に塗れ、栗の花の香りが立ち込めた。
「見入ってしまったぞ、若菜姫……。張形と予想以上の同調率だな。もしかすると、第六天魔王も安倍晴明も今頃、お前と同じように果てているかもしれん」
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それではお楽しみください。すずなり。
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