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21 酷い ※
しおりを挟む「失礼なやつだ。まあいい私は寛大だからな。許してやろう。フリーレルそれを綺麗にしておけ。ははははは。」
ラリー殿下は高笑いをしながら部屋を出ていった。
「っ、神子様っ!神子様――っ!!」
俺以上にショックを受けて狼狽えている奴を見て自分の頭の中が冷静になる。
アイツから開放してくれたのは助かったけど、耳元でうるさい。
「はっ、酷い、神子様…」
「見るな、死にたいのかウロタっ!!」
「お許しください、フリーレル様。私は神子様のお身体を見たのではなくお召し物を見たのでございます」
「……そう…か…神子様の治療は私一人で行う。誰もこの部屋には近づけるなっ!!」
「はいっ!失礼します!」
ウロタは言われたとおり魔法で鍵をかけるため急いで外へ走っていく。
「待て、ウロタ!エルと二人で至急選ばれし12人の勇者に今日の祝福の義は中止と伝えよ。」
「分かりました。フリーレル様!」
ドアが閉まるのを確認してエイプが内側からロックをかけた。
「早く中を洗わないと!」
洗うより早く治療してくれ身体中が痛いんだ。
「エイ…プ、痛…い…」
「ええ、わかってます。アクアクリーン!!」
傷ついた身体の中に冷たい水のドリルが突き刺さる。
「ぐああああっ!!」
なんでなんでっ、助けてくれるんじゃないのか?!
「くっ、こんなにいっぱいっ!! 一度では駄目だ、もう一度です。アクアクリーン!!」
「ぐひぃぃぃぃっ!!」
「まだこんなに残ってる?!どこまで入れたんだ。もう一度、アクアクリーン!!」
「はぐうぅぅぅ……」
同じ魔法なのに昨日とは違う必死の形相でエイプは魔法をかける!!
入っちゃいけないような奥までぐちゃぐちゃに、冷たい水のドリルで洗われて尻の感覚はもうない。
「これでどうですか?もう中に一滴も残ってないですか?私に良く見せて下さい。ふう、やっと綺麗になった。神子様いつから抱かれていたんですか?!なんてひどいことを!私が誰よりも優しく抱いて貴方の初めてをもらうつもりだったのに。」
「助けて…誰か……」
「ええ、助けて差し上げてますよ、神子様。今汚いものを全部洗い流しました。汚された場所はやっと綺麗なりました。今から私の子種を入れて差し上げますね」
「コダ…………入れ…る?…」
「まずは、お身体を治癒いたしましょう。スペシャルヒール」
「っ…………痛くない…元に戻った!」
叩かれた頬も、身体中に付けられたうっ血も、痛みを訴えていた尻と股関節も、全て元に戻った。
「凄いなエイプ……え?」
エイプは手早く服を脱ぐと俺の脚の間に身体を割り入れ、当たり前のように身体をつなげた。
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